このガイドでは、「大学生のうちに留学しよう!」と考えている大学生の皆さんや保護者の方に向けて、大学生だからこそできる留学について文部科学省が発表しているデータとともに解説します。
実際に大学生活が始まると「講義や課題にサークル活動、アルバイトなどで思っていたよりも大学生活が忙しい!」「アルバイトはしているけど、留学できるほどお金に余裕がない!」など、さまざまな理由から留学を悩んでいる方が多いと思います。
ですが 「それでも、留学を諦めたくない!」と考える皆さんのような方に、ぜひ大学生のうちに留学をおすすめする理由があるのです。
卒業して社会人になると、大学生の時にあった春休みや夏休みのように数か月の長期休暇をとることが難しくなります。いつか「大学生のうちに留学しておけばよかった…」と後悔してしまわないように、そして「留学して本当に良かった!」と思えるように、迷ったらまずは実際に動いてみることが大切です。
今回の記事では、 大学生におすすめの留学時期や 留学スタイル、そして気になる 留学の費用など、留学を考えるのに必要な情報を網羅的にまとめています。
まずは留学について情報収集からはじめてみましょう!
目次 |
小中高生、社会人、そして大学生と留学生の数を比べたとき、圧倒的に多いのが大学生です。大学生のうちに留学という選択をする人が多いのはなぜなのでしょう?「大学生のうちに留学した方がいいとはよく聞くけど…」「友達が留学すると言っているけど…」結局留学にどんなメリットがあるのか分からずに行けば、何も得られないまま時間とお金を無駄にしてしまいそうですよね。
そこでこの章では、大学生で留学することのメリットを、文部科学省が発表したデータをもとに定量的に解説していきます。実際に留学を経験した人や企業からの留学生の評価などアンケートに基づくデータで、留学することで何が得られるのかをはっきりさせましょう!
留学すると、日本にいるだけでは知ることができなかった世界中の多様な文化や価値観を知ることができます。それまで自分が常識だと思っていたことが、実は日本や日本人社会だけで通じる常識だったり、日本では非常識だとされる言動が他の国では許されていたり、普段の生活や人との交流から発見することも多いでしょう。
また、留学先の学校では、自分と全く異なる習慣や常識、宗教観などをバックグラウンドに持つ学生達と一緒に授業を受けます。ディスカッションで意見を交換し、自分の考えを主張する経験など多様な観点から成長を実感できます。そして、留学することで自分の価値観や視野を大きく広げることができます。
実際に、「留学経験を通じて特に成長したと思うもの」の質問に、21.4%が「文化の理解」、次いで16.4%が「意見の主張」、12.1%が「ストレス対処」と答えています。留学経験は社会に出たときに必須となる「生きる力」につながることが分かります。
1週間程度の短期留学でも、数か月や年間での長期留学でも、大学生のうちに留学に挑戦することを強くおすすめします!
冒頭でも述べたように、社会人になっても留学できないわけではありませんが、休暇を組み合わせても多くの職種では2週間程度の休暇しかとることができないでしょう。また、退職して留学する場合は、帰国後の再就職活動や転職活動に不安を抱えることも多く、社会に出てから留学することは少なからずプレッシャーになります。
一方、大学生は高校生や未成年での留学のように滞在や行動に制限がかからないケースが多くなります。春休みや夏休みなどの長期休暇をフル活用して、1~2カ月ほどの短期留学で語学力をブラッシュアップしたり、半年~1年間ほど休学をして長期留学に挑戦した
りすることも可能です。
そして、この留学経験で得たさまざまなものが社会に出てからも多方面で活かされる場面が多いことが、留学経験者のアンケート結果から分かります。
留学するために留年や休学をすることは就職活動には不利なのでしょうか?
答えは「No!」です。
ここでは、企業側の留学生に対する認識についてご紹介します。
「トビタテ!留学JAPAN『長指数分析』結果によると、7割以上の企業採用担当が「留年や休学は採用においてマイナス評価にならない」と回答(前年比0.8%増)していて、約6割の企業が「留学経験者を今後積極的に採用していきたい」と回答しています。
また、6割以上の企業が「留学中の学生のための選考における配慮(オンライン面接・採用時期の変更)を実施・強化したい」と回答(前年比4.4%増)するなど、大学生の留学や留学経験者に対する理解が進んでいることからも、留学経験者を積極的に採用する企業が増えていることが分かります。
そして、海外留学経を経験した大学生の83.6%が「留学経験が就職活動に良い影響を与えた」と回答していることからも、大学生のときに留学することは将来に深く影響していることが分かります。
実際、企業側は留学を経験した大学生にどのようなことを期待しているのでしょうか?
それは、こちらのグラフ(資料「学生の考える“留学で得たこと”と、採用担当の“留学で得てほしいこと”」)を見てみましょう。
アンケート結果によると、企業の採用担当も学生も「何事にも挑戦するチャレンジ精神」、「コミュニケーション能力」、「広い視野で物事を捉える力」をトップ3に選んでいます。
この「チャレンジ精神」「コミュニケーション能力」「広い視野」「自分の意見を伝える」などは、昨今の幼児教育でも注目されている偏差値やIQなどの数値では測ることができない社会で生きていくために重要な能力の「非認知能力」だと言われています。
留学することで外向性や協調性などのスキルや能力を育むことが十分に期待できます。
さまざまなメリットがある留学ですが、大学生が留学するスタイルは目的によってさまざまです。ここでは大学生におすすめする留学スタイルを3つご紹介します。
「留学は期間が短いと意味がないのでは…」と思っていませんか?
1週間程度の短期留学であったとしても、日本とは全く違った環境に身を置いて勉強して生活することはとても良い刺激になります。現地で新しく出会う人達と交流し、異文化を肌で感じる経験をすることで、その後の英語学習や海外に対する興味、モチベーションを高めることにつながります。
短期留学は、語学力を向上させるために「語学学校へ留学する」スタイルが主流ですが、そのほかにも資格取得を目指したり、現地のカルチャーを体験したり、目的や興味・関心によってさまざまなスタイルがあります。海外での貴重な経験と語学力の向上は大きな魅力です。
短期留学なら、アルバイトや学校を長期にわたって休むこともありません。また、留学にかかる費用の心配もだいぶ少なくなります。
また、「長期留学を考えているけれど、海外生活には色々と不安がある」という方にも、留学先でのお試し滞在や長期留学の予行演習として短期留学を経験してみることをおすすめします。
短期留学最新完全ガイド(メリット、費用、おすすめ国)
大学生の長期留学も目的によってさまざまなスタイルがあります。
一般的には、学生ビザが必要な3カ月以上の留学をさすことが多いです。短期留学よりもさらに「語学力の向上」や「海外の文化に深く関わり視野を広げる」「専門分野を勉強する」など、目的や興味・関心にあった留学の選択肢の幅が広がります。
休学して一年間海外の大学へ留学し復学する場合は、海外の学校での単位を日本の大学に移行して進級できる「認定留学」や学校内で募集される「交換留学」などがあります。
在籍する大学によって休学中の取り扱いはさまざまですので、留学を検討しはじめたら学内の留学相談窓口や学生課で手続きなどの問い合わせをしておきましょう。
在学中の留学をきっかけに、海外の大学で卒業を目指す大学留学(正規留学)や、大学卒業後の「大学院留学」などを検討する人もいます。
【顧客満足度96%】スマ留の長期留学
現地企業で就労体験ができる実践的な「インターンシップ留学」や、現地の孤児院や小学校訪問や現地NGOの活動に参加するような「ボランティア留学」、学生ビザのなかで有給インターンシップに挑戦できるカナダの「Co-op留学(Cooperative education)」や「ワーキングホリデー」などがあります。
インターンシップ留学やCo-op留学では、プログラムに参加するためにある程度高度な英語力が必要になります。英語力に自信がないような場合は語学留学にオプションとしてつけるプランや「ワーキングホリデー」がおすすめです。
ワーキングホリデーは対象国や年齢は限られますが、仕事をして滞在資金を補いながら最長1年間、海外での生活を体験できる制度です。就学・就労・旅行など対象国で自由に生活することができるのが魅力です。年齢や就学期間に制限などがあるので希望する場合は確認しましょう。
また、カナダの「Co-op留学(Cooperative education)」は、現地で有給インターンシップができるプログラムで、学生や社会人を中心に注目の留学スタイルです。
Co-op留学では専門のコースを英語で学ぶため高い英語力が求められます。そのため、はじめに現地の語学学校で英語をブラッシュアップしてから参加される方も多いです。
スマ留のワーキングホリデー(ワーホリ)
スマ留のCo-op留学(Cooperative education)
留学の準備を始めるタイミングは、留学期間によって異なります。例えば、短期留学は3〜6か月前から、長期留学は半年〜1年前からの準備がおすすめです。より留学生活を充実させるためにはしっかりと計画しましょう。
留学に興味が湧いてきたら、まずは情報収集からはじめます!留学の目的、どの国で勉強したいのか、自分にとって興味や関心のある分野、留学で達成したい目標を明確にしながら調べましょう。
留学の目的や目標が明確になれば、国や学校の情報を集めていきましょう!
「留学について、より多くの情報を効率的に集めたい!」と思う方には、留学エージェントでカウンセリングを受けてみることがおすすめです。留学経験のある専門のカウンセラーが、最新情報や経験からのアドバイスを教えてくれます。留学カウンセリングは無料のエージェントが多く、「留学説明会」を開催しているエージェントもあるので、ぜひ情報収集に活用してみましょう。
ここからは、留学までの流れを時期ごとにステップでまとめていますので、参考にしてみてください!いつ留学するかによってやるべきことは変わりますが、留学したい時期が迫っている方は急いで準備を進めてくださいね。
・留学の目的を明確にして、どのような留学(短期・長期など)をするのか決める
・留学相談、カウンセリング、説明会などを活用して情報を集める
・留学する大学や語学学校(またはプログラム)を決める
・語学スコアが必要な場合は取得する
・現地で必要な語学の勉強を開始する
・出願に必要な書類などの準備
・出願/申し込みをする
・パスポートの申請
・留学費用の支払い
・滞在先の確保、手配
・在籍している大学内、学校内での手続き
・ビザ(VISA、査証)申請
・航空券手配
・海外留学保険加入
・クレジットカード、デビットカードの準備
・荷物の準備、パッキング
・スマホ、SIMなど通信アイテムの準備
・予防接種
・国内の学校、役所などの手続き
大学生が留学するおすすめのタイミングは、ずばり「就職活動に影響しないタイミングで帰国できる」時期です。
つまり、短期留学では大学1年生から3年生の「夏休み」「春休み」、中・長期留学では「大学2年生~3年生前期」にかけてのタイミングがおすすめです。
遅くとも大学3年生の間に帰国できるように計画を立てておくことで、留学後に焦ることなく留学経験を活かした就職活動に臨むことができます。
短期でも長期でも、期間は問題ありません。留学経験は、自分の可能性や視野を広げるために最良な選択ですので、タイミングを逃さずに挑戦することをおすすめします!
その1 留学先に日本人留学生(または日本人旅行者)が多い
長期休みを利用して留学するのは、大学生だけでなく小学生や中高生、そして社会人やリタイア世代も多くいます。留学だけでなく、日本人旅行者の姿も多くみかけることでしょう。
せっかく海外にいるのに、日本人留学生や日本人観光客に出会う頻度がどうしても増えてしまうシーズンだということを理解しておきましょう。
対策としては、語学学校への留学や語学力を向上させるために留学する場合は、日本語で話す機会を減らして留学生活を送るように心がけましょう。
あらかじめ日本人比率の少ない学校や地域を選択したり、「EOP(母国語禁止)ルール」のある学校を選んだりすることをおすすめします。万が一、日本人留学生が多い環境であっても「EOP(母国語禁止ルール)」のある学校なら効率的な語学力の向上が十分見込めます。
その2 人気の学校やプログラムの申し込みが早期で終了してしまう
夏休みや春休みは、大学生や社会人からの申し込みが殺到します。人気校の場合は入学を希望しても、問い合わせた時点で定員がすでに埋まってしまっていたというケースも少なくありません。
そのため、申し込みが集中する夏休みや春休みの留学は、半年以上前から(遅くとも3カ月前までに)手続きを進めるように心がけましょう。早めの手続きでスムーズに準備をすすめられます。
ここでは、大学生の春休みについて、おすすめの留学先もあわせてご紹介します。
新生活に向けて「春休みの間に自分磨きやスキルアップしておきたい!」と考える人や、「春休みを有意義に過ごしたい」と考える人には「春休みの留学」がおすすめです。
1カ月以上の留学を考えるとしたら「夏休み」を利用するのもよいですが、実は大学生の春休みも2か月ほどあるので活用しない手はありません。
夏は子どもたちや学生が夏休みに入り、多くの社会人が休暇を取るため、国内外問わず旅行者や渡航者が増えます。夏休みは旅行シーズンなので航空券も宿泊費もピークシーズン料金となりますが、実は春休みのほうが費用を抑えることができます。
大学生の春休みは、一般的に高校や中学の短い春休みに比べて早い時期から始まり、夏休みと同じ2カ月間ほどあることがほとんどです。1月下旬から2月上旬に学年末試験が終わると大学の入試シーズンに入るため、在籍している大学生は念願の春休みが早く始まるのです。
そのため、大学生だけでなく高校生や社会人の留学や旅行者が増える夏休みよりも、航空券などの費用を抑えることができるのです。
多くの大学生は約2ヵ月もある春休みに、どのようなことをしているのでしょうか?
旅行や帰省して休暇を楽しむ人、アルバイトやサークル活動で忙しい人など、さまざまな過ごし方があります。
もし春休みに留学をしていたら、新学年は他の学生よりも大きな差をつけてスタートできると言える理由を紹介します。
留学中は日常生活そのものが普段と違う環境になるので、机上の勉強だけでなく多くの刺激を受けることができます。異文化や新しい環境で奮闘して過ごした経験は、あなたを必ず大きく成長させ視野を広げます。そんな新しい自分になって新学期を迎えることができるからです。学年でスタートダッシュができることも魅力です。
日本の春は、冬の厳しい寒さが終わって日差しも少しずつ暖かくなってきます。花が咲き始めると戸外でも過ごしやすい時期になりますよね。
留学先として人気のアメリカ、オセアニア、ヨーロッパ、東南アジアなどの国々でも、3月頃は極端な暑さや厳しい寒さ、または雨期などでもなく、年間を通して考えると比較的過ごしやすい気候の地域が多いです。地域によって多少の差はありますが、1年の中でも3月頃はおすすめの季節になります。
ここからは、大学生の留学先として人気の3カ国をピックアップしてご紹介します。参考にしてください。
カナダ
カナダは日本と同じ北半球に位置しているため、日本との季節差はさほどありません。日本と同じく四季がある国なので、3月頃はちょうど春を迎える時期です。広大な国土を持つカナダは、地域や季節によってさまざまな魅力があります。
春休み中のカナダは、北海道のようにウィンタースポーツを楽しむことができる地域もありますし、寒さが苦手な方にはバンクーバーやビクトリアなど西海岸が比較的暖かくておすすめです。基本的には日本の冬と同じような服装であれば問題なく過ごすことができますので荷物の準備に衣替えが不要です。
年間留学を検討する場合でも、カナダは降水量が多くないので夏でも湿気が少なくさわやかな気候や気温である地域が多く、日本の猛暑を脱出したい人におすすめの国です。
カナダ|多国籍な人々が暮らす、都市と自然が絶妙に調和した国
フィリピン
世代を問わず語学留学先として人気のフィリピン。マンツーマン授業が中心で英語力の向上が期待できることと、フレンドリーでホスピタリティにあふれた国民性が大きな魅力です。
また、フィリピンの3月は一日を通して温暖で、心地よい暖かさに穏やかに過ごせます。
観光地としても人気のセブ島はこの時期、乾季に入るため留学に最適な季節といえます。平均28度から33度と暑く、マリンスポーツなどのアクティビティを楽しむことができますが、紫外線が強いので日焼け対策は必須です。
夏服で大丈夫ですが、教室をはじめショッピングセンターやレストランなどではクーラーがとても効いているため、肌寒く感じることがあります。夜間は20℃程度になることもあるので、パーカーやカーディガンを1枚持って行くとよいでしょう。
フィリピン|日本から1番近い英語留学ができる国
マルタ
地中海にあるマルタ島は、東京23区よりも小さな国です。マルタは地中海性気候で、季節ごとの天気は日本と少し違います。
11~3月は雨期のため雨具が必要ですが、3月になると日差しが暖かくなってきて、日中は半袖で過ごすことができます。しかし、日が暮れてくると急に肌寒く感じることもあるので、一日の中での寒暖差に注意しましょう。急な冷え込みに備えてパーカーやカーディガンのようなものを持ち歩いておくと安心です。
マルタの夏は日本と同じように暑いものの、日本と違って乾燥しているためジメジメした暑さはなく、ヨーロッパの中でも人気のバカンス地ですのでリゾート気分を楽しむことができます。
マルタ|抜群の治安を誇る、美しい地中海に囲まれた絶景の宝庫
新生活や進級して慌ただしく始まったキャンパスライフが落ち着く夏休み。海外旅行へでかける人もいるかもしれませんが、大学生の夏休みこそ留学に挑戦して欲しい理由があります。
ここでは、夏休み留学のおすすめポイントと大学生に人気の留学先をご紹介します。
留学先として人気の南半球にあるオーストラリアやニュージーランドでは、日本とは季節が逆になるので、日本の夏休みは現地の「冬」にあたります。南半球を留学先に選ぶと、猛暑日が続く日本の暑い夏から脱出することができるのです。そのため、暑さが苦手な人には南半球の国々への夏休み留学がおすすめです。
例えば、南半球に位置するオーストラリアは広大な国土なので、地域によって気候が変わるため、日本と同様に寒い冬を過ごすエリアもあればオーストラリア中部・東海岸の都市のように冬でも気温が10度前後の日が多くなるエリアもあります。寒さが苦手な人にもウィンタースポーツが好きな人にもおすすめの国です。
多くの大学では前期と後期の2学期制を採用しています。それぞれの学期ごとに試験やレポートなどの課題を出して成績評価が出るので、学期ごとに授業は完結します。そのため、高校生と違い夏休みに宿題や課題が出されることはほぼありません。
多くの学生は前期試験が終わると長い夏休みに入ります。取っている科目によって夏休みのスタートはそれぞれ異なりますが、宿題や課題に追われることなく留学に専念することができるのでおすすめです。
世界の多くの国々では9月入学が主流です。日本のように4月入学の国は少数派です。
大学生の長期留学先として人気のアメリカ、カナダ、イギリス、フランスなどで9月入学を採用しています。
一般的に、長期留学の準備期間は1年程度前から始めると良いと言われています。もし希望する留学先が9月入学の場合は、前年度の夏休みに短期留学にチャレンジするメリットが多数あります。
具体的には、長期留学を計画する前年度の夏休みに、留学を希望する国や地域へ実際に短期留学をして、現地の文化や習慣を知っておくのです。同時に、語学力を伸ばしたうえで長期留学に挑戦することができます。
短期留学の経験を活かして長期留学に挑戦することは、留学を成功に導くための最高の準備といえるでしょう。
ここからは、大学生の留学先として人気の3カ国をピックアップしてご紹介します。参考にしてください。
オーストラリア
南半球に位置するオーストラリアは日本と季節が逆になる多文化・多民族国家です。
気さくでフレンドリーな国民性が魅力で、初めての海外でも他の国に比べて馴染みやすいと感じる人が多いと言われています。
留学生に対する制度が充実していて、手厚いサポートが受けられる体制が整っています。留学期間や留学スタイルの選択肢も広いため、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合ったスタイルを選ぶことができることもオーストラリアの魅力です。
オーストラリア|壮大な自然と近代都市。留学生に優しい国
アメリカ
北はアラスカ、南はフロリダやハワイなどの50の州で形成されるアメリカ。
「人種のるつぼ」と呼ばれるように、異なる文化や多様性を持っていることが特徴です。さまざまな想いや背景を持った人々が集まり、経済をはじめあらゆる分野で世界をリードしています。
アメリカ留学では、日本とは180度異なるようなカルチャーや価値観、多様性を尊重する精神に触れることができます。英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験が期待できます。
アメリカ|経済・ファッション・エンタメなどあらゆる分野でリードしている、世界の中心地
イギリス
英語発祥の地として、歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリス。
古い伝統を守りながらも、常にファッション・アート・音楽など最先端の文化を世界中に発信している国です。
英語教育にも長い歴史と定評があり、語学学校の質や教育レベルは世界的に高く評価されています。また、イギリスで話されている上品なクイーンズイングリッシュは、アメリカンイングリッシュとはまた違う魅力にあふれています。
イギリスからヨーロッパ諸国へも簡単にアクセスできるので、留学中に近隣ヨーロッパ諸国を訪問する留学生も数多くいます。
イギリス|独自の伝統と最先端の文化を融合した、英語発祥の地
ここからは、気になる留学費用について「短期留学」「ワーキングホリデー」「長期留学」の一例を紹介します。留学時期によって航空券代や滞在費など値段が変動しますので、あくまでも参考としてご覧ください。
短期留学は「語学留学」が主流になりますので、語学力の習得を目的として海外の語学学校へ留学する場合についてご紹介します。
語学学校ですが世界各国にあります。自分が学びたい言語を公用語としている国や滞在したい国など、自分の希望や目的、予算にあった複数の選択肢から選ぶことが可能です。
ここでは、留学先として人気の「アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリス・フィリピン・マルタ」の一般的な語学学校に通い「英語」を学ぶ留学にかかる費用の概算をご紹介します。
紹介する金額はあくまで目安となり、現地での過ごし方や渡航時期によっても大きく変わってきますので、実際に準備をする際に費用の相場についても調べるようにしましょう。
1ヶ月 | 3ヶ月 | 半年 | |
アメリカ | 30-50万円 | 60-120万円 | 150-250万円 |
オーストラリア | 20-40万円 | 50-80万円 | 160-180万円 |
カナダ | 30-50万円 | 50-80万円 | 90-150万円 |
イギリス | 20-40万円 | 60-80万円 | 100-150万円 |
フィリピン | 15-35万円 | 40-70万円 | 70-140万円 |
マルタ | 20-40万円 | 70-160万円 | 150-300万円 |
※学費、滞在費、航空費用を含む場合の費用概算となっています。
※上記金額に、生活費は含みません。
※国によってはハイシーズン料金を含む概算です。
観光や就学はもちろん「就労」もできるワーキングホリデー制度は、年齢制限や制度が適用される国は限られていますが、現地で働きながら学ぶことができる魅力的な留学スタイルです。
ここでは、英語を学ぶことができる国として人気のある「オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス」の4カ国について、1年間のワーキングホリデーで滞在した際の実際の留学費用についてご紹介します。
学費は語学学校に3ヶ月~それぞれの最大就学期間通った場合の金額です。渡航費、保険料、ビザ費用が含まれます。また、給料は各国の最低賃金で9ヶ月間、1日6時間×週5日間働いた場合の税金を引いた金額です。1年間のワーキングホリデーで必要な額として支出合計から▲給料を引いた金額で算出しています。
オーストラリア | カナダ | ニュージーランド | イギリス | |
滞在費 | 65-90万円 | 60-90万円 | 60-100万円 | 70-100万円 |
生活費 | 50-70万円 | 45-60万円 | 50-70万円 | 66-72万円 |
学費 | 27-40万円 | 24-48万円 | 24-48万円 | 45-180万円 |
諸経費 | 32-45万円 | 40-50万円 | 20-44万円 | 30-52万円 |
▲給料 | 約136万円 | 約103万円 | 約123万円 | 約98万円 |
合計 | 約74万円 | 約106万円 | 約83万円 | 約211万円 |
※学費は語学学校に3ヶ月~それぞれの最大就学期間通った場合の金額です。
※諸経費には渡航費・保険料・ビザ費用が含まれています。
※▲給料は9ヶ月間各国の最低賃金で1日6時間×週5日間働いた場合で、税金を引いた金額です。
※1年間のワーホリで必要な合計金額は支出の合計から▲給料を引いた金額です。
一般的に長期留学は数カ月~1年、又はそれ以上の留学をさします。留学先は学位取得を目指す大学留学(正規留学)、年間の語学留学など一般語学から専門分野まで内容は多岐にわたります。
ここでは、大学留学で人気の高い「アメリカ・オーストラリア・カナダ・フィリピン・イギリス」の5ヵ国について1年間滞在した場合の費用をご紹介します。
一般的に「正規留学(大学留学)」は、海外の大学への進学・卒業(学位取得、資格取得など)を目的とした留学のことを指します。語学留学やワーキングホリデーとは違って、長期滞在が前提で複数年にわたる場合もあるので総合的な費用が高額になります。
アメリカ | オーストラリア | カナダ | フィリピン | イギリス | |
滞在費 | 60-100万円 | 60-90万円 | 60-90万円 | 12-36万円 | 70-100万円 |
生活費 | 60-120万円 | 50-70万円 | 45-60万円 | 36-60万円 | 65-75万円 |
学費 | 300-450万円 | 230-300万円 | 220-350万円 | 230-300万円 | 300-400万円 |
諸経費 | 23-60万円 | 34-47万円 | 21-45万円 | 24-52万円 | 30-53万円 |
合計 | 440-730万円 | 370-510万円 | 345-550万円 | 300-450万円 | 465-630万円 |
どのような留学スタイルでも、渡航に必要な往復の渡航費用やパスポートの取得費用は必須です。学校に支払う費用としては、入学金や授業料、教材費、プログラム参加費用などになります。留学期間や留学先、留学スタイルなどによって学費や授業料は大きく変わります。
また、ホームステイやシェアハウス、学生寮など滞在方法の選択肢によっても費用に違いが出てきます。一般的に経済的な方法は学生寮やシェアハウスに滞在することですが、ホームステイの場合は食費が含まれるので総合的にみると割安になる場合もあります。外食費が高い国や地域もありますので、自炊することも生活費の節約になります。
そのほか、留学期間によってはビザの申請代、必要書類の作成費用、渡航前健康診断費用、海外留学保険料なども必要な留学経費です。留学費用は国や都市、エリアによっても大きな差が出ます。留学先を決める時には、現地の平均的な生活水準の相場を調べて予算と合わせて検討することが重要です。
ここでは、スマ留の留学プランについてご紹介します。
スマ留では、気軽に留学してみたい方におすすめの「スマ留ライト」と、英語学習サポートが充実した「スマ留スタンダード」の2つの料金プランがあります。スマ留スタンダードプランには「オンライン英会話」と「英語学習アプリ」を利用した6か月間の英語学習サポートが付いているので英語力を高めたい方に特におすすめです。
渡航先と留学期間(最短1週間~)を決めれば、シンプルで明確なパッケージ料金が提示されます。このパッケージ料金には、航空券や海外留学保険など含まれていないので自由に手配が出来るため、ディスカウントチケットなどを賢く利用して渡航費を抑えることができます。パッケージ料金なので、最初に提示した費用に加算されることはありません。
あれもこれもと追加されて予算を超えてしまうような不安がないのは大変魅力ですね。
スマ留料金プラン
時間に余裕がなくなる社会人ではなく、大学生だからこそできる留学があります。
「英語力を向上させたい」「異文化の地での生活を経験してみたい」「就活前に留学して自分を成長させたい」など、大学生の留学には様々な目的と留学プランがあります。
社会人になってからは長期休暇が取ることが難しく、留学したいと思ってもスケジュールを調整することは難しくなります。
「留学はしたいけれど、休学や留年せずにみんなと一緒に卒業したい!」という場合でも、1週間や1ヶ月でも短期留学はできます。まずは一歩踏み出してみることをおすすめします!
「何から始めればいいかわからない」という場合はぜひ、スマ留の無料留学説明会を受けてみてください。経験豊富な留学カウンセラーが、あなたの理想の留学を実現するためにお手伝いいたします。
留学を検討中のあなたに、少しでもこのガイドが参考になっていれば嬉しいです。