Life is long if I do nothing, but short if I do something!!

PROFILE

名前あん
ご職業社会人
留学先南アフリカ留学 (ケープタウン)
留学期間3週間
語学学校Cape Studies Language School
渡航時期2024年1月

INTERVIEW

留学をしようと思ったきっかけを教えてください。

仕事で英語が使えたら世界が広がると思っていた矢先、コロナ禍でオンライン仕事が増え、オンライン英会話を継続して2年が経ちました。
そんな中、実践が必要だと思い短期留学を検討し始めたことがきかっけです。

渡航先を南アフリカに決めた理由を教えてください。

実は南アフリカ一択でした。
北米やフィリピン、欧州はプライベートや仕事で行ったこともありましたし、できるだけ日本人が少ない環境がいいとも思っていたからです。

また以前、マンデラ氏の自伝を読んで感銘を受けていました。イーロン・マスク氏の故郷でもあり、南アフリカに興味を抱いていたというのがひとつの前提です。

ただし一番のきっかけは適切な「時差」があったからです!
私は会社経営をしているので、仕事を長期で休むことが難しく、仕事をしながら(ワーケーション)、留学もしたいと考えていたこともあり、時差が7時間の南アフリカはベストでした。

留学前、何か不安なことはありましたか?不安があった中、留学を決意した理由を教えてください。

直前に宿泊先を変更をしたため、学校の近くからバスで20分の所になりました。この点は正直不安でした。

しかし考え方を「遠くなった」ではなく、「学校に通うまでの時間も現地にふれる機会が増えた」と考えようと切り替えました。
逆に言えば、それ以外はさほど不安はありませんでした。

なんせ同じ地球!南アフリカ出身のイーロン・マスク氏が「火星に行く」と言う時代なのですから、あとは何とかなるだろうという気持ちでした。

留学前、南アフリカ留学に対してどのような印象をお持ちでしたか?

アフリカ大陸自体まだ足を踏み入れたことがなかったので、アジア人はほとんどいないのだろうな、貧富の差が大きいのだろうな、治安はよくないのだろうな、物価は日本より安いのだろうなという印象を抱いていました。

実際に渡航してみて、渡航前の南アフリカ留学の印象と変わりはありましたか?またそれはどんな点ですか?

両面ありました。
まず、人種比に関しては、留学先は40名ほどがレベル別で5~6クラスに分かれていましたが、1割は日本人。思ったより南アフリカも選ばれているのだと驚きました。ただし街中ではアジア人はほとんど見かけず、日本国内では味わえないマイノリティーを実体験しました。

貧富の差はまさに想像通りでした。
貧富の差が「見えない」日本と比べ、はっきり「見える」国でした。
日本でもなかなか見たことのない港付きのとんでない豪邸もあれば、空港周辺はスラム街。
ホームレスも常に視界に入る状況でした。

治安は正直、明らかに詐欺らしい方や物売りの方から声をかけられることもありましたが、はっきり断ったり相手にしなければ、日本とさほど変わらないと思えました。
世界中のどこにいても、自分の身は自分で守らなければならないのは同じだと思います。

物価は意外に日本と変わらない水準でした。
南アフリカの食事はMacDonaldひとつとっても日本とほぼ同じ価格帯です。
トイレットペーパーなどの日用品は日本より少し高いくらいかもしれません(トイレットペーパー4ロールで50ランド=400円くらい)。

いずれにせよ、イメージは所詮イメージであることを痛感しました。

平日の1日のスケジュールを教えてください。また、放課後や休日はどのように過ごしていましたか?

❶0時起床
❷2~8時オンラインで日本の仕事
❸登校
❹9~13時語学学校
❺下校、昼食
➏15~17時自由時間
❼17~24時(睡眠
という生活でした。
睡眠時間も確保できていますし、治安の関係で夜で歩く必要もなかったので、時間を有効に使えました。

休日は二回だけでしたので、フルに観光に使いました。
マンデラ氏の足跡をたどるロベン島ツアー/テーブルマウンテン/喜望峰とペンギンツアー/巡回する観光用シティバスで街中巡り/ウォーターフロントでショッピングなどです。

特にアフリカ大陸最南西端の喜望峰は、インド洋と大西洋を同時に眺められて最高でした。
野生のペンギンも可愛かったですが、陸で歩いているペンギンは衝撃でした(ペンギン=氷と一緒というイメージが砕かれました)。
その他ダチョウやオットセイなどの野生動物にもたくさん出会うことができました。ツアーは現地でネットで探して手配しました。

クラスメートは「ワイン蔵巡り」をしている方が多かったようです。
南アフリカのワインはおいしいことで有名です。
また私はテーブルマウンテンにケーブルで上がりましたが、登山したというクラスメートもいました。レンタカーして海に出かけたという方もいましたよ。海山両方あるのも素敵ですね。

今回通った語学学校(Cape Studies Language School)はいかがでしたか?

先生は南アフリカ、ジンバブエの方々で英語も聞き取りやすかったですし、教え方も上手でした。私は4名の先生にお世話になりましたが、事務の方も先生もみんなフレンドリーで、生徒が40名ということもあり、どなたも生徒の名前を全員覚えていてくれる感じでした。

とにかくクラスメイトの多様さは抜群です。
私は中級で8名クラスでしたが、同じクラスには16才のフランス人や65才のドイツ人など世代も多様、欧州からが一番多かったですが、南米はブラジル、アフリカ大陸からはアンゴラ(公用語はポルトガル語)、そしてガボン(公用語はフランス語)、さらに大学4年生の日本人…と教室の中で世界旅行をしているかのようで本当に楽しかったです。ここが南アフリカ留学の一番の良さかも知れません。

友達と休憩時間にする雑談がとても英会話の実践に繋がるので、8名クラスはちょうどよい人数でした。

さらに、校舎がとにかくお洒落。
学校というより家という感じ。とにかくアットホームで、入学の際に自分用の学校ロゴ入りマグカップとTシャツが貰えるのですが、仲間だと言われた気がして嬉しかったです。毎日、そのマグカップでコーヒーを飲んでいました。お湯は随時自由に使えましたし、15ランド(120円)で飲める本格的なコーヒーサーバーもありました。冷蔵庫も皆さん、自由に共有して使っていました。

過ごしたのはたった三週間でしたが、みんなの前で修了式を行ってくれました。手渡された証書には、具体的な英語の評価などを記載していただいていて、先生たちが個別に生徒を見ていてくれたことがよくわかりました。2~3分のショートスピーチは緊張しましたがよい経験でした。中には1年という長期の方もいますが、長期も短期も一緒に学べる仕組みを構築しているのが素晴らしいと思います。

今回滞在した学生寮はいかがでしたか?

直前で寮が変更になりました。理由は私は仕事の関係で一人部屋を望したのですが、それだと料金が二倍になってしまうとのこと。同じ料金で一人部屋を確保するには、徒歩圏内からバスで20分になるけれど、どうするかと確認がありました。

なんとか価格維持をしてくれようとした姿勢に感謝しつつ、調べたら徒歩で40分だったので、最悪あるけばいいやと受け入れました。結果的には大正解でした。

一人部屋でキッチンもシャワーもついている点が完璧でした。
Wifiもかなり安定していて、日本のオンライン仕事にも支障はありませんでした。

また、入口にはいつも警備員の方が24時間座ってくれていましたし、彼らもフレンドリーでした。

一週間に一度、清掃とシーツ・タオル交換をしてくれるのですが、とてもきちんと清掃してくれていました。仕事で北米のホテルに宿泊したら、言わなければ清掃はおろかタオル交換もしてくれない場合も経験してきましたが、日本の清掃と変わらないくらいシャワー室までしっかり掃除されていました。

学校から遠くなったかわりに、ケープタウンの街のど真ん中という立地で、スーパーや飲食店が周りにたくさんあり、たまにバスではなく敢えて徒歩で帰りながら、街を楽しむこともできしました。バスは片道100円しないくらい安いです。

留学中一番印象に残っている出来事を教えてください。

たくさんありますが、ただ日々のクラス、クラスメートや先生とのやりとりが印象に残っています。

クラスメートが「みんなで食べよう、私、みんなが大好き」とチョコを買ってきたり、先生方が全員にピザを差し入れしてくれたこともありました。日本ではない光景ですよね。
授業の後にみんなで分けて食べましたが、おいしかったです!

また、授業中に大きな蚊が教室に飛び込んできて、追い出すのに一苦労したとき、みんなで大騒ぎしながら(先生が虫が嫌いだったらしく「追い出して~」とパニックになりました)、なかなか出ていこうとしない蚊に対して、「一緒に授業受けたいんだよ」とみんなが大笑いしていたのがとても楽しかったです。

大きな円卓で全員の顔がいつも見える環境もよかったのかもしれません。

何人かのクラスメイトとは今もWhatsAPPでつながっていて(Lineの世界版みたいなもの)、やりとりをしています。*WhatsAPPは事前にダウンロードしていくことをお勧めします。

留学をして成長した点や変わった点がありましたら教えてください。また今後、留学を活かしたいことや将来の夢がありましたら教えてください。

これまでも「英語は手段、あくまで自分の目的を達成するためのツール」と思ってはいたものの、多様なクラスメートとのかかわりを通じて、その思いを新たにしました。
いっぱいいっぱいでしたが、楽しかった!その分、ヒアリングの力があがった気がします。

また、良くも悪くも改めて日本という国を客観視することができ、その点でも仕事の厚みが増した気がします。いい意味の危機感も得ました。己を知りたければ、己以外を知ることですね。
夢をさらなる計画にします!

今留学を検討している方へメッセージをお願いします。

留学のタイミングはそれぞれだと思いますが、思い立った時がタイミングです。
私が修了式のスピーチで言った言葉「Life is long if I do nothing, but short if I do something!!」は、まさに留学を検討している人へのメッセージだと思います。

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