【SDGsを考えるinセブ島】フィリピンのリアルに触れて日本人として気づいたこと

PROFILE

名前Jessica
ご職業高校生
留学先フィリピン留学 (セブ島)
留学期間1週間
語学学校IDEA CEBU
渡航時期2022年7月

INTERVIEW

スマ留の中高生留学プログラム「SDGsを考えるinセブ島 2022」の参加を決めた理由を教えてください。

1年間の留学をしようと計画していましたが、その前に短期間の海外生活体験をしたいなと思っていました。「SDGsを考えるinセブ島 2022」への参加を決めたのは、フィリピンであれば日本から近く、費用も抑えられるためです。また、フィリピンという地域性が、SDGsプログラムに合っていると思ったからです。

留学エージェントとしてスマ留を選んだのは、webサイトを見て、とても魅力的に感じたからです。

実際に行ってみて、フィリピンのどんなところが魅力だと感じましたか?

現地の英語の先生がとてもフレンドリーで、かなり楽しく勉強できたことが、フィリピン留学の魅力だと思います。
それと、ビーチの海が本当にきれいで感動しました。

名前までは覚えてないのですが、ビーチには3人乗りのカヤックがあり、とても楽しかったです。数カ所にきれいなプールが配置されているのも、よかったですね。ご飯もとても美味しかったことを覚えています。

プログラムの中で特に印象に残った、SDGs活動をお選びください。また、その理由も教えてください。

墓地スラムや海上スラムなど、実際にスラムに足を運べたことは、私にとって忘れがたい思い出となりました。
今もまぶたを閉じると、私たちを歓迎してくれた子供たちの飛びきりの笑顔が蘇ります。
本当の幸せとは何だろうかと、深く考えさせられました。子供たちの笑顔がいつまでも絶えないことを願うばかりです。

語学学校や宿泊先はいかがでしたか?

平日のスケジュールは、6時起床/8時〜11:50勉強/13:00 アクティビティ/18:00自由時間、といった感じです。

休日は特別に何かをしたわけではなく、休息にあてていました。

語学学校は先生方やスタッフさんたちがとても優しくて、すごく満足しています。どのスタッフさんも笑顔でHelloと声をかけてくれたのが、うれしかったですね。

授業では先生方の教え方が、とてもわかりやすかったです。英語が苦手な私ですが、それでも先生方は私が何を伝えたいのかを一生懸命理解しようと努めてくれたので、安心して思いついた英語を口にできました。私の拙い英語でも通じたことは、大きな自信になりました。また、日本好きな先生が多くて、日本の話でよく盛り上がりました。

宿泊先では寮のご飯が結構油多めで、私にはキツかったです。
また、日本に比べると水圧に問題があるようで、シャワーの威力が少し弱く、友達が出た後すぐにトイレに入ると水が流れないことも多々ありました。
週2回のランドリーサービスは、とても助かりました。

今回参加したアクティビティツアーの感想をお聞かせください。

今回の活動に組まれていたスラム訪問が、印象深いですね。私が知らない本当の貧困を、まざまざと感じることができました。自分としては留学前よりも視野が広がり、成長できた気がします。

今回の留学を通して、一番印象に残っている出来事を教えてください。

野良猫は日本でも見かけることがありますが、たくさんの野良犬を目にしたことには驚きました。でも、とてもおとなしかったです。人の往来が激しいにもかかわらず、道のど真ん中で寝だしたときはびっくりしました。

留学を通して、成長した点や変わった点がありましたら教えてください。また将来の夢がありましたら教えてください。

渡航前はスラムは「辛いところ・怖いところ・不幸せなところ」と思い込んでいましたが、実際に三カ所のスラムを訪ねてみて、そうした考え方が偏見に過ぎないことを初めて知りました。スラムの子供たちはみんな弾けんばかりの笑顔を向けてくれて、怖いと感じることなどまったくありませんでした。自分が今生きている世界だけが普通で、他は異常と決めつけるのは間違った考え方なのだと教えられました。貧しくても、彼らは日本人以上に幸せを感じて暮らしているのかもしれません。

9日間だけの短い体験でしたが、日本で過ごす9日間よりも、はるかに長く感じられる貴重な体験ができたことに感謝しています。今、留学しようかなと考えている方は、ぜひ思い切って挑戦してみてください。留学中はもちろん辛いこともあるとは思いますが、終わってみれば絶対に良い思い出になるはずです。