ようこそ、想像の向こう側へ

PROFILE

名前natsuki
ご職業社会人
留学先ニュージーランド留学 (オークランド)
留学期間6週間
語学学校Auckland English Academy
渡航時期2024年02月

INTERVIEW

留学をしようと思ったきっかけを教えてください。

単刀直入に言うと「夢を探しに行くためです」

僕には人に語れるような夢がありませんでした。
高校3年生の時、周りはみんな「○○になりたい」「○○に就職したい」といってほとんどが大学に進学していきました。
僕も真似事はしてみましたが、やはり本意ではなかったようで上手くは行きませんでした。
目の前には浪人の二文字。
先生たちは「いい大学に入れば安定したいい未来がある」と口を揃えて言うけれども、興味・関心のないことに1年という時間を再び費やすことが僕にとって耐え難いものでした。
だけどこのまま何もしないのを許さない自分もどこかに居て「自分が興味のあることはなんだろう?」ひたすら自分に向き合っていました。

ある日ふと幼き日々を思い出しました。
毎日がワクワクとドキドキで山に駆け込んだり、海に飛び込んだり、公園に遠足に行くだけでも楽しかった。

「なぜ??」

そこには常に未知の世界が広がっていたのです
これだと僕は確信しました。
じゃあ今の自分にとって未知の世界って?
目を向けたのは水平線の遥か向こう側。
そこには自分が想像すらできないような世界がいっぱいに広がっていました。
もちろん勉強せずに何やってるんだとか遊びに行くだけだろとかたくさん非難も受けました。
それでも当時の自分には未知なる世界で夢を探すことが確かに必要で、今でも決断したことに後悔はありません。

留学エージェントとしてスマ留を選んだ理由を教えてください。

決断したものの、パスポートすら持っていなかった自分にとって初めて1人で海外へ行くだけでももかなりハードルの高いものでした。
なので短い期間ですが語学留学という形を選び、留学エージェントに頼ることにしました。

色々なサイトで比較し価格とサポートのコスパでスマ留に決めました。

渡航先をニュージーランドに決めた理由を教えてください。

直感です。(笑)
あるとすれば父が昔にNZに行ったことがあると言っていたので、他の国よりは馴染みがあったのと、調べた結果語学学校のコスパがいいことがわかったので決めました。
それに僕は渡航時期を航空券の安い1〜2月に決めていたので、この日本でいちばん寒い時期はNZでは夏に当たります(正確には晩夏)。
寒いのは苦手だったので、それも良かったです。

留学前、何か不安なことはありましたか?不安があった中、留学を決意した理由を教えてください。

やはり円安による留学のパッケージ費用が膨らむこと、外国での物価高がかなり心配でした。特に僕は費用をローンで支払ったので円安の影響をかなり受けたと思います。
(支払い期間中に円安が進む可能性があるため)
生活費は見積もりの3倍くらい準備していきました。

それでも留学を決意したのは、「予測不可能なものに代価を」という感じでしょうか(笑)
費用が高くつくからと言って諦める理由にはなりませんよね。

実際に渡航してみて、ニュージーランドの魅力はどんな点だと感じましたか?また、渡航先のおすすめの観光スポットを教えてください。

ニュージーランドではまず圧倒的なスケールの自然に驚かされます。
日本では絶対に見ることのできない景色ばかりです。
暑い日で30度に届かないくらいですが、湿度がかなり低いので体感はとても涼しいです。
何より空気がとても綺麗なので近郊でも場所によっては夜に綺麗な星空が見れたりしますし、海がどこでもエメラルドグリーンなんです。
ビーチも都会から近いところにもいっぱいあって、行こうと思えば毎日泳げちゃいます。

そして国土は日本の約3/4であるにもかかわらず、人口はなんと日本の1/25(約500万人、東京都は1300万人)なので基本的に街も混雑することがなくとても過ごしやすいです。
とはいえ僕の滞在していたオークランドCBD(Central Business District:街の中心部)はニュージーランドNo.1の都市なのでレストラン、カフェ、スーパーなど基本的になんでもあり生活に困ることもほぼありません。

大学も近くにあり学生も多いので現地の人との交流もとても盛んです。
食で言えば、コーヒー、アイスクリーム、フィッシュアンドチップス、サーモン、などがとっても美味しかったです。

僕の滞在していたオークランドでバスや徒歩で行ける範囲でたくさん観光地があります!
・Mt.Eden
・One Tree Hill(Cornwall Park)
・Devonport
・MissionBay beach
・Auckland Zoo
などなど、全て書くとキリがないくらいのたくさんのスポットがあります。
自然が豊かなニュージーランドならではの絶景と体験を楽しんでください!

番外編ですが、お金に余裕のある人向けに僕が行ったオークランド以外の都市の紹介です。

・Tauranga(タウランガ)
オークランドCBDから200km南にある入り組んだ港町です。
ホリデーハウスが並ぶ穏やかな街並みでその海岸線の景色と海の綺麗さには圧倒されました。
Mt.Maunganuiからの眺めも絶景でした。
ナイトマーケットも開催されるそうです。
僕は知り合いがいたので訪れた町ですが、観光だけだと少し物足りないかもしれません。

・Rotorua(ロトルア)
観光地として有名な湖の町です。
温泉、アクティビティ(ルージュ・ジップライン・スカイスイングetc)、景勝地(間欠泉・マオリ族の遺跡)、レストランと充実していて1番楽しいのは間違いなくここでした。
僕はホビット村のツアーとセットで行きました。
現地のローカルバスの運行数が少ないため移動に苦労することもあるかもしれません。

・Taupo(タウポ)
ニュージーランド最大の湖がある街で、大自然を活かしたアウトドアアクティビティが盛んです。
ハイキングにバンジージャンプ、スカイダイビング、サイクリングなど何でも楽しめます。宿も街に多く、モールや飲食店もたくさんあり、世界的に知られている飛行機のあるマクドナルドでも有名です。
観光地化しているものの移動手段はほぼ皆無なのでタクシーかシェアライドのみとなります。
全てに関して言えることですが、予め回るルートを決めておくのがおすすめです。

都市間の移動には長距離路線バスのInterCityを利用しました。
安いときを狙うとかなりお得に旅ができます。
が、安いのにはそれなりの理由(遅延や早発などのトラブルもしばしば)あるので何かあった時に自分で対応できる必要があります。

平日の1日のスケジュールを教えてください。また、放課後や休日はどのように過ごしていましたか?

6:30/起床
7:00/朝食
7:30~8:00/準備
8:15/登校
8:30~12:30/授業
13:00~13:30/昼食
14:00~17:00/放課後アクティビティor勉強
17:30~18:30/家事
19:00/夕食
~22:00/自由
22:30/就寝

休日は基本的にずっと観光に行っていました。
平日にはできないようなオークランドを離れた遠出など1泊2日で行くこともありました。ホームステイとは違い休日の予定を制限なく自由に組めるのもシェアハウスの魅力の一つですね。
他にはルームメイトとパーティーをしたりすることもありました!

今回通った語学学校(Auckland English Academy)はいかがでしたか?

少人数制クラスでの授業なので、クラスメイトとはすぐに仲良くなれます。
先生との距離感も近く、分からなかったことはその場ですぐ質問できて何より全員の理解度をしっかり把握しながら授業を進めてくれます。

授業中には各々の国の文化やその違いについて話し合ったり英語以外のことも多くを学べました。
立地もオークランドの中心部で徒歩10分圏内にカフェやレストラン、スイーツ店も数多くあるので休み時間や放課後にみんなで寄って楽しんでいました。

強いて言うなら階段が狭いのとトイレが少なくいつも混雑していたので、そこは改善の余地ありかと思います。

今回滞在したシェアハウスはいかがでしたか?

立地と過ごしやすさです。
どの語学学校からでも徒歩で通学可能です。
夜も特に騒がしいことも無く治安も良かったので安心して過ごせました。
門限もありません。

集団生活なので仕方のないことのかもしれませんが、宿泊先の独自ルールが多すぎて不便を感じることもありました。
その上守らなければ罰金などもあり少しやりすぎかなという印象です。
そして雨の日はWiFiや通信環境が不安定になります。

留学前後で英語力はどのように変わりましたか?留学前後で比較をして教えてください。

ニュージーランドに着いた時にまず税関の英語が聞き取れず、答えることすらできなくてとても悔しかったのを今でも覚えています。
それから6週間後、帰る時には空港や機内でのコミュニケーションもとてもスムーズにできてあの瞬間はすごく成長を感じました。

もちろん同じ滞在期間でも個人差はあり、ほとんど英語が身につかず帰る人だっていますし正直結構多いと思います。

大事なのはたくさん失敗すること、そして日本人同士で過ごしすぎないことです。
失敗した場面では印象に残って同じミスをしなくなるし、どうしても日本人といると英語を話す機会は少なくなり身につきにくいです。
もちろん観光しに留学来たって人は全然気にしなくて大丈夫です!

留学中一番印象に残っている出来事を教えてください。また、留学をして成長した点や変わった点がありましたら教えてください。

宗教観の違いがとても印象的でした。

何度か現地で日曜礼拝に参加しました。
日本人は無宗派の人が大半なので「宗教」と聞くとどこか怪しい、危ないとかネガティブなイメージを持つことが多いと思いますが、それは一部だったり最も古典的な話で今となってはそのあり方はとても多様化していました。

例えば教会でお昼にフリーランチをしていてそこが地域で繋がる場だったり、大学の中にunichurchというコミュニティがあり普通の講義室で礼拝を行ったりしていました。
礼拝といっても堅苦しいものではなく、大勢の学生が集まりスーツ姿の教授が前で聖書の内容を読み解き議論したりと大学の講義のようでした。
賛美歌の演奏もギターやドラムを使ったまるでバンドのようなとてもカジュアルなものです。
そういった一見、日本では宗教的で特別に見られるような行事も現地の生活では普通に日常生活の一部です。
みんなが熱心なクリスチャンでもなく後のパーティーが楽しみだからなんて人も全然居ました。
そういう場に参加すると現地の学生とも仲良くなれたりするので僕個人的にはおすすめです。

自分の知らなかった世界をその目で見て、感じて様々なことが肌感覚でわかりました。

成長した点としては生活スタイルの違いだったり英語の語感、現地の実際の雰囲気など知識として知っていても経験しないとわからないことが結構たくさんあり、それが少しつかめた気がします。
価値観や自分の世界は広がるのではなく自分で行動して広げていくものです。
もっと色んな世界を見てみたくなったし海外でもなんとかやっていける自信がつきました。
将来は海外で働いて暮らすのが今の僕の夢です。

今留学を検討している方へメッセージをお願いします。

もしも今あなたが留学に行くかを悩んでいてこれを見ているなら、一度留学した自分を想像してみてください。

できましたか??

大丈夫です。
あなたが今思い描いたような自分には100%ならないし、想像できなくても全然OKです。
なぜなら知らない世界を経た自分を今のあなたが完璧に想像することはできないからです。
予測不可能なんです。

大人になるにつれ、知らないことは必然と減っていくし逆に知らないものは怖いものとして遠ざけるようになります。
そうして自らの可能性を減らし続けていった結果が自分の知る世界が全てだと信じて止まってしまいます。
ただ、想像を超えた経験が必ずあなたを強く優しくします。

留学に行きたいって言うだけの人はたくさんいるけど、実際に行くのはひと握りでほとんどは調べることもしません。
ここまでたどり着いたあなたはすでに昨日予測できた自分を遥かに超えているはずです。

そして大切なのは「留学に行きたい理由」じゃなく「行った後のあなた」です。
だって行かなくたって行きたい理由はいくらでもつくれます。
「行った後のあなた」にこそ留学の意味ががあります。

さあこれを読む前のあなたにはもう戻れません!

ようこそ、想像の向こう側へ。