留学が成功するコツは事前準備を徹底的にやることです

PROFILE

名前大谷 俊
ご職業大学生
留学先アメリカ留学 (ロサンゼルス)
留学期間4週間
語学学校California Language Academy-Los Angeles
渡航時期2024年3月

INTERVIEW

留学をしようと思ったきっかけを教えてください。

私は生まれてからこれまで海外に行ったことがありませんでした。どこかで行きたいとは思っていながらなかなか踏み切れずにいましたが、社会人になるとまとまった時間が取りづらいと思ったので、思い切って大学の春休みの4週間を利用して語学留学することを決意しました。

私が留学を志したのは、海外で異なる文化や価値観を学ぶこと、また英語に囲まれた環境で生きた英語を勉強しようと思ったからです。
海外へ観光という形ではなく数週間現地の人と同じように生活をしてみることで、異なる文化や価値観を学びそして日本との違いを考えることで、自分自身の考えが成長して視野が広がることを期待しました。

また、私は英語ができることの憧れ、将来役に立ちそうという思いから独学で約一年ほど英語学習をしていました。
しかし、日本での勉強といえば資格試験や洋画などを通した勉強しかできず生きた英語を学ぶのはなかなか難しいと感じていました。
私は大学2年生の時にTOEICで795点を取得しましたが、英会話が壊滅的でほとんどできない状態でした。
そこで全てが英語の環境に身を置くことで自分の英語力、特に英会話力が向上してくれることを願って留学を決意しました。

留学エージェントとしてスマ留を選んだ理由を教えてください。

私は人生初めての海外だったので、不安なことや質問したいことが数多くありました。そういう面で迅速かつ丁寧に対応してくれるかを重視してエージェントを決めようと考えていました。
私はエージェントを選ぶ際に、5社ほどメールやLINEでやり取りしたりオリエンテーションに参加しましたが、その中でもスマ留の対応が丁寧で、私が質問してもすぐに返信をくれたりととても印象が良かったです。
さらに他社に比べて留学費用をかなり抑えることができそうだったので、そこまで迷うことなくスマ留に決めることができました。
料金体系が国と期間ごとにパッケージ化されているので単純でわかりやすく、余分な追加費用がかかる心配がなさそうで安心できました。

渡航先をアメリカに決めた理由を教えてください。

私の中で海外といえば欧米のイメージがあったこと、アメリカ英語を中心に勉強していたことから渡航先はアメリカに決めました。
日本では寒い地域に住んでいるので、毎日が温暖な環境で過ごしてみたいという思いからアメリカの中でもロサンゼルスに決めました。
友達がサンフランシスコに住んでいたのも理由の一つです。

留学前、何か不安なことはありましたか?不安があった中、留学を決意した理由を教えてください。

留学費用は決して安いものではなかったので、支払い手続きやお金周りのことが不安でした。
また、ホームページや自力でインターネットで調べ切ることができない語学学校やシェアハウスの内情、現地生活での不安がたくさんありました。

様々な不安があったが、その都度LINEで質問して対応してもらえました。
細かい質問にも真摯に対応してくれたり、質問以外でも役に立つことを追加で教えてもらえたことでほとんど不安は無くなりました。

実際に渡航してみて、アメリカの魅力はどんな点だと感じましたか?また、渡航先のおすすめの観光スポットを教えてください。

日本では毎日天気の変化がして寒暖差も激しいことが多いですが、ロサンゼルスでは毎日のほとんどが晴れで気温も暖かかったのでとても過ごしやすかったですし、観光している時に天気の心配をする必要がないのが良かったです。
遊びに行く時にはハリウッドやサンタモニカをはじめとした有名な観光地がたくさんあったので退屈せずに楽しめました。
ロサンゼルスはバスや地下鉄といった交通機関が発達していて運賃も安いので、車を持っていなくてもいろいろな観光地に行くことができて良かったです。

観光スポットは サンタモニカビーチとグリフィス天文台がおすすめです。
サンタモニカビーチは日本では考えられないほどのスケールがあり、壮大で圧倒されました。
特に夕焼けが本当に綺麗で感動したのを覚えています。
グリフィス天文台は様々な映画の舞台となったことのある観光地です。
昼夜共に景色が本当に綺麗で、昼は青空の下で山々の景色を楽しみハリウッドサインを間近で見ることができ、また夜に訪れると一変してロサンゼルスの美しい夜景を一望することができます。グリフィス天文台に行くなら日没から夜くらいの時間帯がおすすめです!

平日の1日のスケジュールを教えてください。また、放課後や休日はどのように過ごしていましたか?

7時起床/ 8時〜13時語学学校/ 13時〜18時昼食、観光/ 19時〜夕食、談笑、映画鑑賞/24時就寝。
休日は同じ語学学校の人やルームメイトと観光したり、一人で図書館に行ったり、スケボーしたりといろいろな過ごし方をしました。
ある程度有名な観光地を回ったら、時間帯や行く人を変えて同じ観光地の2週目に挑戦したり、現地の人向けのような少しマイナーな観光地に行けたりしたのが楽しかったです。
また、私は現地の人っぽいことをしたいと思っていたので、スケボーを購入して公園や道路を滑ったり、市民図書館によく出向いてロサンゼルス現地の人と一緒に本を読んだり勉強をすることもありました。

今回通った語学学校(California Language Academy-Los Angeles)はいかがでしたか?

CLAは比較的小規模な学校だったので、学校全体としてアットホームでフレンドリーな雰囲気があり、教師陣と生徒の距離感が近くて接しやすかったので学校にすぐ馴染むことができました。
私が学校へ行くと、毎日元気いっぱいな挨拶を交わして気持ち良い気分で1日を始めることができました。

授業に関しては、英語を使った会話力やコミュニケーション力が伸びるような内容だと感じました。
座って先生の話をずっと聞いているという日本の英語教育のような感じではなく、グループやクラス間でのディスカッションが主体だったので話さなければどうしようもならないような状況が多く英語を通したコミュニケーション力が身につきました。
私のクラスではボードゲームだったり、絵やジェスチャーで単語を推測するゲームなど授業中に英語を使ったゲームをする機会が多かったので楽しく学べました。
英会話があまりできなかったので最初のうちは会話にあまり入れなかったのですが、このようなゲームを通してみんなと楽しい時間を共有することで、自分の中の恥ずかしさや緊張感のようなものが薄れていき10日ほど過ぎた頃には授業中に自分の意見を発言する機会も増えました。

アクテビティの頻度はクラスごとに違うのですが、私のクラスはかなり多い方で2週に一回のペースでビーチに行ったり、バスケットボールをしに行ったりしました。
生徒がこの日にどこかへ行きたいという旨の話を先生にすれば基本的にOKをもらえ、クラスでどこに行くか、何をするのかをみんなで話し合いました。

不満点として、施設の共有スペースを拡充して欲しいと思いました。
休憩時間はみんな同じなので共有スペースを使いたいと思ってもすでに誰かが使用中という状況が多かったです。

今回滞在したシェアハウスはいかがでしたか?

私が住んだシェアハウスは学校から徒歩5分くらいの所にあったので通いやすかったです。
また、スーパーや飲食店、その他日常生活に必要なものを変える場所が全て近くに揃っていたので本当に便利でした。
シェアハウスの生活は門限や厳しい決まりはなく楽しく生活を送れました。
キッチンの使用、洗濯機の使用などシェアハウス内の設備に関しては自分が使いたいと思った時間にいつでも使えたので本当に助かりました。
守るべきルールやちょっとしたお願い事は、その都度私より先に住んでいた人に優しく教えてもらえました。
シェアハウスで一緒に映画鑑賞や談笑をしたあの時間が自分の英会話力向上に最も役に立ったと感じています。
何をするにも基本的に制限がなく、留学期間でいろいろな人間と仲を深めることができたシェアハウスは自分にとって本当に有意義なものとなりました。ホームステイを選んでいては味わえなかった数々の体験ができたと思います。

シャワーの水圧が弱かったので改善して欲しいと思いました。
自分は途中から頭を洗うときは蛇口を使って洗っていました(笑)
また、学校やスーパーなどが近くにある反面、ハリウッドやグリフィス天文台などロサンゼルスで有名な観光地からは距離が離れているものが多く、帰りの時間を考えると休日や学校が終わった後など観光地をいくつも回れる余裕がなかったことが残念でした。

留学前後で英語力はどのように変わりましたか?留学前後で比較をして教えてください。

私は留学前にTOEICや洋画を通して英語の勉強をしていたので、英単語やリーディングにはそこそこの自信がありました。
しかし、英会話教室やオンライン英会話などに取り組んだことがなかったので英会話は自己紹介がギリギリできるくらいの酷い状況でした。
留学をして最初の1週間くらいは会話のほとんどが「OK」と「Thank you」で構成されてました(笑)
しかし、授業やルームメイトとの会話を通してあいづち表現だったり、会話中によく出てくる表現を少しずつ学び、自分の会話の中に取り入れられるようになりました。
4週間が経とうとしていた頃にはわからないから黙っているということは少なくなり、自分の意見も簡単な文で付け加えながら会話を楽しめるようになりました。海外観光、日常生活を送る上では問題ないくらいの会話力が身について嬉しかったです。
TOEICはリスニングの点数が伸び悩んでいたのですが、日本に帰国してから試しにTOEICのリスニング問題を解いてみると留学前よりも解きやすくなったなと感じました。留学前にTOEIC795点を習得しましたが、耳が慣れているうちにもう一度頑張って勉強をして860点を目指そうと思います。

留学中一番印象に残っている出来事を教えてください。また、留学をして成長した点や変わった点がありましたら教えてください。

ルームメイトや語学学校の友達といろいろなとこに出かけるのも楽しかったのですが、一番印象に残っているのは授業を含めた語学学校での生活です。色々な状況や取り巻く環境が日本とは全く異なり、本当に刺激的な毎日を送ることができました。

日本にいる時との差を一番感じたのは、秀でた部分や目立った部分があればそれらを積極的に誉めてくれることです。
私は英会話はできなかったものの、なんとか自分の得意な英単語や文法で積極的に発言して授業に参加できるよう頑張ろうと心がけていました。
その頑張りを教師やクラスメイトに気づいてもらい誉めてもらうことが多くてすごく嬉しかったです。
会話部分は他のクラスメイトと比べて劣っていたものの、その部分をどうこう言われたことはなかったですし、マイナスなことを言われる心配がなかったので安心して向上心を持って毎日の授業に励むことができました。
日本にいるときは自分の主張や意見を通すことだったり、長所をアピールしたりすることになんとなく後ろめたさを感じて自分自身セーブしていたことが多かったのですが、留学中は自分の全てを相手にぶつけても全く嫌な顔をされないでむしろほめられました。
日本で生活をしているだけでは到底できないようなこの体験は私の一生の宝物になりました。

留学を通して一番変わったのは、笑顔が増えて自分に自信が持てるようになったことです。
いつもニコニコしていてポジティブな人間に囲まれて4週間過ごしたことで、周りの人に影響されて笑顔が増えて思考もポジティブなものになっていきました。
自分の考えをを話しても基本的に肯定されて誉められることが多かったので自己肯定感が上がり、もっと頑張りたいという気持ちを留学前以上に持てるようになりました。

また、留学中は人種や国籍が違う人々、日本人でも自分とは全く違った人など実に色々な人に出会えたことで自分の長所や短所、性格などの自分自身に関わることがよくわかりました。
自己理解のやり方の一つに自分と他者を比較するというやり方があると思います。これは優劣を比較しろと言っているのではなく、自分がこのように考えたときに相手はどのようなことを考えているのか、ある場面で取った行動が自分や相手でどのように違ってくるのかを比較しながら考えるということです。留学中は色々な人々に出会えたので比較できる対象と比較できる機会がたくさんありました。
さらに、日本にいる時とは違って自分とは明らかに違うものを持つ人間が多かったので自分との違いが明瞭でわかりやすかったです。
留学を通して「自分ってこんな人間だったのか」ということがはっきり自覚できました。

この留学期間中のセンセーショナルな体験の数々から得た良い考え方や行動を今一度振り返って、日本でもできることがあればそれらを実践しつつ、視野を広げてやってみたいことや挑戦してみたいことに意欲的に取り組んでいきたいと思います。

今留学を検討している方へメッセージをお願いします。

短期留学や語学留学は意味がないという意見を見かけますが、私はその意見に反対です。
何しろ自分の周りの人間や環境が全く違うので、たった数週間であろうが間違いなく自分の考えや性格に変化が現れます。
毎日普通に暮らしているだけで何かしらの発見がありその度に嬉しくなるし、自分の成長を感じることができて本当に退屈しません。
留学中はまさに「生きているだけで偉い」状態であり、日本にいた時には意識できないレベルの不安や悩み事から解放されることでありのままの自分に出会えることができると思います。

また、英語学習に関しても短期留学を経験する価値は大いにあると思います。
数週間で英語力が飛躍的に伸びるわけがないという意見には私も賛成ですが、海外でしか学べないことはたくさんありますし、何より留学を経験したことによるその後の英語学習におけるモチベーションアップにつながることは間違いありません。
あまり日本で英語を勉強してこなかった人にとってこれらはすごく価値のあるものになりますし、日本でも英語学習を結構やっているという人にも良い気分転換になって自分の英語学習を見つめ直す良いきっかけになると思います。

留学に漠然とした不安があり、なかなか決定するに至らないという人がいると思います。
私も初めの頃はそうだったのですが、留学への不安は出発前に自力で調べること、担当の人とのLINE相談やオリエンテーションでほとんどが解決できるので安心してください。
また、留学中に困ったことがあってもきっと周りの人が優しく助けてくれると思うので大丈夫です。

最後に、私が考える留学が成功するコツを伝えて終わろうと思います。
それは事前準備を徹底的にやることです。
留学に行くまでに最低でも一ヶ月は時間があると思います。そこで頑張った人と頑張ってない人とでは留学中に見える景色は全く違うものとなるでしょう。
英語学習を頑張ること、渡航先について色々調べること、自分はどんな目的を持って留学に行くかを考えるなどたくさんできることがあります。
私は事前準備に全力を尽くしたので渡航後はより深いことが見えやすくなり、自分にとって大切なものが見えてきやすくなったと感じました。
ぜひ留学前に準備をしっかりして留学を最高のものにしてください!!!