「海外留学で得られること」と言えば、多くの方が語学力と答えます。もちろん多くの方が語学力向上の目的で渡航をしますが、海外留学で得られることはそれだけではありません。
今までの常識が通用しない海外生活では、適応力やチャレンジ精神を育むことができます。また、慣れない環境で生活するからこそコミュニケーション能力や自分の意志をしっかり伝える力が求められます。
グローバル化が進む現代だからこそ必要なこれらの力が、留学生活の中ではより一層強く感じられます。
実際に、留学を経験した多くの方が「語学力以上に学んだものが多くあった」と回答しています。
「海外に留学したいけど、大学卒業が遅れると就活に響きそう」「就職や転職で留学経験が活かせるか不安」という方は多くいらっしゃいます。
もちろん絶対に留学経験が就職に活かせるわけではありませんが、目的を持って留学をすることで時に留学経験が大きな武器になります。
留学後に就職活動を成功させて、実際にキャリアアップしている人もたくさんいます。
留学によって視野や選択肢が広がり、キャリア観が変化したという人は非常に多くいます。
実際に留学を経験した人がどのような就活を行い、キャリアに活かしているか体験談を集めました。
アメリカ留学でインターンを経験して感じたのは、向こうでは個人のスキルアップをすごく大切にしているということです。留学前は漠然と一つの会社でずっと働いていくんだろうなと考えていたのですが、アメリカのそういった考え方を間近で見て、自分自身にスキルを身につけられるような進路に進みたいと思い、IT業界を選びました。多分留学に行ってなかったらIT業界に就職はしていないと思います!
就職活動では留学経験を思う存分アピールできたと思います。留学前と比べてTOEICが300点ほどアップしたことと、語学学校でビジネス系の授業を取っていたので、そこで学んだプロジェクトマネジメントなどを通して、他の国の人たちとチームになって動いた経験をアピールしました!
私が感じたのは留学に行っていたという事実だけでは、あまり相手に響かないということ。やっぱり留学に行って自分が何をしたかを伝えるのが大切だと思います。特にグローバルに活躍する会社だと、日本人だけでなく他の国の異なる価値観を持った人たちと共同で動いた経験があるっていうのは響くんじゃないかなと思います!
高校時代に経験したニュージーランド留学の経験は、大学進学・就活にとても活かされたと感じています。
留学の経験があったからこそ、現在のキャリアの軸になっている地方創生に貢献したいと感じ、第一志望だったJTBの法人営業を受けて内定することができました。
留学経験は就活にすごく活かせたと思っています。履歴書にある英語レベルのをチェック欄では「ネイティブレベル」にチェックすることができたし、留学を経験しているということで英語力の有無を伝えるには充分説得力がありました。あとは、ただ「留学に行った」ということをアピールするのではなく「留学に行って何を学んだか」を伝えることが大切だと感じました。留学に行ったという事実を話すだけでは何も伝わらなくて、留学を通して何を学んだかというのを志望理由と合わせて発言することによって、留学にも行っていた経験があることをアピールできる上にプラスアルファで自分自身の魅力を伝えることができると思います。
留学前は就活に対して漠然としていたんですが、留学後は海外と関われる仕事がしたいと思うようになりました。今の会社は第一希望だったのですが、営業でステップアップをすることで東南アジアへ出向できる可能性があるんです。
やはりTOEICの点数が高かったのは、就職活動において一つの自信になりました。名だたる大学の学生たちと横並びになったときにTOEICの点数が高いというのは武器になります!あとは留学時に苦労して乗り越えたエピソードはアピールポイントにもなります。僕の場合、一度スランプに陥ってから乗り越えるために様々な勉強をしたので、そのエピソードをアピールポイントとして使うことができました。また、留学中に参加したカンバセーションパートナーや企画した夏祭りなどもアピールするエピソードになったので、色々やっておいて良かったと思います!
現在の会社でも周りの人たちに”英語ができる人”という認識をしてもらっています。また、留学経験によって得られた変化に対応する能力のおかげでどこに行っても適用できる自信がつきました!
航空会社の採用には英語面接があり、その日初めて聞かれることを英語で答えないといけないのですが、留学経験で得たどうにかして何かを話そうというマインドが役に立ったように思います。
航空会社は英語力に関して本当に周りのレベルが高いと思いました。帰国子女が多いので、その中で留学に行ったとか英語が話せるとかだけでは、秀でることはできません。そのため留学中は英語だけでなく他の言語を学ぶなど、何か他に目標を持っていくことをおすすめします。
現在はCAとして、世界各国の基地の乗務員たちと常に英語で業務確認を取るのですが、特にそこで留学経験が活きているなと感じます。多国籍な国として知られるカナダの語学学校に行っていたので、様々な国の人が集まっており、訛りが強かったり普段聞き慣れている英語ではありませんでした。ですが、今働いている現場でも実際ネイティブでない英語話者が多いので、ある程度訛りなどに対応できるようになりました!
コロナウイルスの影響で、留学を取り巻く環境は大きく変わりました。今なお入国規制を設けている国もあります。
しかし、通常通り入国ができる国や条件付きで入国ができる国もあります。
下記のリンクから各国の現状をご確認ください。