「英語を話したいけど、留学は必要?」
「おすすめの渡航先は?」
「留学にデメリットはないの?」
など、疑問に思うことがたくさんあるでしょう。
今回は、留学で英語を上達させたいと考えている人に向けて、メリットとデメリットをお伝えします。また、国ごとの特色も併せて解説しますので、気になる渡航先を確認しましょう。
CONTENTS
まずは語学留学のメリットを4つ解説します。
留学の最大のメリットは、やはり 現地で英語に触れる、英語を学べることによって英語力が向上が期待できることです。
現在の日本の英語教育の方法では、伸ばせる英語力にどうしても限界があります。英文法つまり学校の英語のテストは出来るけど、実際生きた英語は使えない人がたくさんいます。
留学して英語圏の国で生活することで、特にリスニングとスピーキングの力が身に付きます。
もちろん、ただ現地で生活するだけでは英語力は伸びません。留学中は積極的にコミュニケーションを取ることを心がけましょう。
グローバル的観点から様々なことを考えられるスキルを持つことは、国際化の進む現代を生きていく上で必要不可欠なものとなっていくでしょう。
留学をなるべく早い段階で経験しているほうが、より一層将来的な可能性が広がります。人によってそれぞれですが、例えば大学生のうちに留学を経験し、国際的視野を身につけ就職に生かすなど、 それぞれの将来やキャリアにとって、留学経験がメリットになることは間違いないです。
どのような目的で留学をするか、どんなスキルを身に付けたいのかなど、スキルアップというのは1人1人の置かれている環境や立場によって違います。
例えば、 学生時代に留学することで就職活動の際のアピールポイントにすることも可能です。社会人になっての留学では、帰国後に英語を使う職場で働けるようになるなど、キャリアアップに繋がります。
語学留学は仕事に有益な効果があります。
留学経験者を対象とした調査(*1)によると、「留学は、今の仕事などに役立っていると思いますか。」という質問に対し、55.4%が「非常に役立っている」または「役立っている」と回答しています。
インバウンドが増加した影響で、生きた英語が話せる人材が日本企業では求められています。(*2)日本の仕事や、海外の仕事をする場合でも、留学で学んだ経験や語学力を活かすことができるでしょう。
また、同調査では91.3%が「留学経験は今後(も)有益である」と回答しています。
英会話力の向上や人生経験を豊かにするという意味で、今後のキャリアプランに有益な効果をもたらし続けるのが留学の魅力です。
*1海外留学経験者の追跡調査 平成30年度版 3 比較調査分析
*2観光地づくりを支える人材の確保について-観光庁
次に語学留学のデメリットと対策を紹介します。
留学先での生活費や学費、飛行機代など、留学費用は高額です。
留学経験者を対象に行った調査(*)によると、 3ヶ月未満の留学でも少なくとも50‐100万円ほどの費用がかかっている人が41.4%います。長期留学となれば、費用はさらにかかります。
同調査では「留学で失ったものはなんですか」という質問に対し、「失ったものはない」と回答した人が5割、次に多かったのは「お金」という回答結果でした。
留学費用が準備できるのであれば、「留学で失うものはない」と言えるでしょう。
「留学経験が役に立つ」と一概には言えない場合があります。留学を経験しても、英語を使う職種や環境にいなければ、留学経験が役に立っていると実感するのは難しいのです。
前述の調査では「留学経験が役立たなかった」と答えた人の36.8%が「留学経験を活かせない職種・業務についた」と回答。「役立てる機会・需要がない」が31.0%となっています。
留学経験を将来の役に立てたいならば、具体的に「 どういった職種に就きたいのか、そのためには留学でどこまで英語力を上げるべきなのか」など目標を明確にすることが大切です。
留学に行くならば、できる限りの時間を使って留学に行きたいと思う方が多いかもしれません。海外への渡航は距離がある分、多くの時間を使うことになります。
留学生を対象とする調査(*)では「留学で失ったもの」として以下の回答がありました。
・お金:33.5%
・人間関係・友人・恋人など:8.2%
・年月・時間:7.9%
・就職活動の好機:6.5%
・予定していた進路:4.6%
・就職先:4.5%
・失ったものはない:49.3%
休学・休職・退職して留学する場合、卒業が遅れたり、昇進、転職に影響を及ぼしたりする可能性があります。また、留学で想定よりも語学力がつかなかった場合、その後のキャリア設計にも影響が生じる可能性があります。
対策としては、 短期留学であれば、夏休みや有給休暇など、学校・仕事に影響が出ないように留学することです。
また、留学前にしっかりと勉強して留学に挑めば、失った時間よりも、得られた経験やスキルが勝ります。
留学に行くのであれば、良い意味で人生設計に影響を与えられるようにしましょう。
*海外留学あっせん団体に関する調査
次に日本人留学生に人気がある国を解説します。
日本の英語教育は、アメリカ英語がベースとなっています。そのため日本人には最も馴染みがあり、理解しやすい英語なのでアメリカ留学はとても人気が高いです。
主な留学地と言えば、ロサンゼルスです。カリフォルニア州最大の都市ロサンゼルスは、留学生にとって「憧れの街」として知られています。その理由は、エンターテインメントの最先端であり、都会と自然の融合が感じられるからです。
教育面においても、語学学校や大学が数多くあるため、学校選択の幅が広いのも人気が高い理由のひとつです。
留学期間 | スマ留ライト | スマ留スタンダード |
---|---|---|
1〜3週間 | 145,000円〜 | 184,000円〜 |
4週間〜 | 370,000円〜 | 409,000円〜 |
12週間〜 | 770,000円〜 | 809,000円〜 |
英語の訛りがなく、綺麗な発音を学べるのがカナダです。「多文化主義」を世界で初めて導入したカナダは、ダイバーシティを重視する国家です。そのため国際交流が盛んで 世界中から多くの留学生が集まってくるため、留学生から人気の高い国です。
国際色豊かな国への留学は、刺激にもなり友達もたくさん作りやすいです。学校の数も多く、ワーキングホリデーでの渡航も可能なため、自身の留学目的に合わせて選ぶことができます。
留学期間 | スマ留ライト | スマ留スタンダード |
---|---|---|
1〜3週間 | 137,000円〜 | 176,000円〜 |
4週間〜 | 313,000円〜 | 352,000円〜 |
12週間〜 | 706,000円〜 | 745,000円〜 |
近年最も人気を集めているのがフィリピンです。日本から最も近い英語圏留学ということもあり、短期集中で学びに行く学生や社会人が増えています。
フィリピン留学の最大の魅力は 低コストながらマンツーマン指導主体という点です。他国だと大抵の場合、グループレッスンだけで1日のプログラムが組まれていますが、フィリピンは、朝から夕方までのプログラムの中に、グループレッスンに加えてマンツーマンレッスンも含まれています。
このような特徴から「他の人の前で英語を話すことに抵抗がある」という方や、「ワーホリ前に英語力を上げておきたい」という方を中心に高い人気を集めてい
ます。
留学期間 | 語学留学 |
---|---|
1〜3週間 | 最低保証価格 |
4週間〜 | 最低保証価格 |
12週間〜 | 最低保証価格 |
ヨーロッパの隠れた英語圏であるマルタ。リーズナブルにリゾート留学ができると人気が高い留学先です。リゾート留学と言えば留学費用が高いイメージがあるかと思いますが、 マルタは他のリゾート地よりも費用を抑えて留学することが可能です。
美しい地中海に囲まれた島国で首都バレッタは街全体が世界遺産となっているほど素晴らしい街です。治安も良く生活しやすいので、近年人気が急上昇しています。イタリアまで飛行機で90分ほどで行けてしまうのも魅力ですね。
留学期間 | スマ留ライト | スマ留スタンダード |
---|---|---|
1〜3週間 | 79,800円〜 | 118,800円〜 |
4週間〜 | 234,000円〜 | 273,000円〜 |
12週間〜 | 597,000円〜 | 636,000円〜 |
ワーホリビザはもちろん、学生ビザでも学校に通いながら現地でパートタイムの仕事、つまりアルバイトができるオーストラリア。こうした制度を取り入れている国は珍しいので、オーストラリア留学最大のメリットと言えるでしょう。
また治安が良く、気候も穏やかで過ごしやすいこともあり、 留学初心者でも安心して過ごせます。人気の高い都市はシドニーやゴールドコーストです。多国籍な環境であることや、留学生に寛大な街として知られているため日本人留学生も多くいます。
留学期間 | スマ留ライト | スマ留スタンダード |
---|---|---|
1〜3週間 | 98,000円〜 | 137,000円〜 |
4週間〜 | 304,000円〜 | 343,000円〜 |
12週間〜 | 619,000円〜 | 658,000円〜 |
大自然が広がるアイルランドの特徴としては、 現地の人々がフレンドリーで海外経験があまりない留学生でも馴染みやすいという点です。街やレストラン、カフェなどで見知らぬ人に声をかけられて気さくに話すなんてことが多々あります。
またヨーロッパ中から英語を学びたい学生が集まってくるため国際交流も盛んです。
デメリットとしては、1日の中に四季があると言われているくらい天候が変わりやすいことです。
留学期間 | スマ留ライト | スマ留スタンダード |
---|---|---|
1〜3週間 | 84,700円〜 | 123,700円〜 |
4週間〜 | 298,000円〜 | 337,000円〜 |
12週間〜 | 617,000円〜 | 656,000円〜 |
ニュージーランドは 教育の質が世界トップクラスだと言われています。そのため、語学を勉強する環境としてとても最適な国だとも言えます。自然豊かな環境下で多国籍な国ですので、留学生人気は高いです。
隣国のオーストラリアとは異なり、日本人留学生は少ないです。そのため、日本人が少ない環境で留学したい方には特におすすめの国です。
留学期間 | スマ留ライト | スマ留スタンダード |
---|---|---|
1〜3週間 | 85,000円〜 | 124,000円〜 |
4週間〜 | 250,000円〜 | 289,000円〜 |
12週間〜 | 609,000円〜 | 648,000円〜 |
ヨーロッパ圏の英語圏留学地と言えば、やはりイギリスです。イギリス英語を学びたい人にとっては憧れの街で今も昔も変わらず人気の高い国です。
人気の高さからヨーロッパ各所から集まってくる留学生と交流できることや、 語学学校も多く、質の良い教育を受けられる機会が多いことが特徴です。
留学期間 | スマ留ライト | スマ留スタンダード |
---|---|---|
1〜3週間 | 127,000円〜 | 166,000円〜 |
4週間〜 | 350,000円〜 | 389,000円〜 |
12週間〜 | 742,000円〜 | 781,000円〜 |
努力をすれば英語が習得できるといっても、どんな努力が必要なのでしょうか。ここでは留学先での英語上達のポイントを紹介します。
「留学に行きたい!」と思ったら、まず 留学でどのくらい英語力を上達したいのか、という目標や計画を立てることをおすすめします。日常会話が出来る程度の英語力で良いのか、あるいはビジネスで活用できるほどの英語力を身につけたいのか、目標を定めることで日々の勉強量も変わってきます。
そのような計画を立てた後に、自身の留学スタイルを見つけましょう。どこの国に、どれくらいの期間滞在するのか、語学学校でどのようなプログラムで学んでいきたいかなど吟味することで、より自分に合った留学プランを立てることができます。
海外で生活をする=英語漬けになるというのは間違った認識です。案外、海外でも英語を避けて生活することは簡単です。語学学校に同じ日本人留学生がいたり、日本人向けのシェアハウスに住んで日本語を話す環境があったりすると、英語から簡単に遠ざかってしまいます。
語学力を伸ばすためにも、 留学しているという意識を忘れずに、できる限り日本語を話す機会を減らすように心がけるようにしましょう。
留学先には世界各国から集まってくる留学生とたくさん出会います。留学生同士の出会いだけではなく、現地の人々と仲良くなれる機会もあります。
こうした国際交流の場で最も大切なことは、 英語を使ってコミュニケーションを取ろうとする積極的な姿勢です。最初は上手く英語を話せず、戸惑うこともあるかもしれません。恥ずかしさや失敗を恐れて消極的になってしまいがちです。
しかし、英語は誰かと話して会話する中で上達していくものなので、日常生活内で英会話を楽しめるようにしましょう。
反復学習という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。勉強はどんなものでもそうですが、 英語もやはり反復学習が英語上達には最も効果的です。
いくら現地で語学学校や大学に通っても、授業以外の時間で自身で勉強したり学んだことを復習して吸収しようとしない限り、なかなか上達しません。
ネイティブの友人や、英語が上手な友人が使うフレーズを反復して使ってみるのが効果的でしょう。
メリハリのある生活とは、規則正しい生活という意味よりは勉強する時としない時の区別をハッキリさせるという意味です。
留学は単に勉強だけでなく、現地でしか経験することの出来ない観光や娯楽などを楽しむものでもあります。留学期間中は絶好の機会なので、経験できることはたくさんしておきましょう。
その際に気を付けることがメリハリのある留学生活です。 机に向かって英語を勉強する時間、友達と英会話でコミュニケーションを取る時間、観光する時間など計画性のある行動が英語上達に繋がります。
ここまで英語圏の語学留学のメリットとデメリットをまとめました。留学先や期間を決める前に、留学に関する情報はしっかり調べておきましょう。
語学学校の入学基準では英語力は問われない場合もあります。入学後に実力テストがあり、その結果によってクラス分けが行われます。英語力が低くても語学留学に望むことはできます。
留学生を対象とした調査(*)では、英語力が初級・入門レベルで渡航した人が、7割以上いることがわかりました。このため、英語力が低くても留学に行くのは可能です。
ただし、26.1%の人が「授業についていくこと」を留学中の悩みとして挙げています。英語力の高低に関わらず、留学中に授業についていくのは大変です。心の準備をすると同時に、留学前の準備としてできるだけ語学力を上げることがおすすめです。
また、専門分野の学習や資格取得を目的とする留学の場合、中級レベルの留学生が多いようです。このため、入門・初級レベルの人の場合は基礎的な語学留学を選択するのが好ましいでしょう。
英語力の伸び方には個人差がありますが、 一般的には3ヶ月~6ヶ月で相手が何を話しているのか分かるようになり、6ヶ月~1年で日常会話程度は不自由なく話せるようになると言われています。
しかし、留学をしただけで英語が話せるようになるのかというと、そういうわけではありません。能動的に英語と触れ合い、予習と復習を繰り返しながら英語を身につけていく努力が必要です。
意外と陥りやすいのが、留学先で日本人同士で仲良くなってほとんど英語を話さない環境で過ごしてしまうことです。留学すると、つい寂しさや不便さに負けて、楽にコミュニケーションができる日本人と時間を過ごしたいとなりがちですが、そこは我慢して日本人ではない留学生と仲良くしたり、現地の人々と交流したりするようにしましょう。
英語を使って話すことが英語習得への最短ルートだということを心がけておきましょう。
留学期間についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
本記事では英語圏の語学留学のメリットとデメリットをまとめました。
留学に行くと決めたからには、自分に合った留学スタイルと環境で多くを学びたいですね。
メリットとデメリットをしっかり把握した上で、有意義な留学生活にしましょう。
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