オーストラリアの都市と聞いて、どんなところが思い浮かびますか?オーストラリアには観光で有名な都市など、いろいろな都市が点在しています。それぞれ特徴や見どころが異なり、どの都市も魅力的です。そこで、今回はオーストラリアの代表的な都市についてご紹介します。ぜひ、留学や旅行に役立ててください。
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ニュー・サウス・ウェールズ州の州都であるシドニーは、人口約550万人からなるオーストラリアの大都市です。かつては2000年にオリンピックが開催されました。
日本との直行便もあり、時差は1時間シドニーが進んでいます。サマータイムの時期には2時間差に変わるので注意が必要です。また、シドニーは国際的な観光都市であると同時に、商業や金融の中心でもあります。
シドニーではバス、電車、ライトレール(最新の路面電車)、フェリーが利用できます。全て公共交通機関であり、切符が廃止された代わりに電子マネーカードのOpalカードで運賃を支払うことが可能です。
その中でもとくに便利なのがバスとライトレールです。バスは市内をすべて回ることができ、深夜バスのナイトライド・バスのように24時間運行しているバスもあります。ライトレールは主要な観光地をカバーしているため、観光旅行に便利な乗り物です。
シドニーを代表するのは世界遺産に登録されたオペラハウスです。ユニークな構造の屋根を持ち、その景観だけでも必見ですが、毎年数多く公演されるオペラの鑑賞を楽しむことができます。
また、世界3大美港の1つ、シドニーハーバーは天然の港です。周辺にはオペラハウスや公園などシドニーの観光地が広がり、港でも年末には花火が打ち上げられます。
都市部以外に自然に触れるなら、車で2時間ほど離れたブルーマウンテンズ国立公園がおすすめです。広大な森林でいろいろなアクティビティーを体験することができます。
ビクトリア調の建造物や石畳の裏路地など、イギリスを連想させる街並みと近代的なビル群が融合するメルボルンは、人口500万人近いビクトリア州の州都です。市内に広がる緑や庭園からガーデンシティと呼ばれ、ビクトリア国立美術館の他劇場など文化や芸術も盛んなオーストラリアの都市です。全豪オープンや競馬のメルボルン・カップなど世界的なスポーツ大会も開催され、イベントも盛りだくさんな都市と言えます。
日本との時差は1時間メルボルンが進み、サマータイム時は2時間と変化します。1日で天気が変わりやすく、とくに春が天気の変化が激しいとされています。
バスや電車のほかにトラム(路面電車)が利用できます。移動の際は、観光向けのルートを無料で運行しているトラムを利用するとお得です。トラムで行けない場所は有料ですが、バスを利用できます。メルボルンでは、トラムやバスの方が電車よりも便利となっています。
都市の中心部になるフィッツロイガーデンはメルボルンの観光名所です。地元の人にとって憩いの場であり、広い敷地に噴水や多様な植物、水鳥が暮らす湖など訪れた人を飽きさせません。他にも、メルボルンは「食」が盛んでそれに関するイベントが多く行われ、さまざまなカフェやレストランを楽しめます。南半球最古のマーケットとされるクイーン・ビクトリア・マーケットで地元の人に混じって買い物もできます。
ブリスベン川に位置する人口約250万人の都市、ブリスベンは落ち着いた雰囲気が漂う場所です。クイーンズランド州の州都であり、名門大学のクイーンズランド大学があったり、多くの語学学校があったりと勉学に適したオーストラリアの都市です。他にも文化施設や動物園など観光地もあり、サニーバンクというエリアでは中国人街やベトナム人街があります。
バスやシティトレイン、フェリーはすべてトランスリンク社の公共交通機関であるため、共通チケットで利用できます。交通機関利用の際は、電子チケットのgo cardを使うとチケットを買う手間も省け、運賃も割引されます。
ローンパイン・コアラサンクチュアリーはオーストラリア独特の動物たちと会うことができる保護区ですが、とくに有名なのはコアラです。ローンパイン・コアラサンクチュアリーではコアラを見るだけでなく、抱くこともできます。
他にもカンガルーやウォンバットなど、数多くの動物たちと触れ合うことができます。また、市内のブリスベンのシティホールは時計塔が印象的な建物です。外観だけでなく、内部の博物館や美術館も楽しむことができます。
ゴールドコーストはビーチ以外にもテーマパークやショッピング、スポーツイベントなど多彩なエンターテイメントが充実するオーストラリアの観光都市です。年間の晴天率が300日以上と気候がよく、天気を気にすることなくマリンスポーツなど海で遊ぶことができます。ショッピングセンターも豊富で買い物も楽しめます。
ゴールドコーストではバスやトラムが基本的な移動手段です。バスは通常の路線バスのほか、観光名所を回るサーフサイド・バスや、空港の他市内のテーマパークともアクセスできるゴールドコースト・ツーリストシャトルがあります。
白い砂浜が続くサーファーズ・パラダイスは名前の通り、サーファーでにぎわうビーチです。また、ゴールドコーストはビーチも有名ですが、テーマパークも充実しています。テーマパークではウォータースライダーが楽しめるウェットンワイルド、ワーナーブラザーズ・ムービーワールドなどが有名です。
ブリスベンから車で1時間半のところにあるサンシャインコーストは、ゴールドコーストにも負けないビーチが広がる都市です。日本人が他のオーストラリアの都市と比べて少なく、穴場スポットも言えます。
ビーチが多いサンシャインコーストですが、おすすめはヌーサのビーチです。景観保全のため建築物に制限がかけられているので、ビーチや街の景色を楽しめます。また、ヒンターランドは内陸部にあるモントビルでは、イギリスの面影を残す古い村を見ることができます。
オーストラリア西南部のスワン川のほとりに広がる西オーストラリア州の州都、パースはとても美しい都市です。人口200万人を超える近代的な都市ですが、市から離れていない場所にあるキングス・パークなど自然と共生し、オーストラリアの都市の中でも暮らしやすい街として人気です。
パースでは地下鉄は運行していません。トランスパースと呼ばれるバスや電車、フェリーが公共交通機関として利用できます。電子マネーカードSmartRiderを使えば快適に乗り降りできます。バスは無料の巡回バス、キャット(CAT)のほか、市内と郊外を回る市バスを利用できます。バス停の名前やアナウンスがないため、降車時は降車ボタンで合図します。フェリーはスワン川を渡る際に利用します。
パースは先に挙げたキングス・パークがとくに有名です。ワイルドフラワーが一面に咲き誇る光景はとてもきれいです。また、公園だけではなく、ショッピングや食事もパースでは楽しめます。パース駅を中心にさまざまなショップやカフェ、世界各国のレストランが立ち並びます。
オーストラリアの代表的な都市は、どこもそれぞれ魅力的な部分があります。そのため、滞在先を決める際は迷ってしまうかもしれませんね。自分に合った気候や環境を考え、一番合う都市を選ぶようにしましょう。
たとえば、四季を感じたい方はシドニーやメルボルン、一年中温暖な場所のほうがいい方はブリスベンやゴールドコーストにするなどです。また、あまり日本人が多い場所で滞在したくないという方は、サンシャインコーストがおすすめです。
それぞれの特徴から、自分の目的に合った都市を選んで充実したオーストラリア滞在を楽しんでみましょう。
オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。