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留学するなら知っておくべきカナダの文化|地域で異なる文化や習慣について

更新日2021.05.26

留学するなら知っておくべきカナダの文化|地域で異なる文化や習慣について

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スマ留編集部

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みなさんはカナダという国にどんなイメージを持っていますか?オリンピックなど多様なイメージがあるかもしれません。ひとことでカナダといっても地域によって文化が違い、なかにはフランス語を話す地域もあります。

カナダに留学を決めた方やカナダに興味がある方などがいらっしゃるかもしれません。まずはこの記事を読んでカナダの文化やカナダの習慣について知っておきましょう。

 

広大な土地を持つカナダはやっぱり寒い!?

広大な土地を持つカナダはやっぱり寒い!?
カナダは平均的には寒い国といわれています。冬季オリンピックの開催地に選ばれていることなどからも雪の多い寒い地域なのではないかということがわかります。そのため、日本と同じぐらいか日本よりも徹底した寒さ対策をしておいた方がいいでしょう。とくに寒い地域といえばカナダの内陸部です。この地域はマイナス30度程度になることもしばしばあります。

まずは、自分の行く地域の気温が平均的にどのくらいか確認しておきましょう。それに加えて、室内では暑いぐらい暖房をつけていることもしばしばありますので、体温調節ができるように衣類の選び方を工夫することも大切です。

時差がカナダ内にもある

カナダは国土面積が広大なので、場所によって経度が大きく違います。例えば太平洋に面するバンクーバーは西経123度、カナダ東部・ケベック州のモントリオールは西経73度です。15度で1時間の時差が生じるため、50度の差がある2つの都市間では3時間以上の時差が生じてくるのです。

下記では時差の詳しい内訳を紹介します。カナダのタイムゾーンは大きく分けて6ゾーンに分類されます。それぞれの時差について箇条書きにしてありますので参考にしてみてください。

・太平洋岸部

日本より17時間遅い

・山岳部

日本より16時間遅い

・中部

日本より15時間遅い

・東部

日本より14時間遅い

・大西洋岸部

日本より13時間遅い

・ニューファンドランド島(カナダの最東部にある島)

日本より12時間半遅い

環境や健康のために時間を早めるサマータイムが導入されている時期はこれより1時間早まりますので注意しましょう。また、サマータイムを導入していない地域もあるので、自分の行く地域がどうなっているか確認しておいたほうがいいかもしれません。

カナダでも寒くない地域がある

先にカナダは基本的に寒いとお伝えしましたが、これは国全体のことではありません。カナダは世界で2番目に国土面積の広い国なので、地域によって寒い地域もあれば寒くない地域もあるというのが正しい認識です。

留学生によく選ばれている地域にはバンクーバーやビクトリアがありますが、この辺りの海には暖流が流れており、これらの都市がその海に面していることもあってそこまで気温が下がりません。冬でも日本と同じぐらいの寒さだといわれています。みなさんが留学先としてどこを選ばれるかにもよりますが、地域によっては強く警戒する必要はないといっていいでしょう。自分の行く地域にあわせた対策をしましょう。

バンクーバーより東では厳しい冬の寒さ対策を!

カナダでとくに寒い地域がどこかはバンクーバーを目安に判断できます。バンクーバーやロッキー山脈のあるブリティッシュコロンビア州は比較的温暖です。しかしブリティッシュコロンビア州より東側は寒く、冬には氷点下を超えるなど厳しい寒さになっています。気温については常に最新の天気予報を確認しましょう。基本的にブリティッシュコロンビア州やロッキー山脈の東側は寒い、と認識して寒さ対策をおこなうことをおすすめします。

ここまではカナダの気候について紹介しました。次にカナダの言語文化について紹介します。

じつはカナダの公用語は英語だけじゃない!

カナダの人々の多くは英語を話すというイメージがあるのではないでしょうか。しかし、英語以外にもフランス語を話す地域もあります。まずは、カナダの言語とその歴史について詳しく紹介します。留学先選びの際には、どこでどんな言語が話されているかは重要なポイントなので、ぜひおさえておきましょう。

カナダの公用語は英語とフランス語

カナダの公用語は英語ですが、英語だけが公用語だというわけではありません。フランス語も公用語の1つです。それには歴史的背景が関係しています。カナダの州の1つであるケベック州に、カナダが建国する前からフランスによる植民地化が進んでいました。この時期にフランス語が広まったといわれています。カナダという国ができる前からフランス語は話されていたんですね。そしてその後カナダはイギリスの植民地となり、その時代に英語が広まったのです。

 

フランス語圏であるケベック州の独特な文化

カナダのケベック州はカナダのなかでも独特な文化を持っていることで有名です。これをケベック文化と呼びます。この文化は先住民族であるイヌイットと、フランスの文化の影響を受けて発展したといわれています。おもなものには、絵画や彫刻などのアート文化、また演劇などの舞台芸術の文化などです。

これをあらわすのが文化的施設の多さです。ケベック州には美術館や博物館などの文化的施設がたくさんあり、ケベック州をはじめとしてカナダの芸術作品や貴重な歴史的作品を鑑賞することができます。また街自体にも史跡がたくさんあり、古き良き文化を堪能することができるでしょう。

またケベック州で最大の都市の広さを誇るモントリオールも見逃せない芸術の都市です。今や日本でも人気の高いサーカスショーである「シルク・ド・ソレイユ」もモントリオールで生まれました。また世界的に有名な映画祭の1つである「モントリオール国際映画祭」もモントリオールで開催されています。このようなイベントの開催地となっていることからもモントリオールがカナダで芸術を生み出す文化的な街だということが読み取れますね。

 

カナダの英語はイギリス英語とアメリカ英語の中間?

カナダの英語はイギリス英語とアメリカ英語の混ざったような、中間をとったような英語だといわれています。具体的には、スペルや単語がイギリス英語の特徴を持ったものがある一方で、文法や発音はアメリカ英語にのっとったものです。

ただ、カナダの言語文化において全地域でこういった中間的な英語が話されているかといえばそうとはいいきれません。これもカナダの国土面積が広いことに起因しますが、ある州ではアメリカ英語のみだったり、イギリス英語のみだったりなどもありえます。これもフランス語のみ話されている地域があることと同じです。

 

日本との違いも多い!カナダのマナーについて

カナダは文化も生活環境も習慣も日本とは違いますが、マナーにも大きく違いがあります。

チップ文化がある

カナダにもチップ文化があります。基本的には、サービスを受けた際、それとは別によいサービスを受けて感謝の気持ちを示したい際などにチップを渡しましょう。チップ金額の相場は時と場合によって異なります。例えばレストランなどの飲食店ではお会計の10~20パーセント、タクシーではドライバーに料金の10~15パーセントほどです。

チップは現金でお会計とは別に渡すことがよくありますが、そもそもレシートの支払い料金の欄に最初から含まれていてクレジットカードでまとめて払うことができる場合も多いです。またチップを強制的に払うシステムになっている施設もあります。お会計の際には二重に払ってしまうことのないようにしっかりレシートを確認しましょう。

 

基本的に屋内は禁煙

日本では決められた喫煙所のなかであれば屋内で喫煙は可能ですが、カナダでは屋内は全面的に禁煙です。これは法律により厳しく決められていますのでかならず守りましょう。また屋外でも、飲食店のテラスなどでは禁煙です。

また場所によっては公共の建物から一定の距離までは禁煙といった細かい取り決めがあるところもあります。守らなければ罰金となることもありえますので、十分注意しましょう。事前に自分が行く地域の法律について、しっかり確認しておくべきです。

アルコールにはいろいろな規制が

カナダでは喫煙だけではなくアルコールにも規制があります。まずカナダ自体お酒の取り決めにかんしては厳しく、購入や飲酒場所に制限があります。まずお酒は24時間いつでも買えるものではなく、決められた酒屋さんのみでしか販売されていません。日本のようにコンビニやスーパーマーケット、自動販売機などで気軽に買えるものではありませんので注意してください。

また一部のお店では午前3時以降にお酒を飲むことができません。そのため時間も気にする必要があります。また、屋外での飲酒もほとんどの州で禁止されています。外で飲酒することは日本では珍しくありませんよね。そのため知らずに飲んでしまい罰金になってしまうケースは十分考えられます。強く意識を持ち、絶対に外で飲酒をおこなわないようにしましょう。

さまざまな国の料理を食べられる!カナダの食文化

カナダ料理と聞いてもなかなか思い浮かばない方も多いのではないでしょうか。実際にどんな料理があるのかについて紹介しますので参考にしてみてください。

移民が多いカナダは食文化も多様化している

カナダは移民が多いためさまざまな文化が混在しています。そのためカナダは食文化も多様化しているといえるでしょう。カナダ国内ではイタリアや中国、韓国、インドなどさまざまな国の文化街が存在しており、各国の料理の専門店もたくさんあります。

そのなかで、カナダでよく見られる食文化について紹介します。移民の国といってもカナダにしかない独自の文化も息づいていますのでカナダ留学の際にはそれを楽しんでみることもいいかもしれませんね。

朝食と昼食はシンプル

カナダの朝食と昼食はシンプルです。それぞれについて項目を分けて紹介しますので渡航してから驚かないようにしましょう。

朝食

朝食はシンプルで軽めです。これは日本と似ているかもしれません。基本的にはシリアルやパン、ヨーグルトなどを軽く取り、飲み物も紅茶やコーヒー、牛乳などを飲みます。

昼食

昼食も朝食同様に軽めに取ります。基本的には前の日の残りものを弁当箱に詰めたり、サンドイッチなどの軽食で済ませたりすることが多いです。

また朝食や昼食だけでなく、夕食も日本に比べれば少なめで質素なものが多いです。日本ではおかずとご飯、また副菜など出てくるなど料理の種類が多いことがよくありますね。カナダの場合は一品料理や、1つのお皿にいくつかの食材が載せられているワンプレート料理がよく出ます。

3食を通じて、あまり満足できないこともあるかもしれません。しかし、自分で自炊をしたりホストファミリーに要望を伝えたりすれば食事を変えてくれる可能性もありますので一度チャレンジしてみましょう。

まとめ

カナダはたしかに比較的寒い国です。しかし、国土面積が広いため国全体が極寒というわけではなく、寒くない地域もあります。例えばロッキー山脈の東側はほぼ寒い地域だと判断していいでしょう。

カナダの公用語は英語だけではありません。フランス語も公用語の1つです。カナダには英語圏とフランス語圏両方の移民がいるので、その両方とコミュニケーションを取ることができるようにそうなったといわれています。

またカナダには独自のマナーや法律があります。まずカナダにもチップの文化があるのでサービスを受けた際にはかならず支払うようにしましょう。

また飲酒や喫煙にかんする法律も日本より厳しいです。事前に確認して罰金などにならないようにしましょう。この記事ではカナダの文化や習慣について詳しく紹介しました。みなさんの留学先選びに役立つことを祈ります。

Q&AまとめQ&A

Qカナダはどれくらい寒いですか?
カナダは年間を通して平均的に寒い国として知られています。そのため、日本と同じぐらいか日本よりも徹底した寒さ対策をしておいた方がいいでしょう。とくに寒い地域といえばカナダの内陸部です。この地域はマイナス30度程度になることもしばしばあります。
Qカナダでも寒くない地域はありますか?
カナダは世界で2番目に国土面積の広い国なので、地域によって寒い地域もあれば寒くない地域もあるというのが正しい認識です。バンクーバーやビクトリア付近の海に暖流が流れているためこれらの地域はそこまで気温が下がりません。冬でも日本と同じぐらいの寒さといわれています。
Qカナダの公用語は何ですか?
「英語」と「フランス語」が公用語です。カナダが建国する前から、フランスによる植民地化が進んでいたケベック州で特にフランス語が広まったといわれています。その後イギリスの植民地になり英語が普及しました。このような歴史的背景から公用語が2つあります。
Qマナーなどに違いはありますか?
チップ文化があることが大きな違いです。飲食店ではお会計の10~20パーセント、タクシーではドライバーに料金の10~15パーセントほどが相場です。その他、基本的に屋内は禁煙であること、アルコールは決められた酒屋さんのみでしか購入できないことなどを注意しましょう。
Qカナダの料理にはどんなものがありますか?
食文化も多様化しており、国内ではイタリアや中国、韓国、インドなどさまざまな国の文化街が存在しています。各国の料理の専門店もたくさんあります。食文化としては、朝昼は軽めに済ませ、夕食は一品料理や、1つのお皿にいくつかの食材が載せられているワンプレート料理がよく出ます。
カナダ留学ついて

世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。

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