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カナダ留学に行く方必見!カナダで英語だけでなくフランス語も学べる理由

更新日2022.05.19

カナダ留学に行く方必見!カナダで英語だけでなくフランス語も学べる理由

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スマ留編集部

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カナダでは2言語が公用語となっていることをご存じですか。それは英語とフランス語です。ここでは、カナダの公用語が2言語となった歴史背景と、生活の中で2言語がどう使われているのかを説明します。

また、カナダの中でもフランス語を話す人が特に多い地域は、ケベック州です。ここでお教えするケベックの特徴を知ることで、他の国にはないカナダ留学のメリットが見えてきます。

カナダ留学の概要についてはこちらの記事でもまとめていますので、カナダへの留学をお考えの方はこちらもご覧ください。

 

カナダの公用語は「英語」と「フランス語」。その背景は?

カナダの公用語は「英語」と「フランス語」。その背景は?
カナダでは2言語が公用語として話されています。それは、「英語」と「フランス語」です。ひとつの国に公用語がふたつある理由は、カナダという国の歴史背景にあります。

アメリカ大陸にヨーロッパの人々が移住を始めた時代、のちにカナダとなる地域には、主にイギリス系移民とフランス系移民が住んでいました。のちにイギリスとフランスが領土を広げようとしたことで争いが起こり、その結果イギリスが勝利しました。その後イギリス系移民の区域とフランス系移民の区域が統合され、現在のカナダになったのです。

こういった背景があり、カナダの中には日常の中で主にフランス語を話す地域と、主に英語を話す地域があります。地域によってどちらの言語が優勢かは違いがあり、フランス語話者が多いのはケベック州で、英語話者が多いのはトロントやバンクーバーだそうです。

どちらの言語も話すことができる人も多くいます。現在、英語とフランス語両方が公用語として認められているのは、どちらの言語の話者にとって不公平がないように、という理由から来ているそうです。

 

2つの公用語があるカナダならではの特徴

2つの公用語があるカナダならではの特徴
日本ではあまり想像がつかないかもしれませんが、ひとつの国に公用語がふたつあると、社会や生活はどのようになるのでしょうか。カナダでの例をご紹介します。

政治

カナダでは言語の面で、「英語話者とフランス語話者どちらに対しても平等であるべきだ」という政治方針があります。その方針から、連邦政府の職員は英語とフランス語どちらも使いこなせることが求められるそうです。英語話者が多い地域であっても、役所ではフランス語で対応してくれることもあるでしょう。

商品のパッケージ

食品や家電製品など、カナダ内で流通する多くの商品のラベルやパッケージには、英語とフランス語が併記されています。実はこのルールは、カナダ以外の国にも関係してくることなのです。例えば日本のメーカーがカナダ向けに製品を販売する際にも、英語とフランス語の併記が要求されることもあるようです。

町の表示

カナダでは、空港や公共交通機関の標識は、英語とフランス語が併記されています。逆に、そういった場所以外では、英語のみまたはフランス語のみの標識の地域もあるそうです。カナダのフランス語圏の地域に行く方は、「危険」や「止まれ」といった、基本的なフランス語を知識として覚えておくと役立つかもしれません。

フランス語が主に話されている「ケベック州」の特徴

ケベック州は、カナダの南東に位置しています。ケベックは開拓時代、フランスが入植を始めた地域であったため、カナダの中でもフランスの文化が強く残っている地域なのです。そのため、ケベックはカナダの中で最もフランス語を話す人の割合が高い場所でもあります。そんなケベック州の特徴をご紹介します。

フランスの文化が色濃く残る都市

ケベックシティには、「ケベック旧市街の歴史地区」として世界遺産に登録されている、フランス文化を象徴するスポットがあります。例えば、「シタデル」という城壁に囲まれた丘です。これはもともと、入植時代にフランスがイギリス軍の侵入を防ぐためにつくったものです。

その他にも、「シャトー・フロンテナック」という大きい城があります。これはフランス側の総督が住んでいた建物です。現在は古城ホテルとして利用されていて、人気の観光スポットとなっています。

「ケベックのフランス語」は「フランスのフランス語」と違う?

ケベックで話されているフランス語には、ケベック特有の特徴があるそうで、「ケベコワ」や「ケベック語」とも呼ばれることがあります。フランス人がケベックのフランス語を聞くと、その違いに戸惑うこともあるそうです。

例えば、フランスでの朝のあいさつは「Bonjour(ボンジュール)」ですが、ケベックのフランス語では、「Bon matin(ボンマタン)」というそうです。Bon matinは、Bonが英語のgood、matinは英語のmorningにあたるそうです。要するに、英語の「Good morning(グッドモーニング)」を直訳した形となっています。英語とフランス語両方が話されている、カナダの言語事情に影響をうけたフランス語の発展といえますね。

カナダなら留学で2ヵ国語を勉強できる!

カナダなら留学で2ヵ国語を勉強できる!
どの国に留学しようか考えている方に知ってもらいたい、カナダ留学ならではのメリットをご紹介します。カナダに留学するメリットは、英語とフランス語どちらも勉強できる点です。

カナダでは2言語とも公用語となっているため、英語だけではなくフランス語にふれられる機会が多くあります。日常会話のあいさつや道路標識、製品のラベルなど、ちょっとしたフランス語の表現を知るきっかけになるでしょう。

また、多くの語学学校では英語のみを学習しますが、ケベック州では、フランス語を学べる語学学校もあります。同じ国に居ながらにして英語だけではなく、フランス語とフランス文化についても知識を広げることができるという点は、カナダ留学ならではの魅力でしょう。

まとめ

カナダの言語は英語とフランス語が公用語とされていますが、その理由はカナダには主にイギリス系とフランス系の移民が多く住んでいたためです。地域によって英語とフランス語の話者の割合は違いますが、どちらにも公平であるように、英語とフランス語の2言語が公用語となりました。

カナダの中で特にフランス語話者が多くフランス文化を感じられる地域が、ケベック州です。ケベック州にはフランス統治時代の建物が残っています。また、ケベックのフランス語は、英語の影響をうけたカナダならではの特徴があります。英語だけでなくフランス語やフランス文化を学べるのが、カナダ留学のメリットです。

Q&AまとめQ&A

Qカナダの公用語は何ですか?
英語とフランス語の2言語が公用語とされています。フランス語を話す人が特に多い地域はケベック州ですが、ケベック特有の特徴があるそうで、「ケベコワ」や「ケベック語」とも呼ばれます。フランス人がケベックのフランス語を聞くと、その違いに戸惑うこともあるそうです。
Qなぜフランス語が公用語なのですか?
のちにカナダとなる地域には元々主にイギリス系移民とフランス系移民が住んでおり、区域が統合されてからも、日常の中でフランス語を話す地域と英語を話す地域があります。どちらの言語の話者にとって不公平がないように、という理由から2言語が公用語とされたようです。
Qカナダでフランス語を学ぶことはできますか?
多くの語学学校では英語のみを学習しますが、ケベック州にはフランス語を学べる語学学校もあります。同じ国に居ながら英語だけではなく、フランス語とフランス文化についても知識を広げることができるという点は、カナダ留学ならではの魅力です。
Qフランス語も覚えておく必要がありますか?
空港や公共交通機関の標識には英語とフランス語が併記されていますので心配ありません。しかし、英語のみまたはフランス語のみの標識の地域もありますので、カナダのフランス語圏の地域に行く場合は基本的なフランス語を知識として覚えておくと役立つかもしれません。
カナダ留学ついて

世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。

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