カナダはワーキングホリデーの対象国として大変人気があります。広大な自然が多く治安も良いカナダは、日本人にとって働きやすく、観光としても楽しめる場所でしょう。しかし、初めてカナダへワーホリに行く人にとっては不安なこともあります。
特に、長い滞在中に「荷物は何を持って行けばよいのか」というのは、ワーホリをする人にとって大きな問題ではないでしょうか。ここでは、カナダへワーホリに向かう人に向けて、行く前にチェックしておきたい持ち物リストを紹介します。
カナダのコンセント事情や、持って行くと便利な物なども紹介するので、カナダへワーホリに行く際にはぜひ参考にしてみてください。
合わせて、カナダワーホリの概要についてはこちらでまとめておりますので、カナダワーホリをご検討中の方はぜひこちらもご覧ください。
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2021年5月現在、カナダではビザの発給について条件が設けられています。
ワーホリビザを発給するには、事前に現地での仕事先が決まっていることを証明するジョブオファーを取得している、かつ隔離後すぐに就労開始できることが条件となっています。
つまり、現地での仕事先が決まっていないとワーホリビザの発給が行われません。
そんな中、今人気を集めている留学スタイルがCo-opプログラムです。
Co-opプログラムとは、カナダで学生ビザで就労することができるプログラムで、学校で学んだ専門的な知識やスキルを有給インターンシップを通して実践することができます。
現状カナダワーホリビザの審査が休止されていますが、このプログラムを使えば学生ビザでフルタイムで働くことが可能です。また、現地でのインターンシップ体験は帰国後の就職活動に役立てることもできます。
Co-opプログラムの詳細についてはこちらの記事でまとめておりますので、ご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
ワーホリであれ、海外旅行であれ、機内持ち込みの手荷物には「貴重品」を入れておくのが基本です。いろいろと持ち込みたいものはあるかもしれませんが、まずは入国に必要な物と、貴重品を基準に持ち込み品を考えましょう。すると手荷物としては大きく分けて8つ必要です。
まずは海外に行くには欠かせない「パスポート」です。当然ながら、これがなければカナダに入国することはできません。手荷物のカバンに取り出しやすい場所にいれておきましょう。そのまま入れるのではなく、パスポートケースで保護し、ワーホリの滞在先につくまでは、肌身離さず持っておくことが良いでしょう。そして「ビザ許可証」と「入学許可証」は、日本出国時やカナダの現地で随時チェックされる可能性があります。そのため、機内持ち込みをして、すぐに取り出せるよう準備しておいたほうが良いでしょう。ビザ許可証はワーキングホリデーの許可証のプリントアウト用紙であることが多く、入学許可証は持っている人だけで構いません。
「海外保険」は、持って行くというより必ず加入しておくべきものです。一般的にワーキングホリデーには、AIUのワーキングホリデー保険という専用保険があります。渡航前に情報を収集して自分に合った保険に加入しておきましょう。次に「現地通貨・現金」「クレジットカード」は貴重品としてしっかりと準備しておきましょう。日本円での現金は必要最低限であり、5,000円もあれば何かと安心できます。また、渡航先の通貨である「カナダドル」も準備しておきましょう。最初は何かと不安になって大金を持ち込みたいかもしれません。しかし、紛失リスクを考えると、日本円で10万円程度のカナダドルを用意しておけば良いでしょう。
また、カナダでは「クレジットカード」での支払いが一般的です。そして、身分証明書代わりにクレジットカードを見せる機会も多いため、なるべく2枚はカードを持参しておいたほうが良いでしょう。VISAやMasterといった世界共通で使えるブランドが便利です。
最後に、飛行機に乗るには「航空券」が必要です。航空券をネットから予約した場合は、プリントアウトしたものを準備しておきましょう。
カナダのワーキングホリデーは、長期間の滞在になることも多く、電化製品を持って行く必要もあるでしょう。パソコンやタブレットといった通信機器があれば、カナダでの生活を日本にいる家族や知人に随時報告することも可能です。
まず「パソコン」や「タブレット」「スマートフォン」といった電化製品は、ワーホリにおいて一番重要かもしれません。現地で困ったことがあっても、パソコンなどから情報を収集すれば、多くの場合解決することもできます。これらはスーツケースに入れることもできますが、移動中に乱暴に取り扱われることも多く、破損してしまう可能性もあります。そのため、軽いパソコンやタブレットを選び、手荷物で持参するのが良いでしょう。手荷物での持参は検査され、時間も掛かるし荷物も重くなるかもしれません。しかし、現地でネット端末があるのとないのでは、生活が大いに変わってくるでしょう。特に、カナダでブログを開設したいといった人は、貴重品として手荷物で持って行くと良いでしょう。
そして「カメラ」はタブレットやスマートフォンがあれば代用できますが、カナダの自然を美しい一眼レフで撮りたいといった希望がある場合は持って行きましょう。高級なカメラほど専用ケースに入れ、手荷物として持ち込むのがおすすめです。そして「電子辞書」もあると便利です。よほど語学に堪能な人でない限り、カナダで長期生活をするには言葉の壁にぶつかることがあります。電子辞書はスマートフォンなどで代用も可能ですが、Wi-Fi環境がないと使えないこともあるでしょう。生活において言葉のトラブルが生じたとき、ボタンひとつで検索できる電子辞書があれば何かと便利です。
最後に「変圧器」や「変換プラグ」も状況によっては必要になります。カナダのコンセントは日本と同じAタイプなので、基本的に変圧器や変換プラグは必要ありません。ただ、カナダの電圧は110 V~120Vであり、日本の100Vより若干高めになります。そのため、日本からドライヤーを持参する時などは変圧器を持参したほうが良いでしょう。
ワーホリの持ち物として、日用品の携帯も大切です。カナダは先進国であり、日本で売られているものの多くは手に入ることができるでしょう。しかし、現地に着いた直後は緊張もあり、何かと体調を崩してしまうこともありえます。そんなときに、日本から持参した使い慣れた日用品があれば何かと心強いでしょう。
まずは「薬」です。普段から胃薬を服用する、頭痛持ちであるといった場合は、飲みなれている薬を準備しましょう。カナダでも薬の購入は可能ですが、日本の医薬品より成分量が多く含まれていることもあり、飲むことでトラブルが起きないとも限りません。基本的には、日本の医薬品を利用したほうが良いでしょう。また、女性の場合は「化粧品」「生理用品」もあったほうが良いです。特に、化粧品は現地で購入したものが肌に合わないケースもあるため、日本から持ち込んだものを使うと良いでしょう。
視力の悪い人にとって忘れてはいけないのが、「メガネ」や「コンタクトレンズ」です。普段メガネの人は、破損したことも考えて2本用意しておくと良いでしょう。コンタクトレンズはカナダでもインターネット上で購入することは可能ですが、英語サイトから購入することになります。度数やレンズの大きさなどを英語で選ぶのは最初のうちは難しいでしょう。滞在する期間に合わせて必要量のコンタクトレンズを準備しておくのがおすすめです。最後に「日焼け止め」も必需品です。
カナダは広大な自然が多く、海や湖、高原や草原など、紫外線を体全体で浴びるような場所が多いです。そのため、特に肌をさらすことが多い夏場はあっという間に日焼けをすることが多く、数本の日焼け止めは準備しておいたほうが良いでしょう。
ワーホリでの長期滞在となると、ついたくさん持ち込んでしまうのが「衣類」です。しかし、衣類は必要以上に持って行く必要はありません。現地での生活は、思った以上に暑かったり寒かったりと、そこで暮らしてみないとわからないことが多いのです。そのため、寒いと聞いて持ち込んだ防寒具でも使わなかったり、暑いと聞いて持っていたシャツが役に立たなかったりします。
まずは「2週間程度の普段着」を準備しましょう。下着、トップス、パンツ、そのような普段着が2週間程度ローテーションできれば、意外と現地での生活はなんとかなります。また、女性の場合「下着」は、現地で体に合うサイズは見つかりにくいかもしれません。そのため、2週間分程度は用意したほうが良いでしょう。
そして、万が一の寒さ対策として「ヒートテック」のような防寒下着を数枚、ジャケットを1枚用意しましょう。カナダへ留学した人の多くは、日本メーカーの防寒下着が役に立ったと言っています。かさばらないうえに暖かい下着は、現地で大いに役に立つでしょう。どうしても寒いときは、現地でマフラーやジャンパーなどを購入すれば良いのです。防寒具はかさばるため、必要最低限のものを用意しましょう。
また、海に近いリゾート地に行くこともあるかもしれません。そのようなときのために「水着」や「サングラス」も準備しておきましょう。特に、紫外線の強いカナダでは、サングラスがあれば何かと便利です。「靴」も一足だけではなく、サンダルやスニーカー、革靴など3足あると便利です。季節や場所によって使い分けることができます。意外と忘れがちな「フォーマルな服」は、一着用意しておくと良いでしょう。スーツでなくても、ジャケットやパンツ、シックなワンピースなどがあれば、いざドレスコードが必要な店でも対応することができます。
日本から持って行くと、意外と現地で活躍できるものあります。まずは「ティッシュ」です。これは現地でも購入できるものの、カナダのティッシュは非常に高いです。日本ではボックスティッシュが5パックセット200円程度で購入できますが、カナダはその2倍ほどすることが多いです。カナダに限らず、ポケットティッシュを無料で配っている国は日本くらいしかないといわれています。ポケットティッシュを多めに持って行くことで、何かと生活に役立てることができるでしょう。
そして「洗濯ネット」もあると便利です。カナダの洗濯機のパワーは強く、ネットに入れないと生地が傷んでしまうことがあります。特に、下着をはじめとしたデリケートな衣装はダメージを受けやすいので、何枚か用意しておきましょう。さらに「裁縫道具」や「カイロ」はカナダではなかなか手に入らないようです。寒い場所で活躍するカイロは、冷涼なカナダの気候では「持ってきてよかった!」という場面に遭遇する可能性も十分にあるでしょう。
また、現地で知り合った人達に配る「お土産」も用意しましょう。多くの人に配るなら、日本製の飴やラムネといったお菓子も喜ばれます。しかし、ホストファミリーなどの限られた人にプレゼントするものは、日本製の「手ぬぐい」や「Tシャツ」などが良いでしょう。カナダをはじめ、多くの国では日本の漢字デザインが人気となっています。和のデザインが施されたシャツや手ぬぐいは、インテリアにもなり、日用品として使うにも人気です。同様に、日本製の「文房具」も喜ばれるお土産です。日本製の文房具は品質が良く、デザインもすてきなものが多いことから、思い出の品として大変人気があります。
また、こちらの記事で留学に必要な持ち物についてまとめていますので、持ち物にお悩みの方や、これから出発する方はおさらいとして、ぜひこちらもご覧ください。
カナダでは日本で売られているものの多くを購入できますが、なかには買えないものもあります。まずは「サンダル」です。これは現地でも買うことができるのですが、実は到着したその日から使うことが多いため、あらかじめ日本から用意しておいたほうが良いでしょう。カナダはアメリカなどと同じく、家でも土足です。しかし、外で履いたスニーカーやブーツのままで家に入ることはありません。カナダ人の多くが家では履きやすいサンダルを履いて過ごしています。ワーホリでカナダに到着し、お世話になるホストファミリーの家やアパートでサンダルがないと、靴の着脱に手間が掛かり、かなり不便でしょう。ついたその日に利用できるよう、履きやすいサンダルを準備しておきましょう。
そしてカナダでは「耳かき」が売られていることも少ないです。綿棒はあるものの、耳かきが用意されていることはまずありません。カナダに限らず、耳かきは日本特有の道具として見られることも多く、海外で売られていることは少ないでしょう。
また「ハードコンタクトの保存液」もありません。カナダのコンタクトはソフトレンズが主流です。ハードコンタクトレンズ自体が少ないので、カナダで保存液を用意することは難しいでしょう。また、ハードコンタクトはふとした拍子に紛失してしまう可能性もあります。ソフトレンズならカナダでもネットで気軽に購入でき、ワンデータイプなら紛失してもそれほどコストは掛かりません。ワーホリの際は、あらかじめソフトレンズを準備したほうが良いでしょう。
カナダへのワーホリ準備は、数日に分けてじっくりと対策をしたほうが良いでしょう。基本的に日本で購入できる商品は、カナダでも買えることが多いです。しかし、薬や日用品に至っては、成分量が違っていたり、使い勝手が悪かったりすることもあります。そのため、滞在期間を考えて、あらかじめ用意できるものは持って行ったほうが何かと便利でしょう。
忘れ物が現地で判明すると、焦ってしまったり、後々苦労したりすることにもなります。渡航前には随時荷物のチェックをして、再度忘れ物がないかどうかしっかりと確認をしましょう。
今回はカナダでのワーキングホリデーで必要となる持ち物などについてご紹介いたしました。
カナダのワーキングホリデービザの概要や申請方法などについては、こちらの記事でまとめておりますので合わせてぜひご覧ください。