
「留学経験は総合型選抜(旧AO入試)で有利になる?」
「総合型選抜に向けて有意義な留学経験にするためには?」
留学の経験は大学入試の総合型選抜で有利に働く可能性があります。しかし、単に留学しただけでプラス材料になるわけではありません。
留学経験を総合型選抜で活かすためには、「現地で何を得たか」が重要です。有意義な留学経験にするためのコツや注意点を踏まえ、計画や事前準備を進めましょう。
そこで本記事では、留学経験と総合型選抜について、専門家の視点から以下の内容を解説します。
「留学は総合型選抜に活かせるかどうか」が理解できるため、ぜひご覧ください。
CONTENTS
留学の経験は、大学入試の総合型選抜(AO入試)で有利に働く可能性があります。
総合型選抜では、志望理由書や面接、課外活動の実績などを総合的に評価する大学が多く、留学で得た経験をアピールしやすいためです。特に、 大学のアドミッションポリシー(求める学生像)に一致した経験や学びを得られれば、高く評価される可能性があります。
ただし、単に留学したというだけでプラスの評価を得られるわけではありません。現地で得た学びや経験を具体的に伝えることが必要であり、学部やアドミッションポリシーとも一致していることが大切です。
留学経験を活かしやすい代表的な学部には、以下のようなものが挙げられます。
また、留学経験は国際系の学部だけで評価されるわけではなく、志望理由や大学で学びたい内容と関連づけられれば、さまざまな学部でアピール材料となる可能性があります。
高校生の留学のプランや費用、体験談について詳しくは「高校生の留学ガイド|4つの留学タイプと費用相場を徹底解説」をご覧ください。
留学経験が総合型選抜(旧AO入試)で有利に働く主な理由は、以下の4つです。
ここでは、それぞれの理由について詳しく解説します。
留学による以下のような経験を通じて主体性やチャレンジ精神を得られます。
主体性やチャレンジ精神、積極的に学ぶ姿勢などをアドミッションポリシーに定めている大学は少なくありません。また、 留学経験と学びたい内容を結びつけられれば、その分野の関心や学習意欲が高いと評価される可能性もあるでしょう。
留学中の以下のようなシーンで異文化理解力や多様性への適応力を育むことができます。
異文化や多様性に適応するために意識したことを具体的に伝えられれば、多様な人と協働する力や柔軟な考え方を評価される可能性があるでしょう。
留学では、以下のような経験を通じてコミュニケーション能力や問題解決能力が育まれます。
コミュニケーション能力や問題解決能力をアドミッションポリシーとして求める大学は少なくありません。 具体的なエピソードを交えながらアピールすれば、高く評価される要因となるでしょう。
留学生活や語学学校での授業を通じて伸ばした語学力を活かし、以下のような資格を取得すれば、語学力を証明しやすくなります。
大学や学部によっては資格取得によって加点されるケースがあり、面接でのアピール材料にもなるでしょう。なかには、面接を英語で実施している大学も存在します。
ただし、単に留学しただけでは高度な語学力を有していると評価されません。 帰国後には客観的に語学力のレベルを示せる資格を取得するといった取り組みが重要です。
留学経験を総合型選抜(旧AO入試)でアピールする際には、以下の4点に注意が必要です。
ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説します。
目的や目標を定めずに単に留学しただけでは、総合型選抜で高く評価されにくい可能性があります。多くの場合「留学をした」という事実そのものではなく、留学中に得た経験や学びが評価されるためです。
そのため、 留学前には目標や目的を定め、帰国後には留学生活中に得た経験や学びを振り返ることが大切です。総合型選抜の試験準備の際は、留学で得た経験をどのように今後の学習や将来の目標に活かすかを説明する練習をしましょう。
留学の経験がすべての大学・学部の総合型選抜で有利になるとは限りません。
各大学ではアドミッションポリシーが定められており、それぞれ評価される経験や能力が異なるためです。留学経験が大学・学部のアドミッションポリシーや志望動機と結びつかない場合は、十分に評価されない可能性があります。
留学経験を総合型選抜で活かしたい場合は、事前にアドミッションポリシーを確認したうえで、どのようにして学業や将来の目標に活かせるかを考えることが大切です。
大学にもよりますが、総合型選抜では以下のような要素を総合的に評価するケースが多いです。
留学で得た経験や能力をアピールできても、それだけで確実に合格できるわけではありません。 留学経験は試験で評価される一要素となりますが、合格するためには小論文対策や志望理由書などの提出書類を丁寧に作成することも重要です。
半年や1年間などの長期間留学に行く場合、高校の休学が必要になる可能性があります。休学自体で総合型選抜の評価が下がるわけではありません。しかし、周りと卒業時期や進学のスケジュールがズレる可能性があります。
長期留学を検討する際は、事前準備の段階で卒業や進学スケジュールへの影響を踏まえ、担任や進路指導の先生に相談しておくことをおすすめします。また、高校によっては留学中の活動が単位に認定される可能性もあるため、学校の制度もあわせて確認しましょう。
留学経験を総合型選抜(旧AO入試)で活かすためには、以下の点を意識しましょう。
ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
渡航前に留学の目的を明確にすることが大切です。
留学経験を総合型選抜で活かすためには、留学中に何を得たかが重要です。現地生活はあっという間に過ぎ、留学先によっては娯楽や観光地といった誘惑も多いため、目的が曖昧なまま渡航してしまうと、学びや経験が少ない現地生活となる可能性があります。
大学で学びたいことや将来の目標を踏まえ、「何のために留学するか」を考えましょう。 語学力の向上を目的とする方も多いですが、総合型選抜でアピールしたい方は+αの経験や学びを得るのが理想です。
また、留学の目的が明確になれば、自分の目標に合った留学先やプログラムを選びやすくなります。留学でおすすめな国については「留学先にお悩みの方へ!留学におすすめな国10選とその理由」をご覧ください。
以下のような留学準備を入念に行うことで、現地でのトラブルを防止しやすくなり、留学生活の質も高まります。
事前リサーチを入念に行い、オンライン英会話などを活用して基本的なフレーズやリスニング能力を身につけましょう。
ほかにも、 パスポート・ビザの申請や語学学校・宿泊先の手配、留学保険への加入など、必要な手続きは多いです。留学準備について詳しくは「留学の準備はこれで完璧!?基本的な準備の流れについて」をご覧ください。
留学から帰国したら、現地での経験を大学での学びや将来の目標と結びつけましょう。
留学中に実りのある経験をしても、選考担当者に得た学びや能力が伝わらなければ十分なアピールにはなりません。 留学で得た経験や学びを振り返り、説得力や一貫性を持たせて説明できるようにすることが大切です。
たとえば、「留学中に異文化交流を経験して多様な価値観に興味を持ったため、大学では国際関係や異文化コミュニケーションを学びたい」などが考えられます。留学中に得た経験や大学で学びたいこと、今後の目標などは具体性を持たせ、一貫したストーリーを示せると理想です。
留学後は以下のような資格試験を受験し、語学力をスコア化することをおすすめします。
客観的なスコアを示せれば、自分の語学力を証明できます。なかには 加点対象や出願資格として定められているケースが少なくありません。そうでなくても、英語学習に継続して取り組んできた姿勢を示す材料となるでしょう。
一方、留学で語学力を伸ばしても口頭だけでのアピールでは面接官に伝わりきらない可能性があるため注意が必要です。
留学を実りのある経験にして総合型選抜(旧AO入試)を有利に進めるためには、留学エージェントの活用をおすすめします。 エージェントを活用することで、豊富な経験を持つスタッフと相談したうえで自分の目標や目的に適した留学先や語学学校を選びやすくなります。
また、ビザの取得や語学学校・航空券の手配など、初めてだと苦戦しやすい手続きをサポートしてもらえる点もメリットです。忙しい高校生活と留学を両立させやすくなるでしょう。
加えて、現地滞在中の公的手続きやSIMカードの契約、荷物の紛失といったトラブル時にもサポートを受けられることが多いです。海外生活の不安を軽減して留学に挑戦できるはずです。
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留学経験と総合型選抜(旧AO入試)に関するよくある質問は、以下のとおりです。
ここでは、それぞれの質問について詳しく回答します。
留学経験の総合型選抜への影響は期間で決まるものではなく、「留学中に何を得たか」が重要となります。 夏休みなどの長期休暇を用いた短期留学であっても、目的意識を持って取り組み、経験や学びを具体的に伝えられれば、十分なアピール材料となる可能性があります。
ただし、長期留学のほうが語学力の向上を実感しやすく、現地でより多くの経験を積むことが可能です。高校生活の学業や部活動、予算などを踏まえて最適な留学期間を選ぶことが大切です。
総合型選抜に向けて留学する場合、高校1〜2年生のうちの渡航をおすすめします。 高校3年生になってから長期留学する場合、受験や資格試験の準備期間が圧迫される可能性があるためです。
ただし、数週間や1ヶ月程度の短期留学であれば、高校3年生の夏休みに行っても受験準備や英語資格試験の受験スケジュールと両立できる場合があります。学習進度や大学受験のスケジュールを踏まえ、担任や進路指導の先生に相談することが大切です。
留学経験は総合型選抜だけでなく、「学校推薦型選抜」でも有利になる可能性があります。また、在住期間や現地校への在籍期間など、大学が定める出願資格を満たす場合は、帰国子女入試に出願できることもあるでしょう。
加えて、 留学経験によって語学力を伸ばせれば、英語が一般入試の得点源になることも期待できます。
留学の経験は大学の総合型選抜(旧AO入試)で有利に働く可能性があります。ただし、単に留学しただけでプラス材料になるわけではなく、語学力や異文化体験、主体性など「何を得たか」が重要になります。大学の学部やアドミッションポリシーによっても評価が異なるため、志望する大学・学部や将来の目標を踏まえて計画を立てることが大切です。
また、 総合型選抜に向けて留学に挑戦したい方には、留学エージェントの活用がおすすめです。留学エージェントを活用すれば、専門的な知識を有したスタッフのアドバイスを踏まえて、自分に合った留学プランを立てられます。
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