イギリスは多くの歴史的建造物や観光スポットがあり、毎年多くの旅行客が訪れる国です。ワーホリ制度があるため、そんなイギリスにワーホリしてみたいという方もいるのではないでしょうか。しかし、イギリスのワーホリビザを申請するためにはさまざまな条件を満たす必要があります。また、ビザを取得するためには、年に2回おこなわれる抽選に当たらないといけません。
この記事では、イギリスのワーホリビザ申請の条件や申請方法などについてご紹介していきます。
イギリスワーホリの概要についてはこちらの記事でまとめていますので、ワーキングホリデーでの渡航をご検討の方はぜひ合わせてご覧ください。
また、イギリス以外の英語圏でワーホリできる国についてもご説明していきますので、国選びにお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
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イギリスのワーホリビザを申請するには、いくつかの条件を満たす必要があります。この章ではワーホリの概要と一緒にご紹介していきます。
イギリスのワーホリビザを申請する際の条件には、年齢、国籍、資金、イギリスへのワーホリ履歴の有無などがあります。これらの条件を順にみていきましょう。
イギリスのワーホリビザを申請できる年齢は、18歳~30歳です。申請時に30歳である方は申請できますが、31歳の誕生日を迎えている方はできません。イギリスのワーホリビザを申請したい方は、31歳の誕生日までに申請しましょう。
ワーホリ制度はイギリスと日本間での協定であるため、制度を利用してイギリスにワーホリするためには日本国籍を所有している必要があります。
資金に関してはビザの申請時に30万円ほどの資金があることを証明する必要があります。資金を証明する方法は、預金通帳のコピーや、英文の残高証明書でおこなうことができます。
イギリスに限った話ではありませんが、ワーホリビザを利用してその国に入国できる回数は一回きりです。そのため、滞在期間を問わずに一度でもワーホリビザでイギリスに入国している場合は、イギリスにワーホリすることができません。
イギリスのワーホリビザでは、特別な手続きなどがなくても最大2年間まで滞在が可能です。ワーホリ中は就学の期間に制限がありません。そのため、英語が苦手な方や語学学校に通って英語力を伸ばしたい方におすすめです。また、就労期間にも制限がないため自分の思うように働きながら暮らすことができます。
イギリスのワーホリビザは、年間の発行数が決まっています。ビザが発行される人数は、年間1,000名ほどです。しかし、この発行数に対してワーホリビザを希望する方は年間1万人を超えるそうです。そのため、ワーホリビザを取得できる人は、応募のなかから抽選で決められます。抽選は、1月と7月の年2回におこなわれるため、応募を忘れないようにしましょう。
イギリスのワーホリビザを申請するには、さまざまな手続きをする必要があります。この章では、必要な書類とおおまかな申請手順についてご紹介していきます。
イギリスのワーホリビザを申請する際に必要な書類は、パスポート、資金証明書、ビザ申請書、申請予約確認書、チェックリストです。
パスポートは滞在期間中に、有効期限が切れないものが必要です。有効期限に余裕がない方は更新をしましょう。また、パスポートの顔写真ページのカラーコピーが必要になることがあるため、事前に用意しておいてください。
資金証明書は残高証明書、取引明細書、通帳などでおこなうことができます。ビザ申請書や申請予約確認書、チェックリストなどは後ほどご紹介するオンライン申請の際に印刷できるものです。
まず、ビザ抽選期間にメールを駐日英国大使館指定のアドレスに送ります。メールには英語で氏名、誕生日、電話番号、パスポートの番号、国籍、ビザ申請をおこなう国などの情報を入力してください。当選結果は1~2週間ほどで届きます。当選した場合は、イギリス移民局のホームページでワーホリビザのオンライン申請をおこないましょう。
このときにビザ申請センターの来館予約、健康保険やビザ申請料の支払をおこなえます。各種料金の支払には、クレジットカードが必要です。また、ビザ申請センターではビザ申請書、申請予約確認書、チェックリストなどの提出が求められるため、忘れずに印刷しておいてください。
料金の支払と来館予約が完了したら、予約日に東京または大阪にあるビザ申請センターへいきいき、必要書類の提出や指紋情報の登録をおこないましょう。あとは、ビザの審査結果を待つだけです。
ビザ申請センターでの申請手続きから1~2週間ほどで審査結果のメールが来るため、審査が終わったらパスポートを受け取ってください。しかし、この時点で発行されるビザはVignette Visaというものです。ワーホリビザはイギリス国内でないと発行できないため注意しましょう。
Vignette Visaでは、入国予定日から30日まで滞在が許可されています。まずは、このビザでイギリスに入国してください。イギリスに入国できたら、指定された郵便局でBRPカードを受け取ればワーホリのスタートとなります。
ワーホリビザの期限自体はBRPカードを受け取ってからではなく、ビザ申請時に決めた入国予定日から2年となるため、なるべく早くカードを受け取ることをおすすめします。
イギリスのワーホリにかかる費用は、1年間で約200~300万円といわれています。費用には、イギリスワーホリの申請や健康保険料、渡航費、生活費が含まれています。
費用の金額の差は、生活スタイルなどによって異なります。英語を学ぶために語学学校に通う場合は、その分の費用がかかってきます。また、一人暮らしをするかホームステイをするか、外食をするか自炊をするかなどでも必要な費用は異なってきます。イギリスは物価が高い傾向にあるため、一人暮らしをしたり、外食を多くしたりすると生活費がかさみやすいです。
航空券は、ワーホリにいく時期によって金額が異なります。とくに夏は多くの観光客がイギリスへの飛行機を利用する時期なので、航空券の料金も高くなりやすいです。渡航費を抑えたい場合は、航空券が安い2月頃に渡航することをおすすめします。
イギリスのワーホリビザ申請は、基本的に英語でおこなう必要があるため難しいです。英語が苦手な方や手続きに不安がある方は、留学エージェントを利用することをおすすめします。留学エージェントでは、ビザの申請サポートをしてもらうことができます。
また、現地の情報提供を受けることもできます。よい滞在先やワーホリ中の就労先などが見つかるかもしれません。また、ワーホリ中に語学学校へ通うことを検討している場合は、留学エージェントに相談すれば学校の紹介もしてもらえます。
ワーホリの準備にかかる時間や労力を大幅に節約できるため、ぜひとも留学エージェントを活用してみてください。
イギリスのワーホリビザ申請は、発行数が決まっています。発行数に対してビザの応募人数がとても多いため抽選に落ちてしまうことも珍しくありません。しかし、ワーホリはイギリス以外の国でもいくことができます。イギリスのワーホリビザに落選してしまった方は、ほかの国を選んでみてはいかがでしょう。この章では、イギリス以外の英語圏のワーホリ国をいくつかご紹介します。
カナダのワーホリでは、1年間滞在することができ、半年間語学学校に通うことができます。学校に通える期間は決まっていますが、就労に関しては期間の制限がありません。カナダの公用語は、英語とフランス語のため、フランス語を学ぶチャンスもあります。
ニュージーランドでは、1年間滞在することができ、学校は半年間、就労に関しては同じ職場で最長1年まで働くことができます。また、ファームで3カ月以上の就労をした場合は、手続きをすることによりワーホリ期間を3カ月延ばすことが可能です。
オーストラリアでは、1年間滞在することができ、語学学校に半年間通うことができます。就労に関しては、同じ職場で最長半年まで働くことが可能です。また、政府指定の職場で一定期間以上働いていた場合は、滞在期間を1年延ばせるセカンドビザを取得できます。
イギリスのワーホリのビザ申請には、さまざまな条件があります。また、イギリスのワーホリのビザは、発行数が決められており年間1,000名が定員となっています。そのため、抽選に当たらないとワーホリビザを取得するができません。イギリスのワーホリビザに落選してしまった場合は、ほかのワーホリ国に目をむけてみるのも1つの手です。
ワーホリする国でお悩みの場合や、ワーホリビザ申請手続きが不安という場合はぜひとも留学エージェントを活用してみてください。
歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリスは、古い伝統も守りながらも、 常に流行の発信地としてファッション・アート・音楽・考え方や技術などを生み出し世界中に発信している国としても有名です。 英語教育にも長い歴史をもち、語学学校の質や教育レベルも世界的に高いです。 イギリス留学では、英語発祥の地として、上品なクイーンズイングリッシュを学ぶことができることが魅力。 多国籍国家でもあるため、国際色豊かで留学生でも住みやすい雰囲気があります。 ヨーロッパ各国へ小旅行を楽しむこともできる、ヨーロッパの魅力たっぷりの国です。