フィリピンセブ島滞在中に現金がなくなってしまった!
財布を盗まれてお金もクレジットカードもない!
緊急時で予想外の出費が出てしまった!
こんな状況になってしまったらどうすればいいのでしょうか?
この記事では万が一の最終手段フィリピンへの「海外送金」の方法と、手数料が安いサービスを5つご紹介します。
合わせて海外送金以外で現金を得る方法である、国際キャッシュカードやキャッシングについても詳しく解説します。
CONTENTS
海外送金とは、名前の通り日本国内から海外へと送金することです。これによって、海外にいても現金を受け取ることができます。
自分自身で日本の口座から振り込み手続きができますし、自分以外(親や親族、友人)が送金することも可能です。特に 予想しなかった出費が海外で起こった際に、家族から送金してもらえるのが利点です。
今回ご紹介するセブ島での海外送金は、現地の銀行口座がなくても受け取れる方法です。現地で口座を作る必要はありません。
指定の窓口にいくだけで送金してもらった現金を受け取ることができます。
*海外送金は指定の銀行口座への振り込みのみ扱っている場合が多いです。今回紹介するのは口座振り込みではなく、現金受け取りでの方法です。
そもそも、短期在住者・留学生などはフィリピンで銀行口座を作るのは極めて困難です。フィリピンで銀行口座を開設するためには、「フィリピンで有効なID」と「住所や住んでいることを証明する光熱費の支払いの書類」が必要です。
また、フィリピンの口座はある一定の金額を下回ると維持手数料がかかったり、休眠されてしまうケースも。
完全移住や仕事で滞在ではない限り、現地の銀行口座を開設するのはそこまでメリットはないでしょう。
それでは海外送金のおすすめサービスや手数料、手続き方法などについてご紹介します。
SBIレミットは手数料業界最低水準!フィリピンであれば、10,000円までは480円、100,000円は1,400円の手数料で送金可能。受け取り方法は銀行口座のほか、現金受け取りができるので口座を持っていない人でも安心です。
【利用方法】
①会員登録
会員登録をすると1週間程度でウェルカムパッケージが郵送で届きます。仮ログインとパスワードでログインすると会員登録完了。
②入金・送金依頼
会員登録後、指定口座へ送金のための資金を振り込み。送金する場合は会員サイトからログイン、海外へ送金から送金依頼をします。
③Reference Number(リファレンスナンバー)の発行・受け取り
送金が完了したらナンバーが発行されます。それを指定された店舗でナンバーと身分証提示で受け取りができます。
【送金限度額】
送金回数:1日に3回以内、7日間に6回以内、30日間に20回以内
送金金額:1,000,000JPY相当額以下、30日間で合計10,000USD相当額以下
【受け取り場所】
銀行
・Banco de Oro Unibank(BDO)
・Metrobank
・KwartaGram
小売
・SM Malls
・Peragram
質屋(Pawnshops)
・Cebuana Lhuillier Services
・Corporation
・M.Lhuillier Financial Services
ここでも大手BDO銀行で受け取り可能です。その他、メトロバンクも支店が多いです。
【SBI Remitについて】
・手数料が安い
・受け取り支店が多い
・ネットで全て手続きができるので楽
SBI Remitは すべてネットで手続きできるのが最大のメリットです。1週間程度で使えるようになるため、急な渡航でも間に合います。
手数料も安く、大きい金額ではなく小額ずつ送金したい場合にもおすすめです。
ただし、指定口座に送金額を振り込みするため振り込み手数料が毎回かかるのと、自分に口座から出し入れするわけではないので送金する金額を毎回振り込む必要があります。
ある程度一気に口座にいれて、自由に送金するというわけではないので注意してください。
ウェスタンユニオンは、銀行口座受け取りのほか、現金受け取りやGCASHなどのeウォレット受け取りにも対応しています。
アプリから送金もできますし、オンライン、日本の取り扱い店舗から直接送金も可能なので緊急の送金時にはおすすめです。
【利用方法】
①送金方法を選んで送金
ウエスタンユニオンでは、
・オンライン
・アプリ
・取扱店から直接
・セブン銀行ATM
・ファミリーマートのファミポート
から送金手続きができます。
セブン銀行の場合は事前に口座開設と契約申し込みが必要です。ファミマはレジで現金で支払うだけです。
オンラインやコンビニも便利ですが、色々と事前登録が必要なため、緊急時はウェスタンユニオン取扱店へ来店しての送金がおすすめです。
東京都であれば主要駅に一つはあるので利用しましょう。マイナンバーカードなどの身分証だけでOK。
②指定店舗で受け取り
送金管理番号を受取人に通知、ウェスタンユニオン店舗で受け取りが可能です。
【送金限度額】
100万円まで送金可能。
【受け取り場所】
・Ayalaショッピングモール4Fウェスタンユニオン
・M Lhuillier
・Cebuana Lhuillier
・BDOウェスタンユニオン対応支店
【WESTERN UNIONについて】
・面倒な手続き一切なし、来店で送金可能
・オンラインや来店のほか、セブン銀行やファミマから送金可
最大の特徴は 日本のウェスタンユニオン取扱店に来店して送金できる点です。来店は面倒ですが、手続きや開設がいらないので急な送金の場合はおすすめです。
一回だけの送金であれば、多少手数料が高くても迅速に対応してくれるウェスタンユニオンが便利でしょう。
→セブン銀行フィリピン送金サービス with BDO Unibank公式サイト
セブン銀行とBDO Unibankによる海外送金サービスです。 専用のアプリから365日いつでも送金が可能なサービス。フィリピン国内のSMモールやCebuana Lhuillierなど約8,000カ所で受け取り可能とのこと。
また、BDO Unibankをはじめ、BPI、Metrobank、PNBなど、フィリピン国内にある30行以上の銀行口座へも送金が可能。
【利用方法】
①セブン銀行口座と海外送金サービスのお申込み
まずはセブン銀行口座の開設と海外送金申し込みをします。すでにセブン銀行口座を持っていてもいなくても2週間ほどかかるようです。海外渡航前にしっかりと準備しておきましょう。
②海外送金アプリのダウンロード
海外送金には必ずアプリのダウンロードが必要なのでダウンロードします。iPhone・Android共に利用できます。
③ダイレクトバンキングサービスのご利用開始登録
申し込みをしてキャッシュカードや申込み書類が郵送されたらダイレクトバンキングの利用開始登録をします。これで準備完了です。
④送金
アプリの“SEND MONEY”メニューから送金。リファレンスナンバーと、指定した受取拠点を確認。
⑤指定店舗で受け取り
受け取りには写真付きIDを提示、受取申込書にリファレンスナンバー等を記入する等の手続きが必要です。
*フィリピンへの送金はアプリを通してのみ利用可能です。利用の際はマイナンバーカードまたは通知カードが必要です。
【送金限度額】
1回あたり500,000円
1日/1ヶ月あたり1,000,000円
1年あたり3,000,000円
個別に限度額を設けている支店があります。
M lhuillierの全ての支店250,000 PHP
Cebuana Lhuillierの全ての支店30,000 PHP
【受け取り場所】
・BDO Unibankの支店
・BDOレミットカウンター
・SMモール
・PALAWAN PAWNSHOP
BDOはセブにたくさんの支店があります。とくにITパークのHMタワーの支店では日本人スタッフが常駐しているので安心(2020年2月時点)!その他、アヤラやマクタン島にも支店があります。
【セブン銀行フィリピン送金サービスについて】
・現金受け取りの場合、最短数分で受け取り可能。
・セブン銀行ATMで預入すれば手数料無料
・受け取り場所が多い
セブン銀行のフィリピン送金サービスを利用するメリットは、 受け取り場所が多いことです。BDOの支店はネットで調べればすぐに出てきます。おそらく滞在場所近くにあるはずです。
セブン銀行に入金も、日本から事前に預入すれば手数料無料ですし、緊急時は親族に頼んで入金してもらえば送金可能です。24時間365日手続きできるのがメリットです。
フィリピンに行く際は、利用する予定がなくても口座と利用登録を済ましておくと安心です。
おすすめの海外送金、手数料などは上記で紹介した通りです。では、海外送金以外で現金を得る手段はあるのか。ここでは国際キャッシュカードとキャッシング、それ以外の方法についてご紹介します。
国際キャッシュカードとは、自分の日本の口座から、海外のATMを使って現地通貨を引き出すことができるカードです。
セブ島にはショッピングモールやスーパー、街中あらゆるところにATMが設置してあります。
海外のATMからお金を引き出す際に確認しておきたいのが、こちらのロゴマーク、CIRRUS(シーラス)とPLUS(プラス)。
自分が作った国際キャッシュカードがどちらに対応しているか確認し、ATMではそのマークが記載されている機械を使いましょう。
【国際キャッシュカードを利用するには】
国際キャッシュカードを申し込む
↓
海外で利用できるように手配する
↓
暗証番号の設定
↓
引き出し上限などの設定
↓
事前にある程度入金しておく
注意して欲しいのは、 暗証番号の設定、引き出し上限の設定をきちんと把握することです。暗証番号を忘れるとおろすことはできませんし、引き出し上限もカードによっては最初は1万円というところもあります。
また、そもそも最初は海外で使えないように設定されている場合もあるので、しっかりと日本にいる時点でネットからどのような状況か確認して設定しておきましょう。
【メリット】
・審査がないので学生・未成年・無職でもOK
・残高=上限なので使いすぎる心配がない
・手続きが簡単ですぐに作れる
・直接現地通貨が手に入る
【デメリット】
・新しくカードを作る必要がある
・手数料は有料、レートも悪い
・残高以上のお金は使えない
・紛失や盗難時の補償が弱いorない
国際キャッシュカードのいいところは、学生や無職の人でも審査なしで簡単に作れるところです。海外に多額の現金を直接持っていくのは心配な人は、国際キャッシュカードを事前に作っておきましょう。
ただし、残高以上のお金は使えないのが難点。滞在費が足りなくて少し引き出すならまだしも、緊急時に予想以上の多額のお金が必要になった際は海外送金を利用しましょう。
クレジットカードキャッシングとは、手持ちのクレジットカードのキャッシング枠を利用し、海外ATMから現地通貨を引き出す方法です。
【クレジットカードキャッシングを利用するには】
事前にカード会社にキャッシングの手続き
↓
審査
↓
キャッシング枠の確認、暗証番号の確認
【メリット】
・手持ちのクレジットカードから手続きするだけ、新しくカードを作る必要ない
・残高ではなくキャッシング枠一杯に利用できる
・すぐに返済すれば金利が安くなる場合も
・手軽
【デメリット】
・審査があるので誰でも利用できるわけではない
・学生や無職は基本できない
・キャッシング枠を使えるので使いすぎてしまう
・金利手数料がかかる
クレジットカードキャッシングは、クレジットカードの利用枠ではなく、別途キャッシングという手続きをしなければいけません。審査もありますし、カードを持っていても審査が通らない場合もあります。
ただし、キャッシング枠が使えるので緊急時に現在手元にお金がなくても引き出せるのが魅力。金利手数料がかかりますが、基本翌月返せば高くはありませんし、即時入金して金利を安くする方法もあります。
*ただし、 海外キャッシングをすると自動的にリボ払いになるカードもありますのでご注意ください(例:楽天カード)。
20歳以上できちんと定期的な収入がある人は、万が一の場合に備えてキャッシング枠を10〜30万ほどつけておくと安心です。
最後の方法として、国際キャッシュカードも作るのを忘れた、キャッシングもできない、海外送金も頼れる相手がいない・・・そんな場合もあるかと思います。
自分でなんとかするというのはもちろん大前提の話として、それでも最終手段としてあるのが留学生の場合は留学仲間に相談するということです。
お金を貸してもらうのも手ですし、日本の口座へ振り込んでもらいATMでペソを引き出せる方に手伝ってもらう、もしくは仲間との食事をクレジットカードで自分が全部払い、その代わり現金をみんなからもらう方法もあります。
今回は海外送金の方法についてご紹介しました。海外送金では「SBI Remit」や「ウェスタンユニオン」が使いやすくておすすめです!
基本的にすぐに反映・送金されるので、平日営業時間内であればすぐに現金を受け取れます。
しかし、おすすめするのは 「現金+海外ATM対応の銀行キャッシュカード、クレジットカード2枚以上」です。海外送金はあくまで現金・クレジットの次の手段として考えましょう。
レートもよくなく、手数料もやはり高いです。また、指定窓口へ足を運ばなければならないので、近いといいですが、平日指定の時間ともなれば学校に通っている間は難しくなります。
留学前・渡航前はしっかりとクレジットカードを作ったり、国際キャッシュカードを作ったりして準備をしましょう。
PS. ちなみに、円からペソにする際は、現金を両替所で円からペソにする方法が一番換金率が良いです。ATMでのキャッシングはその次です。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。