オーストラリア短期留学は「英語力を一気に底上げしたい」「休暇を最大限に活用して海外経験を積みたい」というニーズにピッタリの選択肢です。
ETAやeVisitorなどの簡単ビザで最長3か月まで学べるうえ、治安・気候・教育品質の三拍子が揃う環境は初めての海外でも安心。この記事では期間別モデルプラン、都市選び、費用の目安から渡航準備のコツまで、短期留学を成功させるための最新情報を網羅して紹介します。
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オーストラリアでは、観光目的の ETA(サブクラス601)・eVisitor(651)・Visitor(600) のいずれでも 「入国1回につき最長3か月まで就学可」というルールが定められています。
語学学校はもちろん、バリスタ・サーフィン・プログラミングなどテーマ別の“体験型コース”も受講でき、学生ビザのような残高証明・健康診断の提出が原則不要なのが魅力です。
実際には「午前=一般英語」「午後=選択クラス」「週末=アクティビティ」というモデルが主流で、専門学校や大学付属機関では IELTS/ケンブリッジ検定対策クラスを1週間単位で組み込めるケースも増えています。
最短1週間から3か月ぎりぎりまで自由にカスタマイズできる柔軟さは、社会人の有休・学生の長期休暇をフル活用したい日本人にとって理想的といえるでしょう。
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オーストラリアの人口の 31.5% が海外生まれ。街に出れば店員もクラスメートもバックパッカーも「英語を共通語に会話」しており、授業外のシチュエーションですぐアウトプットできる環境が整っています。
留学生コミュニティも充実しているため、初めての単独渡航でも友人を作りやすい点が安心材料です。
参照:Australia’s population by country of birth, Jun 2024
主要都市は温暖な海洋性気候で雪や台風の心配が少なく、2025年版 World Happiness Report ではオーストラリアは 世界11位。
公共交通インフラの整備や医療アクセスの良さが高評価に寄与しています。「安全でストレスが少ない環境で学びたい」というニーズにフィットする国です。
参照:Feeling a bit down under: Australia drops out of world’s top 10 happiest countries
ESOS(Education Services for Overseas Students)法は、授業内容・施設基準・返金義務まで厳格に規定。登録校は政府監査を受け、不備があれば重い罰則を科されます。
つまり「短期だから質が低い」というリスクが少なく、初めての海外留学でも安心して申し込める制度的バックボーンがあります。
参照:Education Services for Overseas Students (ESOS) Framework
シドニーから電車で2時間のブルーマウンテンズ、メルボルン郊外のワイナリー、ゴールドコーストのサーフポイントなど、平日は勉強・週末は大自然というスケジュールが容易に実現。
学校手配の週末ツアーを利用すれば、安全かつ効率的に観光も楽しめます。
ETA/eVisitor はオンライン申請が完結し、平均承認時間は数分〜24時間。費用は AU$20(ETA)または無料(eVisitor) と低コストです。
長期学生ビザに比べて準備期間が短く、思い立ってから1か月以内に出発できるケースも珍しくありません。
参照:
月〜金の午前に4時間の一般英語、午後はマンツーマン1時間に加えて校外学習。土日はオペラハウス見学やブルーマウンテンズ日帰りハイキングを組み込み、「英語漬け+観光ハイライト」を凝縮。帰国後も「聞き取り抵抗感が消える」「発音が改善した」といった即効性が期待できます。
4週間で週20レッスン×4=80時間以上の授業に、カフェ英語・発音矯正・バリスタ実習など選択クラスを加えるプランが人気。
観光地でのロールプレイやホームステイでの実践を通じて、会話の自信と語彙が飛躍的に向上します。
前半6週で一般英語+発音矯正、後半6週で IELTS/Cambridge B2 対策クラスに切替える二段構えが定番。
最終週に幼稚園やチャリティショップでボランティアを経験すれば、履歴書に書ける成果と国際的ネットワークを同時に獲得できます。
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学校数は国内最多で、一般英語からIELTS・ビジネス英語までコースが豊富。ビジネス街と世界的ビーチ(ボンダイ、マンリー)が共存し、放課後や週末のアクティビティ選択肢が多彩です。物価指数は国内最高水準(Numbeo 2025=67.6)ですが、交通機関が張り巡らされており生活利便性は抜群。
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アートとカフェ文化の街で、トラム移動が無料エリアもあり学生に優しい設計。世界住みやすい都市ランキング常連で、文化・スポーツイベントが年間を通じて開催されています。語学学校は発音矯正やバリスタ英語など“カフェ文化”に直結した選択クラスが人気。
メルボルン留学の費用はどのくらい?生活費や学費の詳細を徹底解説!
年間300日以上が晴天というサブトロピカル気候。都市圏ながら生活コストはシドニーより約14%低く(Numbeo 2025=58.0)、落ち着いた学習環境を求める人に最適です。郊外のローンパイン・コアラサンクチュアリやサンシャインコーストへの小旅行が週末定番。
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南北42 kmにわたるビーチラインで“サーファーズパラダイス”の名が示す通りマリンスポーツが盛ん。語学学校は午前授業+午後サーフィン/ダイビングなど体験型クラスが特徴です。リゾート地ながら学生寮・シェアハウスも多く、ブリスベンへ電車で約1時間とアクセス良好。
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インド洋に面した西海岸の中核都市。日本との時差がわずか1時間で、短期でも時差ボケが軽減。街はコンパクトで治安も良好、コフヌコアラパークやロットネスト島など自然豊かなアクティビティが充実しています。語学学校は少数精鋭で、クラスサイズが比較的小さいため発言機会が多いのがメリット。
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物価が主要都市の中では最も低め(Numbeo 2025=54.4)で、ワイナリーとフェスティバルの街として知られています。語学学校はパスウェイ提携大学が多く、短期からそのまま進学準備へつなげたい学生に人気。コンパクトシティゆえ通学時間が短く、学習とアルバイト(WHビザ)を効率良く両立できます。
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「自分にはどの都市が合うのかわからない、、」という方はぜひスマ留の無料カウンセリングでご相談ください!プロの留学カウンセラーと一緒に留学先を決めていきましょう!
対象国: 日本を含む一部のパスポート保有者
就学条件: 1回の滞在につき最長3か月まで、就労不可
費用: AU$20(2025年5月時点)
標準処理時間: 数分〜24時間
申請手順: ① スマホアプリ「Australian ETA」または公式サイトで申請 → ② パスポート情報・顔写真アップロード → ③ クレジットカード決済 → ④ 承認メール受領 → ⑤ PDFまたはスクリーンショットを保存し搭乗時に提示。
対象国: EU加盟国など31か国+EEA、スイス
就学条件: ETAと同じく1回最長3か月、就労不可
費用: 無料
標準処理時間: 数分〜24時間
申請手順: ① ImmiAccountを作成 → ② オンラインフォーム入力 → ③ 必要書類(パスポートコピー)アップロード → ④ 承認メール受領 → ⑤ 出発時に電子ビザ確認画面または印刷を携行。
対象者: ETA/eVisitor対象外パスポート、または3〜12か月滞在希望者
就学条件: 1回の滞在につき最長3か月、就労不可
費用: AU$190〜UNK(オンライン申請時点のレート)
標準処理時間: 75%が2〜3週間以内、書類追加要求で延びる場合あり
申請手順: ① ImmiAccount作成 → ② オンラインフォーム入力 → ③ パスポート・残高証明・旅程などアップロード → ④ 支払い → ⑤ バイオメトリクスや健康診断(該当者のみ) → ⑥ 承認レター受領。
対象者: 3か月超の就学、または就労(週48時間まで)も希望する学生
就学条件: 登録教育機関CRICOSコースへフルタイム就学
費用: AU$710 〜
標準処理時間: 1〜2か月(国籍・年度により変動)
申請手順: ① COE(入学許可書)を取得 → ② OSHC(学生保険)加入 → ③ ImmiAccountで申請 → ④ バイオメトリクス提出 → ⑤ 結果通知。※短期留学後に延長・コース変更したい場合は500へ切替え。
対象者: 18〜30歳(日本国籍)の長期滞在+就労志望者
就学条件: 同一コース最長4か月(17週間)、就労可
費用: AU$635
標準処理時間: 1日〜3週間
申請手順: ① ImmiAccountからオンライン申請 → ② 財政証明(AU$5,000相当)アップロード → ③ 支払い → ④ 承認メール受領 → ⑤ 渡航。※短期留学+アルバイトを組み合わせたい場合の選択肢。
期間 | 総額 | 学費* | 滞在費** | 航空券 | 保険 |
---|---|---|---|---|---|
1〜2週間 | AU$2,600〜3,700 | AU$600〜900 | AU$700〜1,000 | AU$1,200〜1,800 | AU$40〜60 |
1か月 | AU$3,900〜5,700 | AU$1,200〜1,800 | AU$1,400〜2,000 | AU$1,200〜1,800 | AU$60〜100 |
2〜3か月 | AU$6,500〜12,000 | AU$2,400〜4,000 | AU$2,800〜6,000 | AU$1,200〜1,800 | AU$120〜200 |
*学費は週20レッスンの一般英語平均、滞在費はホームステイ3食付または学生寮基準。Numbeo 2025年データ参照。
オーストラリア留学にかかる費用については、下記の記事で詳しく解説しています。せひご覧ください!
渡航初日からスマホ・PC・SNSをすべて英語表示に切り替え、母語依存を物理的に防ぎます。
LINEは通知をOFFにして英語圏のメッセンジャー(WhatsApp / Facebook)中心に。毎朝“英語だけで日記”を100語書くモーニング・ジャーナルを習慣化すると、語彙が可視化され弱点が浮き彫りになります。
街ではGoogle翻訳カメラ機能を封印し、未知の単語は即メモ帳に書き取り夜に復習することで、現地で出会う生きた表現を逃しません。
チェックイン時にホストへ「毎晩夕食後10分だけ今日の出来事を英語で話して良いか」と提案し、タイムボックスを約束すると継続しやすくなります。
会話が途切れたら冷蔵庫の中やニュースアプリのトピックを小出しにして質問攻めに。“Could you rephrase that?” “How would you say …?” など言い換え要求フレーズを覚えておけば、ホストが自然にファシリテートしてくれるため学びが深まります。
家事の手伝い(洗い物・ゴミ出し)を自主的に申し出ると距離が縮まり、自然な指示語・口語表現を大量インプットできます。
学校の日本人同士で固まらないようMeetup.comや大学のLanguage Exchange掲示板から“英語ネイティブ比率70%以上”のイベントを選定。
メルボルンならフリーマーケット、シドニーならフードフェス、ブリスベンならリバーシティ・ジャズナイトなど自分の趣味×英語で話題が尽きない場が理想です。参加前にアイスブレイク用3質問(Where are you from originally? / What brings you here today? / Any local spots you’d recommend?)を仕込んでおけば緊張を最小化。
帰宅後24時間以内に名刺代わりのSNSでフォローし、英語チャットを継続してアウトプット量を担保します。
RSA(Responsible Service of Alcohol)やBarista Skillsは最短1日で取得でき、専門用語と接客フレーズを実践的に学べる“語学+スキル”の好例です。
さらにサーフレスキューやファーストエイド(HLTAID009)などアウトドア系資格は、グループワークでローカル受講生と関われるためコミュニケーション密度が高いのが特徴。
履歴書に書けるだけでなく「どこで取ったの?」と話題になり会話の種にもなります。
短期留学の効果は帰国1か月以内の行動で決まります。帰国前にオンライン英会話を10回分先払い予約し“もう後戻りできない仕組み”を構築。
具体的にはSMARTゴール(Specific / Measurable / Achievable / Relevant / Time-bound)で「2か月後にIELTS 6.0」「毎日英語日記200語」など数値化し、達成状況をInstagramのストーリーズで公開するとモチベ維持に効果的です。現地で知り合った友人とは月1回ビデオ通話を設定し、リアルな会話相手を継続確保しましょう。
関連記事:短期留学で英語力を伸ばす5つの方法!【1週間~1か月留学向け】
A. 学生ビザ(Subclass 500)へ切替えるか、一度NZやフィジーへ出国し再度 ETA で入国する方法があるものの、「ビザラン」は入国拒否リスクもあるため専門カウンセラーへの相談が必須です。
A. ETA/Visitor ビザは就労不可。現地での収入確保を重視するなら、最長1年就労可のワーキングホリデービザ(Subclass 417/462)を検討してください。
A. 多くの語学学校は16歳以上を受け入れ可。未成年者はガーディアン委任状・空港送迎オプションが必須で、ホームステイ先も警察チェック済み家庭に限定されるので安心です。
オーストラリア短期留学は 「3か月以内×ビザ手続き簡単」 だから、比較的手続きや準備を楽に進めることが可能。都市・学校・期間の組み合わせは無数にあります。
疑問や不安は無料カウンセリングでプロに相談し、自分だけの理想プランを手に入れてください。楽しく学び、週末は地球の裏側の大自然を満喫――そんな充実した短期留学が、あなたを待っています。
オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。