海外留学の一つの手段として今注目されているのが、現地で働きながら留学ができるワーキングホリデーです。
その中でもイギリスワーホリは人気が高く、例年倍率が10倍以上にもなるといわれています。また、2024年からイギリスワーキングホリデーの枠が 現在の4倍である6,000人に増枠されることもあり、今後ますます注目されるでしょう。
今回はそんな イギリスワーホリの魅力と申請条件や申請の流れなど2024年の最新ビザ情報を紹介していきます。イギリスワーホリについて興味のある人はぜひ参考にしてみてくださいね!
・2024年からイギリスワーキングホリデーの日本人枠が1,500人から 6,000人に増枠。
・年2回の抽選から 先着順に。
また、イギリスワーホリの概要についてはこちらの記事でまとめていますので、ワーキングホリデーでの渡航をご検討の方はぜひ合わせてご覧ください。
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イギリスでワーキングホリデーをするためには、イギリスワーホリビザ、通称Youth Mobility Scheme (YMS) が必要になります。今までは年に2回行われる抽選に当選することが必須条件でしたが、2024年1月31日の日本人枠の増枠に伴い、 抽選から従来の先着順に変更されることが発表されました。
これにより、日本人は 応募要件を満たしていれば2024年1月31日以降先着順でイギリスワーホリビザ(YMS)の申請を行うことができます。
情報は常に更新されるため、イギリス大使館のサイトをこまめにチェックしておきましょう。
イギリス大使館公式ページはこちら
ここからはイギリスワーホリビザの申請条件や申請の方法、必要書類などについて詳しく見ていきたいと思います。
イギリスワーホリは人気で倍率が高い分、とても魅力的ですので、迷っている人はぜひこの記事を参考にしてチャレンジしてみてください!
※2024年9月24日現在
2024年のイギリスワーホリビザの申請条件・募集概要について分かりやすくまとめてみたのでぜひ参考にしてみてください。最新の情報が気になる方はイギリス大使館の公式ページをこまめにチェックしておくと良いでしょう。
Youth Mobility Scheme(日本国籍者)イギリス大使館公式ページはこちら
イギリスワーホリビザは、下記の6つの条件を満たしていれば、ビザを申請することができます。
①日本国籍であること
②申請時の年齢が18~30歳であること
(申請時の年齢が30歳であれば31歳で入国可能)
③扶養義務のある子どもを同伴しないこと
④以前に「日英ユース・エクスチェンジ・スキーム」または「ユース・モビリティ・スキーム」にて渡英した経験がないこと
⑤自己資金が£2,530(日本円で約485,000円)以上あること
⑥ビザ申請から6ヶ月以内に渡英すること
対象年齢 | 申請時18~30歳 |
定員 | 年間6,000名(2024年1月31日以降) |
ビザ期間 | 2年間有効 |
就学期間 | ビザ期間内なら制限なし |
就労期間 | ビザ期間内なら制限なし |
申請期間 | 先着順 |
申請から発給までの期間 | 当選から2~3ヶ月が目安 |
費用 | ・ビザ申請料金:£298(約55,200円)
・英国国民健康保険:£1,552(年間£776×2年間)(約287,591円) ・指紋採取を大阪のビザ申請センターで行う場合:別途£76.5の支払いが必要(来館予約時)(約14,138円) |
以上がイギリスワーホリビザの募集概要になります。
イギリスワーホリについて、ビザ以外にかかるその他の費用については下記の記事でまとめているのでぜひご覧ください。
イギリスワーホリビザを申請するにはさまざまな手続きをしなくてはなりません。ここからはビザ申請方法と申請に必要な書類などを紹介していきます。
まずは申請期間内に下記応募用のメールアドレスにEメールを送り申請します。
この時、送信できるメールは1通のみなので何度も送らないように注意しましょう。
▼応募用メールアドレス
japan.YMS2023@fcdo.gov.uk
※2024年の申請時には変更となる場合があります。
申請期間
2024年1月31日より先着順
メールの件名について
メールの件名には必ずパスポートと同じ表記の申請者氏名、生年月日およびパスポート番号を明記してください。
メールの本文について
本文には以下の必要事項を記載してください。
・Name(氏名)
・Date of birth(生年月日)
・Passport number(パスポート番号)
・Home and mobile phone number(自宅電話番号、携帯電話番号)
上記Eメールでの受付期間は48時間のみなので忘れないように注意しましょう。
メールが送信されると確認の自動返信メールが来るので、そちらもしっかりチェックしましょう。
当選者は、 指定の期日までにオンライン申請、オンラインでの申請料金の支払いを済ませましょう。
オンライン申請と申請料金の支払いは、イギリス移民局のホームページにて行います。
その際、氏名や連絡先、パスワードなどを入力してアカウントを作成する必要があるので作成しましょう。アカウント作成後、オンラインにて以下の作業を行ってください。
①ビザ申請書の作成
②イギリスビザ申請センターへの来館予約
③イギリス健康保険料(NHS)の支払い (2年間で£1,552。日本円で約287,591円)
④ビザ申請料の支払い(£298。日本円で約55,206円)
⑤ビザ申請書と予約票の印刷
※各種料金の支払いにはクレジットカードが必要になるので用意しておきましょう。
イギリスビザ申請センターへ行き必要書類を提出しましょう。必要書類を準備し、先ほどオンラインで予約した予約日にイギリスビザ申請センターへ行き提出します。
なお、必要書類の提出はビザ申請料を支払った90日以内に行う必要があるので注意しましょう。
イギリスビザ申請センターは東京と大阪にあるので自分が行きやすいほうを予約しておきましょう。業務時間や休館日は以下の通りです。
イギリスビザ申請センターでは、指紋認証や顔写真撮影などの生体認証を行ったり、必要書類の提出を行います。必要書類の内容は以下に記載しますので参考にしてください。
必要書類 | 概要 |
パスポート | 有効期限が6ヶ月以上、2ページ以上の空白があるもの ※古いパスポートを持っている場合は、一緒に持って行く。 |
パスポートのコピー | 顔写真ページのA4カラーコピー |
資金証明書 | 本人名義の ・貯金通帳 ・英文残高証明 ・英文取引明細書(バンクステートメント) いずれかに最低£2,530以上(日本円で約47万円以上)の資金が「口座に最低28日間以上入っている」状態が維持されたことを証明。 |
メールのコピー | 抽選当選の際に届いたメールのコピー |
オンラインビザ申請書 | オンラインで作成したビザ申請書を印刷して用意。 |
以上が提出する必要書類になります。
なお、書類のサイズはA4に統一して、提出する際はホッチキスの針などは取り除いておく必要があります。揃えるものが多いので忘れずに用意しましょう。
手続きが完了すると、イギリス大使館から審査完了のメールが来るので、パスポートを受け取りに行きましょう。
パスポートを受け取る際は、イギリスビザ申請センターのスタンプが押されたパスポート顔写真ページのコピーを持っていく必要があります。代理人が受け取ることも可能です。
その場合は委任状と、代理人が受け取る場合には申請時に受け取るレシートの原本、申請者の署名がある委任状、申請者のパスポートコピー、代理人の写真付身分証明書のコピーが必要です。
ビザは日本では発行されません。一時的に、Vignette(ヴィネット)という30日間の滞在許可証を利用して入国することになります。
入国後に、オンラインでeVISA登録をしていただきます。正式なビザはeVISA登録して発給完了ですので、忘れずに手続きするようにしてください…!
こちらでイギリスワーホリビザの申請は完了となります。
ここまでイギリスワーホリビザの申請方法などを紹介してきましたが、なぜイギリスのワーホリビザは例年倍率が1o倍以上になるほどワーホリに行く国としてとても人気な国なのでしょうか?
続いては、イギリスワーホリの魅力について3つのポイントにわけて紹介しますね!
イギリスワーホリが人気な理由はなんといってもイギリスの国自体に魅力がつまっていることがあげられます。
『ハリー・ポッター』の舞台としても知られるイギリスは、ヨーロッパならではの古い建物が並ぶ美しい街並みが多く観光スポットとしても有名な国です。歴史的建造物や伝統的な文化を大切にする一方で、常に流行の最先端を行きファッション・アート・音楽などを発信しています。
他にも多国籍国家なので国際色が豊かなことや、公共交通機関が充実しているため移動が便利であることなど、イギリスという国自体が旅行・ワーホリ・留学問わず人気な理由はたくさんあります。
またイギリスといえばパブ文化も有名ですよね。パブの利用方法について下記の記事で確認することで、イギリス文化をより楽しめます。
そして、イギリスはヨーロッパの中程に位置しているため、留学中に気軽に他のヨーロッパの国に旅行に行けちゃうのも魅力の一つです。
イギリスは世界的にもトップレベルの教育環境が整っているため言語を習得するのにはとても向いています。その理由はイギリス政府が基礎学力の徹底に力をいれているためです。大学や大学院留学など長期留学の選択肢も多く、語学学校も充実しているので安心して学校を選ぶことができます。
また、イギリスの標準英語であり、もともと上流階級で使われていた「クイーンズイングリッシュ」を本場で学ぶことができるので、上品な英語を身につけることができるのも魅力です。
他国と比べてイギリスはワーホリ制度が比較的自由です。
例えば他国のワーホリの期限は1年間と決められていることが多い中、イギリスは2年間なのでより長期でワーホリすることが可能です。
また、他国のワーホリ制度は学校に通える期間も上限が定められていることが多いですが、イギリスワーホリでは滞在できる2年間の期間中はいくらでも学校に通うことができるので、働きながらたくさん勉強することもできます。
イギリス留学でおすすめな語学学校について下記のページにまとめています。語学学校選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
>>都市別!イギリス留学のおすすめ語学学校
今回はイギリスワーキングホリデーのビザ情報についてご紹介しました。
2024年には年間1,500人だったところが6,000人に増枠されます。今までよりもぐっとチャンスが広がりますね。
このように、ワーキングホリデービザは国ごとに条件が異なり、年によっても内容が変更になることがあるので、実際に申請する際は必ず各国の大使館ホームページを確認してから申請してくださいね。手順をしっかり落ち着いて進めば、難しくなくワーキングホリデービザ取得できますので期日には余裕をもって準備を進めてみてください。
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*2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく
プロのカウンセラーが多数在籍しており、イギリスの語学学校を探しているという方だけでなく、そもそもワーホリは行きたいけどどの国が自分に合っているか分からない…という方や、ワーホリ中のサポートサービスを探している方などでもそれぞれに合った国やプランをカウンセリングでご提案しています。
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