海外留学の一つの手段として、現地で働きながら留学ができるワーキングホリデーがあります。現地で働きながら滞在ができるため、比較的費用を抑えることができる人気な留学スタイルです。
しかし「ワーホリは安く行ける。」という情報だけが一人歩きしてしまい、思っていたより高かったという人もいます。
そこで、今回はワーホリでもっとも重要といえる「 ワーホリにかかる費用」「 ワーホリ費用の節約方法」について徹底的に解説。
ワーホリの目的によって費用は異なるので、語学留学メイン・旅行+就労メイン・勉強+旅行+就労のバランス型の3つに分けて費用を紹介します。
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ワーキングホリデーの概要についてはこちらでまとめておりますので、ワーキングホリデーでの渡航をご検討中の方は、ぜひ合わせてご覧ください。
CONTENTS
ワーホリの目的によって 費用は約70〜250万円とかなり幅があります。
≪目的例≫ ✔語学重視型:語学学校に通えるだけ通いたい【費用:高い】 ✔バランス型:適度に語学学校に通い、働いて稼ぎたい【費用:平均的】 ✔経験重視型:旅行や経験にお金をかけ、たまに働きたい【費用:内容による】 ✔就労型:英語より安く海外で生活したい、学校に行かず働きたい【費用:安い】 |
これから目的別にワーホリに必要な費用についてお伝えします。
ワーホリに行く目的で最も多いのが 「英語を話せるようになりたい」という就学目的です。
「仕事で英語を覚える。」という人もいますが、それはかなり英語力があり応用できる人に限った話です。ほとんどの日本人が英語力を伸ばす一番の近道は「英語しか話さない環境」かつ「英語のプロに英語を教えてもらえる」語学学校にできるだけ長く通うことです。
語学学校は週5日、平均1日4〜5時間の英語だけのレッスンを受け、放課後もほかの留学生とアクティビティというイベントに参加して英語漬けになるため、もっとも手っ取り早く英語のシャワーを浴び英語力を伸ばすことができます。
しかし、費用は決して安いとはいえません。
語学学校の平均的な費用は1ヶ月約12〜15万円、ほかに入学金約2万円、テキスト代が期間によって5千円〜1万円程度必要です。
語学学校は通えるだけ通ったほうが語学力を伸ばせますが、4~6ヶ月通った場合、現地で収入を得られるまでの生活費まですべて含めると、ワーホリとはいえ150~250万円程度の費用を準備する必要があります。
例:語学重視型ワーホリ(語学学校4ヶ月)
※例としてオーストラリア。国による予算の差は数万円程度。
※1オーストラリアドル=約97円で計算(2025年1月6日時点)
項目 | 費用 |
---|---|
語学学校(入学金・テキスト代込)※4ヶ月 | 約48~64万円 |
滞在費用(ホームステイ代・食費込み)※4ヶ月 | 約43万円 |
滞在手配料 | 約2万円 |
到着時空港送迎 | 約1〜2万円 |
生活費(お小遣い・交通費など)※ホームステイ中4ヶ月(月5万円)+予備1ヶ月(月10~15万円) | 約32~48万円 |
航空券代(片道) | 約8~16万円 |
保険代※1年 | 約21~26万円 |
ビザ申請料(ワーホリビザ) | 635オーストラリアドル(=約6.2万円) |
ビザ申請サポート費 | 約2~3万円 |
合計 | 約160~210万円 |
語学学校通学中は就労しない(できない)、としてホームステイに食費が含まれていたとしても、お小遣いで1ヶ月5万円とした場合は、4ヶ月で約20万円。
その後働いたとしても、 給料が入るまでの生活費として1ヶ月約10〜15万円が必要となり、生活費だけで30万円以上は見ないといけません。
4ヶ月で最大200万円とした場合、6ヶ月語学学校に通うとすれば250万円ほど必要になることもあります。ワーホリなのにそんな大金は無理、と思った人もいるかもしれませんが、 後ほど語学重視型でもできるワーホリの節約方法をお伝えしますね。
友人作りのために、少しでも英語力を伸ばしたいけど、費用もできるだけおさえたい。ワーホリのなかでも多いのが語学学校は最長期間ではなく2〜3ヶ月通い、残りの期間を働いて費用をおさえるバランス型のワーホリです。
以下、語学学校に2ヶ月通った場合の費用例になります。
例:バランス型ワーホリ(語学学校2ヶ月)
※1オーストラリアドル=約97円で計算(2025年1月6日時点)
項目 | 費用 |
---|---|
語学学校(入学金・テキスト代込)※2ヶ月 | 約24〜32万円 |
滞在費用(ホームステイ代・食費込み)※2ヶ月 | 約21万円 |
滞在手配料 | 約2万円 |
到着時空港送迎 | 約1〜2万円 |
生活費(お小遣い・交通費など)※ホームステイ中2ヶ月(月5万円)+予備1ヶ月(月10~15万円) | 約21~26万円 |
航空券代(片道) | 約8~16万円 |
保険代※1年 | 約21~26万円 |
ビザ申請料(ワーホリビザ) | 635オーストラリアドル(=約6.2万円) |
ビザ申請サポート費 | 約2~3万円 |
合計 | 約117~139万円 |
語学学校2ヶ月で総費用約110〜130万円。3ヶ月通学した場合、語学学校の費用と生活費で約30万円ほどはかかりますので、語学学校2〜3ヶ月の総費用の目安は約110〜160万円です。
牧場や農場に滞在し、動物の世話や農作物の収穫を手伝いながら英語を学べる留学方法であるファームステイを利用して、旅先で仕事をしながら渡航先の国を旅行するプランについて紹介します。
最初にお伝えすると、このプランはよほど英語力と行動力がある人以外にはおすすめしません。理由としては以下の通りです。
≪経験重視型をおすすめしない理由≫ ✔英語力がないと仕事が見つからない ✔英語力がないと簡単にクビになる ✔人脈が広がりづらい ✔収入が時期や場所に左右される(安定しない) |
上記を理解したうえで仕事しながら旅行をしたいという人はよいですが、語学学校に行かなくても英語を覚えられそうだから、という理由の人は素直に語学学校に通ったほうがよいでしょう。
また日本からファーム先を決めて渡航するのは難しく、現地でコンタクトをとってファーム先を見つけるのが普通です。そのため最初の滞在先の手配と最低限の人脈を作るために、経験重視型のワーホリをするとしても 1ヶ月は語学学校に通うことをおすすめします。
例:経験重視型(旅行+就労)ワーホリ
※1オーストラリアドル=約97円で計算(2025年1月6日時点)
項目 | 費用 |
---|---|
語学学校(入学金・テキスト代込)※1ヶ月 | 約21万円 |
滞在費用(ホームステイ代・食費込み)※1ヶ月 | 約10万円 |
滞在手配料 | 約2万円 |
到着時空港送迎 | 約1〜2万円 |
生活費(お小遣い・交通費など)※ホームステイ中1ヶ月(月5万円)+予備1ヶ月(月10~15万円) | 約16~21万円 |
航空券代(片道) | 約8~16万円 |
保険代※1年 | 約21~26万円 |
ビザ申請料(ワーホリビザ) | 635オーストラリアドル(=約6.2万円) |
ビザ申請サポート費 | 約2~3万円 |
旅費、移動費 | 約26~48万円 |
合計 | 約106~150万円 |
ファームへ移動して就労したら自分が食べれる分くらいは普通は稼げますが、その後の旅費分まで稼げるかは場所や時期にもよります。
仕事が午前中だけで終わってしまい、午後は自由時間というところも少なくありません。もし働く前提でワーホリの計画を立てていた場合、旅費が足りなくなる場合もあるので「最悪、全く働けなくても何とかなる」というだけの生活費は用意しておきましょう。
就労のみのワーホリなら、滞在費や生活費のみの費用でOKです。ワーホリは語学学校へ支払う学費や趣味、旅行に費やすお金が高くつくので、「現地での生活を知りたい」「海外で働きたい」という目的の場合には費用が少なくて済みます。
ただし、現地ですぐに仕事が見つかるとも限らないので、 最低でも3ヶ月は無収入で暮らせるくらいの資金があると安心です。大抵の国で月15〜20万円程度のお金があれば、1ヶ月無収入でも生活できるでしょう。
例:就労型ワーホリ
※1オーストラリアドル=約97円で計算(2025年1月6日時点)
項目 | 費用 |
---|---|
滞在費用(バックパッカー、シェアなど)※3ヶ月 | 約21~43万円 |
到着時移動費 | 約1万円 |
生活費(お小遣い・交通費・食費など)※3ヶ月 | 約16~21万円 |
航空券代(片道) | 約8~16万円 |
生活費(お小遣い・交通費など)※ホームステイ中1ヶ月(月5万円)+予備1ヶ月(月10~15万円) | 約16~21万円 |
航空券代(片道) | 約8~16万円 |
保険代※1年 | 約21~26万円 |
ビザ申請料(ワーホリビザ) | 635オーストラリアドル(=約6.2万円) |
ビザ申請サポート費 | 約2~3万円 |
合計 | 約75~117万円 |
3ヶ月あれば仕事を見つけてお給料がもらえるようになるので、4ヶ月目以降の生活費は現地のお給料で賄う計算になり、もっとも費用をおさえられるプランになります。特にオーストラリアは他の国に比べて時給が高いので、しっかり働けば十分な生活費を稼ぐことが可能です。
しかしファームと同様に、仕事で英語が覚えられるからという理由での就労型のワーホリはおすすめしません。英語ができないと当然ですが英語を使う仕事は見つかりませんので、英語に自信がない人は語学学校で しっかり英語力をつけてから就労したほうがよいです。
「語学学校に通うか」「旅行をするか」などに限らず、ワーホリで滞在をするうえで必要になる費用がいくつかあります。
必要になる費用 | 目安の金額 |
往復航空券代 (片道または往復) |
約7~20万円 ※国によって異なる |
海外留学保険料(1年間) | 約20~30万円 |
パスポート申請料 | 16,000円(10年間有効) |
ビザ申請料 | 約0~6万円 ※国によって異なる |
生活費(3ヵ月分) | 約30万~45万円 |
学費(3ヵ月分) | 約40万~45万円 |
まず必要になるのが現地へ渡航するのに必要な航空券です。短期留学や観光の場合は往復航空券を購入することが必須ですが、ワーホリの場合片道でも往復でも大丈夫です。ワーホリはオーストラリアのように2年目のワーホリ延長ができる国や、別の国に旅行をしてから日本へ帰国したいという人も多く、片道航空券で渡航する人も多いです。
航空券は国、都市、時期、経路によって大きく金額が変わります。
同じ国でもカナダのバンクーバーとトロントでは約3~6万円ほどトロントが高い傾向があります。これはバンクーバーのほうが便が多く、トロントは便が少ないことが影響しています。
特に費用が変わってくるのは時期と経路です。ハイシーズンである夏のカナダは冬のローシーズンと比較し、往復で約10~20万円ほど金額が違います。直行便か経由便かでも約5~10万円ほど金額が違うことがあります。
自分が行くことになる国と時期は「どれぐらいの費用がかかるのか」を確認しておきましょう。
次に、必要になるのが海外留学保険です。ワーホリでは半年~1年間もの長期間、海外で生活することになります。 海外の医療費は日本とは比べものにならないほど高い場合もあるので、必ず海外留学保険に入っておきましょう。保険会社によってプランや料金が異なりますが、およそ1年間で20万円〜、プランによっては30万円ほどの費用になります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険もありますが、補償範囲や補償額が低くなってしまうので必ず海外留学保険に加入することをおすすめします。
こちらの記事で、海外留学保険の詳細や、選ぶ際のポイントについて紹介していますので、保険加入をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。
ワーホリに行くためには、パスポートやビザを手配しなくてはなりません。したがって各申請料も用意する必要があります。パスポートであれば5年用と10年用があり、5年用であれば11,000円、10年用であれば16,000円で取得可能です。
ワーホリビザは国によって料金が変わります。オーストラリアであれば635ドル(約6.2万円)、ドイツやフランスであれば無料ですので、事前に行きたい国のビザ申請料金を確認しましょう。
ワーホリ生活で最も重要になるのが生活費です。生活費で必要になるのは、 家賃・食費・光熱費・交通費・携帯代・交際費・その他雑費などが挙げられます。この中で、家賃・光熱費・携帯代などは毎月一定額必要になる固定費です。
渡航前に「どの程度の家賃のところに住むのか」「ホームステイ先の料金」などを決めておきましょう。住む場所のグレードによって事前に準備する金額がかなり変わります。ワーホリに行く人の多くは最初の2~3ヶ月間をホームステイで過ごし、その後シェアハウスに引っ越すというパターンがです。
ホームステイの相場は、オーストラリアを例にすると1ヶ月900~1,200ドル前後(約8~11万円)です。ルームシェアや格安アパートなどに住めば家賃はもう少し抑えることもできるでしょう。
都市部は高く郊外は安いなど、 地域によっても家賃が大きく変わるので「どのあたりに滞在するのか」も考えておくとよいでしょう。
次に食費についてですが、費用を抑えるのであれば基本的に自炊を心がけましょう。渡航先によっては外食文化のところもあり、外で食べるのが基本という国もありますが、 外食はかなり高くつきます。
毎月3万円以内で収めるのが理想的な食費の基準です。もちろん、外食やよりよい食事をしようと思えば3万円以上の食費が必要になります。
携帯代については月20~50ドルが目安になります。インターネットだけができる格安スマホを現地で契約すれば、携帯代はかなり安く抑えることが可能です。
最後に、交際費に関してですが、この費用は個人差があります。「現地で色んな活動をしたい」「友達をたくさん作りたい」など自分が目的とすることによって必要になってくる費用は変わるので、どのくらいの費用が必要か事前に決めておきましょう。
以上の費用を合計すると月15~20万円程度は必要になってきます。初めに用意しておく資金が潤沢にあればあるほど、現地で余裕を持って行動できるので、少しでも多くの資金を用意しておくことが大切です。
滞在中語学学校に通う場合は、上記に加え学費が必要になります。学費には入学金、教材費、授業料などが含まれます。選ぶ国や語学学校によって費用は変わりますが、目安としては3ヶ月で約45万円程度となります。
語学学校によっては留学エージェント向けのキャンペーンを期間限定で出してくれているところもありますので、費用をおさえたい場合は留学エージェントに相談してみましょう。
ワーホリは渡航先となる国によってかかる費用が異なります。出発前に準備する金額として安く済むワーホリ人気国は「ニュージーランド」「アイルランド」「カナダ」「オーストラリア」などです。
下記出発前に必要な平均的費用と最低賃金を国ごとに表にしています。
表の「必要な費用」は航空券やビザ、保険料、学費、生活費などのワーホリに必要な費用から、現地で稼いでまかなえる費用を引いた金額です。現地で働くことも考慮したうえで、ワーホリに必要な費用の目安になっています。
また最低賃金は現地で稼げる金額の目安となります。国を選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。
国 | 必要な平均的費用(1年間の目安) | 最低賃金 |
オーストラリア | 約110~160万円 | A$24.1(約2,355円) |
カナダ(バンクーバー) | 約110~160万円 | C$17.40(約1,893円) |
ニュージーランド | 約110~160万円 | NZ$23.15(約2,042円) |
イギリス | 約180~200万円 | £11.44(約2,234円)※23歳以上の場合 |
アイルランド | 約150~180万円 | €13.50(約2,188円) | フランス | 約150~180万円 | €11.88(約1,926円) | ドイツ | 約150~180万円 | €12.41(約2.012円) | スペイン | 約150~180万円 | €7.00(約1,100円) | イタリア | 約150~180万円 | 最低賃金制度なし | フィンランド | 約180~200万円 | 最低賃金制度なし | 韓国 | 約80~110万円 | 10,030ウォン(約1,073円) | 台湾 | 約70~100万円 | 183台湾元(約873円) |
※2025年1月時点
オーストラリアのワーホリ費用解説はこちら
カナダのワーホリ費用解説はこちら
アイルランドのワーホリ費用解説はこちら
ニュージーランドやカナダは物価が日本と同じくらいなので、日本で貯金しておけば渡航先で十分な資金になります。オーストラリアは物価が少し高いですが、最低賃金が1,900円ほどになるので、渡航先でしっかりと働けば最初に準備する資金を抑えることができます。
この3ヵ国であれば、留学資金として最低110万円ほど、余裕をもって150~160万円ほど用意しておくと良いでしょう。この金額は渡航先で働くことが前提なので「働くことに時間を使いたくない」「趣味や旅行を楽しみたい」という人はさらに多めに用意しておく必要があります。
イギリスやアイルランドなどのヨーロッパ地方のワーホリは総じて費用がかさみがちです。まず、往復航空費だけでも20万円ほどかかり、家賃も高くなる傾向にあります。必要になる総額としては180~200万円ほどと他の国に比べて少し高いです。そのため、予定する渡航先で必要な費用を前もって理解しておくことが重要になってきます。
合わせて、こちらの記事で留学費用が安い国や、留学費用の抑え方についてまとめていますので、留学費用を抑えたい方はぜひこちらの記事もご覧ください。
ワーホリ期間中にアルバイトができる期間は多くても9ヶ月間ほどです。最初の2~3ヶ月は語学学校に通ったり、現地での生活に慣れたりするのに必要な期間になるためです。
現地での生活に慣れて言葉も理解できるようになったころから働き始めるのが一般的です。もし現地でしっかり9ヶ月働いた場合でも、稼げるお金は月5万~10万円程度、9ヶ月間で60~80万円ぐらいでしょう。
もちろん、稼げるお金は時給や働く時間・日数、職種によって大きく変わります。ワーホリで日本人がつける仕事は、ウエイター、ウエイトレス、厨房手伝い、ショップ店員、通訳、翻訳、農作業、家庭教師、ベビーシッターなど多岐に渡ります。
日常生活でのコミュニケーション能力に加えて、ビジネス上の言葉が話せる語学力があれば、時給の高い仕事にもつきやすいです。もっとも、時給が高い仕事でも同一の雇用主の元で働ける期間には制限があるので注意しましょう。また、日本より物価の安い国では事前に必要な資金が少なくて済みますが、その分時給も安くなっています。都市部と地方都市でも時給の差は大きいのでしっかりと渡航先の仕事情報は確認しておきましょう。
ワーホリでは現地で働きながら滞在費用をまかなうことができます。しかし、働くことに時間を使い過ぎて自分が本来したかった目的に時間を使えないのは非常にもったいないことです。
したがって、できるだけ現地での費用を抑えることが大切になります。ワーホリの費用を抑えるには 「常識に捉われない」ということがポイントです。
ワーホリ費用を安く抑える方法をいくつか紹介していきます。
滞在先であればホームステイしてからアパートや賃貸マンションを借りるのが一般的ですが、数人で共同の部屋を利用するシェアハウスという選択肢もあります。家賃を人数分で均等割できるので、家賃をかなり抑えることができるでしょう。
もちろん、見ず知らずの人と一緒に過ごすことになるので、それ相応のリスクと覚悟が必要ですが選択肢の一つとして知っておきましょう。
また、滞在先をローカルエリア(郊外)で選ぶのも手段です。ワーホリ先として人気のエリアは地価が高く、その分家賃も高くなってしまいます。街の中心部から少し離れるだけで 家賃を2~3割抑えることもできます。
自炊を多くすることで食費を抑えることができます。どこの国に滞在しても基本的に外食は高くつきます。スーパーで食材を仕入れて朝・昼・晩とできるだけ自炊を心掛けましょう。シェアハウスに滞在すれば、ハウスメイトと一緒に料理をすることで仲を深めることもできます。
交通費に関しては、鉄道やバスの回数券やICカードを購入するのがお得です。通学や通勤の際に利用するバスは、現金で支払うとおつりが出てこない場合がほとんどです。事前に調べて回数券やチャージして使えるICカードを購入しておきましょう。また学校や職場が滞在先から近い場合は、現地で安い自転車を買い、帰国するときに売るのも手段の1つです。
留学時期を選んで渡航するのも一つの手段です。観光客に人気なハイシーズンはやはり航空券の値段や滞在費、さらには学費まで高くなってしまいます。なるべくハイシーズンをずらして渡航することで全体的な費用を抑えることができます。
物価の安い国や地域を選ぶことでワーホリにかかる総額を安くできます。日本に近い韓国や香港などはイギリス・アイルランドなどのヨーロッパに比べてかなり費用が安くなります。
もちろん、自分がワーホリに行く目的が達成される国に行くことが大切です。しかし、「海外で生活してみたい」「英語圏で生活したい」などの場合は、賃金が高いオーストラリアや物価が比較的抑えられるカナダやニュージーランドがおすすめです。
語学を勉強するためにワーホリに行くのであれば語学学校に通うのが一般的ですが、費用を抑えるのであればオンライン英会話を利用する方法もあります。日本人に人気のオーストラリアなどの語学学校は学生が日本人や韓国人、中国人の場合が多く「せっかく、ワーホリに来ているのに日本と変わらない」と感じる人も多い傾向です。
費用を抑えるためにも滞在先でオンライン英会話を利用するのも良いでしょう。ワーキングホリデーを安い費用で実現するコツについては、下記の記事でも詳しく解説しています。
ワーホリを安い費用で実現するには?5ヶ国の費用と節約法を解説
ワーホリにはある程度まとまったお金が必要になります。どの国に行くとしても100万円程度は必要になるでしょう。ここでは費用の貯め方のポイントについて解説していきます。
学生であれば、まずアルバイトをしてコツコツと資金を貯めていきましょう。
学業に差し支えると本末転倒なので、支障をきたさない程度に働ければ毎月5万円程度は貯金することができます。もちろん、生活費を切り詰めたり無駄なお金を節約したりすることでもっと貯金できる人もいるでしょう。毎月5万円の貯金ができれば100万円を用意するのに20ヶ月(1年8ヶ月)ほどで資金の準備ができます。
大学生であれば、1年生の頃から貯め始めることで3年生になる頃には資金が貯まります。2年生や3年生で1年間休学して、ワーホリに行く大学生もたくさんいるので、貯金の目標額を決めて貯蓄しましょう。
長期間の休みを利用できるのであれば、リゾートバイトもおすすめです。リゾートバイトはリゾート地や観光地に住み込みで働くアルバイトで、最短2ヶ月でワーホリに必要な費用を稼ぐことができます。観光地では訪日外国人の接待も経験でき、留学前に英語の準備をすることができます。
社会人でワーホリに行く場合は、休職するかもしくは退職して行くことになります。しかし、実際に会社で1年間休職してワーホリに行くのは難しいかもしれません。会社側が柔軟な対応をしてくれるならば可能ですが、現実には退職する場合が多いです。退職してワーホリに行くのであれば、会社を辞める前にお金を貯めておきましょう。
「何年後に100万円を貯めてワーホリに行く」と目標を設定し、毎月貯金していくこととなります。社会人であれば「ボーナスをすべて貯金にまわす」「1ヶ月に貯金する最低額を決める」などお金が貯まる工夫をしていきましょう。「毎月積み立てるのが苦手」という人は銀行の定期預金や自動積み立てサービスが便利です。
給料が振り込まれる口座を指定すれば、毎月一定額が引き落とされて自動的に積み立てされていきます。各種サービスも利用しながら目標金額を準備しましょう。
その人が望むスタイルで生活ができるという点。ワーキングホリデービザはとても融通が利くビザで、『旅をしたい人』『働きたい人』『勉強したい人』どんな人にでもぴったりなビザだと思います。友人の中には、ワーキングホリデービザで1年間旅をするように過ごしていた人もいました。オーストラリアは仕事も見つけやすいので、旅と仕事を交互に繰り返すこともできます。
寒い場所が苦手だったので暖かい国で、かつワーキングホリデービザで行ける国ということで決めました。日本人も多く友人も何人か渡豪していたので安心感もあり、国を決めるのにそこまで時間はかからなかったです。
話せるか話せないかではなく、話すか話さないかだと気付いたのは滞在3ヶ月後くらいでした。どれだけ間違えた英語を話していても、『英語を話す』ことができるようになったのはそれくらいからです。6ヶ月後にアデレードのローカルレストランで働き始め、日本人が一人もいない環境でインカムをつけながら働くという非常に厳しい環境に身を置いてからは、スタッフ間での英語のやり取りはあまり苦にはならなくなりました。
色々な国の友人を作ることができました。これは留学に行かないと、なかなか日本国内では難しいことだと思います。
友人ができて一番嬉しかったことは、私がカンボジアにいた時、オーストラリアで知り合った友人3人がカンボジアに旅行に来た際に会いに来てくれたことです。それぞれフランス・ドイツ・ベルギーの友人で、みんな別々で旅をしていたのですが、違う国で再会できるのは本当に嬉しくて、「今度は私があなたのいる国に行くね」と約束したのを覚えています。
1番の魅力は、「働くことによって、語学の習得だけでなく一味違う留学経験が得られること」だと思います。異文化交流や多国籍の友達作りなど、日本ではなかなか経験できないことばかりでした!また、悔しいこと、不安なこと、もちろん嬉しいことも同時に沢山感じることができました。昨日できなかったこと、理解できなかったことが次の日には出来るようになったり・・・。自分で自分の成長を実感する瞬間が沢山あります。期間が長いからこそ、理想の自分を見つけ出すことができると思いますよ!
とても単純ですが、アメリカが近い!すぐに行ける!と思ったことがカナダを選んだ大きな決め手です。また、身近にカナダへのワーキングホリデーの経験がある先輩がとても沢山いたので、安心感もありました。
相手が言っていることに対して自分の言葉で返せるようになり始めたのが、4〜5ヶ月目でした。学校で学ぶ英語プラス、働きながら学んだ接客英語や電話での受け答えなどをして、徐々に自信がつきました。最初から不自由なく話せる人なんていないので、毎日課題ばかりでしたが、分からなかったことがわかるようになった瞬間がとても嬉しかったです。
日本で過ごしていたら絶対に感じない異文化の違いですね。良い意味で固定概念を崩される出来事が毎日あり、とっても新鮮でした。当たり前だと思っていたことがびっくりされたり、逆に驚かされたりと国が変われば見える世界が180度も変わるのか!と魅了されました。
ワーキングホリデービザは、学生ビザや観光ビザに比べて渡航中の制限が少ないため、自分の好きなようにプランを組めることができます。勉強してもよし、旅行するもよし、しっかり働くもよしなので、海外での就労体験も旅行も楽しみたい人にとってはぴったりです。現地で働くことの厳しさもありますが、そこがまた魅力でもあります。
海外で働くことが前提にあったので、ワーキングホリデーが出来る国を調べました。クイーンズイングリッシュを学べるところや、最先端のファッションや伝統的な文化を肌で感じられるところに魅力を感じました。ヨーロッパ旅行がしやすいところもポイントが高かったです。
大学の卒業旅行でロンドンを訪れたことがあったのですが、日本と共通する部分多々あったことや、どことなく住みやすさを感じたところも選んだ要因です。
耳が慣れてきて、相手の言っている言葉がフレーズとして頭に浮かべられるようになり、話しかけられた内容を理解できるようになりました。また、相手に自分の意志が伝わり会話が続くようになったと感じたのは2~3ヶヵ月を過ぎた頃でした。
言葉や文化の違いを知ることで交流の幅が広がり、今まで見ていたものが違ったように見えるようになりました。また、外国だけでなく、日本の良さを改めて知ることができました。今はインターネットですぐに世界のニュースを調べたり、外国人と繋がることが出来ますが、やはり実際に現地に立ち暮らしてみなければ得られないことがたくさんあります。
ワーホリはあくまでも休暇目的の制度です。
働くことができるのはあくまでも付随的なものになります。現地で充実した生活を送ったり、目的のために時間を使ったりするには、潤沢な資金が必要です。また、お金が余分にあれば慣れない海外生活でも精神的に余裕ができます。「お金がない」「働かなければ生活できない」という状況では、自分がしたいこともできないまま帰国してしまう可能性もあります。
充実したワーホリにするためにも、資金集めは早めに行っておきましょう。
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