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ワーホリの費用の目安は?国別の内訳や節約方法、注意点を解説

更新日2025.05.13

ワーホリの費用の目安は?国別の内訳や節約方法、注意点を解説

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スマ留編集部

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「ワーホリの費用はどのくらい?」

このように考えていますか。

ワーホリの費用は、目的や渡航先の物価、語学学校の要否、滞在先などによって変動します。

自身のワーホリの計画に合わせて、費用を適切に見積もることが重要です。そこで本記事では、ワーホリの費用について以下の内容を解説します。

  • 費用の目安
  • 費用の内訳
  • ワーホリ中に稼げる金額
  • 人気国の費用詳細
  • 節約方法
  • 注意点
  • 資金を準備するポイント
  • 実際のワーホリ体験談

「ワーホリで必要な費用はどのくらいか」や「節約するには何をすべきか」などが理解できるため、最後までご覧ください。

CONTENTS

ワーホリの費用の目安

ワーホリの費用は個々の計画や目的によって変動します。実際にワーホリに行った方が用意した予算を調査した結果を紹介します。

22歳 26歳 30歳 全体
30万円未満 7.1% 9.1% 25.0% 13.0%
30~50万円未満 14.3% 0% 6.2% 11.2%
50~100万円未満 35.7% 27.3% 18.8% 18.2%
100~150万円未満 14.3% 45.5% 6.2% 14.5%
150~200万円未満 25.0% 18.2% 12.5% 11.2%
200万円以上 3.6% 0% 31.2% 10.3%
教えたくない/覚えていない 0% 0% 0% 21.5%

※留学安心信託調べ「ワーキングホリデーの平均予算は、年齢層によって100万円以上の差があることが判明」(全体/22歳/26歳/30歳のみを抜粋)

全体では大きな傾向はなく、目的や計画によって変動すると言えるでしょう。 一方で年齢別に見ると、年代が上がるほど予算が高額になります。社会人経験が長いと資金を貯めやすく、現地での活動や語学学校に予算を割く傾向にあると予想できます。

ワーホリの費用は目的によって異なる

ワーホリの費用は目的によって変動します。ワーホリの目的は、大別すると以下の4つです。

  • 語学重視型
  • バランス型
  • 経験重視型
  • 就労型

それぞれの特徴や費用を紹介します。

語学重視型(費用:高額)

語学の習得を目的として、語学学校に長期間通うワーホリの形態です。

一例ですが、語学学校で週5日、1日4〜5時間のレッスンを受け、放課後も他の留学生とアクティビティに参加するような生活を送ります。就学期間は各国のワーホリ制度にもよりますが、最大4〜6ヶ月程度に定められているケースが多いです。語学重視型のワーホリは、語学学校に通う期間が長い一方で、就労時間が短くなりやすいです。

その結果、 支出が増えて収入が減るため、総合的な費用は高額になる傾向があります

中には「仕事を通じて語学を習得する」と考える方もいるでしょう。しかし、基礎的な英語力がないと実践で語学を習得するのは難しく、就労先の選択肢も狭まるため要注意です。

参考:ワーホリに語学学校は必要なのか?得られる効果・通学期間について

バランス型(費用:平均的)

バランス型のワーホリとは、語学学校に2〜3ヶ月程度通い、残りの期間を就労に充てる形態です。語学習得や現地生活、観光などをバランスよく体験できます。

バランス型のワーホリは、 先述した語学重視型よりも語学学校に通う期間が短く、就労期間も長くなります支出が減少し収入が増加するため、費用も比較的抑えやすいです。

就労型(費用:安い)

就労型のワーホリとは、語学の習得ではなく、就労を主な目的とした形態です。語学学校に支払う費用が少なく、就労も長期間できるため、最も費用を抑えられるワーホリの形態といえます。
ただし、現地ですぐに仕事が見つかるとは限りません。 無収入の時期も生活できるように、3ヶ月程度の生活費を用意することをおすすめします。

また「仕事で英語を習得できるから」という理由で就労型のワーホリを選ぶことはおすすめしません。基礎的な語学力がないと実践的な英語は習得できず、就労先も見つけにくいためです。

英語に自信がない場合は、バランス型のワーホリを選ぶか、渡航前に基礎的な英語力を習得しましょう。

参考:オーストラリアワーホリ【海外出稼ぎ】1ヵ月最大57万円稼げる!?

経験重視型(費用:内容による)

経験重視型のワーホリで代表的な選択肢の1つが、ファームステイを利用して、就労しながら渡航先の国を旅行する形態です。

  • ファームステイ:牧場や農場に滞在・就労しながら文化や英語を学ぶ留学方法

宿泊先や食事が提供されることが一般的で、現地の生活に密着した体験ができます。ただし、必ずしも仕事が見つかるとは限らず、突然解雇されるリスクもあります。

さらに、人脈が広がりづらく、時期や場所によって収入が変動するため、英語力や行動力がある方向けの計画といえるでしょう。ファームステイは、渡航後に農場主と連絡を取り、就労先を見つけることが一般的です。
渡航直後は滞在先の手配や人脈の構築が必要なので、経験重視型のワーホリを選ぶ場合も、1ヶ月程度は語学学校に通うことをおすすめします。また、語学学校に通う期間が短い分、支出は少ない傾向にありますが、収入が安定しない可能性も高いです。そのため、就労しなくても生活できる水準の資金を用意することが大切です。

参考:ファームステイで海外の農業を体験!自然を満喫しながら留学しよう

ワーホリの費用の内訳

ここでは、ワーホリで生じる費用の内訳や留意点などを解説します。ワーホリの予算を正確に計算するには、内訳の理解が大切です。

ただし、各内訳の具体的な金額は、渡航先や留学プランによって異なります。ワーホリの人気国の具体的な費用についてはこちらの見出しで詳しく解説しています。

パスポート・ビザ申請費

パスポートの申請料は渡航先に関わらず共通です。

有効期限 手数料
10年間 16,000円
5年間 11,000円

※12歳未満の場合などを除く

18歳未満の方は、5年有効のパスポートのみ申請できます。一方、18歳以上の方はいずれのパスポートも申請できるため、留学や旅行の計画に合わせて選択しましょう。

また、ワーホリではビザの取得が必要です。 ビザの料金や申請方法は渡航先によって異なり、中には無料の国もあります。語学学校を経由して申請するか、大使館に直接申請する方法が一般的です。

参考:【もっと!海外へ】憧れへの第一歩!新パスポート取得キャンペーン

渡航費

ワーホリでは、現地へ渡航するための航空券の取得が必要です。ワーホリの場合、片道航空券で渡航できますが、費用を算出する際は往復分で考えましょう。航空券の料金は以下のような要素で変動します。

  • 都市
  • シーズン
  • 航空会社
  • 予約のタイミング
  • 乗り継ぎの有無

同じ国でも都市によって費用が異なるため、渡航先を明確にしたうえで費用を調査しましょう。費用の確認では「Trip.com」などの旅行サイトを活用するのがおすすめです。

学費・入校金等

語学学校に通う場合、語学学校へ支払う費用も発生します。ワーホリにおいて語学学校の利用は必須ではありません。

ただ 語学習得が目的の場合や、基礎的な語学力に不安がある方は積極的に活用しましょう語学学校へ支払う費用の主な内訳は以下の通りです。

  • 入校金
  • 授業料
  • 教材費
  • アクティビティ費用

また、語学学校に支払う費用は、以下のような要素で変動します。

  • 授業の専門性・頻度
  • クラスの人数
  • オプションの有無
  • アクティビティ
  • 渡航先の物価
  • 語学学校の立地
  • 建物・設備の品質

基本的に語学学校に通う期間が長いほど費用は高額になりますが、1週間当たりの授業料は割引されることが多いです。まずは希望の授業形態やオプションなどを決定しましょう。

そして、希望に沿う語学学校で見積もりを取ることで、正確にワーホリの費用を計算できます。

滞在費(家賃)

ワーホリ中の主な滞在方法は以下の通りです。

  • ホームステイ
  • 学生寮
  • 賃貸アパート
  • ルームシェア

語学学校に通う場合、最初の数ヶ月はホームステイや学生寮に滞在することが一般的です。ホームステイや学生寮であれば、食事もついてくるため、生活費を削減できます。具体的な費用は語学学校のホームページを確認しましょう。

ただ、総合的な費用を抑えたい場合は、賃貸アパートやルームシェアの活用がおすすめです。実際に、 現地での生活に慣れたタイミングで、アパートやルームシェアに切り替える方が多いです現地の賃貸物件サイトを確認して、費用の目安を把握しましょう。

生活費

海外で生活するうえで、以下のような費用が発生します。

  • 食費
  • 水道光熱費
  • 交通費
  • 通信費
  • 交際費
  • 雑費

これらの費用は、各国の物価に左右されることが多いです。各国の物価は「NUMBEO」などの生活費指数を確認するとイメージできるはずです。ただし、 滞在先にホームステイや学生寮を選択する場合、食費や水道光熱費などは料金に含まれていることがあります生活費としてどの費用を支払う必要があるかを事前に判断しましょう。

留学保険の保険料

留学保険とは、海外でのケガや病気などに備えられる保険です。 海外では日本の健康保険制度を利用できないため、基本的には加入をおすすめします。

中には「クレジットカード付帯の保険を利用する」と考える方もいますが、以下の理由からおすすめしません。

  • 補償額が少ない可能性がある
  • 補償範囲が狭い可能性がある
  • 保険適用に条件がある
  • 事故対応に時間を要する

また、留学保険の保険料は以下のような要素で変動します。

  • 加入期間
  • 補償範囲
  • 補償金額
  • 特約の有無

どの程度の補償を受けたいかに合わせて選択しましょう。

参考として、AIG損保の留学保険の保険料を紹介します。

留学期間 保険料(プラン名)
1ヶ月 30,010円(9T4)
3ヶ月 63,340円(8P3)
6ヶ月 143,180円(TP3)
1年 275,810円(TP3)

留学エージェント費用

ワーホリの準備や現地生活で留学エージェントのサポートを受ける場合は、業者に支払う手数料が発生します。留学エージェント費用を抑えたい場合は、手数料無料の業者を選択しましょう。ただし、手数料が無料でも、他の費用に手数料分が含まれている可能性があります。 内訳ごとの見積もりを取得して、総合的に納得できる費用かを判断しましょう。

ワーホリ中に稼げる金額は?

ワーホリの費用の算出時は、支出だけでなく、就労で得られる収入も加味する必要があります。ワーホリ中に稼げる金額は、大きく以下の方法で計算できます。

  • 週の就労時間×就労期間×時給

就労時間や期間は個々の目的や計画によって変わりますが、以下のように仮定しましょう。

  • 就労時間:1日7時間×週5日
  • 就労期間:9ヶ月

また、時給はその国の最低賃金で計算すれば「想像より稼げなかった」といった事態を防止できます。
例えば、オーストラリアのワーホリ中に稼げる金額をシミュレーションします。

  • 35時間(週の就労時間)×34週間(労働期間)×2,287円(最低賃金)=2,721,530円

ただし、 ワーホリ中に稼いだ収入には現地での所得税が課されるため、全額が自分の収入になるわけではありません例えばオーストラリアの場合、年間の課税所得45,000AUDまでは15%の所得税が課されます。ワーホリで代表的な国の最低賃金を紹介します。

最低賃金
オーストラリア 2,204.54円(24.10AUD)
カナダ(トロント) 1,772.24円(17.2CAD)
ニュージーランド 1,980.44円(23.15NZD)
イギリス 2,177.47円(11.44GBP)※23歳以上の場合
アイルランド 1,859.04円(12.7EUR)
フランス 1,893.17円(11.65EUR)
ドイツ 2,016.67円(12.41EUR)
台湾 804.85円(183TWD)
韓国 983.25円(9,860KRW)

※2025/5/13時点のレートを適用

時給の傾向は業種によって異なる可能性があり、高度な語学力があれば幅広い職種から就労先を選択可能です。

【国別】ワーホリの人気国の費用詳細

ワーホリで人気の5つの国を例に挙げて、費用の詳細を紹介します。ただし、目的や過ごし方によって費用は変動する点に留意してください。

ここでは、以下のワーホリの計画と仮定して費用を算出しています。

  • ワーホリの期間:1年間
  • 語学学校に通う期間:3ヶ月
  • 就労期間:8ヶ月(週35時間)

なお、収入については最低賃金を適用し、概算で所得税15%を納付すると仮定して考えます。

カナダ(トロント)

費用内訳(*1) 費用目安
パスポート取得費 0~16,000円
ビザ申請費(*2) 36,784円(357CAD)
渡航費(*3) 138,970~190,860円
学費・入校金等(*4) 533,320円(5,176CAD)
滞在費(家賃+食費)(*5) 1,687,749円(16,380CAD)
生活費(交通費+通信費)(*6) 263,981円(2,562CAD)
留学保険の保険料(*7) 275,810円
収入 1,801,482円
合計(*8) 1,135,132~1,203,022円

*1 1CAD=103.04円(2025/05/13時点のレート)で計算
*2 IEC申請料+就労許可申請料+生体認証登録料
*3 Trip.com(2024/12/12時点の料金)における9~4月の最安値の平均を基準に算出
*4 EC Toronto(General English 20)の例
*5 EC Toronto(ホームステイ 1日2食付)の例
*6 NUMBEO カナダ トロント の平均生活費(月間パス+通信費)
*7 AIG損保 留学保険の例
*8 別途交際費や観光費用などを要する

オーストラリア(シドニー)

費用内訳(*1) 費用目安
パスポート取得費 0~16,000円
ビザ申請費 59,458円(650AUD)
渡航費(*2) 84,660~99,520円
学費・入校金等(*3) 472,923円(5,170AUD)
滞在費(*4) 1,902,672円(20,800AUD)
生活費(*5) 283,479円(3,099AUD)
留学保険の保険料(*6) 275,810円
収入 2,313,301円
合計(*7) 765,701~796,561円

*1 1AUD=103.04円(2025/05/13時点のレート)で計算
*2 Trip.com(2025/05/13時点の料金)における4~8月の最安値の平均を基準に算出
*3 ILSCシドニー(General English/Full Time Programs-Afternoon)の例
*4 ILSCシドニー(ホームステイ 1日2食付)の例
*5 NUMBEO オーストラリア シドニー の平均生活費(月間パス+通信費)
*6 AIG損保 留学保険の例
*7 別途交際費や観光費用などを要する

イギリス(ロンドン)

費用内訳(*1) 費用目安
パスポート取得費 0~16,000円
ビザ申請費 56,720円(298GBP)
渡航費(*2) 123,660~176,310円
学費・入校金等(*3) 850,050円(4,466GBP)
滞在費(*4) 3,464,157円(18,200GBP)
生活費(*5) 491,072円(2,580GBP)
留学保険の保険料(*6) 197,000円(1,035GCP)
収入 2,149,438円
合計(*7) 3,033,221~3,101,871円

*1 1GBP=194.04円(2025/05/13時点のレート)で計算
*2 Trip.com(2025/05/13時点の料金)における9~4月の最安値の平均を基準に算出
*3 EC London(General Englsh 20)の例
*4 EC London(ホームステイ 1日2食付)の例
*5 NUMBEO イギリス ロンドン の平均生活費(月間パス+通信費)
*6 IHS健康保険加入時の例
*7 別途交際費や観光費用などを要する

ニュージーランド(オークランド)

費用内訳(*1) 費用目安
パスポート取得費 0~16,000円
ビザ申請費(*2) 8,554円(100NZD)
※国際観光保護税の費用/ビザ申請無料
渡航費(*3) 101,730~153,000円
学費・入校金等(*4) 559,484円(6,540NZD)
滞在費(*5) 1,645,946円(19,240NZD)
生活費(*6) 275,293円(3,218NZD)
留学保険の保険料(*7) 275,810円
収入 2,039,184円
合計(*8) 827,633~894,903円

*1 1NZD=88.03円(2025/05/13時点のレート)で計算
*2 日本国内から申請した場合
*3 Trip.com(2024/12/12時点の料金)における9~4月の最安値の平均を基準に算出
*4 NZLC オークランド(Morning Class Full Time General Englsh)の例
*5 NZLC オークランド(ホームステイ 1日2食付)の例
*6 NUMBEO ニュージーランド オークランド の平均生活費(月間パス+通信費)
*7 AIG損保 留学保険の例
*8 別途交際費や観光費用などを要する

アイルランド(ダブリン)

費用内訳(*1) 費用目安
パスポート取得費 0~16,000円
ビザ申請費 16,200円
渡航費(*2) 194,330~237,230円
学費・入校金等(*3) 522,936円(3,380EUR)
滞在費(*4) 2,281,550(14,040EUR)
生活費(*5) 267,968円(1,649EUR)
留学保険の保険料(*6) 275,810円
収入 2,010,862円
合計(*7) 1,547,932~1,606,832円

*1 1EUR=159.87円(2025/05/13時点のレート)で計算
*2 Trip.com(2025/05/13時点の料金)における9~4月の最安値の平均を基準に算出
*3 CESダブリン校(Standard General English)の例(授業料+入校金+教材費+銀行手数料+IELTS受験料)
*4 CESダブリン校のホームステイ(平日2食・週末3食付)の例
*5 NUMBEO アイルランド ダブリン の平均生活費(月間パス+通信費)
*6 AIG損保 留学保険の例
*7 別途交際費や観光費用などを要する

ワーホリの費用の節約方法5選

ワーホリの費用は、渡航先や渡航時期、現地での生活方法などを工夫すれば十分に節約できます。ここでは、ワーホリの費用の節約方法を紹介します。

物価が安い・時給が高い国に留学する

ワーホリの渡航先として物価が安い国を選択すれば、現地での生活費を抑えられます。

✓物価が安い国の例

  • 台湾
  • チェコ共和国
  • ポーランド
  • アルゼンチン

同じ国でも都市によって物価が異なる場合があるため、個別に確認しましょう。また、時給が高い国に留学すれば、収入が増え、現地での生活費を賄いやすくなります。

✓時給が高い国の例

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • イギリス
  • ドイツ

ただし、時給が高い国は物価も高い傾向にあります。就労時間や現地での生活を総合的に踏まえて、費用を抑えられる国・地域を選択しましょう。

参考:【2025年最新】留学費用が安い国8選|あなたの予算で行ける国がわかる!

シェアハウスに滞在する

シェアハウスに滞在すると、ワーホリ中の家賃を抑えられます。シェアハウスであれば、 家賃を滞在する人数で均等にできるためです。特に郊外の物件であれば、家賃が低い傾向にあります。

また、家賃だけでなく光熱費や食費も削減できる点も魅力です。ただし、シェアハウスでは見ず知らずの人と一緒に過ごすため、ストレスやトラブルの原因にもなり得ます。「他人と住むことに抵抗感はないか」や「リスク管理ができるか」を踏まえて選択しましょう。

自炊する

外食を減らして自炊を行うことで、現地での生活費を抑えられます。どの渡航先でも外食をすると費用が高くつくため、現地のスーパーで食材を仕入れ、自炊を習慣にしましょう。
シェアハウスに滞在する場合は、ハウスメイトと食材をシェアして費用を抑える選択肢もあります。 事前に食材や外食の価格や現地のスーパーの情報を確認することをおすすめします。

オフシーズンに渡航する

オフシーズンを選択して渡航すると、航空券の取得費を節約できます。オフシーズンとは旅行客が少ない時期を指します。

一方、ハイシーズンは予約数が多く、航空券の価格が高額になるため要注意です。ただし、 オフシーズンは気温や気候、観光・アクティビティ面で不便な可能性があります事前に渡航先のオフシーズンの気候やアクティビティの状況などを確認しましょう。

参考:【2025年最新】留学費用が安い国8選|あなたの予算で行ける国がわかる!

留学前に英語力を高める

ワーホリの目的が語学力の習得でなければ、事前に英語力を高めてから渡航する選択肢もあります。 留学前にオンライン英会話などで語学力を身につけると、語学学校に通わなくても十分に現地生活を送れる可能性があるでしょう。

また、語学学校に通わなければ就労できる期間が延びます。語学学校の費用を削減しながら、現地での収入を増やせるため、ワーホリの費用を節約できます。

参考:【ベテラン留学カウンセラー直伝】留学前に差をつける英語学習7ステップ

ワーホリの費用に関する注意点3選

トラブルを防止して有意義なワーホリ生活を送るために、費用面で注意すべきポイントがいくつかあります。ここでは、ワーホリの費用に関する注意点を解説します。

資金は余裕をもって準備する

ワーホリの資金は余裕をもって用意しましょう。以下のような事態に陥ると、資金不足になる可能性があるためです。

  • 就労先が見つからない
  • 当初の予算計画に穴があった
  • 計画になかった観光地やアクティビティを体験したくなった

実際に、約3割の方がワーホリの予算がギリギリだったという回答結果があります。(留学安心信託調べ 3〜6ヶ月程度仕事が見つからなくても生活できる程度の余剰資金があれば理想です。

参考:《仕事内容や給料まで!》貯金0円からワーホリができる「スマ留andリゾバ」

費用だけで国を選ばない

ワーホリの渡航先を決める際は、費用だけで選ばないことが大切です。

出稼ぎ目的の場合は別ですが、費用が安いという理由だけで渡航先を選ぶと、有意義な海外生活を送れない可能性があります。 必ず「何のためにワーホリに行くのか」を明確にしましょう。

✓ワーホリの目的の例

  • 英語を習得したい→カナダ/イギリス/オーストラリア
  • ヨーロッパの文化を体験したい→フランス/スペイン/イタリア
  • 多文化社会を経験したい→カナダ/ニュージーランド/オーストラリア

事前に留学費用をシミュレーションする

前述した通り、ワーホリの費用は目的や計画によって変動します。本記事でも費用の一例は紹介していますが、必ず個々の目的に合わせた予算を計算しましょう。 費用のシミュレーションは、渡航する国ではなく、都市で行うことが大切です。同じ国でも都市によって物価が異なる可能性があります。

事前に費用をシミュレーションしないと「予算が全く足りない」といった事態になりかねないため要注意です。

ワーホリ資金を準備するポイント

ワーホリにはある程度まとまったお金が必要になります。どの国に行くとしても100万円程度は必要になるでしょう。ここでは費用の貯め方のポイントについて解説していきます。

学生の場合

学生であれば、まずアルバイトをしてコツコツと資金を貯めていきましょう。学業に差し支えると本末転倒なので、支障をきたさない程度に働ければ毎月5万円程度は貯金することができます。

もちろん、生活費を切り詰めたり無駄なお金を節約したりすることでもっと貯金できる人もいるでしょう。毎月5万円の貯金ができれば100万円を用意するのに20ヶ月(1年8ヶ月)ほどで資金の準備ができます。大学生であれば、1年生の頃から貯め始めることで3年生になる頃には資金が貯まります。

2年生や3年生で1年間休学して、ワーホリに行く大学生もたくさんいるので、貯金の目標額を決めて貯蓄しましょう。

長期間の休みを利用できるのであれば、リゾートバイトもおすすめです。リゾートバイトはリゾート地や観光地に住み込みで働くアルバイトで、最短2ヶ月でワーホリに必要な費用を稼ぐことができます。観光地では訪日外国人の接待も経験でき、留学前に英語の準備をすることができます。

社会人の場合

社会人でワーホリに行く場合は、休職するかもしくは退職して行くことになります。しかし、実際に会社で1年間休職してワーホリに行くのは難しいかもしれません。会社側が柔軟な対応をしてくれるならば可能ですが、現実には退職する場合が多いです。退職してワーホリに行くのであれば、会社を辞める前にお金を貯めておきましょう。

「何年後に100万円を貯めてワーホリに行く」と目標を設定し、毎月貯金していくこととなります。社会人であれば「ボーナスをすべて貯金にまわす」「1ヶ月に貯金する最低額を決める」などお金が貯まる工夫をしていきましょう。
「毎月積み立てるのが苦手」という人は銀行の定期預金や自動積み立てサービスが便利です。給料が振り込まれる口座を指定すれば、毎月一定額が引き落とされて自動的に積み立てされていきます。

スマ留では留学費用を分割して支払うことができるスマートローンも提供しています。スマートローンは、留学費用を最大60回までの分割払い可能で、月々のお支払いを3,000円~に抑えることができます。

また、「現地で仕事を見つけられないのではないか」と不安な方には、スマ留の”就労確約”ワーホリプランもございます。興味のある方はぜひご覧ください。

各種サービスも利用しながら目標金額を準備しましょう。

経験者が語る!ワーホリ体験談

【オーストラリアワーホリ体験談】『旅をしたい人』『働きたい人』『勉強したい人』どんな人にでもぴったり

  • 名前:佐藤さん
  • 滞在国:オーストラリア
  • 滞在期間:1年

Q.ワーホリの魅力を教えてください。

その人が望むスタイルで生活ができるという点。

ワーキングホリデービザはとても融通が利くビザで、『旅をしたい人』『働きたい人』『勉強したい人』どんな人にでもぴったりなビザだと思います。友人の中には、ワーキングホリデービザで1年間旅をするように過ごしていた人もいました。

オーストラリアは仕事も見つけやすいので、旅と仕事を交互に繰り返すこともできます。

Q.ワーホリ先としてオーストラリアを選んだ理由を教えてください。

寒い場所が苦手だったので暖かい国で、かつワーキングホリデービザで行ける国ということで決めました。日本人も多く友人も何人か渡豪していたので安心感もあり、国を決めるのにそこまで時間はかからなかったです。

Q.どれくらいの期間で英語を話せるようになりましたか?

話せるか話せないかではなく、話すか話さないかだと気付いたのは滞在3ヶ月後くらいでした。どれだけ間違えた英語を話していても、『英語を話す』ことができるようになったのはそれくらいからです。

6ヶ月後にアデレードのローカルレストランで働き始め、日本人が一人もいない環境でインカムをつけながら働くという非常に厳しい環境に身を置いてからは、スタッフ間での英語のやり取りはあまり苦にはならなくなりました。

Q.オーストラリアのワーキングホリデー経験で得られたことを教えてください。

色々な国の友人を作ることができました。

これは留学に行かないと、なかなか日本国内では難しいことだと思います。友人ができて一番嬉しかったことは、私がカンボジアにいた時、オーストラリアで知り合った友人3人がカンボジアに旅行に来た際に会いに来てくれたことです。

それぞれフランス・ドイツ・ベルギーの友人で、みんな別々で旅をしていたのですが、違う国で再会できるのは本当に嬉しくて、「今度は私があなたのいる国に行くね」と約束したのを覚えています。

【カナダワーホリ体験談】働くことによって一味違う留学経験が得られる!

  • 名前:桑山さん
  • 滞在国:カナダ/トロント
  • 滞在期間:1年

Q.ワーホリの魅力を教えてください。

1番の魅力は、「働くことによって、語学の習得だけでなく一味違う留学経験が得られること」だと思います。異文化交流や多国籍の友達作りなど、日本ではなかなか経験できないことばかりでした!

また、悔しいこと、不安なこと、もちろん嬉しいことも同時に沢山感じることができました。昨日できなかったこと、理解できなかったことが次の日には出来るようになったり・・・。

自分で自分の成長を実感する瞬間が沢山あります。期間が長いからこそ、理想の自分を見つけ出すことができると思いますよ!

Q.ワーホリ先としてカナダ/トロントを選んだ理由を教えてください。

とても単純ですが、アメリカが近い!すぐに行ける!と思ったことがカナダを選んだ大きな決め手です。

また、身近にカナダへのワーキングホリデーの経験がある先輩がとても沢山いたので、安心感もありました。

Q.どれくらいの期間で英語を話せるようになりましたか?

相手が言っていることに対して自分の言葉で返せるようになり始めたのが、4〜5ヶ月目でした。学校で学ぶ英語プラス、働きながら学んだ接客英語や電話での受け答えなどをして、徐々に自信がつきました。

最初から不自由なく話せる人なんていないので、毎日課題ばかりでしたが、分からなかったことがわかるようになった瞬間がとても嬉しかったです。

Q.カナダ/トロントのワーキングホリデー経験で得られたことを教えてください。

日本で過ごしていたら絶対に感じない異文化の違いですね。良い意味で固定概念を崩される出来事が毎日あり、とっても新鮮でした。
当たり前だと思っていたことがびっくりされたり、逆に驚かされたりと国が変われば見える世界が180度も変わるのか!と魅了されました。

【イギリスワーホリ体験談】実際に現地に立ち暮らしてみなければ得られないことがたくさん!

  • 名前:古賀さん
  • 滞在国:イギリス/ロンドン
  • 滞在期間:2年

Q.ワーホリの魅力を教えてください。

ワーキングホリデービザは、学生ビザや観光ビザに比べて渡航中の制限が少ないため、自分の好きなようにプランを組めることができます。

勉強してもよし、旅行するもよし、しっかり働くもよしなので、海外での就労体験も旅行も楽しみたい人にとってはぴったりです。現地で働くことの厳しさもありますが、そこがまた魅力でもあります。

Q.ワーホリ先としてイギリス/ロンドンを選んだ理由を教えてください。

海外で働くことが前提にあったので、ワーキングホリデーが出来る国を調べました。クイーンズイングリッシュを学べるところや、最先端のファッションや伝統的な文化を肌で感じられるところに魅力を感じました。

ヨーロッパ旅行がしやすいところもポイントが高かったです。大学の卒業旅行でロンドンを訪れたことがあったのですが、日本と共通する部分多々あったことや、どことなく住みやすさを感じたところも選んだ要因です。

Q.どれくらいの期間で英語を話せるようになりましたか?

耳が慣れてきて、相手の言っている言葉がフレーズとして頭に浮かべられるようになり、話しかけられた内容を理解できるようになりました
また、相手に自分の意志が伝わり会話が続くようになったと感じたのは2~3ヶヵ月を過ぎた頃でした。

Q.イギリス/ロンドンのワーキングホリデー経験で得られたことを教えてください。

言葉や文化の違いを知ることで交流の幅が広がり、今まで見ていたものが違ったように見えるようになりました。

また、外国だけでなく、日本の良さを改めて知ることができました。今はインターネットですぐに世界のニュースを調べたり、外国人と繋がることが出来ますが、やはり実際に現地に立ち暮らしてみなければ得られないことがたくさんあります。

まとめ

本記事では、ワーホリの費用の目安や内訳、節約方法、注意点などを解説しました。 ワーホリの費用は目的や渡航先、語学学校の要否などによって変動します。目的や計画を踏まえて、できる限り正確に必要な費用を算出しましょう。

なお、実際にワーホリに行った方の約3割が「予算がギリギリだった」と回答しています。渡航先でのトラブルにも対応できるよう、余裕をもって資金を用意しましょう。

また、 ワーホリの渡航準備が不安な方や、手続きで悩んだ方は留学エージェントの活用がおすすめです。

留学エージェント「スマ留」なら、従来の最大半額の費用とシンプルな料金形態でワーホリの準備から現地生活をサポートします。気になる方はぜひ確認してみてください。

Q&AまとめQ&A

Qワーキングホリデーとは何ですか?
国際間での交流を目的として一定の年齢以下の若い人を比較的、簡便に長期滞在させ現地の文化や語学を学ぶための制度です。基本的に1年間の休暇で滞在先の文化・風習を知ったり、休暇目的で行われたりする制度ですが、その最大の特徴は就学、就労が可能ということです。
Qワーキングホリデーに必要な費用はどれくらいですか?
一般的な就学期間である3カ月分の授業料は40万~45万円ほど、さらに渡航してから3~4カ月分くらいの滞在費、生活費などは用意しておきたいところです。ひと月の生活費を10万~15万円として、最低でも30万~50万円ほどは最低限必要です。
Q必要な費用にはどんなものがありますか?
渡航先によって異なりますが、就学や就労の有無に関わらず、「往復航空券」、「海外旅行保険」、「パスポート・ビザの申請料」、「生活費」などは必ず必要となります。その他ケータイやWi-Fiなどの通信費用が人によって必要になってきます。
Qワーキングホリデーで働く場合、どれくらい稼ぐことができますか?
アルバイトができる期間は多くても9カ月間ほどです。稼げるお金は時給や働く時間や日数、職種によって大きく変わりますが、現地でしっかりと9カ月働いたとして、稼げるお金は月5万~10万円程度、9カ月間で60万~80万円ぐらいが相場になります。
Q費用を抑える方法はありますか?
家賃を人数分で均等割できる「シェアハウス」を利用する、外食は高くつくので自炊を心がける、物価の安い国や地域を選ぶなどで費用を抑えることが可能です。もちろん、自分がワーホリに行く目的が達成される国に行くことが大切ですので、目的等をしっかり設定しましょう。

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