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母親がフィリピン人ということもあり幼少期にフィリピンにいたことから、異文化へ興味がありました。中学時代からアメリカの音楽や映画にはまり、趣味は歌詞カードを翻訳することでした。母の知り合いにアメリカ在住の人がいたこともあり、20代前半にアメリカのL.Aでホームステイをしながら、近所のコミュニティカレッジで日本の文化や日本語を教えていました。帰国後は、主に英語を使用する仕事に従事しました。アメリカで学んだ英語を忘れないよう、意識して外国人と交流したり英語を学べる環境を選びましたが、どうしても語学学校で勉強してみたいという気持ちがあり、30代前半にイギリスのブライトンへ短期留学しました。
イギリスは正統な英語を勉強したかったため選びました。就職する際にイギリス英語は評価がいいと聞いていました。また、アメリカ発音に慣れていたのでイギリスの発音に慣れたかったのと、決め手としてブライトンという町に非常に魅力を感じたからです。
短い分、集中して勉強できることです。また、短期長期に関わらず、留学という経験は必ず視野を広くしてくれるし、様々な価値観の人に会うことでいい意味でも悪い意味でも考えが磨かれていきます。
旅も含め、3回目の渡航でしたが、留学先としてブライトンを選んだのはその環境の自由さ、寛大さからでした。イギリスはもともと個性を大事にするイメージがありましたが、特にブライトンはLGBTフレンドリーの町として有名で、ヨーロッパ最大のゲイパレードが開催されていたり、図書館にもLGBT作品のコーナーがあったりします。その他にも音楽イベントの場としても有名で、夏には海外の有名アーティストが呼ばれ、ビーチ沿いで大きなイベントが開催されたりととにかく刺激的な街でした。
ブライトンはロンドンからたった1時間で行ける都会でもあるのにリラックスもできるし、とにかく街並みが綺麗です。ちょっとバスに乗れば自然の中でハイキングもできるし、フェリーもあるのでフランスまでも格安で行けたり本当に住みたくなる街でした。
ロンドンでいえば、カムデンマーケットとピカデリーサーカス。町自体がアートみたいで何度行ってもドキドキしました。
留学先のブライトンでいうとたくさんあります!アートなお店やBARなどが並ぶレーン通り、ビーチ沿いにあるメリーゴーランド、ブライトンピア、セレブの別荘がならぶHOVE、気軽にハイキングが楽しめるデビルズダイク、チョークの断崖が美しいセブンシスターズ、お隣のフランスの避暑地ディエップにも行けるニューヘイブンフェリーがおすすめです。
英語のベースはあった状態でも、耳が慣れるのに1ヶ月程度かかりました。文法などの間違いはあるものの、日常会話に抵抗を感じなくなるまでには半年程度かかった印象があります。
アメリカのホームステイの経験後、自主学習を続けたこと、そしてイギリスでの3ヶ月の留学のおかげもあり、英語勉強期間トータル15年程度にして、ネイティブレベルからはまだ遠いにしろ、仕事で抵抗なく使用できるレベルになりました。
20代でアメリカにホームステイに行くまではTOEIC点数にして700点程度でした。ただ、筆記はできても、はじめのうちは現地で全く通用しませんでした。とにかくリスニングで苦労しました。
リスニング力が上がり、発音も綺麗になりました。また、考えるために会話が止まるということがなくなりました。留学した際に単語力の弱さでぶつかったので、とにかく単語をたくさん勉強したところ、どんどん話せるようになりました。他にも大きな収穫として、文化を知り、経験することで語学の解釈は格段に上がることを知りました。私は楽しく勉強を続けられるように映画と歌を取り入れて勉強をしてきましたが、同時にそれらの背景を学ぶこともできるようになり、もっと楽しくなりました。
英語漬けの環境に身を置くこと、普段目にするものの英語での言い方を常に興味を持って調べること、たくさん経験し自分なりの解釈を持つことです。留学すると必然的に英語を話すことにはなりますが、耳を鍛えるために、学校の勉強以外でも積極的に地元のイベントや交流会に参加したほうがいいと思います。あとは自分の英語の弱点を知ること、飽きずに勉強をするために自分は何を教材にしたらいいかなどの工夫も大事だと思います。
とにかく視野が広がったこと、いい意味で開き直りができるようになったこと、人に対して寛大になれたこと、映画、音楽に対しての理解が変わり何倍も楽しめるようになったこと、よりたくさんの人と関わり合えたこと、今まで自信がなくて踏み出せなかった国に行けたこと、仕事の幅が広がり就活にも非常に大きな強みになったこと、考える癖がついたこと…たくさんです!(笑)
ブライトンでホステルに3週間程滞在していた時、イギリスに来たばかりのモロッコ人のボクサーの青年に出会いました。まだ20代前半で、家族のためにジムに所属してお金を仕送りしている心優しい少年でした。私が到着した日に荷物を運ぶのを手伝ってくれたことがきっかけで話すようになったのですが、彼は当初全く英語が話せず、常に辞書を片手に絵やジェスチャーでコミニュケーションをとっていました。私が語学学校のことを話すとすごく行きたそうにしていたのですが、経済的な事情で通えなかったそうです。
私は、少しでも英語学習の手助けをしてあげたいと思いました。人種や背景は違えど、弟のように情を感じていたためです。ブライトンは特に海外からの出稼ぎが多いと聞いていたので調べたところ、無料の語学学校があると分かり、さっそく彼を連れて登録しに行きました。先着順だったのですがなんとか定員に間に合い、彼は学校に通うことができるようになりました!
それから私も彼も滞在先が決まり毎日会うことはなくなりましたが、ブライトン滞在時には時々会い、今でもSNSでやりとりをしていて、本当に英語が上達していてとても誇らしく嬉しく感じます。このことがきっかけで、こういった取り組みに関心を持つ人でありたいと思いました。
歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリスは、古い伝統も守りながらも、 常に流行の発信地としてファッション・アート・音楽・考え方や技術などを生み出し世界中に発信している国としても有名です。 英語教育にも長い歴史をもち、語学学校の質や教育レベルも世界的に高いです。 イギリス留学では、英語発祥の地として、上品なクイーンズイングリッシュを学ぶことができることが魅力。 多国籍国家でもあるため、国際色豊かで留学生でも住みやすい雰囲気があります。 ヨーロッパ各国へ小旅行を楽しむこともできる、ヨーロッパの魅力たっぷりの国です。