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地中海の真ん中に浮かぶマルタは、古くからイタリアと北アフリカの影響を大きく受けている国です。イスラム圏の国に支配されながらも、カトリックの信仰を守ってきたマルタでの公用語は英語とマルタ語、イタリア語です。中でも英語が第1言語であり、英語のスキルを上げたい語学留学には最適です。また一年中温暖でヨーロッパのリゾート地として栄えているマルタには、観光の魅力あるスポットも沢山あります。
マルタでの社会人留学にかかる費用やメリットを押さえておき、マルタ社会人留学を考えてみてはいかがでしょうか。
まずは期間別にマルタの社会人留学にかかる費用を見てみましょう。
留学期間 | 費用の目安 |
1週間 | 約8万円 |
1ヶ月 | 約27万円 |
3ヶ月 | 約50万円~90万円 |
6ヶ月 | 約100万円~150万円 |
マルタ留学に必要な費用の詳細はこちらにもまとめていますので、マルタ留学にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
滞在期間が1週間の場合に必要な費用は約8万円です。初日にオリエンテーションと語学力テストを行い、自分の語学力について確認します。翌日から4日間はレッスンを行い英語力を養います。
最後の1日は自由時間です。観光などをして、学んだ英語を現地で試しても良いでしょう。
1日中授業を詰め込んだインテンシブコースと、午前又は午後に授業を行うパートタイムコースの2種類のカリキュラムがあり、自分の好きな方を選べます。
インテンシブコースの場合には、ほぼみっちり授業を行い、語学力を鍛えたいならこちらがおすすめです。
パートタイムコースは、半日観光ができるので、マルタの魅力ある観光スポットを巡ることができて、観光も楽しみたいのならこちらがおすすめです。
滞在期間が1ヶ月の場合に必要な費用は約27万円です。初日にオリエンテーションと語学力テストを行って、それからの平日は授業を行います。
週単位で何時間授業を行うか選べ、半日授業のコースと、1日中授業を行うコースがあるのに加え、プライベートレッスンを組み込むこともできます。
基本的には16歳未満の参加は不可で、大学生以上や社会人の語学短期留学に対応。
1ヶ月の滞在になると食事の面が不安になるでしょうが、マルタ料理は魚介が中心のイタリア料理に近い味で、一般的に日本人の味覚には合うと言われています。
クスクスなど北アフリカの料理はマルタ体験をするチャンスです。観光も堪能すると楽しくマルタの生活を送れます。
滞在期間が3ヶ月の場合に必要な費用は約50万円~90万円です。ポイントは渡航時期で、マルタは夏場ヨーロッパのリゾート地になることから、渡航費用が上がります。費用を抑えたいのなら夏場の時期を外して、3ヶ月間の予定を入れることをおすすめします。
マルタは3ヶ月(90日間)までの滞在ならビザは必要ありません。
3ヶ月程度の滞在になると費用を抑えるポイントは食費です。
滞在先はアパートやシェアハウスなら、自炊をすると良いです。
マルタでの主食はパンとパスタでパンは1ユーロ程度、パスタはいろいろな種類がありますが、500kgの大容量のショートパスタは0.7ユーロ程度で売られているなど安いです。
野菜は移動販売車で売られているものが安く、上手にスーパーとやり繰りすると食費を浮かせます。
滞在期間が6ヶ月の場合に必要な費用は100万円~150万円程度です。6ヶ月滞在になるとビザの申請を行わないといけません。
ビザの申請には、まず滞在先のスクールへ90日以上滞在する旨を伝え、用紙をもらいます。
その他に必要な書類等は以下の通りです。
ビザの申請の日時の調整は学校のスタッフが行ってくれます。ビザの申請場所は2カ所あります。1つ目がスリーマのFELTOMです。2つ目は首都バレッタの市民権・移民省のオフィスです。アクセスの良い方を利用すると良いでしょう。
3ヶ月以上の滞在になると海外旅行保険(ビザの申請にも必要)に入る必要があります。海外旅行保険費は半年間で3~10万円程度です。
6ヶ月の滞在になると、洋服などの衣替えが必要になります。おすすめは洋服を衣替えの時期になったら日本にいる知人に頼んで送ってもらうことです。こうするとスーツケースもかさまないで済みますし、現地調達の必要もありません。
マルタ国内ではZARAなどのファストファッションのブランドがありますが、往復で洋服を送っても10㎏で12,000円超ですから、一式洋服を揃えるより安く済みます。
社会人コースやビジネスコース、または社会人クラスがあるマルタの社会人留学におすすめの学校を紹介します。それぞれの特徴などに注目して見てみましょう。
学校 | こんな人におすすめ |
EFマルタ校 | マルタのリゾート気分を味わいたい人におすすめ |
ECマルタ | 複数の国で留学を考えている人、自分のペースで語学を学びたい人におすすめ |
ESE | 英語を集中して早く習得したい人におすすめ |
EFマルタ校は25歳以上の社会人プログラムや50歳以上のシニアプログラムもあります。転職の合間の語学留学やリタイヤ後の語学留学におすすめのプログラムが充実。
生徒はヨーロッパ圏を中心に、世界中から来て、友人作りもできます。
寮は年齢ごとに分かれており、大人は落ち着いた空間で、若者は賑やかな空間で、マルタの生活を送ることが可能です。
EF専用のプライベートビーチがあり、いつでも遊泳したり、ヨットに乗ったりとリゾート気分を満喫できます。
また、ウォータースポーツ施設が併設されたビーチクラブは生徒ならいつでも使用でき、思う存分楽しむことができます。
リゾート気分を味わいたい人や、リゾート気分で英語勉強をしたい人、友達を作りたい人におすすめです。
ECマルタ校は、90を超える国々からの留学生が集う、セントジュリアンにある学校です。
29歳以下と30歳以上にクラス分けされており、カリキュラムの組み方はその人次第です。
マルタの市街地に位置しており、マルタの生活を味わいながら語学を勉強することができます。無料レッスンや無料学習オンラインサービスもあり、その人のぺースで英語を学ぶことができます。
日本人スタッフもおり、日本人の割合もマルタでは多いことから、留学初心者や留学に不安を抱えている人におすすめです。
専用のジムがあるなど生徒の生活を快適にする工夫があります。
各国で提携している姉妹校があり、複数の国で留学を考えている人におすすめです。
ESEはセントジュリアンにある学校です。ビジネス英語コースなどがあり、いろいろなコースから自分に合ったコースを選択できるのがメリットです。
ESEレセプションデスクは24時間でいろいろな悩みを相談できます。マルタでの生活をより快適に過ごせるようにサポートします。
ESE独自の英語教授法e-Learningプログラムは、少人数で英語を鍛える集中教室です。その他にも自習をサポートするオンライン授業も行っており、英語を早く習得することができます。
ESEのアクティビティは、学生専用のビーチがあったり、プールがあったりと充実しています。
マルタに留学するメリットを紹介します。どのような魅力がマルタ留学にはあるのでしょうか?
マルタはヨーロッパでも有数のリゾート地で、観光も徒歩圏内で十分に楽しめます。バスなどを利用するとマルタ全域を半日で周ることもできます。
マルタの首都ヴァレッタには観光名所が多数あり、キリスト教の文化圏でありながら、北アフリカのイスラムの影響も受けている建造物は魅力的です。
また猫の楽園とも言われており、人口の倍は居る猫がマルタの街角に見かけられます。猫好きなら写真を撮るのも容易ですし、癒されること間違いなしです。
パートタイム授業を選択した場合には、午前か午後が開いているので、思う存分観光を楽しむことができます。
語学留学をしながら、旅行気分を味わうことが可能なのがマルタ留学のメリットですね。
マルタの語学学校は様々な年代と国籍の人を受け入れており、いろいろな人脈作りに役立ちます。クラスメイトに10代~50代まで幅広くいて、一緒に英語を学ぶことができます。
国籍や宗教などを関係なく、いろいろな価値観の違う人との出会いは宝物になりますし、人生の幅を広げることができるでしょう。
どこか1つの国が多いと言うことはないので、誰しも手探りからスタートしていることが多く、一緒に学び生活をする中で、自然に溶け込み友情ができることが多いです。
様々な国の友人を作れることも大きなメリットですね。
マルタの語学学校では、英語圏外のヨーロッパからの留学生の比率が高く、日本人はそれほど多くはありません。そうなると自然と英語でコミュニケーションを取ることになり、英語のスキルも上がっていきます。
東南アジアや、オーストラリアの語学学校のように、日本人が多いとどうしても日本語を使ってしまい英語のスキルが上がらないことがありますが、その心配もありません。
24時間英語漬けになることで英語力をしっかりと高めることができます。
マルタは四方を海に囲まれている島です。加えて温暖できれいなビーチが島の至るところにあります。また有数のリゾート地でもあるため、ビーチアクティビティも豊富です。
ヨットやスキューバダイビングなどが存分に楽しめます。
さらに週末、LCCを使うと、イタリアやローマ、ヨーロッパの各地まで格安で観光をしに行くこともできます。ローマなら往復15,000円もかかりません。
豊富なビーチアクティビティや観光での語学留学を堪能できる点は大きなメリットです。
マルタに留学するデメリットも知っておきましょう。
マルタの公用語は英語とイタリア語、マルタ語です。一般的なマルタ人はマルタ語で会話しています。マルタ語は英語では通じない点が多く、地元の人とは会話が成立しないこともあるでしょう。
またマルタの英語はブリティッシュ訛りで、一般的に日本人が親しんでいるアメリカ英語とは若干違うニュアンスがあります。
日本でアメリカ英語を習っていて、さらに習得したいと考えている人は、戸惑うことがありますね。
純粋に英語だけを勉強するのに適しているのかと言うと、そうでもないのがマルタです。
日本とマルタとの時差は8時間(サマータイムは7時間)あります。特に短期留学の場合には時差ボケで着いた1日はきついことがあります。そのため最初の1日は無駄にしてしまうことも。
時差ボケ対策をしておくことや、時差ボケしても大丈夫なように予定に余裕を持っておくことが大事です。
日本からマルタへの直行便は無く、中東やヨーロッパを経由して乗り継ぎになります。
合計15時間以上かかるフライトは身体への負担も大きいです。
マルタに着いた日には、休むことを優先するような予定を組んでおきましょう。
ヨーロッパの夏休みの期間は、リゾートと兼ねて留学生が増えます。よって語学学校の料金も高くなります。また滞在にかかる費用も高くなります。
したがってヨーロッパの夏休みシーズンは外して留学をすることがおすすめです。冬場でも比較的温暖で、ビーチアクティビティは十分に楽しめます。冬場の最高気温は15℃くらいですから泳ぐことは出来ないですが、ビーチで装備をしっかりしたアクティビティは楽しめます。マルタ留学の料金はスマ留の料金シミュレーションで簡単に見積もることができますので、チェックしてみてくださいね。
マルタに留学するときの注意点をいくつか紹介します。どのような点に気をつけたらよいでしょうか?
留学エージェントを利用して、気軽に留学をしてみましょう。
まずは見積もりですが、国と期間を選ぶだけでいくつかのプランを提示してくれます。
同一価格でいくつかの語学学校を選べる点も良いです。自分の好きな雰囲気の学校を選びましょう。
語学留学と共にオンラインサポートなどもあり、語学留学で鍛えた英語のレベルをさらにオンラインで勉強可能です。
このような留学エージェントの中でもスマ留は上記の条件を全て満たしておりおすすめです。スマ留を利用して語学留学を成功させてみましょう。
マルタはヨーロッパ観光客向けのナイトクラブも有名ですが、夜間の一人歩きは危険です。
治安はヨーロッパの中でも上位から3番目と良いですが、夜は友人などと一緒に行動することをおすすめします。変な犯罪にも巻き込まれかねませんので、なるべく夜は団体行動をするようにしましょう。
他の国ほどではありませんが、マルタのビーチでは置き引きが数件起こっています。多くは観光客を狙ったものですが、自分が遭うかもしれません。
お金は最低限だけ持ち歩き、必要以上に引き出さないようにしましょう。
首から下げるストラップなどで保管しておくことをおすすめします。
ルームシェアのアパートメントの契約は、実際に現地で行いましょう。インターネットの掲載の写真と実際に目で見た印象とは違うことが多いです。
場所は食事の面や学校までのアクセスなどを踏まえて、慎重に選びましょう。
口コミなどを参考にしていくつか絞っておき、現地で選ぶようにすると良いです。
マルタへの社会人語学留学は、ヨーロッパ各地への語学留学より安く済みます。加えてマルタは観光地でもあり、様々な観光スポットを堪能できます。きれいな海と美味しい地中海料理、そして猫に囲まれて、快適に語学留学をしてみてはいかがでしょうか。
合わせて、留学費用が安い国や、留学費用の抑え方についてはこちらの記事でまとめていますので、留学費用を抑えたい方はぜひこちらも合わせてご覧ください。
まだ知る人が少ないマルタ島にあるマルタ共和国は、シチリアの南、北アフリカのとの間に位置する「地中海のヘソ」ともいわれる小さな島国。 その立地でありながら公用語の一つが英語であることは珍しく、マルタ島留学は英語留学の穴場スポットです。 マルタ島はイタリアの南に位置し、ヨーロッパ各地へのアクセスが良好なことも魅力の一つ。 異文化交流、重層的な歴史、紺碧の地中海、年間通して温暖な気候、海の幸をふんだんに使った地中海料理、 マリンリゾートののんびりとした時間、良好な治安など語りつくせないほどの魅力がつまったとっておきの島、それがマルタ島です。