初めて留学をするときは楽しみな反面、不安な気持ちになるのではないでしょうか。特に海外に行くこと自体が初めてだと心配だと思います。
しかし、マルタは留学生にとって良い環境で、安心できる国だと言われています。マルタは世界各国から留学生がやってきているため、何か魅力を感じるものがあるのでしょう。
そこで、ここではマルタに留学を考えている人のために、事前に知っておきたい予備知識や失敗しないためのポイントなどを紹介していきます。
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まずは、マルタについての基礎知識を知っておきましょう。マルタについてさまざまな情報を得ておくと、日本とはまた違った国のことを知るきっかけとなるでしょう。
マルタについてより詳しく知りたい方はこちらのサイトもご覧ください。
マルタ共和国はイタリア・シチリアの南に位置している小さな国です。マルタは面積が316平方km、人口が約49万人います。(2019年時点)
マルタの首都はバレッタで、マルタ語や英語が公用語です。そしてマルタはカトリック教徒であり、第二次世界大戦で地中海戦線の重要な拠点として活躍していました。
マルタの歴史はとても長く、独立について簡単に説明をすると、世界大戦で船舶から航空機の時代へ入ると島国であるマルタの価値が下ります。そんな中、マルタはイギリスに入るか独立をするかという決断を迫られました。マルタはこれまで10年間の防衛と財政協力を行ってきたのが認められ、1964年に独立しますが、イギリス連邦の国家になりました。
それから15年後の1979年にマルタ内にいたイギリス軍が撤退し、マルタからイギリス国旗が下ろされることになります。2004年にマルタはヨーロッパ連合(EU加盟国)に参加し、観光業に力を入れ世界中から観光客が集まる国になりました。マルタは独自に造られた文化を感じられます。
マルタの人たちはとても親切で、初めて来た人でも温かく迎え入れてくれます。南国気質特有のゆったりした性格の人が多く、マルタに行くと時間が緩やかに流れていくのが感じられるでしょう。
マルタはイタリアや中東の食文化の影響を受けていますが、独自のマルタ料理を生み出しています。当時狩猟に規制がかけられていた時代、それに抵抗するためにウサギの煮込みが生まれました。その他にも海に囲まれているためシーフード料理なども絶品です。
マルタの物価に関してはヨーロッパに比べ安いほうだと言われています。例えば水が330mlで130円、じゃがいも1kg130円、キャベツ1個170円ほどで購入できます。
また、マルタは日本と同じ左側通行なので、レンタカーを借りて移動するときも安心です。車も右ハンドルなので運転しやすいです。
マルタには電車が走っておらず、遠出する際にはバスを使う必要があります。一回につき190円ほどの料金が必要で、シーズン中だと250円ほどに値上がりするのが特徴です。
そしてマルタでは初対面の人に対して握手をすることが多いですが、フレンドリーな人はいきなりハグや頬を付け合うキスをすることもあります。
しかし、日本特有の手招きは「あっちへいけ」というジェスチャーとしてとらえられるため、注意してください。
マルタは海が観光の目玉になっているので、7月頃がピークです。1~3月は寒く雨もよく降るので、留学生も少なくなります。とくに12月が一番留学生が少なく、7月に比べて20倍もの差があります。
留学生が少ない時期にゆっくりと英語の勉強ができるのですが、マルタの最大の魅力を感じられるのはやはり夏場ということなのでしょう。
もし夏場を希望するのであれば、混み合うことが予想されるため早めにプランを立てるのがおすすめです。
マルタが留学初心者に向いている理由を見ていきましょう。事前に知っておくことでマルタ留学の不安を取り除けます。
英語圏であるマルタ、イギリス、アメリカの留学費用を表にまとめてみましたので参考にしてください。
マルタ | イギリス | アメリカ | |
1週間 | 7万9,800円 | 12万7,000円 | 13万8,000円 |
2週間 | 12万円 | 15万1,000円 | 18万5,000円 |
4週間 | 19万5,000円 | 26万円 | 28万円 |
8週間 | 32万9,000円 | 50万5,000円 | 50万6,000円 |
12週間 | 48万8,000円 | 58万円 | 63万4,000円 |
24週間 | 87万2,000円 | 79万9,300円 | 94万8,000円 |
以上のことからわかるように、マルタの留学滞在期間が安いのが特徴です。物価の関係もあり比較的安くで生活ができます。
マルタはヨーロッパ各地だけでなく、ロシアやトルコなど多くの国の人が留学しにやってきます。そのため、色々な国の友人ができ文化の違いを実感できるのも特徴です。日本だけではなく世界の文化を知ることで、外から見た日本という国についてもわかるようになります。
また、仲良くなった友達の国に遊びに行くこともあるかもしれません。どんどん交流を広げていくことで、世界中に友達ができます。
夜に女性が1人で歩いても大丈夫なくらい治安が良い国です。しかし、治安が良いからと言ってもスリなどには気をつけてください。
マルタの気候は11月〜4月が平均気温14℃で、5月〜10月が平均気温23℃と過ごしやすいです。夏は紫外線も増えるため、紫外線対策を忘れないようにしましょう。冬も日本より暖かいですが、昼と夜の温度差があり体調を崩さないように気を付ける必要があります。
マルタの首都であるバレッタは街自体が世界遺産となっています。そのほかにもマルタの巨石神殿群や、パオラで発見されたハル・サフリエニの地下墳墓が必見です。
また、海に行けば美しいブルーラグーンという地中海の景色が広がり、海が真っ青なことに驚きます。
旅行に関してマルタは、イタリアの真下に位置する島国なので、ヨーロッパ諸国へ行きやすいです。マルタからイタリア・ローマまで、飛行機で1時間半の距離であるため、日帰りで旅行ができます。さらにヨーロッパでは格安航空会社が充実しており、往復1万円ほどでヨーロッパ周辺に遊びに行けることもあるでしょう。
日本人が少ないからこそ必然的に英語漬けの環境ができます。どうしても初心者の場合、日本人が沢山いたら日本人同士で固まってしまい、英語が上達しない可能性があるのです。
マルタの留学生にはヨーロッパはもちろん、南米やトルコ、韓国などの人たちがたくさんいます。当然最初から英語を話せない人ばかりなので、コミュニケーションを図るために一生懸命英語で伝えようとするのです。授業も大事ですが授業以外のコミュニケーションも英語の上達に関わってくるため、積極的に日本人以外の人に話すことをおすすめします。
マルタ留学に行く際に決めておかなくてはならないポイントがあります。こうすれば良かったという後悔のないように自分でリストを作ってみて、選択していきましょう。
最短は1週間程度からですが、はっきり言って1週間だけでは英語が身につきません。しかし、初めての海外というものを経験したいときに良いかもしれません。しっかりと語学を学びたいなら1ヵ月以上必要です。
ただし、3ヵ月以内だと観光ビザだけで大丈夫ですが、3ヵ月以上になると滞在ビザの申請が必要になってきます。そのため、ビザの手続きをする準備が必要です。
90日以上いる場合は、マルタの現地で申請を行います。ちなみに学生ビザは就労はできませんが、許可証があれば可能です。
滞在先は主に学生寮かホームステイの二択となります。学生寮とホームステイのメリットデメリットをを見ていきましょう。
メリット | デメリット | |
学生寮 |
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ホームステイ |
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これらのことを踏まえながら、自分に合いそうな滞在先を決めるようにしてみてください。
滞在先や留学先での語学学校の手配など、全てを個人でやるのは難しいです。留学初心者であれば、エージェントを活用したほうが安心できます。
エージェントを使えば基本的なものはパックになっていて、余計な費用もかかりません。ただし、エージェントによってサポートも留学に必要な費用も大きく異なるため、最初のエージェント選びをしっかりしなくてはなりません。
マルタに留学する際は「スマ留」がおすすめです。スマ留であれば自分に合う方法で値段を決められます。
1〜3週間 | 4週間〜 | 12週間〜 | |
スマ留ライト | 7万8,000円〜 | 19万5,000円〜 | 48万8,000円〜 |
スマ留スタンダード | 11万8,800円〜 | 23万4,000円〜 | 52万7,000円〜 |
スマ留プライム | 要相談 | 25万9,000円〜 | 要相談 |
これらのプランのパッケージに含まれているもの
これら全てがセットになってついてきます。それプラススタンダードでは「英語学習サポート」がセットとなり、留学前に「オンライン英会話」と「英語学習アプリ」が6ヶ月間受けられます。全く英語がわからないよりも事前学習しておけば安心できるでしょう。
また、スマ留にミッションを追加すれば、マルタの街を利用してガイドブックにそった課題をクリアしていけばリアルな生活を体験できます。週3日で1日3時間のアウトプットで生きた英語と対応力が身につくのです。これはスマ留だけのオリジナルプログラムで、楽しみながら英語が上達できます。
パッケージに含まれていないものは、「航空券」「海外留学保険」「ビザ」です。
スマ留を決める前にまずは無料カウンセリングを試して、色々と質問をしてみてください。
またこちらの記事で、留学エージェントについてや留学エージェントの選び方などについてまとめていますので、エージェント選びにお悩みの方はぜひこちらも合わせてご覧ください。
せっかくの初留学を成功させるために、事前に失敗しないための知識を抑えていきましょう。いざ留学しても英語が身につかなければもったいないことです。
英語が全くできないと、授業もクラスメートとの会話もついていけません。留学エージェントなどの学習サポート利用すると、効率的に準備ができます。
日本の英語教育と海外の国の英語教育の差があり、いくら英語を学びに外国人がマルタに来ていても、全く話せないという人が少ないです。
また、よく勘違いされるのが、留学をするとみんな英語が話せるようになって帰ってくると思われがちです。しかし、これはある程度自分で事前学習していた人に限ります。全く英語がわからない状態で行ってしまうと、クラスメートたちにどんどん追い越されていき、授業がつまらなく感じてしまう可能性もあるでしょう。
一番重要なのは強いメンタルで、英語が下手でも気にせず話していくことが大切です。コミュニケーションを取らないと英語力は伸びません。
また、海外は日本と違い「黙っていてもわかってくれる」という文化がなく、発言をしないと評価もしてもらえないことが多いです。控えめにしていると英語を話す機会も少なくなり、生きた英語を話すチャンスを失ってしまいます。英語は勉強だけだと完結しないものなので、会話が重要になってくるのです。
目的がハッキリしていないと、貴重な留学期間を中途半端に過ごしてしまう可能性があります。目的を3つ程度に絞り込み、優先順位をつけて留学期間を過ごすことが大切です。
例えば「日常会話ができるくらいになる」「コミュニケーション能力を高める」「1日に10時間勉強する」などに絞り込んでスケジュールを立てていきましょう。
自分だけだと途中で放棄してしまうこともあるため、友達に宣言をしてモチベーションを高めていくことも大切です。英語を上達させるために、周りも巻き込みながら目標達成していきましょう。
マルタ留学の際に必ず必要なものと、あれば便利なものとに分類していますので参考にしてみてください。
必要なもの |
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便利なもの |
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こだわりがなければ現地で購入して、なるべく荷物を少なくしたほうが動きやすいです。
ただし、化粧水など直接肌に触れるものを海外で購入すると、まれに肌荒れを起こす可能性もあるため、自分の使用しているものを持参してください。
また、スマホは道案内など海外で必須アイテムなので、WiFiを日本で安くレンタルをするか現地でレンタルをするようにしましょう。
マルタはアジア圏のような雰囲気とはまた違い、ヨーロッパならではの景色も楽しめる場所です。国自体が日本の淡路島半分ほどの大きさなので、慣れてきたら迷うことも少ないでしょう。
初心者であればあまり大きすぎる国に行くと、萎縮してしまうかもしれません。マルタの人たちはとてもフレンドリーで、困っていたら助けてくれる人が多いです。留学は初心者にもおすすめのマルタにしてみてはいかがでしょうか。
まだ知る人が少ないマルタ島にあるマルタ共和国は、シチリアの南、北アフリカのとの間に位置する「地中海のヘソ」ともいわれる小さな島国。 その立地でありながら公用語の一つが英語であることは珍しく、マルタ島は英語留学の穴場スポットです。 マルタ島はイタリアの南に位置し、ヨーロッパ各地へのアクセスが良好なことも魅力の一つ。 異文化交流、重層的な歴史、紺碧の地中海、年間通して温暖な気候、海の幸をふんだんに使った地中海料理、 マリンリゾートののんびりとした時間、良好な治安など語りつくせないほどの魅力がつまったとっておきの島、それがマルタ島です。