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子どもと一緒に英語を学べる親子留学をするなら、自分だけでなく子どもと一緒に過ごすことになるため、やはり安全に過ごせるエリアがよいと考える方が多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、治安がよく英語を学べる国であるカナダです。
親も一緒に行く親子留学は、子どもだけを送り出す留学よりも、親が子どもの成長を近くで見守ることができるというメリットがあります。子どもも親がいるという安心から、不安なく新しい環境に慣れていくことができます。
そんなメリットが多い親子留学をカナダでするメリットや、親子留学をする際に知っておきたいポイントを紹介します。
親も子どもも快適に生活することができるカナダは、親子留学の留学先としてぴったりです。
ここでは、なぜカナダが親子留学に適しているのかの4つのポイントを紹介します。
カナダは自然が多く残るエリアが多く、日本と比べても空気が綺麗な国です。
田舎のエリアはもちろん、バンクーバーやトロントなどの大都市エリアでも空気が綺麗なので、快適に過ごすことができます。
また、大きな都市でも海や山などの自然が溢れるスポットが近くにあるので、日本では味わえない大自然の近くで生活をすることが可能になります。
親子留学中に、英語の勉強だけでなく、日本ではできない体験も子どもにさせたいという親御さんにぴったりです。
治安がよく安心して生活ができるというのも、カナダが親子留学に適している理由の一つです。
カナダでは日本と同じく、銃の所持が基本的には禁止されています。そのため、銃を使った事件が他の国よりも少ないという特徴があります。
親子留学先として人気の国である隣国アメリカでは、銃を使った犯罪が多く起きているため、安全性を重視するなら断然カナダがおすすめです。
また、カナダは多くの移民が集まる国です。人種差別が禁止されているため、アジア人であるということで差別を受ける可能性も低いと言えるでしょう。
カナダ英語は、アメリカやイギリスなどを含めた英語圏の中でも訛りが比較的少なく、発音がクリアなのが特徴です。
親子留学で親御さんが一番に考えることで多いことは、子どもに本場の英語を学んで欲しいということです。発音がクリアで訛りがほとんどない標準的な英語を学べるカナダはそんな理想を叶えてくれる留学先です。
語学力向上の目的での留学の場合、語学学校では親子留学とはいえ親子別々で授業を受けることができます。
親子でずっと一緒のクラスを受けられる幼児向けのプログラムもありますが、別々の授業を受けることでよりそれぞれの英語力やコミュニケーション能力を上げることができるでしょう。
親と一緒にいて恥ずかしくなり、子どもがなかなかクラスに溶け込めないということもないため、のびのびと英語を勉強できる環境を与えることが可能になります。
また、親も子どもの様子をずっと見ている必要がないため、自分の英語の勉強にも集中できるというメリットもあります。
1年間カナダへ親子留学をするとき、かかる費用はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、カナダに1年間の親子留学をするという条件で、一般的にどのくらいの費用がかかるのか紹介します。
各費用の詳細を解説しますので、親子留学にかかる費用の目安として参考にしてみてください。
カナダで1年間親子留学をする費用合計の目安は、400万円~600万円です。
この目安金額は学費、生活費、航空費、居住費など最低限必要となる費用をまとめたものです。
トロントやバンクーバーなどの大都市に行くのか、もっと田舎のエリアに行くのかなどの希望の親子留学のスタイルによって、居住費や生活費は大幅に変わってきます。
そのため、1年間400万円~600万円というのはあくまでも目安の合計金額と考えておきましょう。生活スタイルによってはこれ以上になることも十分考えられます。
親子留学の費用で1番を占めるのは、学費です。
カナダの永住権を持っていれば子どもの学費は無料ですが、ビザを使い外国人として学校に通わせる場合は学費を支払う必要があります。
学費が比較的安い公立の学校の学費でも年間100万円以上かかり、それに教材費や親の語学学校費などを含めると年間で200万円~300万円はかかります。
なお、子どもを私立の学校に通わせるとなると学費はそれ以上かかる可能性が高く、年間300万円以上が学費の目安です。
また、子どもが6歳以下の場合は学生ビザが取得できないため、デイケアやプリスクールと呼ばれる幼稚園のような学校に通うことになります。
デイケアやプリスクールは、各施設によって毎月の費用が異なります。日本と比べると高く、月に10万円近くかかるのも珍しくありません。
ホームステイ先やアパートなどにかかる居住費も、忘れてはならない費用の1つです。
居住費を安く済ませるために、安価なアパートを選ぶという選択肢もありますが、安価なアパートがあるエリアはあまり治安がよくないため、親子での生活には不向きです。
安全性と安定した生活を送ることを重視したい方が多い親子留学では、ホームステイがおすすめです。
万が一トラブルに遭ってしまったときでも、ホストファミリーに対処方法を教えてもらえるため安心して過ごせます。
ホームステイはアパートに住むよりも高くなってしまうかもしれませんが、安全性の高さという点では1番おすすめです。
食費や生活費などの滞在費も、毎月かかる費用です。
アパートに住んで自炊するのか、ホームステイ先で食事を出してもらうのかなど、食費は滞在方法によって大きく異なります。
基本的にホームステイであれば食費が込みですが、アパートに住む場合は自炊なので家賃に食費をプラスした費用が毎月かかります。
自炊をせずに外食を多くしたいという場合は、食費がよりかかってしまうため、食費の目安はより増えてしまいます。
滞在費で忘れがちなのが、交通費です。
バンクーバーやトロントなどの大都市では電車やバスをメインに移動することになるため、
1ヶ月につき1人1万円程度かかると考えられるでしょう。親子2人で留学するなら、毎月最低2万円ほどはかかります。
田舎のエリアに留学するなら、公共交通機関が発達していないところも多いため、車が絶対に必要となります。
車のレンタカー代やガソリン代を合わせて、毎月3万円~6万円ほどはかかると考えられます。田舎だと生活費を抑えられますが、その分交通費が増えてしまいます。
渡航費用は、カナダへ出発する時期にもよりますが、親子合わせて片道20万円ほどかかるでしょう。
渡航費用をなるべく抑えたいという方は、他の空港を経由して目的地に向かう経由便を利用するのがおすすめです。直行便よりも数万円ほど安くなることもあります。
また、航空券を早めに購入するのも渡航費用を節約する方法の1つです。
2ヶ月前以上前に航空券を購入すれば、「早割」などでチケット代が安くなることが多いです。
出発ギリギリまで航空券を購入するのを待たず、出発日が確定した時点で早めに購入すれば、渡航費用は安く抑えることができるでしょう。
海外へ渡航する際に必ず必要となるパスポートも、親子留学前に準備しましょう。
パスポートにかかる費用は、以下の通りです。
パスポートの種類 | 申請にかかる費用の合計 |
10年間有効なパスポート(20歳以上が対象) | 16,000円 |
5年間有効なパスポート(12歳以上が対象) | 11,000円 |
5年間有効なパスポート(12歳未満が対象) | 6,000円 |
親が既にパスポートを持っている場合は、子どものパスポートを発行するだけでよいため、最低で6,000円しかかかりません。
どのパスポートにも有効期限があるため、留学中に期限が切れないかなど事前に確認しておきましょう。現地でパスポートの更新をしようと思うと、日本領事館や日本大使館に行かなくてはなりません。
6ヶ月以上の親子留学をする場合、学生ビザの発行が必要になります。
2019年11月現在の学生ビザの発行手数料は、150カナダドルです。これに合わせてバイオメトリクス申請費の85カナダドルも必要となるため、学生ビザを取得するときにかかる費用は一人当たり235カナダドルです。日本円にすると約2万円程度です。
なお、2020年よりカナダの学生ビザの申請料が3カナダドル引き上げられる予定のため、2020年以降に申請をする場合は、合計238カナダドルがかかります。
ちなみに、6ヶ月未満の親子留学であれば、親も子どもも関係なく学生ビザの申請は必要ありません。通常の観光ビザで入国し、短期留学をすることができます。
留学期間 | 費用総額目安 |
1ヶ月 | 50万円~80万円程度 |
3ヶ月 | 90万円~200万円程度 |
6ヶ月 | 200万円~300万円程度 |
期間別の親子留学にかかる合計費用の目安は以上の通りです。
子どもだけが学校に通うのか、親も子どもも学校に通うのかなどの就学状況や、滞在する都市など、滞在スタイルの違いによって費用の目安は大幅に変動すると考えておきましょう。
思ったよりも費用がかかったというケースも多いため、目安よりも数十万円から百万円ほどは多く見積もっておくと、滞在中にお金が足りなくなったというトラブルを防げます。
幼い子どもを連れて海外で生活することになるため、親子留学をするときはより慎重に計画を立てることが重要です。
ここでは、カナダへ親子留学をする前に知っておくべきことを各ポイントに分けて紹介します。
親子留学にかかる費用のパートでも解説しましたが、6ヶ月以上の親子留学をする場合は、学生ビザの取得が必要となります。
ビザの取得パターンは以下の3種類に分けられます。
子どもが6歳以上の場合は、子どもが学生ビザを取得して親が同伴するという形で留学をすることができます。しかし、この場合だと親は学生ビザを持たないため、就学はできません。
子どもが6歳未満の場合は、親が学生ビザを取得して子どもは同行者としてカナダに滞在することが可能です。この場合、子どもは学生ビザなしでデイケアやプリスクールに通うことができます。
ただし、親が学生ビザを取得しても、子どもが6歳以上である場合は、子どもも学生ビザを取得する必要があります。
就学期間が半年未満であれば、親も子どもも学生ビザを取得する必要がありません。通常の観光ビザのみで学校に通うことができます。
親子留学をする際、ビザの書類以外にも必要な種類があります。
基本的に必要となる書類は以下の通りです。
ケースによってはこの他にも必要となる書類がある可能性があるため、留学エージェントを利用するなら担当者に必要な書類を確認しながら用意しておくとよいでしょう。
親子留学の手続きは全て自分で行うことも可能ですが、その手続きは簡単ではありません。初めて留学をするという方は、サポートをしてくれる留学エージェントを利用するのがおすすめです。
カナダの公立校に通えば学費がいらないのではと思う方もいるかもしれませんが、基本的にはカナダの永住権を持っていない限りは学費は公立校でも必要になります。
公立校でも、小学校や高校など学年は関係なく、年間で約13,000カナダドル以上の学費がかかります。レートにもよりますが、日本円で約106万円前後(2019年11月時点)です。
授業料以外にも教材費や登録費、アクティビティ費などが加わるため、実際は約13,000カナダドル以上かかると考えてよいでしょう。
親だけでなく幼い子どもも一緒に行くこととなる親子留学には、日本ではなかなか体験できない大自然が近くにあり、比較的安全に暮らせるカナダはおすすめです。
綺麗な英語を綺麗な空気の中で学べるのは、カナダで親子留学をする大きなメリットと言えるでしょう。親も子どもも安心して英語を学び、新しい体験をできる親子留学は、双方にメリットがあります。
そんな親子留学をしたいと考えている方は、ぜひ今回紹介したカナダ親子留学がおすすめの理由や留学費用の詳細を参考にしてみてはいかがでしょうか。
また、スマ留の親子留学の詳細はこちらの記事でまとめていますので、親子留学をご検討の方はぜひ合わせてご覧ください。
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。