CONTENTS
項目 | 内容 |
年齢 | 18歳以上31歳未満(申請時は30歳) |
パスポート | ニュージーランド入国時に15ヶ月以上の有効期限が残っている |
滞在賃金 | 最低4,200ドルを所有していることが条件 |
必要なもの | ・日本への往復航空チケットまたは日本への航空券購入資金
・環境税 35ドル ・ビザ申請後の健康診断受診 |
過去のワーホリビザについて | 過去にニュージーランドのワーキングホリデービザを取得したことがない人 |
申請可能時期 | 通年 |
ビザ申請方法 | オンラインのみ |
ビザ申請料金 | 無料
(ニュージーランド国内での申請には245ドル) |
滞在可能期間 | 1年間 |
就学可能期間 | 最長6ヶ月 |
就労可能期間 | 制限なし |
女性が行きたいワーホリの渡航先にニュージーランドがあります。自然豊かでありながら、先進国として生活環境が整っているので留学先として人気の高い国です。
しかし、いざニュージーランドへワーホリに行こうと思っても、費用をどのくらい準備したらよいか、準備すべきものや日常生活でどのくらいの費用がかかるかわからないと不安が大きくなってしまいます。
今回はニュージーランドでのワーホリにかかわる、準備すべき費用や、1ヶ月のワーホリ出かかる費用、ワーホリ費用を低く抑えるためにどんなことができるかご紹介します。
まずは、ニュージーランドのワーキングホリデービザを取得する必要があります。ビザ取得には思ったよりも時間がかかることがあるので、充分時間的な余裕をもって申請を行いましょう。
ワーキングホリデービザを取得できる条件は、年齢が18歳以上31歳未満の人で、ニュージーランド入国時にパスポートの期限が15ヶ月以上の有効期限が残っていること。
また、過去にニュージーランドでのワーキングホリデービザを取得したことのない人に限られます。
さらに、滞在賃金として最低4,200ドルを所有していることが求められます。さらに、日本への往復航空チケットもしくは日本への航空券を購入する資金が必要です。
ビザ申請後に渡航のための健康診断を受ける必要もあるので忘れないようにしましょう。
滞在可能期間は1年間で、そのうち就学可能期間は6ヶ月です。就労可能期間は制限がありませんから、1年間のうち何ヶ月でも働くことができます。
忘れてはいけないのが海外旅行保険です。ニュージーランドで語学学校に入学するには、就学期間全部をカバーする海外旅行保険の加入が義務付けられています。学校の初日に保険証の提出を求められるので準備しておきましょう。
学校には通う予定がない人も、ニュージーランドの医療費は日本の医療費と比べるととても高額。体力と健康に自信がある人でも万が一に備えて保険に加入しておきましょう。
ニュージーランドは治安が良いといわれますが、いつ盗難にあうかわかりません。また、何らかの賠償責任が生じることもあるかもしれないので海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。
ニュージーランドでのワーホリにかかる費用には、ほかにどのようなものがあるでしょうか?具体的に見ていきましょう。
費用の内訳 |
|
ニュージーランドへ出発する準備のためにかかる費用は大まかに、パスポートの取得費用、ビザの取得費用、ニュージーランドに行くための航空チケット代です。それぞれがどのくらいの金額になるか確認して準備を進めましょう。
パスポートには10年間有効のものと5年間有効なもの2種類あります。10年間有効のパスポートの発給には16,000円、5年間有効のパスポートは11,000円の発給申請料がかかります。
ワーホリに行くには5年間有効のもので条件は満たすのですが、その後も海外に行くなら10年間有効のパスポートが断然お得です。
ビザの申請そのものは無料で行うことができますが、申請後にニュージーランド移民局の指定している病院で健康診断を受ける必要があります。指定されている病院の数は多くないのであらかじめ自分の行きやすい病院を調べておきましょう。
健康診断や胸部レントゲンなどが含まれており、7,000円~30,000円と病院によって金額の幅があるので、健康診断の予約時に確認しておきます。
ニュージーランドまでの航空費も準備しなければなりません。年間を通して片道8万円前後で値段の変動はあまりありません。
それでも6月から秋にかけてが最安値の時期なので、少しでも節約したい人はこの時期にチケットを購入するのが良いでしょう。
無事にビザを取得できたら、ニュージーランドでの生活が始まります。滞在にかかる費用はどのくらいでしょうか?期間別に見て行きましょう。
6ヶ月間語学学校に通うなら、1ヶ月の学費が10万円くらいなので約60万円。そのほかに飛行機のチケット代や滞在中の宿泊費と生活費、海外旅行保険費用を合わせると平均して108万円ほどかかります。
ワーホリの収入は、滞在4ヶ月目以降に3ヶ月働いたと仮定すると、だいたい40~60万円くらいです。
収入が滞在費用を下回るので、日本にいる間にある程度のお金準備しておく必要があることを考えて準備を進めましょう。
ワーホリを1年間すると考えると、収入が滞在費用を上回ることがあります。
学費については、最長でも6ヶ月しか就学できないので約60万円。宿泊費、生活費、保険費用が6ヶ月の滞在に比べて倍の金額になるので、滞在費としては平均168万円かかると予想できます。
収入は就業期間が長くなるので、その分収入も増えて135~180万円くらいになります。上手に生活費を節約すれば滞在中の収入で生活費の大体を賄うことができます。
では、ニュージーランドでのワーホリ1ヶ月分の費用は具体的にどのくらいかかるのでしょうか?
食品購入や外食等の生活費に1ヶ月4~7万円くらいかかります。
農業や酪農がさかんなニュージーランドでは野菜や果物などの食料品は比較的安く手に入れることができます。
しかし、外食は日本よりも高くコーヒーとサンドイッチを頼んだだけで1食1,000円以上というのも当たり前です。毎日1回外食するだけでひと月の食費は軽く3万円は超えてしまうので、上手にやりくりする必要がありますね。
ニュージーランドの語学学校の1ヶ月の学費は10~15万円くらいです。基本的な教育レベルが高いので集中して就業することで英語力のアップを見込めます。
ワーホリ中は当然滞在する場所にも費用がかかりますです。ニュージーランドの家賃表記は週単位が基本です。相場としては週に1万5千円から3万円くらいです。1ヶ月にすると10万円前後ですね。
宿泊のタイプもいくつかありますが、シェアルームなら1ヶ月やや低めの5~8万円、ホームステイの場合は8~10万円くらいです。
もちろんアパートを借りて一人で住むこともできますが、都市部で部屋を借りる場合には家賃が高額になるのでワーホリの期間中の住居費にどのくらい充てられるか、しっかり予算を決めておきましょう。
その他に欠かせないのは保険費用です。ニュージーランドの医療費は日本の医療保険の対象外。そのため怪我や病気による1回の診療でも、その費用は高額になります。ワーホリ中の保険の加入は必須です。
海外旅行保険は1年間で10~20万円程度かかります。それでも、長い滞在中になにが起きるかわかりませんから必ず加入しておきましょう。
ニュージーランドでのワーホリにどのくらい費用がかかるか見てきましたが、滞在中にかかる費用を少しでもおさえるためにどんなことができるでしょうか。
ワーホリでニュージーランドに長期滞在をするとなると、現地で仕事をする人もたくさんいます。ワーホリで仕事を探すときは、自分がどれだけ英語を使ったコミュニケーションを取れるかがポイントになってきます。
英語があまり得意でない人は、英語をあまりしゃべらなくても通用するフルーツピッキングや日本食レストラン、日本人向けの旅行ツアーなどで働くのがおすすめです。逆に英語が得意であれば、英語での接客が求められるカフェやホテルのスタッフなども視野に入ってきます。また、十分な英語力に加えて専門スキルもあれば、もしかしたらオフィスワーカーになれるかもしれません。
このように、英語力によってできる仕事も異なってきます。ワーホリ中の仕事の選択肢を増やしたい場合は、ワーホリ前にしっかり英語を勉強しておくようにしましょう。
仕事をするとなると、給料はいくらもらえるのかと気になる方も多いかもしれません。ニュージーランドでの最低賃金は、年々増加傾向にあり2019年4月時点では約17ニュージーランド・ドル(約1300円)を超えました。最低賃金は、今後も増加させていく予定のようです。最低賃金が高いため、日本と比べると給料平均も高い傾向があります。
滞在費の中で大きく差が出るのが宿泊費です。シェアハウスならホームステイや自分で部屋を借りるよりも費用をおさえられます。
例えば、シェアハウスに3人で暮らせば、10万円の部屋でも1人3.5万円ほどで住むことができます。また、家具付きの物件を探せば、新たに家具や家電を購入するための費用を減らすことが可能です。
日本にいながらでもインターネットでシェアハウスを探せるのでぜひ利用してみましょう。
毎日の食事を自炊することで費用が抑えられます。外食と比べるとやはり自炊のほうが圧倒的に費用をおさえることができます。
自炊するにはどこで食材を調達するかも重要なポイントです。ニュージーランドには格安スーパーもあるので、上手に選ぶことで食材の購入費用も節約できます。自分の住んでいるエリアのスーパーをいくつか利用してみて、安いところを探してみましょう。
ニュージーランドで外食は高くつきますが、滞在先でできた友人とのコミュニケーションのためには、一緒に食事にいくことも出てきます。そんなときはHappyHourを上手に使いましょう。
ニュージーランドの飲食店では、割安でメニューを提供するHappyHourが存在します。多くの店舗はディナーの時間よりも少し早い時間帯に実施してます。
普段は外食費が高いのであまり行かない場所でも、お酒を飲みたいときにはHappyHourを利用することで外食費を節約できます。
ニュージーランドでの滞在中のワーホリ保険は欠かすことができませんが、保険の保証内容を見直すことも大切です。
実は保険の項目の中には、自分には必要のないものが含まれていることが案外多いもの。ワーホリ保険は細かな点まで保証内容をカスタマイズすることができます。必要のない部分を削ると当然価格も安くなるので保険費用を安く抑えることができます。
加入時には保証内容の項目までしっかりと確認して費用を節約しましょう。
ニュージーランドでワーホリ中にする仕事はどのように探したらよいでしょうか?また、日本人におすすめの仕事もご紹介します。
仕事は自分で積極的に探す必要があります。ニュージーランドにワーホリに行く人は年々増えているので、日本人向けの情報サイト「NZdaisuki」や、ローカル新聞の求人欄、求人サイトなので探すことができます。
さまざまな職種が紹介されているので、その中で気になる仕事があったらコンタクトをとってみましょう
SNSやネットを使って直接アプローチして探す方法もあります。この方法なら日本にいるうちに仕事を探すことが可能です。
ニュージーランドにワーホリに行く人は英語力を上達させたいと考えている人が多いので、英語に自信がある人は少ないと思います。そんな中でもできるおすすめの仕事はあるので安心してください。
例えば、農業大国ならではのフルーツピッキング(果物や野菜の収穫)のお仕事や、酪農等のファームジョブがあります。また、日本食レストランやホテルのスタッフは日本人相手なので英語が堪能でなくても問題ないので人気のお仕事です。どちらも時給の目安はチップを含めて16ドル~20ドル前後です。
ファームジョブは早朝に仕事が始まり仕事が終わるのも早いので日中の時間を有効に使うことができます。ホテルスタッフであれば、給料の代わりに無料で宿泊させてもらえることもあります。自分の働きやすい環境や、やりたいことに合わせて選んでみましょう。
また、特定の仕事だけではなくいくつかの仕事を経験できるワーホリの魅力の一つです。日本ではしたことのない職種を選んだら自分の意外な可能性を知ることができるかもしれません。
ニュージーランドでのワーホリに行く前に知っておきたいQ&Aを紹介します。
ニュージーランドでアルバイトを始めるには一定の英語が話せる必要があります。現地の人たちとコミュニケーションをとることが求められるからです。
英語ができなくてもOKという仕事場でも、接客業ならやはり英語を話す場面があります。ワーホリ中は最大6ヶ月まで語学学校に通うことができるので、語学力に不安を感じるならまずは学校に通いましょう。
語学力が初級という生徒も多いので、気後れせずに英語を学べます。
ワーホリ中に得た収入でも税金を収める必要があります。
ニュージーランドでは働く人には全員納税義務があるのでワーホリ中の人も例外ではありません。基本的には給料から天引きされます。
初めて働くときにIRDナンバーという納税者番号を取得する必要があるので忘れずに申請しましょう。もし税金を払いすぎた場合にはタックスリターンという制度があるのでしっかり還付を受けることができます。
シーズナルジョブを3ヶ月以上行っているとニュージーランドで3ヶ月のビザ延長が可能です。
シーズナルジョブとは季節労働のことで、おもにフルーツピッキングやパッキングなど農場での仕事です。ビザの延長にはパスポートの有効期限が残ってることが条件なので、日本を出発する前に、有効期限が十分な余裕のあるパスポートであることを確認しておきましょう。
ニュージーランドは自然が多く都市の利便性も兼ね備えた国で非常に多くの人がワーホリに訪れています。日本人の滞在者も多く、英語を習得でき生活するのに魅力的な国です。
しかし、物価や家賃、医療費など滞在中にかかる費用は高めだということがわかりました。それらを考慮して、日本にいるうちに良い計画を立てることは充実した滞在をするのに不可欠です。
ぜひ良い準備をしてニュージーランドでのワーホリを楽しんでください。
この記事のポイント |
・ワーホリにかかる費用を把握しよう
・ニュージーランドは生活費が高めなので良い計画を立てる ・食費や外食費、家賃など上手に節約しよう ・ニュージーランドでの魅力的な仕事を探そう |
日本の7割ほどの国土に「地球の箱庭」とよばれるほどの壮大な大自然がぎゅぎゅっと詰まっているニュージーランドは世界中の人々を魅了しています。南半球に位置しますが、歴史的背景からイギリス文化が色濃く残る国でもあり、イギリスにいるかのような優雅な雰囲気も味わえます。物価も日本の3分の2程度、安全な国の一つでもあり治安も良好で、住みやすい国でもあります。