1年中温暖な気候で壮大な自然に恵まれている国、ニュージーランド。
日本以上に治安もよく、安心して現地で過ごすことができるのも魅力の1つですよね。
留学といえば、お隣のオーストラリアの方が人気を博していますが、その分ニュージーランドは日本人が少なく、英語を学ぶにはうってつけの環境です。
また、近年ではニュージーランドでのワーキングホリデーも人気が高まってきています。
そこで今回は、ニュージーランドでのワーキングホリデーについて費用を中心にご紹介いたします。
下記サイトではニュージーランドワーホリについてより詳しく解説しているので、興味がある方はぜひ併せてご覧ください。
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女性が行きたいワーホリの渡航先にニュージーランドがあります。自然豊かでありながら、先進国として生活環境が整っているので留学先として人気の高い国です。
まずはそんなニュージーランドワーホリの魅力についてたっぷりと紹介していきたいと思います。
ニュージーランドは国土の約3分の1が国立公園や自然保護地区に指定されており、その自然の雄大さは「地球の箱庭」とも呼ばれるほどです。
また、全体的に温暖で過ごしやすい気候も魅力です。都会的な誘惑も少ないので、大自然の中でのんびり過ごしたい人や落ち着いた環境で勉強したい人にもおすすめです。
ニュージーランドは、国ならではの大自然を活かしたアクティビティが揃っています。キャンプやハイキング、スキーやスノーボードはもちろん、乗馬体験や植物観察、バードウォッチング、天体観察など日本ではなかなかやらないようなアクティビティもあります。
マリンアクティビティも豊富で、サーフィンやスキューバダイビング、ホエールウォッチングなども楽しむことができます。
普段からアウトドアが好きな人や、休日に大自然の中でアクティビティを楽しみたい人におすすめです。
ニュージーランドの最低時給は2020年4月からはNZ$18.90(約1,300円)、2021年4月からはなんとNZ$20(約1,350円)に引き上げられました。これは日本の東京都の最低時給1,013円と比べても高いことがわかります。
また物価は日本と比べると少し高いですが、他の英語圏の国であるカナダやオーストラリアと比べると比較的安いほうなので、生活費も貯めやすいといえます。
他の英語圏の国と比較すると、とても治安が良く過ごしやすい国としても有名なニュージーランド。様々な人を受け入れている多人種国家なことから、大らかフレンドリーな人が多く、寛容な国民性です。
初めて留学に行く人や女性にとっても安心して過ごせる環境であると言えます。
いかがですか。ニュージーランドワーホリとっても魅力的ですよね。
しかし、いざニュージーランドへワーホリに行こうと思っても、費用をどのくらい準備したらよいか、準備すべきものや日常生活でどのくらいの費用がかかるかわからないと不安が大きくなってしまいます。
ここからは、ニュージーランドでのワーホリにかかわる、準備すべき費用や、1ヶ月のワーホリでかかる費用、ワーホリ費用を低く抑えるためにどんなことができるかご紹介します。
ここからは、ワーキングホリデービザの申請条件や、申請の流れなどを見ていきましょう。
まずは、ニュージーランドのワーキングホリデービザを取得する必要があります。ビザ取得には思ったよりも時間がかかることがあるので、充分時間的な余裕をもって申請を行いましょう。
ワーキングホリデービザを取得できる年齢は、年齢が18歳以上31歳未満(申請時に30歳未満)で、ニュージーランド入国時にパスポート有効期限が15ヶ月以上残っている必要があります。また、過去にニュージーランドでのワーキングホリデービザを取得したことのない人に限られます。
さらに、滞在賃金として最低4,200ドルを所有していることが求められ、滞在費とは別に日本への往復航空チケットもしくは日本への航空券を購入できる資金が必要です。
ビザ申請後に渡航のための健康診断を受ける必要もあるので忘れないようにしましょう。
滞在可能期間は1年間で、そのうち就学可能期間は6ヶ月です。就労可能期間には制限がありませんから、1年間のうち何ヶ月でも働くことができます。
忘れてはいけないのが海外留学保険です。ニュージーランドで語学学校に入学するには、就学期間全部をカバーする海外留学保険の加入が義務付けられています。学校の初日に保険証の提出を求められるので準備しておきましょう。
また、ニュージーランドの医療費は日本の医療費と比べるととても高額。学校には通う予定がない人や、体力と健康に自信がある人でも万が一に備えて保険に加入しておきましょう。
ニュージーランドは治安が良いといわれますが、いつ盗難にあうかわかりません。また、何らかの賠償責任が生じることもあるかもしれないので海外留学保険には必ず加入しておきましょう。
項目 | 内容 |
定員数 | 制限なし |
年齢 | 18歳以上31歳未満(申請時は30歳) |
パスポート | ニュージーランド入国時に15ヶ月以上の有効期限が残っている |
滞在賃金 | 最低4,200ドルを所有していることが条件 |
必要なもの | ・日本への往復航空チケットまたは日本への航空券購入資金 ・環境税 35ドル ・ビザ申請後の健康診断受診(2022年から胸部レントゲンは不要) |
申請可能時期 | 通年 |
申請条件 | ・子供を同伴しないこと ・健康であること ・滞在費としてNZ$4,200~の資金と、帰国用の片道航空券(orそれを購入できる資金)を所持していること ・過去にニュージーランドのワーホリビザを取得したことがない人 ・海外旅行保険に加入すること |
ビザ申請方法 | オンラインのみ |
ビザ申請料金 | 無料 (ニュージーランド国内での申請には245ドル) |
ビザ有効期限 | ・発給日から1年以内の入国 ・入国日から12ヵヶ月間の滞在 |
滞在可能期間 | 1年間 |
就学可能期間 | 最長6ヶ月 |
就労可能期間 | 制限なし |
ニュージーランドワーホリビザの申請までの流れを簡単に説明します。
上記の表にも載っている申請条件をクリアしているかチェックしましょう。パスポート期限などの細かい条件もあるのでしっかり確認しておきましょう。
ニュージーランドビザの申請はオンラインでの申請になります。その際、ニュージーランド移民局のサイトでのユーザー登録が必要になります。
オンライン申請後の15日以内に、ニュージーランド移民局から指定された病院で健康診断を受け、診断書を提出する必要があります。
診断書提出後、通常5~10日程度で移民局からメールが届きます。移民局のサイトからビザをダウンロード、印刷しパスポートと一緒に大切に保管しておきましょう。
必要書類やオンライン申請の流れなど、ビザ申請の詳細はこちらの記事でも紹介していますので、よろしければ申請する際に参考にしてください。
ニュージーランドでのワーホリにかかる費用には、ほかにどのようなものがあるでしょうか?具体的に見ていきましょう。
費用の内訳 |
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ニュージーランドへ出発する前、準備のためにかかる費用は大まかに、パスポートの取得費用、ビザの取得費用、ニュージーランドに行くための航空チケット代です。それぞれがどのくらいの金額になるか確認して準備を進めましょう。
パスポートには10年間有効のものと5年間有効なもの2種類あります。10年間有効のパスポートの発給には16,000円、5年間有効のパスポートは11,000円の発給申請料がかかります。
ワーホリに行くには5年間有効のもので条件は満たすのですが、その後も海外に行くなら10年間有効のパスポートが断然お得です。
ビザの申請そのものは無料で行うことができますが、申請後にニュージーランド移民局の指定している病院で健康診断を受ける必要があります。指定されている病院の数は多くないので、あらかじめ自分の行きやすい病院を調べておきましょう。
健康診断だけではなく胸部レントゲンなどが含まれており、7,000円から30,000円と病院によって金額の幅がありますので、健康診断の予約時に確認しておくことをおすすめします。
ニュージーランドまでの航空費も準備しなければなりません。年間を通して片道8万円前後で値段の変動はあまりありません。
それでも6月から秋にかけてが最安値の時期なので、少しでも節約したい人はこの時期のチケットを購入するのが良いでしょう。
無事にビザを取得できたら、ニュージーランドでの生活が始まります。滞在にかかる費用はどのくらいでしょうか?期間別に見て行きましょう。
6ヶ月間語学学校に通うなら、1ヶ月の学費が10万円くらいなので、約60万円の費用が必要です。その他に飛行機のチケット代や滞在中の宿泊費と生活費、海外留学保険費用を合わせると、平均して108万円ほどかかります。
ワーホリの収入は、滞在4ヶ月目以降に3ヶ月働いたと仮定すると、だいたい40~60万円くらいです。
収入が滞在費用を下回るので、日本にいる間にある程度のお金準備しておく必要があることを考えて準備を進めましょう。
学費については、最長でも6ヶ月しか就学できないので最大でも約60万円ほど。宿泊費、生活費、保険費用が6ヶ月の滞在に比べて倍の金額になるので、滞在費としては平均168万円ほどかかります。
ワーホリを1年間すると、その分収入も増えて135~180万円くらいになります。上手に生活費を節約すれば滞在中の収入で生活費の大体を賄うことができます。
では、ニュージーランドでのワーホリ1ヶ月分の費用は具体的にどのくらいかかるのでしょうか?
食品購入や外食等の生活費に1ヶ月4~7万円くらいかかります。
農業や酪農がさかんなニュージーランドでは、野菜や果物などの食料品は比較的安く手に入れることができます。
しかし、外食は日本よりも高く、コーヒーとサンドイッチを頼んだだけで1食1,000円以上というのも当たり前です。毎日1回外食するだけでひと月の食費が軽く3万円を超えてしまうので、上手にやりくりする必要がありますね。
ニュージーランドの語学学校の1ヶ月の学費は10~15万円くらいです。基本的な教育レベルが高いので集中して就業することで英語力のアップを見込めます。
ワーホリ中は当然滞在する場所にも費用がかかります。ニュージーランドの家賃表記は週単位が基本です。相場としては週に1万5千円から3万円くらいです。1ヶ月にすると10万円前後ですね。
宿泊のタイプもいくつかありますが、シェアルームなら1ヶ月やや低めの5~8万円、ホームステイの場合は8~10万円くらいです。
もちろんアパートを借りて一人で住むこともできますが、都市部で部屋を借りる場合には家賃が高額になるので、ワーホリの期間中の住居費にどのくらい充てられるか、しっかり予算を決めておきましょう。
その他に欠かせないのは保険費用です。ニュージーランドの医療費は日本の医療保険の対象外。そのため怪我や病気による1回の診療でも、その費用は高額になります。ワーホリ中の保険の加入は必須です。
海外留学保険は1年間で10~20万円程度かかります。それでも、長い滞在中になにが起きるかわかりませんから必ず加入しておきましょう。
ニュージーランドでのワーホリにどのくらい費用がかかるか見てきましたが、滞在中にかかる費用を少しでも抑えるためにどんなことができるでしょうか。
ワーホリでニュージーランドに長期滞在をするとなると、現地で仕事をする人もたくさんいます。ワーホリで仕事を探すときは、自分がどれだけ英語を使ったコミュニケーションを取れるかがポイントになってきます。
英語があまり得意でない人は、英語をあまりしゃべらなくても通用するフルーツピッキングや日本食レストラン、日本人向けの旅行ツアーなどで働くのがおすすめです。逆に英語が得意であれば、英語での接客が求められるカフェやホテルのスタッフなども視野に入ってきます。また、十分な英語力に加えて専門スキルもあれば、もしかしたらオフィスワーカーになれるかもしれません。
このように、英語力によってできる仕事も異なってきます。ワーホリ中の仕事の選択肢を増やしたい場合は、ワーホリ前にしっかり英語を勉強しておくようにしましょう。
仕事をするとなると、給料はいくらもらえるのかと気になる方も多いかもしれません。ニュージーランドの最低賃金は年々増加傾向にあり、2020年4月には18.90ニュージーランド・ドル(約1,300円)に引き上げられ、今後も増加させていく予定のようです。最低賃金が高いため、日本と比べると給料平均も高い傾向があります。
滞在費の中で大きく差が出るのが宿泊費です。シェアハウスならホームステイや自分で部屋を借りるよりも費用を抑えられます。
例えば、シェアハウスに3人で暮らせば、10万円の部屋でも1人3.5万円ほどで住むことができます。また、家具付きの物件を探せば、新たに家具や家電を購入するための費用を減らすことが可能です。
日本にいながらでもインターネットでシェアハウスを探せるので、ぜひ利用してみましょう。
毎日の食事を自炊することで費用が抑えられます。外食と比べるとやはり自炊のほうが圧倒的に費用をおさえることができます。
自炊するにはどこで食材を調達するかも重要なポイントです。ニュージーランドには格安スーパーもあるので、上手に選ぶことで食材の購入費用も節約できます。自分の住んでいるエリアのスーパーをいくつか利用してみて、安いところを探してみましょう。
ニュージーランドで外食は高くつきますが、滞在先でできた友人とのコミュニケーションのために、一緒に食事に行くこともあるでしょう。そんなときはHappy Hourを上手に使いましょう。
ニュージーランドの飲食店では、割安でメニューを提供するHappy Hourが存在します。多くの店舗はディナーの時間よりも少し早い時間帯に実施してます。
普段は外食費が高いのであまり行かないようにしつつ、お酒を飲みたいときにはHappy Hourを利用することで外食費を節約できます。
ニュージーランドでの滞在中にワーホリ保険は欠かすことができませんが、保険の保証内容を見直すことも大切です。
実は保険の項目の中には、自分には必要のないものが含まれていることが案外多いもの。ワーホリ保険は細かな点まで保証内容をカスタマイズすることができます。必要のない部分を削ると当然価格も安くなるので、保険費用を安く抑えることができます。
加入時には保証内容の項目までしっかりと確認して費用を節約しましょう。
ニュージーランドでのワーホリ中にする仕事はどのように探したらよいでしょうか?また、日本人におすすめの仕事もご紹介します。
仕事は自分で積極的に探す必要があります。ニュージーランドにワーホリに行く人は年々増えているので、日本人向けの情報サイト「NZdaisuki」や、ローカル新聞の求人欄、求人サイトなので探すことができます。
さまざまな職種が紹介されているので、その中で気になる仕事があったらコンタクトをとってみましょう。
また、SNSを使って仕事を探し、直接アプローチをする方法もあります。この方法なら日本にいるうちに仕事を探すことが可能です。
ニュージーランドにワーホリに行く人は英語力を上達させたいと考えている人が多いので、英語に自信がある人は少ないと思います。そんな中でもできるおすすめの仕事はあるので安心してください。
例えば、農業大国ならではのフルーツピッキング(果物や野菜の収穫)のお仕事や、酪農等のファームジョブがあります。また、日本食レストランやホテルのスタッフは日本人相手なので、英語が堪能でなくても問題ない場合が多く人気のお仕事です。どちらも時給の目安はチップを含めて18.90ドルから20ドル前後です。
ファームジョブは早朝に仕事が始まるため仕事が終わるのも早いので、日中の時間を有効に使うことができます。ホテルスタッフであれば、給料の代わりに無料で宿泊させてもらえることもあります。自分の働きやすい環境や、やりたいことに合わせて選んでみましょう。
また、特定の仕事だけではなくいくつかの仕事を経験できることがワーホリの魅力の一つです。日本ではしたことのない職種を選ぶことで、自分の意外な可能性を知ることができるかもしれません。
以下、ニュージーランドワーホリでできる代表的な仕事や英語レベル、時給を表にまとめてみたので、仕事を探す際にぜひ目安にしてみてください。
職種 | 英語レベル | 時給(NZ$) ※チップは含めない |
日本食レストランのスタッフ | 初級 | $18.90 |
レストランの裏方(調理、食器洗い) | 初級 | $18.90 |
ホテルスタッフ | 中級 | $18.90〜 |
ファームジョブ | 中級 | $18.90〜 |
カフェ、レストランのスタッフ | 上級 | $19.70 |
ツアーガイド | 上級 | $18.90〜 |
※最低賃金NZ$20(2022年1月現在)
ここからはニュージーランドのおすすめ都市をランキング形式でご紹介いたします。
国内最大都市であるオークランドは、レストランやショッピングセンターなどが建ち並ぶ中心地である一方、少し移動すると大自然と触れ合うことができることから、「世界で暮らしやすい都市」によく選ばれるほどとても住みやすい都市です。語学留学先として人気な都市のため世界中から人々が集うので、多国籍の文化に触れることができるのも魅力です。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場するホビット族の村や植民地時代の建設物、美しい島など観光地としても楽しむことができます。
なんと日本人長期滞在者の約6割がこの地に住んでいると言われています。
ニュージーランドの首都であるウェリントンは、政治、芸術、文化の中心地として有名です。芸術文化が融合した可愛らしいカフェやクラフトビール専門店などが揃い、「世界一魅力的な首都」に選ばれたこともあります。
南北に細長い坂道が通じ、アートギャラリーや楽団、博物館などが立ち並ぶ美しい港町です。
ニュージーランド第2の都市と呼ばれるクライストチャーチは、南島最大の都市であり経済の中心地です。ヨーロッパ調の美しい街並みが残る自然豊かな都市なので、落ち着いて暮らしたいという方には最適な都市になっています。
また農作業が盛んな都市なので、ワーホリ中にファームジョブがしたい方にもぴったりです。
ニュージーランドは自然が多く都市の利便性も兼ね備えた国で、非常に多くの人がワーホリに訪れています。英語を習得できることはもちろん、日本人の滞在者も多いので、生活するのに魅力的な国です。
しかし、物価や家賃、医療費など滞在中にかかる費用は高めです。それらを考慮して日本にいるうちに計画を立てることで、充実した滞在にすることが可能です。
留学費用を従来の最大半額で実現したスマ留を利用すると、クオリティはそのままに費用はリーズナブルにワーホリをすることができます。プロのカウンセラーが多数在籍しており、ニーズに合わせた最適な国や期間を提案することができます。少しでもワーホリに興味がある方は、まずは無料カウンセリングを受けてみましょう。
この記事のポイント |
・ワーホリにかかる費用を把握しよう
・ニュージーランドは生活費が高めなので良い計画を立てる ・食費や外食費、家賃など上手に節約しよう ・ニュージーランドでの魅力的な仕事を探そう |
Q&AまとめQ&A
日本の7割ほどの国土に「地球の箱庭」とよばれるほどの壮大な大自然が ぎゅぎゅっと詰まっているニュージーランドは世界中の人々を魅了しています。 南半球に位置しますが、歴史的背景からイギリス文化が色濃く残る国でもあり、イギリスにいるかのような優雅な雰囲気も味わえます。 物価も日本の3分の2程度、安全な国の一つでもあり治安も良好で、住みやすい国でもあります。