世界でもトップクラスの大学として有名なUCLA。そんな大学に留学できたら、好きな分野での高度な研究や、優秀な学生との交流など、大きな経験となるでしょう。この記事では、そんなあこがれのUCLAへの留学を実現するための情報をまとめています。
UCLAがどんな大学なのか、入学基準はどれくらい厳しいのか、学費はいくらくらいなのか、という疑問について解説していきます。また、コミュニティーカレッジからUCLAに編入するという方法もご紹介します。
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UCLAはアメリカでもトップレベルの大学であることから、入学の難易度は非常に高いといわれています。ではUCLAに入学するための審査で、どういった点が基準となっているのか見ていきましょう。
いくつかある基準のなかで、高校の成績の重要度は高く設定されています。UCLA合格者の高校の成績は、平均3.75以上のようです。アメリカの高校の成績は、高い順にAで4点、Bで3点、Cで2点というシステムとなっています。
そのため、平均成績3.75という数値は、ほぼすべての科目でAレベルをとっているということです。
UCLAの入学審査では、エッセイ(作文)でいかに自分をアピールできるか、ということも重要です。与えられたお題に対して、自分の考えや経験をふまえつつ、学習意欲や目標を伝える能力が試されます。
高校生活で勉強以外にどんな取り組みをしてきたか、ということも受験者の人格や能力を判断する材料となります。
例えば、部活動やボランティアなどに自主的に参加したことから、「自発的な行動力がある」「目標に対して努力できる」ということがわかるのではないでしょうか。
UCLAの入学審査では、SATとACTのどちらかのスコアを提出します。SATでは英語での読解能力と数学の力をはかります。ACTはSATのテスト内容に、理科が加わった試験となっています。
TOEFLはUCLAに留学生として出願する学生に、上記の基準に追加として求められます。TOFEL(iBT)の必須スコアとして83点が設定されています。しかし、留学生の入学希望者が多いため、合格するにはさらに高いTOELFスコアが必要となるでしょう。
日本の学生が、UCLAに入学するには高いハードルがあります。そこで、UCLA卒業を目標としている学生のなかには、コミュニティーカレッジを経てUCLAに編入するルートを選択する方も多くいます。
具体的には、コミュニティーカレッジで2年、そして大学3年生として編入後1年でUCLAを卒業する、という進路です。では、コミュニティーカレッジからUCLSに編入する際にポイントとなる点をお伝えしていきます。
アメリカにはそれぞれの州にコミュニティーカレッジがいくつもあります。UCLAに留学を希望する方は、UCLAがあるカリフォルニア州のコミュニティーカレッジを選択することをおすすめします。
なぜなら、一般的にアメリカの大学は、同じ州のコミュニティーカレッジの生徒を優先して受け入れる傾向にあるためです。実際、コミュニティーカレッジからUCLAに編入した学生のほとんどが、カリフォルニア州のコミュニティーカレッジ出身です。
コミュニティーカレッジからUCLAに編入するには、高い成績でコミュニティーカレッジを卒業しなくてはなりません。
基準となる成績レベルとして、1年生として入学する学生と同レベルの、3.7以上が求められるそうです。つまり、ほぼすべての科目で最高ランクのAを取らなくてはなりません。
また、海外の大学への編入やメリットなどについてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、海外への進学を考えている方は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
UCLA留学の難易度を解説してきましたが、ここではUCLAについてあらためて基本的な情報をお伝えします。また、学費についても触れているので、留学を考えている方はぜひ参考としてみてください。
UCLAは正式には、University of California, Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)という名称で、アメリカ西海岸・カリフォルニア州にある大学です。カリフォルニア大学の歴史は長く、ロサンゼルス校は1881年に設立されました。
ノーベル賞受賞者や、スポーツ選手、芸能人など、UCLAを卒業した有名人は数多くいます。教育・研究とスポーツの名門校として、世界でもトップレベルの大学として人気があり、アメリカでもっとも入学希望者が多い大学となっています。
また、アメリカだけなく外国からもUCLAに留学を希望する学生は多く、UCLAの生徒のうち、12%が留学生のようです。
どの学部やコースを選択するかでも差がでてきますが、UCLAの学費の相場は、1年間で440万円程度だといわれています。3年間で卒業する場合、学費だけで1,300万円以上かかることになります。
また、コミュニティーカレッジからUCLAに編入する場合の、学費の相場もご紹介しましょう。コミュニティーカレッジの学費は、1年間で100万円程度が相場となっています。そのため、コミュニティーカレッジで2年間、UCLAで1年間留学する場合には、卒業までのトータルの学費は640万円程度となります。
またこちらの記事で、アメリカの大学の学費についてや、留学生も利用できる奨学金を紹介していますので、アメリカ留学やアメリカへの進学をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。
ここまでの解説で、UCLAへの留学は入学難易度が非常に高く、学費も多くかかることがわかりました。そのため、UCLA留学という目標をあきらめてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ここでご紹介するUCLA留学のメリットをふまえて、あらためて目標としていただければ幸いです。
UCLAはとても大きな大学で、3,800もの科目が用意されています。集中的に研究したい分野がある方も、幅広い分野を勉強したい方にも、UCLAは最高の学びの場所だといえるでしょう。さらに、教育水準が高いUCLAでは、全体的に質が高い内容となっています。
UCLAがあるカリフォルニアは金融業の規模が大きいうえ、大工業地帯のシリコンバレーがあるため製造業も盛んです。優秀な人材を輩出してきたUCLAの学生を採用しようという企業は多いでしょう。
また、アメリカ以外の国で仕事を探す際にも、「UCLA卒業」というブランドは強力な武器となるのではないでしょうか。
UCLAは、アメリカでもっとも人気が高い州立大学の1つです。UCLAの入学審査基準は非常に高く、高校の成績はほぼすべての科目で最高のAグレードを取得する必要があります。さらに、SATやACTといった英語読解能力や数学・理科科目のスコアが重要視され、作文や課外活動の経験など、自己アピール力も審査要素となるのです。
UCLAに留学を希望する学生は、入学の難易度から、コミュニティーカレッジからUCLAに編入する方も多くいます。しかし、コミュニティーカレッジでもほぼすべての科目で高成績を収めなくてはなりません。
UCLAは留学生にとってはハードルが高い大学ですが、UCLAで学べる世界トップの教育や、UCLA卒業というブランド力という大きなメリットもあります。
今回は、世界トップ大学であるUCLAの入学基準や入学方法についてご紹介いたしました。
大学留学の概要についてはこちらの記事で詳しくまとめておりますので、海外大学への進学をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。
合わせて、大学卒業後の進路として人気な大学院留学についてはこちらの記事でまとめていますので、アメリカでの進学を考えている方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
Q&AまとめQ&A
日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 アメリカ留学では、 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。