カナダのワーホリに向けて準備を進めている方で、難しそうなワーホリの申請に戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。手続きは全部英語で、質問内容も多いのでなかなか大変な手続きでしょう。
この記事ではそんな方のために、カナダのワーホリ申請方法をまとめました。「そもそもワーホリ参加の条件は?」という基本的なことから、具体的な申請の手順について解説していきます。
また、カナダワーホリの概要についてはこちらの記事でもまとめておりますので、カナダへワーキングホリデービザでの渡航をお考えの方はぜひ合わせてご覧ください。
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2021年5月現在、カナダではビザの発給について条件が設けられています。
ワーホリビザを発給するには、事前に現地での仕事先が決まっていることを証明するジョブオファーを取得している、かつ隔離後すぐに就労開始できることが条件となっています。
つまり、現地での仕事先が決まっていないとワーホリビザの発給が行われません。
そんな中、今人気を集めている留学スタイルがCo-opプログラムです。
Co-opプログラムとは、カナダで学生ビザで就労することができるプログラムで、学校で学んだ専門的な知識やスキルを有給インターンシップを通して実践することができます。
現状カナダワーホリビザの審査が休止されていますが、このプログラムを使えば学生ビザでフルタイムで働くことが可能です。また、現地でのインターンシップ体験は帰国後の就職活動に役立てることもできます。
Co-opプログラムの詳細についてはこちらの記事でまとめておりますので、ご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
カナダのワーホリに申請するにはさまざまな条件があります。日本国籍を持っているといような基本的なものもありますが、ここでは申請前に確認や手続きが必要となる項目をあげていきます。
残念ながらワーホリには、年齢の上限があります。30歳までというのは、ワーホリ申請をするタイミングで30歳以下であればいいということです。
ワーホリの期間は人によって違いますが、帰国日までパスポートの有効期限が残っていなくてはなりません。数年前にパスポートを取得した方は、ワーホリの計画に照らし合わせてパスポートの有効期限も確認しましょう。
もし期限が足りないようでしたら、ワーホリ申請前にあらかじめパスポートを更新しておくことをおすすめします。
また、ワーホリの条件は年々変化していますので、常に最新の情報を確認するようにしましょう。
ここからは、カナダのワーホリ申請方法をステップごとに解説していきます。ワーホリ申請は、CIC(カナダ移民局)のホームページ上でオンライン手続きとなります。まずはそのホームページ上でアカウントを作ることから始まります。
CICのホームページを開き、新規の「MyCICアカウント」作成ページに飛びます。ここでは、アカウントとなるユーザー名と、ログインパスワードを決めます。この2つは今後の申請手続きでマイページにログインするために必須となるので、メモしておいてください。アカウント作成が完了したら、さっそくマイページにログインできるか試してみましょう。
ほかに入力する情報としては、名前や連絡先のEメールアドレスなどがあります。メールで長文のお知らせや資料を受け取ることがあるので、携帯アドレスではなくパソコンアドレスが好ましいでしょう。
ここからは、カナダのワーホリ申請の第2ステップであるIEC申請にはいります。IECとはInternational Experience Canadaの略称で、この段階で個人情報のほかにワーホリに関する質問などを受けます。それでは、細かくIEC申請についてご説明していきます。
CICのマイページにログインしたら、IEC申請ボタンを探しクリックします。その先では、氏名や生年月日、国籍など基本的な個人情報を登録します。その後、さまざまな質問が続きます。
質問で注意するポイントを1つご紹介します。それは、今後のインターンシップの予定や、カナダの職場から書類が届いているか、という内容を問われますが、「No」と答えることです。
しばらく続く質問に答えていくと、次はeServiceページで詳しい情報を入力していきます。いくつか項目がありますが、すべて回答・入力して漏れがないように気をつけましょう。回答が正しく完了した項目では、ステータスが「Complete」状態になりチェックマークがはいります。
詳しい情報の登録が完了して、内容を送信し終えたところでIEC申請は完了します。無事に申請できたか確認したい方は、マイページを見てみましょう。IEC申請という項目が申請中の状態となっているのが確認できます。
IEC申請が完了してカナダ政府の審査が通ると、連絡先として登録したメールアドレスにお知らせが届きます。それは「招待レター」というもので、次のワーホリ申請ステップの案内が説明されています。招待レターでは次の手続きをしなくてはならない期限が記載されています。そのまま放置して手続きを忘れてしまわないように注意が必要です。
カナダのワーホリ申請最後の段階が、このWork Permit申請となります。Work Permitとは労働許可書のことで、ワーホリビザとセットで取得することで、ようやくカナダでワーホリをする許可が得られたことになります。ここからWork Permitの申請の流れを順に説明していきます。
まずWork Permit申請をするまえにすべきことが、書類の用意です。英語で書かれた履歴書と、家族構成を説明する書類、そして証明写真とパスポート写真ページコピーです。どれもオンラインで提出するものなので、データあるいはスキャンで用意しましょう。
家族構成に関する書類は、申請ページで専用用紙をダウンロードできます。また、履歴書についてですが、カナダワーホリに参加する方がよく利用する無料フォーマットがいくつかあるようです。インターネットで自分にあったものを選んでみてはいかがでしょうか。
提出書類の準備ができたら、CICのマイページからWorpermitの申請を始めます。eService画面の項目をすべて回答・入力して、Complete状態にしていきます。
この場面で登録する内容としては、個人情報やパスポート情報、連絡先などです。連絡先では電話番号を入力するのですが、ここでポイントとなることがあります。それは、日本の電話番号のカントリーコードは「81」と入力することです。81に続けて入力する電話番号は、最初の「0」が入力不要となります。
ほかに質問されることとして、学歴や職歴、そして過去に犯罪歴がないかという内容などがあります。質問が続き難しい部分となるかもしれませんが、誤りがないよう慎重に進めていきましょう。
最後に、準備した提出書類のデータを添付します。すべての必要書類をアップできたら、ビザ申請料の支払いをします。支払い方法はクレジットカードとなります。使用できるカードの種類が限られていますが、国際的に使用できる大手会社のカードなら利用可能です。
ここまでのすべての申請ステップを完了し、無事にカナダ政府からワーホリの許可をもらえると、マイページ上のWorpermit申請状況が「許可(Approved)」となります。そうするとマイページで許可書をダウンロードできるので、印刷しておきましょう。カナダに入国する時にプリントを持っていきます。
カナダのワーホリに申請するには年齢や資金証明などいくつかの条件があります。ワーホリ申請を始めるまえに、条件をクリアしているかまずは確認が必要です。条件を満たしている方は、ワーホリ申請のステップにはいります。
ワーホリ申請の手順は「MyCICアカウント作成」「IEC申請」「Work Permit申請」という3つの段階に分かれます。どれもCIC(カナダ移民局)の公式ホームページ上で行うオンライン手続きとなります。
CICホームページで行うそれぞれの手続きでは、記入漏れや記入ミスがないように十分に気をつける必要があります。また、手続き完了後にマイページを見て、きちんと申請状態になっているか、その後許可状態になったかをこまめに確認しましょう。この記事でワーホリ申請の流れを理解できたかと思いますが、英語の申請に不安がある方は、留学エージェントに相談してみてもいいかもしれません。
今回はカナダのワーキングホリデービザの条件や申請手順などについてご紹介いたしました。
カナダのワーキングホリデービザの概要や申請時期、申請方法などについてはこちらの記事でまとめていますので、これから申請を考えている方は、ぜひ合わせてご覧ください。