ニュージーランドは美しく豊かな自然に恵まれていて映画のロケ地としても選ばれており、旅行はもちろん留学先としても人気が高いです。
しかし意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ニュージーランドの物価は日本より高くなっています。
本コラムではそんなニュージーランドへの留学をお考えの方に向けて留学費用にかかわる生活費の節約方法を解説していきます。
また、ニュージーランド留学の費用の詳細についてはこちらの記事でまとめていますので、ニュージーランド留学にご興味のある方はぜひ合わせてご覧ください。
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ニュージーランドの物価は日本よりも高くなっており、世界物価ランキングでは日本が21位なのに対してニュージーランドは7位にランクインしているほどです。
ではどのぐらい日本と物価に差があるのでしょうか。
毎日の生活で必ず使うことになる日用品で比べてみると、トイレットペーパーは日本では約300円~500円なのに対して、ニュージーランドでは日本円換算で約650~700円となっています。
生活用品全般、とくに紙製品が高価となっており日本より3~5割高いものが多いようです。
物価が高い理由としてニュージーランドは最低賃金が年々上がり続けており、わずか10年の間に日本円換算で400~500円も上昇しているということがあげられます。
そのため日本からニュージーランドに短期留学で生活する分には物価が高いと感じることもあるでしょう。
ニュージーランドはワーキングホリデーを積極的に採用しています。
ワーキングホリデー利用者に向けて最低賃金を高くしているという背景もありそうです。
ニュージーランドの物価は割高ですが、農産物は比較的安く手に入るものもあります。
農業大国のため、スーパーマーケットにはたくさんの農産物が並びます。
季節によって農産物の値段は大きく変わってくるので、季節に合わせた野菜や果物を選ぶようにすれば、節約することができます。
また、日本では見かけないような珍しい食材を安く購入できるかもしれません。
気に入った野菜があれば、まとめ買いをしておいて冷凍保存をすれば長持ちさせることができます。
いっぽうで外食はランチでも日本円換算で1,500円近くかかるところが多いようです。
毎日生活していくなかで外食を頻繁に利用するとお金がかかってしまいます。
留学先ではできるだけ自炊して節約していきましょう。
また「チップ」という習慣はニュージーランドにもありませんが、レシートに記載してチップ代を求められる場合はあるようです。
暑いおもてなしを受けたときには渡すと良いかもしれません。
ニュージーランドの物価で必要なものを新調するととてもお金がかかってしまいます。
しかしニュージーランドにはファーマーズマーケットという日本の市場のような直売イベントがおこなわれています。
入場無料で週末の公園や広場などで開催され、農産物以外にも手作りの焼きたてパンや飲み物、生活雑貨などさまざまな商品が出店されています。
直に購入できるためスーパーで購入するよりも安いものが多いです。意外な掘り出し物が見つかるかもしれません。
また、セカンドハンドショップという中古品を扱うお店もあります。
新品では高いものも中古なら格安で手に入れることができます。
生活するのに足りないものはセカンドハンドショップで買い足していけば、安く済ませることができるでしょう。
休日は自然に恵まれたニュージーランドを散策するのも節約になります。
街中の図書館は無料で利用できるので静かな場所で勉強もはかどりますし、気分転換に公園を散歩するだけでも異国情緒を味わうことができるのではないでしょうか。
ニュージーランドは物価だけではなく家賃も日本と比べると高くなっています。
日本円に換算すると首都オークランドの月平均の家賃は約130,000円になるそうです。
留学をする際は家賃が高いため、ホームステイを選ぶ方が多いでしょう。
ホームステイなら、ホストファミリーとかかわりあいつつ、生活に困ったことがあると相談できる場合もあるため留学生にとっては魅力的かもしれません。
しかしホストファミリーによっては決まりごとがあるため、堅苦しく感じることもあるようです。
また朝夕の食事代は含まれていますが、昼食代はホームステイ費用に含まれていないことがほとんどだそうです。
昼食はお弁当などを自炊するとよいでしょう。
何度も留学していて海外に慣れている方で、家賃を抑えたいという場合はシェアハウスを利用してみてはいかがでしょうか。
シェアハウスは複数人で戸建てやアパート、マンションに共同生活をすることです。
シェアハウスではキッチンやトイレ、シャワーや家電製品など共用で使い、食料品などは冷蔵庫に各々のスペースを作り、そこに保管するようです。
部屋はそれぞれに割り当てられるためプライベートを守りたい方にも安心です。
複数人で同じ住居に住むのでトラブルが起こらないように、入居前には水道光熱費やインターネットの料金は家賃に含まれるかなど細かい条件はオーナーに必ず確認するようにしましょう。
シャアハウスの募集は学校の掲示板や新聞告知、インターネットなどで探すことができます。
ハウスシェアする人たちにさまざまな国の人が集まっている場合は、さまざまな国の文化を知るきっかけにもなりますね。
ニュージーランドは物価が高いですが、旬の農産物を使って自炊し、ファーマーズマーケット、セカンドハンドショップなど利用することによって費用を抑えることができます。
留学に慣れている方でしたらシェアハウスをすることでも家賃が安く済みますし、自立した生活を送ることになるので自炊や家事も上達することでしょう。
また、留学には短期や長期などさまざまな形態がありますが、短期留学などでほかの国の文化に触れてみるのもよいのではないでしょうか。
日本の7割ほどの国土に「地球の箱庭」とよばれるほどの壮大な大自然が ぎゅぎゅっと詰まっているニュージーランドは世界中の人々を魅了しています。 南半球に位置しますが、歴史的背景からイギリス文化が色濃く残る国でもあり、イギリスにいるかのような優雅な雰囲気も味わえます。 物価も日本の3分の2程度、安全な国の一つでもあり治安も良好で、住みやすい国でもあります。