オーストラリアにワーキングホリデーに行ってみたいと思っている。でも実際どのくらいお金を用意すればよいのかがわからず、一歩踏み出せない人も多いでしょう。
そこで今回は オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用をまとめました。
金額はあくまでも目安で、滞在場所や語学学校に通う期間によって異なります。「大体このくらいあれば行ける」程度にとらえておくだけでも十分です。
また、ワーキングホリデー費用を抑える方法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
まず、オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用を表にまとめました。
【オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用】
半年 | 1年 | |
片道航空券 | 8~13万円 | |
ビザ申請手数料 | 640AUD(約5万8000円) | |
残高証明 | 約5,000AUD(約45万円)※1 | |
海外旅行保険 | 12万円 | 24万円 |
語学学校費用 | 2,996~4,439AUD(約27~40万円)※2 | |
生活費 | 75~91万円 | 148~183万円 |
合計 | 約127~161万円 | 約225~278万円 |
※1 支払いの必要なし
※2 3ヶ月~最大就学期間4ヶ月間の場合
この表からわかる通り、オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用は 半年で約127~161万円、一年では約225~278万円です!
ここでは、上の表で示した費用の中で渡航前にかかる費用について解説していきます。
【渡航前にかかる費用】
半年 | 1年 | |
片道航空券 | 8~13万円 | |
ビザ申請手数料 | 640AUD(約5万8000円) | |
海外旅行保険 | 12万円 | 24万円 |
合計 | 約24万6000円 | 約41万6000円 |
オーストラリアへの航空券は日本の大型連休や長期休みを避ければ10万円以下で購入できます。オーストラリアに渡航する際に有効なビザもしくはETAを取得していれば片道航空券でも問題ありません。
長期での留学やワーキングホリデーを考えている方は帰国前にほかの地域に旅行に行ったり、プランの変更で滞在期間が変わる可能性があるため、片道航空券を選ぶことをおすすめします。また、長期の場合は 片道でも往復でもトータルでかかるコストはほとんど変わりません。
一方で、3ヶ月以内の短期留学の場合は帰国までのスケジュールを立てやすく、航空券も往復で買ったほうが割安になることが多いため往復渡航券を選ぶのが良いでしょう。
日本人がオーストラリアに入国するためにはビザが必要です。また、ワーキングホリデーに行く場合にはワーキングホリデービザを取得する必要があります。
現在はビザ申請手数料として 約640AUD(約5万8000円)が必要となっています。時期によっては発給までに時間がかかる場合があるため、遅くとも3ヶ月前には取得しておきましょう。
※ワーキングホリデービザは2023年7月1日から25%アップの640AUD(5万8000円)になりました。
保険を選ぶ際にどうしても保険料を第一に考えてしまいがちですが、それよりも大切なのは補償内容です。補償金額を下げることで保険料もが安くなるのは当然のことです。
ですので、 自分に必要な補償内容は何かということを第一に考えて選ぶようにしましょう。
補償内容を見る際には治療・救援費用を中心に考えましょう。渡航先の医療費水準に即した保険金額のものをお選びください。
目安としては欧米の場合は1,000万円以上、アジアの場合は500万円以上をおすすめとします。また、クレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合もありますが、補償内容が不十分であったり、保険期間は90日が限度であったりするため、必ず海外留学保険に加入するようにしましょう。
オーストラリアのワーキングホリデービザを取得する際には、オーストラリア滞在中の個人的な生活に十分な資金があるという証拠として約5,000AUD(約50万円前後)の残高証明書を提出する必要があります。
また、それに加えて滞在終了時にオーストラリアを出国するための帰国航空券または、オーストラリアから出国して次の目的地へ行く航空券を購入するのに十分な資金も用意しておく必要があります。ただし、残高証明は事前に準備しておく必要があるだけで支払う必要はないので、そのまま現地での生活費に充てることができます。
続いて、オーストラリアでの生活にかかる費用について解説していきます。
【渡航後にかかる費用】
半年 | 1年 | |
語学学校費用 | 2,996~4,439AUD(約27~40万円)※ | |
生活費 | 75~91万円 | 148~183万円 |
合計 | 約92~131万円 | 約175~223万円 |
※3ヶ月~最大就学期間4ヶ月間の場合
ワーキングホリデーで現地で働く前に一定の英語力をつけるために、語学学校に通うのが一般的です。また、語学学校に通っていると現地での友達を作りやすく、その後の仕事探しやオーストラリアでの生活の充実につなげることができます。
語学学校の費用は通常通う学校・期間によって決まりますが、スマ留では語学学校の料金を一律でご案内しているため、国と期間さえ決めれば料金が決まります。
また、オーストラリアではワーキングホリデービザで語学学校に通える期間は最長17週間とされています。
その期間内でしっかり英語の基礎を身に着けられる期間を選ぶようにしましょう。
食費や交通費、滞在費をはじめとしたオーストラリアで生活するのにかかる費用です。
また、生活費に関しては次の章で項目別に詳しく解説していきます。
ここでは、オーストラリアでの生活にかかる費用を1ヵ月、半年、1年間に分けて解説していきます。
1ヵ月 | |
食費 | 332~554AUD(約3~5万円) |
家賃 | 554~887AUD(約5~8万円) |
光熱費 | 55~110AUD(約5000~1万円) |
通信費 | 99AUD(約9000円) |
交際費 | 221AUD(約2万円) |
交通費 | 133AUD(約1万2000円) |
合計 | 1,442~1,997AUD(約13~18万円) |
半年 | 1年 | |
食費 | 1,997AUD (約18万円) |
3,995AUD (約36万円) |
家賃 | 3,662~4,994AUD (約33~45万円) |
7,213~9,988AUD (約65~90万円) |
光熱費 | 332~665AUD (約3~6万円) |
665~1,331AUD (約6~12万円) |
通信費 | 299AUD (約2万7000円) |
599AUD (約5万4000円) |
交際費 | 1,331AUD (約12万円) |
2,663AUD (約24万円) |
交通費 | 665~887AUD (約6~8万円) |
1,331~1,775AUD (約12~16万円) |
合計 | 8,323~10,099AUD (約75~91万円) |
16,425~20,309AUD (約148~183万円) |
オーストラリアでの生活にかかる費用は主に食費・家賃・光熱費・通信費・交際費・雑費に分けられます。どの項目も住む場所や滞在方法、期間などによってことなるので、目安として捉えておくとよいでしょう。
食費は主に外食・自炊・デリバリーの3つに分けられますが、全体的な相場は日本より 1.5倍から2倍ほど高いと考えておくとよいでしょう。レストランで食事をした場合は一食約2000円程、1ヵ月毎日外食をしていると食費だけで10万円かかってしまうことも。
一方で、自炊をした場合は1ヵ月で2~3万円に食費を抑えることができます。友人と遊びに行った際には外食をして、普段は自炊するという方法で食費を押さえるのがよいでしょう。ホームステイでの滞在の場合は家賃に含まれているため食費を気にしすぎる必要はありません。
オーストラリアでの滞在方法は、ホームステイやシェアハウスをはじめとした比較的安い滞在方法から、お金はかかりますがアパートを借りて一人暮らしをするという方法までさまざまです。
ただ、現在オーストラリアでは家賃が高騰しているため、一人暮らしのアパートを借りようとすると1ヶ月で10万円は超えてしまいます。ホームステイは7万円前後、シェアハウスは1ヶ月で約4~9万円で住むことができます。
また、地域によって家賃相場は異なり、ブリスベンやゴールドコーストなどの郊外エリアでは全体的に相場は下がります。そのため、自身の予算やそれぞれの滞在方法の特徴を参考に決めるとよいでしょう。
シェアハウスやルームシェアでの滞在では光熱費が家賃に含まれていることが多いです。
ただ、一人暮らしのアパートなどを借りた場合光熱費は家賃とは別にかかることになります。その場合1ヶ月あたり5000~1万円かかることを覚えておきましょう。
現地でスマートフォンを使う際には、そこに対応したSIMカードを購入する必要があります。日本の通信会社のSIMカードを海外で使うこともできますが、短い期間でも高額な費用が掛かってしまうことがあるため 現地の通信会社のSIMカードを購入する方が多いです。
利用可能なデータ量や音声通話、ショートメッセージが使用できるかどうかなどで金額は異なりますが、購入方法はあらかじめ期間を決めて買うプリペイド方式と月や年単位で契約をするポストペイ方式の2種類があります。長期でいる場合はポストペイで契約してしまうのが良いでしょう。いずれも1ヶ月あたり1万円前後で利用することができます。
オーストラリアでしかできない体験をしたり、現地でできた友達と思い出作りをするのは英語を学ぶことと同じくらい大切なことです。ただ、交際費にお金を使いすぎてしまうことのないように割引デーや飲食店のハッピーアワーを利用するなどの工夫をするとよいでしょう。
オーストラリアではバスや鉄道といった公共交通機関が発達しています。また、主要な都市には日本の「Suica」や「PASMO」のような交通系ICカードがあり、都市によって金額やシステムが異なります。
例えばメルボルンでは「Myki(マイキー)」と呼ばれるICカードが使われており、期間定期券のような形で使うことができます。Mykiカードは1週間で利用する場合45AUD(約4,000円)、1ヶ月以上の期間で利用する場合は一日当たり5.40AUD(約490円)で希望する期間分を購入して利用することができます。渡航する都市が決まったら事前にICカードについて調べておくのがおすすめです。
オーストラリア行きの往復航空券の相場は8万円から13万円程度。航空券は渡航時期と航空会社によって値段が異なります。
ですので、渡航時期を日本の長期休暇以外にしたり、格安航空会社(LCC)を利用したりすることで渡航にかかる費用を抑えることができます。また、格安航空会社(LCC)は頻繁にセールを開催しているので、定期的にチェックしておくとよいでしょう。
ワーキングホリデーに行き、現地で働くためにはある程度の英語力が必要です。現地の語学学校に行ってから英語を学ぶのも手ですが、日本にいる間にオンライン英会話や英語学習アプリを使って 英語力をつけておくのがおすすめです。
そうすることで現地での語学学校での吸収が速くなるため、より高い英語力を身に着けたり、語学学校に通う期間を短くしたりすることができます。
オーストラリアのレストランやファストフードなどの外食料金は日本より1.5倍から2倍ほど。その分賃金も高いとはいえ、毎日外食をしていると食費がかかりすぎてしまうため、ローカルのスーパーなどを利用して自炊する日を決めておくとよいでしょう。また、大手のスーパーには まとめ買いや半額セールがあります。
これらはスーパーの公式サイトやメルマガなどで随時発信されていますので、チェックしてみましょう。
せっかく海外に来たのだからとついたくさんお金を使ってしまい、お金が足りなくなって帰国しないといけない事態になってしまっては元も子もありませんよね、それを防ぐためにも、現地での収入や物価を踏まえて一か月に使える金額を決めておくとよいでしょう。
オーストラリアではバスや電車、フェリーといったさまざまな公共交通機関が発達しています。値段もリーズナブルではありますが、毎日使っていると一か月ではそれなりの出費になってしまいます。
ですので、日常的な移動では自転車を活用するのが良いでしょう。長期で滞在する場合は自分の自転車を買ってもよいですし、短期の場合は気軽に利用できるシェアサイクルを活用するのがおすすめです。
※オーストラリアでは自転車に乗る際にヘルメットの着用が義務付けられています。
渡航後の費用で大きな割合を占めるのが語学学校のための費用です。語学学校に通わずに費用を抑えることもできますが、オーストラリアで働くためにはある程度の英語力が必要です。
そのため、 一定の英語力が身につくまでは語学学校に通うことをおすすめします。
オーストラリアにはたくさんの語学学校があり、授業料もさまざま。語学学校を選ぶ際には、自分の学びたい内容に近いかや通いたくなる雰囲気かどうかを大前提として、その中でリーズナブルな学校を選ぶのが良いでしょう。
この記事では、オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用と節約方法について解説してきました。「もう一度費用を確認したい、、」という時にこの記事を見ていただけたら幸いです。
円安の影響で「出稼ぎ留学」と言われるほど海外でのワーキングホリデーが人気となっていますが、長期のワーキングホリデーとなると費用面での心配が大きくなってしまいます。しかし、スマ留では費用を抑えて気軽に語学学校に通うことができます。
また、「一刻も早く海外で働きたい!」という方には、事前にフィリピンのセブ島でワーキングホリデーに必要な英語力を身につけてから最短でワーキングホリデーに臨むことができるプランもありますので、活用してみてはいかがでしょうか。
自分に合う都市はどこか、実際にどんな生活が待っているのかについては、ぜひ無料カウンセリングで聞いてみてくださいね。
また、スマ留のオーストラリアワーキングホリデーについては下記記事をご覧ください。
オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。