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ワーキングホリデーからのカナダ永住は可能?永住権を取得する方法

更新日2025.05.19

ワーキングホリデーからのカナダ永住は可能?永住権を取得する方法

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カナダに留学を考える方々の中には、ワーキングホリデーを利用してカナダでの経験を積み、その後、永住権を取得して長期的に滞在することを夢見る人も多いでしょう。しかし、ワーキングホリデーから永住権取得への道のりは一筋縄ではいきません。どのようなステップを踏み、何に注意すれば永住権取得が可能になるのか、具体的な方法や成功のためのポイントを知りたい方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ワーキングホリデーからカナダ永住権を目指す方法について詳しく解説します。ワーキングホリデー中に何を意識して行動すべきか、また永住権取得に向けてどのような準備が必要かを中心に、カナダでの生活を支えるための情報を提供します。カナダでの永住を真剣に考えている方にとって、有益なガイドとなることを目指しています。

CONTENTS

カナダのワーキングホリデービザから永住権を目指すステップ

ワーキングホリデーは、 若者に対して異文化体験と仕事の機会を提供する特別なビザプログラムです。このビザを取得することで、対象国に1年間滞在し、観光だけでなく、働くことも可能となります。カナダは、ワーキングホリデーの人気国の一つであり、多くの若者がこのビザを利用してカナダでの生活を経験しています。

ワーキングホリデービザとは?カナダでの滞在期間と条件

ワーキングホリデービザは、18歳から30歳(国によっては35歳)までの若者を対象としています。ビザの有効期間中(最長12ヶ月)、滞在国で働くことが許可されており、観光ビザでは得られない収入を得ながら、生活費を賄うことができます。

また、カナダのワーキングホリデービザでは、 特定の職種や地域に縛られることなく、自由に仕事を選ぶことができます。これにより、都市部でのオフィスワークから、自然豊かな地方での農業まで、多様な職業経験を積むことが可能です。また、カナダは英語とフランス語の二言語国家であるため、語学スキルを向上させる絶好の機会でもあります。

永住権取得を見据えたワーホリでのキャリア戦略

カナダでは移民申請において、「どんな仕事に就いていたか」が非常に重要です。これは、NOC(National Occupation Classification=国家職業分類)という職業ランクに基づいて審査されるためです。

NOCとは?
NOCはカナダ政府が定める職業リストで、TEER 0〜5(旧スキルレベル0〜D)に分類されています。永住権申請において有利になる職業は下記の表をご参照ください

NOCレベル 内容 PR申請との関連
TEER 0 管理職 ホテルマネージャー、プロジェクトマネージャーなど 非常に有利
TEER 1  大卒レベル職  IT系、看護師、教師など 有利
TEER 2/3 技術・専門職 電気技師、料理人、ウェブデザイナーなど 条件付きで有利

ワーホリ中でも、料理人や電気技師、ITサポート・ウェブ開発、介護やチャイルドケアなど将来的に永住権申請に活かせる職種に就くことが可能です。

ワーホリから就労ビザへ切り替える方法

ワーホリビザは「オープンワークパーミット」なので、基本的にどの雇用主の下でも働けます。その間に、永住権につながる職歴やスキルを積み、スポンサーとなってくれる雇用主を見つけることが重要です。

テップ①:雇用主からジョブオファーを得る
・ワーホリ期間中に真面目に働き、職場で信頼を得る

・正社員ポジションに応募し、永続的な雇用契約(Permanent Full-time)を得る

将来の移民申請をサポートしてくれる意志のある雇用主を見つける

ステップ②:LMIAの取得(雇用主側)
LMIA(Labour Market Impact Assessment)は、 雇用主が「このポジションはカナダ人で埋められなかった」と証明する書類です。

・雇用主が政府に申請し、承認されれば就労ビザ(クローズドワークパーミット)に切り替え可能

・取得には数週間〜数ヶ月、費用もかかるため、雇用主の協力が必要不可欠

※ LMIA不要のケースもある(例:特定の州のPNP(州指名プログラム)経由など)

永住権申請までの推奨タイムライン(モデルプラン)
以下は、ワーホリから永住権取得を目指す人の一般的なタイムラインです。

 

年数 ステージ  内容
0年目 渡航・就労開始 ワーホリで入国、職探し。NOC TEER 0〜3を狙う
0.5年目  職場で信頼獲得 長期雇用契約を得る、就労ビザ申請準備
1年目 LMIA取得・就労ビザ切替 LMIAサポートで就労ビザ申請、延長確保
2年目 永住権申請 Express EntryやPNPで申請。必要に応じIELTS/CLB取得
3年目以降 PR取得後 永住権が承認されれば自由に居住・就労可能に

 

カナダの移民政策はコロナ禍を経て大きく変化しましたが、現在は多くの面で回復が進んでいます。パンデミック中に一時停止・遅延していた永住権や就労ビザの審査プロセスは正常化されつつあり、特にExpress Entryの審査期間は平均6〜8ヶ月程度と比較的スムーズな状態に戻っています。また、政府は人手不足の解消を目的に、IT、ヘルスケア、トレード職(技術職)などの特定分野に対する優先的な永住権審査を強化しています。

さらに、州ごとのPNP(州指名プログラム)も活発化しており、特に外国人労働者の定着を重視する州ではLMIA不要で申請できるルートや、語学力や学歴より職務経験を重視する枠が整備されるなど、申請者にとって有利な条件が増えています。全体として、永住権取得に向けたルートは柔軟性とスピードの両方が向上しており、コロナ前よりも多様な戦略が取れる状況になってきていると言えるでしょう。

カナダ永住権の種類と申請

カナダでの永住権取得には、さまざまな方法があります。これらの方法は、申請者の背景やスキル、状況に応じて異なるため、自分に最も適したルートを選ぶことが重要です。以下では、代表的な永住権取得方法について詳しく説明します。

エクスプレスエントリーシステムの仕組みと申請方法

最も広く利用されているのが、連邦政府が運営する「エクスプレス・エントリー(Express Entry)」です。このシステムでは、年齢、語学力、職歴、学歴などの要素をポイント化し、 スコアの高い人から順に永住権への招待が送られます。特に若くて英語力が高く、カナダでの職歴や学歴がある人は高得点を狙いやすく、申請から永住権取得までの期間も最短6ヶ月と非常にスピーディーです。

カナディアン経験移民(CEC)

カナディアン経験移民は、カナダでの学歴や職歴がある人を対象にしたプログラムです。特に、 カナダでの就労経験がある場合、このプログラムを通じて永住権を取得することが可能です。ワーキングホリデーを利用してカナダで働き、その経験を積んだ後、永住権を申請することができます。ただし、就労ビザの取得や一定の職務経験が必要なため、計画的な準備が求められます。

しかし、「現地での仕事をどうやって見つければいいの?」
「語学に自信がないし、仕事探しに失敗したらどうしよう…」

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連邦熟練労働者プログラム(FSWP)の条件と申請プロセス

「連邦熟練労働者プログラム(FSWP)」は、学歴、職歴、語学力に優れた外国人労働者を対象に、カナダでの長期的な勤務と定住を支援するプログラムです。このプログラムはExpress Entryを通じて運営され、外国人向けに整備された高い基準を持っています。

申請者は、教育、職歴、言語能力、年齢、ジョブオファーの有無、カナダへの適応能力など、6つの要素を基にした100点満点の「選考グリッド」で67点以上を取得する必要があります。その後、Express Entryの候補者プールに登録され、さらに詳細な「CRSスコア」で評価されます。このスコアは、年齢、学歴、職歴、語学力、パートナーのスキルなどに基づき、政府の「招待(ITA)」を受けるために必要な条件を満たします。過去の傾向では、CRSスコアは470〜490点前後が目安となります。

連邦熟練技能者プログラム(FSTP)の条件と申請プロセス

「連邦熟練技能者プログラム(FSTP)」は、特に建設業、製造業、農業、保守整備、電気工事、調理師などの技術職向けに設けられたカナダの永住権取得プログラムです。このプログラムでは、対象職種が国家職業分類(NOC)のTEER 2またはTEER 3に該当し、過去5年間で少なくとも2年間のフルタイム実務経験が求められます。

FSTPの申請には、カナダの雇用主からの1年間のジョブオファーまたは州発行のトレード認定資格が必要です。語学要件は他のプログラムより緩やかで、リーディング・ライティングがCLB4、リスニング・スピーキングがCLB5以上です。

このプログラムは、実務経験と職種のマッチ度が重視され、学歴や語学能力に対する要求が比較的低いため、技術職に特化した永住権取得のチャンスを提供します。

州政府移民プログラム(PNP)を通じた永住権取得

州政府移民プログラム(PNP)は、カナダの各州が独自に運営している移民プログラムです。各州の経済や産業に合わせて、必要な人材を優先的に受け入れるため、条件が州ごとに異なります。例えば、ケベック州ではフランス語が話せる人が優遇され、アルバータ州ではエンジニアや医療従事者が必要とされています。このプログラムは、特定の職業やスキルを持っている人にとって、永住権を取得するための有力なルートとなります。

ブリティッシュコロンビア州(BC州)のPNPプログラム

カナダ西海岸のBC州は、多文化都市バンクーバーを中心に移民に人気の地域で、州独自の永住権プログラム「BC PNP」では、複数のストリームを通じて永住申請が可能です。

主なストリームには、BC州の学校を卒業した外国人を対象とする「国際卒業生ストリーム」、TEER 0〜3の職種で雇用主のオファーが必要な「熟練労働者ストリーム」、観光業や食品加工業などを含む「準熟練労働者ストリーム」があります。いずれも雇用主からのフルタイムのジョブオファーが条件となり、語学力や職歴の要件も設けられています。

日本人に人気の職種は、調理師、保育士、介護職、観光関連など。特にワーホリや留学後にこれらの職種で働き、就労ビザからBC PNPを経て永住権を取得するルートは現実的な選択肢となっています。

オンタリオ州指名プログラム(OINP)

カナダ最大の都市トロントを含むオンタリオ州では、州独自の移民プログラム「OINP」を通じて永住権の取得が可能です。主に「国際卒業生向け」「雇用主ジョブオファー」「技能職向け」などのストリームがあり、申請者の学歴や職歴、雇用状況に応じた選択ができます。

特にトロント周辺ではIT、医療、ビジネス分野の人材需要が高く、日本人にもチャンスがある職種が多くあります。また、フランス語が話せる人には追加ポイントが与えられる優遇措置もあり、英語とフランス語の両方ができる場合は永住申請が有利になります。

ワーホリ後に就労ビザを取得し、雇用主のサポートを受けてOINPを通じた永住権取得に成功した日本人の例もあり、都市部でのキャリアを活かした移住を目指す人にとっては魅力的な選択肢です。

その他の州のPNPプログラムと特徴

BC州やオンタリオ州以外にも、アルバータ州、マニトバ州、サスカチュワン州、ケベック州など各州が独自のPNP(州指名プログラム)を運営しており、永住権取得のチャンスがあります。
アルバータ州では農業・建設・ITなど幅広い分野で人材が求められており、Express Entryと連動した枠も人気です。マニトバ州は特に家族や知人のサポートがある場合に申請しやすく、移民定着率の高さが特徴です。サスカチュワン州は地方での就労を促進しており、比較的低い言語スコアでも申請できるケースがあります。
一方、ケベック州は独立した移民制度を持ち、フランス語能力が重視されますが、その分フランス語話者には有利な環境が整っています。
都市部に比べて競争が少なく、地域貢献を重視する傾向があるため、地方での生活を希望する人にとっては永住権への近道となる可能性もあります。

その他の永住権プログラムとオプション

カナダには州のPNP以外にも、多様な永住権取得ルートが用意されています。特に注目されるのが 起業家向けのプログラムやパイロットプログラムです。

スタートアップビザは、革新的なビジネスアイデアと資金調達力、英語力があれば永住権につながる制度で、起業志向のあるワーホリ経験者にも可能性があります。また、農村部や特定地域を対象とした「地方・コミュニティ支援パイロット」や「アトランティック・イミグレーションプログラム」は、都市部に比べて永住権取得のハードルが低めとされ、地方定住を望む人に適しています。

このように、個人のスキル、職歴、語学力、生活スタイルの希望に応じて最適なプログラムを選ぶことが、永住権取得の成功の鍵となります。

アトランティックイミグレーションプログラム

カナダ東部の4州(ノバスコシア州、ニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州、ニューファンドランド・ラブラドール州)で実施されているアトランティックイミグレーションプログラムは、地方への移住を促進する永住権制度です。

このプログラムでは、指定された雇用主からのジョブオファーを得ることが前提で、比較的柔軟な条件で永住権の申請が可能です。特に、言語力や職歴の要件が他のプログラムよりもやや緩やかで、地方での定住意欲がある人にとっては大きなチャンスとなります。

生活コストが都市部より低く、自然に囲まれた落ち着いた環境での暮らしを望む人におすすめの選択肢です。

地方・コミュニティ支援パイロットプログラム

このプログラムは、人口の少ない地域や小規模なコミュニティへの移住を促進するために設けられたもので、対象となる地域での雇用と定住が永住権申請の鍵となります。
指定コミュニティの雇用主からフルタイムのジョブオファーを受け、地域とのつながりを示せれば、比較的スムーズに永住権の取得が可能です。必要な言語スコアや職歴の要件も他の連邦プログラムより低めに設定されているため、都市部での就労が難しい場合の代替ルートとして注目されています。
都市部に比べると求人の選択肢は限られますが、コミュニティ全体で移民の定着を支援する姿勢が強く、安心して暮らせる環境が整っています。

自営業者・起業家向けプログラム

カナダでのビジネス経験や起業意欲がある人には、自営業者や起業家向けの永住権プログラムも選択肢となります。スタートアップビザは、革新的なビジネスアイデアをもとに、政府指定の支援機関からのサポートを得ることで申請でき、将来性のある事業計画と英語力、必要資金が問われます。

一方、各州が提供する起業家プログラムでは、最低投資額や経営経験が要件とされ、実際にカナダで事業を運営する意思があることが重視されます。たとえばBC州やオンタリオ州には、地方都市での起業を条件とする低投資型のプログラムもあり、ワーホリや就労経験を活かしてビジネスを立ち上げたい人には現実的な道です。

過去にはワーホリを通じて現地の市場を理解し、小規模カフェや観光事業で成功を収め、永住権を取得した日本人の例も報告されています。

カナダ永住権申請の具体的な手続きとポイント

カナダ永住権申請は、書類準備から申請、審査、入国まで段階的に進みます。不備のない書類提出や迅速な対応が審査時間の短縮に有効です。書類の正確さと進捗確認がスムーズな申請のカギです。

永住権申請に必要な英語/フランス語のスコア要件

永住権申請には、IELTSやCELPIP(英語)、TEF(フランス語)などの語学スコアが必要です。各プログラムごとに求められるスコアは異なり、例えばFSWPではCLB7以上が一般的です。スコアを上げるには、公式問題集や模擬テストの活用、計画的な学習が効果的です。テストごとの特徴を理解し、自分に合った方式を選ぶことも成功のポイントです。

職歴証明書の作成方法と重要ポイント

永住権申請では、正確な職歴証明書の提出が不可欠です。職務内容、勤務期間、雇用形態、給与などを明記し、NOCコードとの整合性を意識して記載します。雇用主の署名や会社のレターヘッドも信頼性の鍵です。自営業者の場合は、契約書や請求書、納税記録などで証明します。

学歴・資格の評価(ECA)取得方法

永住権申請では、日本の学歴や資格をカナダ基準で評価するECA(教育資格評価)が必要です。主にWESやICESなどの機関を通じて申請し、通常は数週間から数か月かかります。正確な書類提出と早めの申請がスムーズな取得のポイントです。

書類提出から確認書(CoPR)取得までの流れ

申請書類を提出後、審査が進む中で追加書類の提出や健康診断、無犯罪証明の取得が必要になる場合があります。審査が完了すると、永住権承認の証明となるCoPRが発行され、それを持って正式にカナダに入国・定住できます。進捗確認と迅速な対応が成功の鍵です。

カナダで永住権を取得するメリット・デメリット

カナダ永住権は、多くの人にとって人生の転機となる大きなステータスです。
その一方で、利点だけでなく慎重に検討すべき課題も存在します。ここでは、永住権取得における代表的なメリットとデメリットをご紹介します。

カナダで永住権を取得する9つのメリット

カナダで永住権を取得することは、多くのメリットがあります。永住権を持つことで、カナダでの生活がより安定し、さまざまな特典を享受することができます。ここでは、カナダで永住権を取得する9つの主要なメリットについて解説します。

1.専門学校や大学、大学院などの学費が極端に安くなる

カナダの永住権を取得すると、教育費が大幅に安くなります。留学生としてカナダで学ぶ場合、学費は非常に高額ですが、永住権保持者になると、カナダ国民と同等の学費で教育を受けることが可能です。これにより、質の高い教育を手頃な価格で受けることができ、長期的なキャリア形成に大いに役立ちます。

2.語学学校が無料(英語、フランス語)

カナダでは、永住権保持者に対して、英語やフランス語を無料で学べる語学学校が提供されています。これにより、カナダでの生活に必要な語学力を向上させることができ、社会によりスムーズに溶け込むことができます。特にカナダは二言語国家であるため、両方の言語を学ぶことは大きな利点です。

3.五年に一回の更新でいい

永住権は5年ごとに更新する必要がありますが、その頻度は他のビザに比べて非常に低いです。また、更新手続きも簡単で、手数料も比較的安価であるため、ビザの更新に関するストレスを大幅に軽減することができます。

4.雇用主を限定されない

一般的な就労ビザと異なり、永住権を持っていると、どの雇用主の下でも働くことが可能です。職業選択の自由が保証されているため、自分のスキルや興味に応じて仕事を選ぶことができ、キャリアの幅が広がります。

5.医療費が基本無料(ただし薬は除く)

カナダの医療システムは、高福祉国家として知られており、永住権保持者は多くの医療サービスを無料で受けることができます。診察料や手術費用、入院費用などが無料で提供されるため、健康面での安心感が得られます。ただし、薬代は自己負担となる場合が多いので、その点は注意が必要です。

6.仕事に受かりやすい

カナダの労働市場では、永住権保持者が優先的に雇用される傾向があります。これは、企業が外国人労働者を雇う際に必要なビザ手続きやコストを回避できるためです。結果として、永住権を持っていることで、就職活動がスムーズに進む可能性が高まります。

7.就労の時間制限がない

一般の就労ビザでは、働ける時間に制限がある場合が多いですが、永住権保持者にはそのような制限がありません。これにより、フルタイムで働くことができ、収入の安定やキャリアの発展に大きな影響を与えます。

8.空港での待ち時間が極めて少ない

永住権を持っていると、カナダの空港での入国審査が迅速に行われます。外国人専用の長い列に並ぶ必要がなく、カナダ国民と同様の扱いを受けるため、入国時のストレスを軽減できます。

9.滞在期限がない

カナダの永住権を持つことで、滞在期限を気にすることなく、自由にカナダに住み続けることができます。これにより、将来的な計画を立てやすく、家族や仕事に集中することが可能になります。

永住権取得と維持に関する注意点

永住権は「5年間で最低730日のカナダ滞在」が必要で、これを満たさないと失効する可能性があります。更新時には滞在履歴の提出が必要で、国外長期滞在や他国での永住権取得などは慎重に行動すべきです。更新手続きの準備も早めに行いましょう。

永住権と市民権の違い

永住権はカナダで暮らし続ける権利ですが、選挙権やカナダパスポートの取得、公務員就任などは認められません。市民権を取得するには、過去5年のうち少なくとも3年の居住や語学力、カナダの歴史・法律に関する知識が必要です。

まとめ

カナダでのワーキングホリデーは、単なる異文化体験にとどまらず、将来の永住権取得への第一歩となる可能性を秘めています。
カナダの豊かな文化や多様性に触れながら、現地での就労経験を積み、ネットワーキングを広げることが、永住権取得への大きな鍵となります。
また、就労ビザへの切り替えや語学力の向上など、計画的に準備を進めることで、カナダでの永住を現実のものとすることが可能です。

カナダは、多くの人々にとって理想的な移住先であり、その魅力は尽きることがありません。この記事で紹介したステップやポイントを参考に、あなたのカナダでの生活がより充実し、将来の永住権取得に向けて成功を収められることを願っています。
ご質問や更なるアドバイスが必要な場合は、いつでもお気軽にご連絡ください。カナダでの新しい一歩を応援しています。

カナダ留学ついて

世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。

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