新型コロナウイルスの感染拡大による影響で昨年から各国が入国制限を行っていましたが、最近ではワクチン接種率も高まり徐々に隔離なしで行くことのできる国が増えてきました。
スマ留でも実際に多くのお客様からお問い合わせをいただいており、中でも費用を抑えながら留学できる国として今人気なのがマルタです!
この記事では マルタのコロナ最新情報や入国条件の詳細、マルタ留学中の注意点についてまとめています。また、最後には実際にコロナ禍でマルタ留学に行ったお客様の体験談も掲載しています。コロナ禍のマルタ留学を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
CONTENTS
マルタ留学は問題なくできます。留学期間により条件や入国後の流れが異なってきますので、詳しくお伝えします。
ヨーロッパはコロナ禍でも留学生の受け入れを行ってきた国が多く、マルタも留学生を受け入れてきた国のひとつです。
以前はワクチン接種証明の提出、提出できない場合はPCR検査の陰性証明または新型コロナウイルスの回復証明書の提示が必要でした。しかし、2022年7月25日以降はマルタの入国制限が解除され、すべての書類が提出不要になりました。
つまり、 現在はワクチンを打たず、PCR検査の陰性証明を出さなくても留学ができるようになったということです。
※2023年10月の情報になります。情報は常に更新される可能性があります。渡航時は必ずマルタ観光局「マルタ入国」をご確認ください。
※ワクチン3回接種証明書を持参している人は、帰国の際の日本到着時検査と3日間の自宅待機が免除されるため、3回接種している人は証明書を持参しましょう。
コロナ禍でもワクチンなしで留学ができるマルタですが、マルタ留学をより楽しむためには、他国にはないマルタ留学のメリット、費用など知っておくと良いでしょう。こちらについては後ほどお伝えします。
マルタに留学するのであればシンプルに2つの方法があります。それは、12週までの「ビザが不要な留学」と、滞在期間が91日(13週)以上の「学生ビザが必要な留学」です。
マルタは12週間以内の留学であればビザ申請の必要がなく、パスポートさえあれば入国ができます。また、13週間以上の学生ビザの場合も、到着後の申請になりますので、日本でビザ申請をする必要がありません。
ビザ | 滞在期間 | 留学の種類 | 申請費用 | 平均申請期間 |
---|---|---|---|---|
観光(ビザなし) | 90日間 | 短期留学 | なし | なし |
学生 | 就学期間 | 中長期留学 | 66ユーロ(約9,000円) | 約3~4週間 |
※2023年10月現在
※学生ビザ申請期間は4週間以上かかる場合もあります。
日本国籍であれば90日以内の留学はビザなしでマルタに留学できます。2022年7月25日以降はワクチン接種証明も不要になりましたので、語学学校と滞在先さえ手配すれば留学できることになります。
※学校、滞在先によってはワクチン接種証明を求められる場合がありますので、事前確認をおすすめします。
ワクチン接種をしていない人でも、急に留学を思い立った人でも留学できるというのがマルタ留学のうれしいところです。
91日(13週)以上の留学の場合、学生ビザの申請が必要です。ほとんどの国は日本での事前申請が必要ですが、マルタは現地に到着してからの申請になりますので、90日以内の留学と同様に準備期間が短くて済みます。
とは言え、出発までに準備する書類は多くなるため、必要書類をチェックし、準備が間に合わないということがないようにしましょう。以下、学生ビザで渡航する際の必要書類と申請の流れになります。
マルタ学生ビザ申請に必要な書類
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準備するものが多いので大変そうな印象を受けますが、日本で事前申請をする必要がある他の国の学生ビザ申請よりはかなり楽です。また、ほとんどの語学学校が申請を手伝ってくれるので、日本で用意できるものを準備さえしておけば問題ありません。
上記の1〜8は日本で準備するもの、9〜11は現地で準備するものです。それぞれ注意すべきことがありますのでお伝えします。
パスポート原本は現地で申請の際に預けるのですが、申請期間が平均3〜4週間かかります。その間はマルタから出られませんので注意してください。
海外旅行保険証は滞在期間すべてをカバーしている英語表記のものが必要です。また、保険の補償額は保険会社にユーロ表記を依頼する必要があります。
保険会社によっては米ドル表記しかできない会社もあり、その場合は、ユーロに計算した額を別紙に記載して提出する必要があります。残高証明も同様にユーロ表記が望ましいです。難しい場合は米ドル表記にしたうえ、別紙でユーロ建の場合の金額表記を準備しておくと良いでしょう。
滞在先と学校の在学証明書(入学許可証)は学校から出発前にメールで送られてきます。在学証明には入学と卒業の期間が明記されているかを念のため確認してください。
学校の通学が始まったら学生証は学校からもらえます。学生ビザ申請書も学校からもらうようにしましょう。
また、申請の直前、もしくは前日にマルタのATMで利用したレシートを求められます。これはマルタで現金をおろすことができるという証明をするためです。マルタとしては現地で現金がおろせない人に長期で滞在させたくないという意味合いにもなります。
クレジットカードの裏に「Visa」や「Cirrus」と記載があり、マルタのATMにも同様の記載があればクレジットカードでもキャッシングできますが、現地でも利用できる「GAICA」などのプリペイドカードがあると便利です。使いすぎも防げてATMも利用できるので、1枚準備しておくのも良いかもしれません。
GAICA:https://www.gaica.jp/lp/ab_11044/
マルタの学生ビザを取得すれば、現地での就労も可能です。以下、就労の条件です。
マルタ学生ビザで就労するための条件 ✔週20時間以内の就労に限る ✔滞在13週以上経過している ✔学校の出席率80パーセント以上 ✔就労許可申請が済んでいる(就労許可申請料230ユーロ) |
オーストラリアやニュージーランドの学生ビザも現地での就労が可能で、入国後すぐに働くことができますが、マルタは入国後13週以上経過していないと働くことはできません。そのため、半年の留学であれば3ヶ月間しか働けないことになります。
3ヶ月間だけ働かせてくれる仕事先はあまり多くないため、マルタで就労を検討する場合は、就労できる期間はどれくらいか、仕事が見つかりそうか、なども考えたうえで申請することをおすすめします。
マルタに留学するなら覚えておきたいのがシェンゲン協定です。シェンゲン協定とはマルタを含むヨーロッパの協定国間で国境検査、入国検査なしで国境を超えることを許可する制度です。協定国間では、ほぼ国内旅行のように移動できてしまうということになります。
<シェンゲン協定加盟国:全26ヵ国> アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン |
イギリス、アイルランドなど一部の国を除きヨーロッパのほとんどの国が加盟していて国境検査なしで移動できるため、大変便利な制度に思えますが、留学の際には注意しなければいけないことがあります。それは、同域内において査証を必要としない短期滞在については 「あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えない」という規定です。
例を交えて解説します。 <例1> マルタ留学前にギリシャへ20日間旅行し、マルタへ入国し、留学スタート。 →マルタ留学ができる期間は70日までになる。理由:シェンゲン協定国に20日間滞在したため。(90日間-20日間=70日間)<例2> マルタ留学12週(約85日間)が終わった後、ヨーロッパ旅行へ2週間行きたい。 →不可。ヨーロッパ旅行は最長5日間まで。理由:シェンゲン協定国間の移動は連続で最大90日間まで。<例3> マルタ留学12週(約85日間)が終わった後、日本へ帰国し1ヶ月経過。シェンゲン協定はリセットされる?(ヨーロッパ周遊旅行に行っても大丈夫?) →ヨーロッパ周遊は不可。マルタ入国後180日経過しないとリセットされない。理由:マルタ入国後、180日間経過しないとシェンゲン協定の期間(「あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えない」)はリセットされない。ヨーロッパ周遊旅行ができるのは、帰国後3ヶ月(マルタ入国後180日)経過後ということになる。 |
国境検査なしでヨーロッパのほとんどの国を旅行できるシェンゲン協定は一見便利なように思えるのですが、留学期間やタイミングによっては逆に足かせにもなることもあります。
留学前後で旅行したい人は、旅行日数も計算に入れましょう。就学中の週末旅行であれば90日間の中でヨーロッパ旅行も可能です。留学期間が長い人は、留学スタート3ヶ月以内での週末旅行を検討してみるのも良いでしょう。
また、旅行の際はその国にコロナ感染症の制限(必要書類)がないかも確認しましょう。
マルタ留学の渡航に際して、出発前・入国後・帰国時の流れと準備するものについてお伝えします。コロナ禍においては出発前だけでなく、入国の流れや帰国時のことも知っておく必要がありますので、それぞれ確認しましょう。
2022年7月25日以降、マルタ留学に関してワクチン接種証明などすべての書類提出が不要になりましたので、コロナ禍前と準備するものは変わりません。
出発前に準備するものとしては、以下の通りです。
91日以上の長期留学の際に準備するものは、すでにご説明した通りになりますので、そちらをご覧ください。
入国に際してワクチン接種証明書の提出は不要になりましたが、レストラン、旅行予約、ホテルなどでワクチン接種証明を求められる可能性はあります。ワクチン接種済の人は英文の証明書を持参することをおすすめします。
語学学校やホームステイなどの滞在先で提出を求められる可能性もありますので、マルタ留学をする人は事前に確認しましょう。
マルタ留学では到着時のPCR検査も、入国後の隔離も必要ありません。マスク着用は推奨されていますが、入国条件ではありません。
マルタは厚生労働省の日本入国時の検疫措置で「黄色」の国に区分されています。
参照:厚生労働省「水際対策」
マルタから日本へ帰国(=日本への入国)の際は、3回のワクチン接種証明書を提出するかしないかによって準備するものが異なります。
≪マルタ帰国時(日本入国時)に必要なもの≫ *全員必須 ✔出国前検査証明書 出国前72時間以内に受検した陰性結果の証明書の提出が必要です。 ✔質問票 質問票への回答はこちら。または「MySOSアプリ」からできます。 必要書類の詳細は厚生労働省「水際対策」をご確認ください。 *3回のワクチン接種証明書がない人 ✔到着時検査 到着時にコロナウイルス検査の受験があります。 ✔誓約書 マルタは「黄色」の国に区分されていて、帰国後3日間の自宅待機が必要です。 ※自宅待機については、厚生労働省「自宅待機が必要な方に守っていただきたいこと」をご確認ください。 日本入国時は、自宅待機の誓約書の提出が必要です。(こちらからダウンロード可能) |
搭乗する航空機の到着予定時刻が、令和4年9月7日午前0時(日本時間)以降の入国者は、水際措置が変更になります。
新型コロナワクチンを3回接種した者は、接種証明書を所持していると帰国時に必要な陰性結果の証明書が不要になります。詳細はこちらをご覧ください。
入国から帰国まで、コロナ禍でもマルタは留学が問題なくできるということが分かりました。
マルタ留学をする際には、他国にはないマルタ留学のメリット、費用も知っておくとよりマルタでの留学を楽しむことができます。
マルタ留学のメリットは以下の点が挙げられます。
1.留学費用が安い(主に授業料、滞在費) 2.ヨーロッパでは物価が比較的安い 3.治安が良い 4.学生ビザが現地申請のため、渡航まで時間がなくても長期留学できる 5.学生ビザで週20時間就労できる(ただし、13週目以降) 6.日本人が少ない 7.ヨーロッパ旅行が格安で行ける 8.気候が温暖で過ごしやすい 9.海がきれい 10.街中に世界遺産が点在していて、徒歩で世界遺産を巡ることができる) |
1〜3. 留学費用が安く、治安もよい
マルタ留学は留学費用が安く、日本人が少ないというのが大きな特徴になります。治安が気になるヨーロッパ諸国の中でも治安の良い国として知られ、安心して留学できるのもうれしいポイントです。
4. 現地で留学を延長できる
学生ビザ申請には、ほとんどの国が日本での事前申請が必要で時間がかかりますが、マルタの場合は現地到着後に申請すれば良いので、渡航まで1ヶ月切っていても留学の延長が可能です。
5〜6. 現地で働ける・日本人も少ない
また、学生ビザで週20時間就労できるというのもメリットのひとつですが、13週以上の滞在以降でないと就労できず、現地で別途申請が必要ですので気をつけてください。
日本人が少ないマルタでは、英語である程度コミュニケーションをとれないと仕事を見つけるのは簡単ではなく、申請料も230ユーロ必要です。申請料が無駄にならないように、就労するかしないかを検討しましょう。
7〜10. 観光地として楽しめる
気候は温暖で過ごしやすい地中海性気候。観光としては、地中海の美しい海に囲まれ、スキューバーダイビングやシュノーケリングを楽しむことができます。
首都バレッタは街自体が世界遺産に登録されていて、ほかにも聖ヨハネ大聖堂などの世界遺産があり、ヨーロッパの歴史を感じることができます。街の面積は淡路島くらいのため、世界遺産観光を徒歩で散策しながら楽しむことも可能です。
マルタ留学の費用総額(授業料・滞在費・航空券・保険含む)は概算で以下の通りです。
期間 | 費用(総額概算) |
---|---|
1ヶ月 | 約30~50万 |
3ヶ月 | 約60~100万 |
半年 | 約100~180万 |
1年 | 約200~250万 |
カナダやオーストラリアであれば1年の留学で少なくとも総額300万以上、アメリカやイギリスであれば350万以上はかかりますので、留学費用は3分の2以下、プランによっては半額程度におさえることも可能になります。
ただし、夏の繁忙期はご注意ください。サマーシーズン(主に6〜9月)のマルタ留学は繁忙期料金が適用され、各語学学校の授業料・滞在費が高く設定されています。夏は航空券代も高くなり、夏の短期留学に限っては、ほかの国の留学とあまり費用が変わらない場合があります。
ここからは実際に”withコロナ時代”にマルタに留学を実現した方のリアルな体験談をご紹介します。
今後留学を検討されている方はぜひ参考にしてみてください!
美しい地中海に囲まれたマルタは島国で、マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの島と2つの無人島からなります。イタリアにあるシチリア島から船で約2時間の場所にあり、地中海の中央に位置しています。1年を通して温暖で過ごしやすく、リゾート地としても有名です。
面積は東京23区の半分程の小さな島国ですが、その中には美しい地中海はもちろん、ヨーロッパの街並みまで多くの絶景が詰まっています。
マルタはイタリアや中東の文化の影響を受けていますが、小籤などについては独自の進化を遂げています。ウサギの煮込みや海に囲まれているマルタならではのシーフード料理などが代表的です。
物価は日本よりも少し安いです。特に食材などの物価が安く、お店で売っているパンは日本円にして30円かからないものもあります。しかし、レストランなどでの外食は少し高めにつく場合もあります。なるべく費用を抑えたい方は自炊を心掛けるようにしましょう。
1年中温暖な気候ですが、特に6月~9月中旬にかけてはサマーシーズンで日差しも強く30℃を超える日もあります。寒暖差が激しく、雨が降ると気温が下がるので軽く羽織れる上着や薄手のセーターを持っていると便利です。
マルタには電車が走っておらず、遠出する際にはバスを使う必要があります。一回につき190円ほどの料金が必要で、シーズン中だと250円ほどに値上がりするのが特徴です。
また、マルタは日本と同じ左側通行なので、レンタカーを借りて移動するときも安心です。車も右ハンドルなので運転しやすいです。
2022年7月25日以降はマルタの入国制限が解除され、すべての書類が提出不要になり、マルタへの留学が一気に行きやすくなりました。
3回のワクチン接種証明書の提出がない場合は、到着時のコロナウイルス検査の受検や3日間の自宅待機がありますので、3回のワクチン接種を受検済の人は持参するようにしましょう。
コロナ対策に関する入国・出国の条件は日々変更する可能性がありますので、本記事を参考に、渡航時は最新のマルタ観光局や厚生労働省のサイトを確認し、万全の準備でマルタ留学を楽しんでください。
まだ知る人が少ないマルタ島にあるマルタ共和国は、シチリアの南、北アフリカのとの間に位置する「地中海のヘソ」ともいわれる小さな島国。 その立地でありながら公用語の一つが英語であることは珍しく、マルタ島留学は英語留学の穴場スポットです。 マルタ島はイタリアの南に位置し、ヨーロッパ各地へのアクセスが良好なことも魅力の一つ。 異文化交流、重層的な歴史、紺碧の地中海、年間通して温暖な気候、海の幸をふんだんに使った地中海料理、 マリンリゾートののんびりとした時間、良好な治安など語りつくせないほどの魅力がつまったとっておきの島、それがマルタ島です。