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大学の生活にも慣れて毎日同じような生活をしていた時に、このままではダメだと感じ、何か新しい事に挑戦しようと思いました。フランス語を学ぶにつれ、フランス人の先生と話す機会が増え、フランス人・フランス文化にすごく興味を持ち、フランスに行ってみたい、直接肌で触れてみたいと思うようになりました。そのためにはどうすればいいかを考えた時に出た答えが、「留学」でした。
ただ単純にフランスが好きだったからです。フランス語圏のモントリオールなども考えましたが、「生きたフランス文化」を知る為には、フランス以外当てはまらないと思い、フランスに決めました。
自分次第で何でも挑戦できることです。自分の語学力次第で、さまざまな活動が出来るようになります。積極的に行動をしなければ、学校と滞在先の往復をするだけの毎日になってしまうので、必然的に行動力が身に付いてきます。多くの人と関わることで価値観や自分の強みを知ることができました。

「美」は、観光地、世界遺産など有名な場所が数多くあり、どこを見渡しても街並みが本当に素敵です。カフェのテラスでコーヒーを飲む人、フランスパンをリュックに刺して歩く人…、異国にいることを常に感じさせてくれます。
「食」は、何を食べてもおいしいのですが、フランス人は食事にすごく気を遣います。家の食事でも、すべての料理が机の上に並ぶことはなく、コース料理のように一皿ずつ出てきます。私のステイ先はサラダ→メイン→チーズ→デザートという順番で、毎回デザートも手作りでした!メイン料理に合うよう、ワインも毎日異なるものでした。
最後に「愛」ですが、フランス人は凄く家族を大切にします。家族でいる時間を必ず作り、街を歩いていても老夫婦が手をつないで歩いているのをよく見かけますし、日曜日はお店が閉まっていることが多いので、家族でのんびり過ごすことが多いんです。とても素敵な文化だなぁと感じました!


日常会話もほぼ出来ず、挨拶くらいしか出来ませんでした。コミュニケーションを取ることももちろん難しかったです。。

人と話すこと。これに尽きると私は強く思います。留学当初は図書館に入り浸り勉強をしていましたが、正直自分でわかるほど語学力は上がりませんでした。このままではダメだと勉強方法を変えようと思い、フランスでしかできない事を考えた時にすぐに浮かんだのは「フランス人と話すこと」でした。学校にいるときはもちろん、授業後も出来るだけ日本人以外の人と常にいるよう心掛け、フランス語に触れる時間を多くとるようにしました。最初は本当に大変でしたが、すぐに自分でもわかるほど語学力は伸びました。私は筆記は出来ていたので、アウトプットに時間を使ったのは結果としてすごくいい判断となりました!

日本でも行われていますが、Beaujolais nouveau(ボジョレー・ヌーヴォー)のパーティーの日が1番思い出に残っています。11月の第3木曜日にボジョレー地区でその年に収穫されたブドウを使った新酒が解禁になり、ほとんどの店でボジョレーを飲むことが出来ます。私はホームステイ先でこのパーティーをしました。ご近所さんが大勢集まり、種類の違うボジョレーを持って家に集まるんです。この日をきっかけに人脈が広がり、素晴らしい経験が出来ました。10名ほど家に集まりましたが、もちろん私以外は全員フランス人で。フランス語も流暢に話せない私なのに、「ここにいるならあなたも家族よ」と言ってくれたり、その日から週末に一緒にスポーツをしたり、お勧めの観光地へ連れて行れたり、凄く良い経験をさせてもらいました。マザーが常に凄く私の事を気にかけてくれて、「あなたはいつも頑張っているから、私もあなたが素敵な経験が出来るよう手伝うわ」と言ってくれたことは忘れません。留学からもう5年以上が経ちますが、今でもファミリーとは連絡を取り合っています。このような関係が作れたことは私にとって財産となりました。