CONTENTS
オーストラリアでの留学を考えている人はいろいろな悩みがあるでしょう。例えば、お金は大丈夫なのか、帰ってきた後仕事は見つかるのかなど様々です。
オーストラリアに社会人留学をするメリットやデメリットを提示して、オーストラリアの社会人留学について考えてみます。
また必要な費用を知ることも大事です。オーストラリアでの留学費用を負担する方法も合わせて見てみましょう。
オーストラリア留学に必要な費用の詳細はこちらの記事でもまとめていますので、オーストラリア留学にご興味のある方はぜひ合わせてご覧ください。
オーストラリアに社会人留学をするメリットを紹介します。どのようなメリットがあるのでしょうか?
オーストラリアでは、語学学校や大学、専門学校で英語の学習ができます。
ビジネス系の資格を取得することもできキャリアアップに繋げることができます。
どのような資格を取ることができるのか表にまとめてみました。
取得資格 | 生かせる職業など |
児童英語教師 | 英語教師や保育園など |
ケンブリッジ検定 | 英語を生かす仕事 |
TOEIC | 外資系企業の就職に有利 |
NATTI | 通訳や翻訳 |
ウェディングプランナー | ウェディングプランニングなど結婚式関係の仕事全般 |
オーストラリアで語学留学と言ってもいろいろな資格を語学勉強と同時に取ることができます。
ケンブリッジ検定は英語圏外の国用の英語の免罪符のようなもので、ケンブリッジ大学が作った資格です。オーストラリアではメジャーな資格で、これから世界的に広まっていくでしょう。
TOEICはオーストラリアの語学留学のコースになっていることが多く、外資系企業の就職に有利なだけでなく、帰国後の履歴にも記載できる資格です。
NATTIはオーストラリア公式の通訳技術者資格のことで、この資格を取って通訳士や翻訳家といった仕事に就く人も多いです。
オーストラリアでは結婚式にも力を入れており、海外で結婚式を挙げる人のサポートの人材も育成しています。
その他にはオーストラリアは美容先進国でもあるので美容関係の資格取得も人気です。
このように語学留学をしながら資格を取ることができる点は大きなメリットです。
オーストラリアには「多民族文化」が根付いており、いろいろな国からの移民を受け入れて発展しています。そのため、大都市を中心にヨーロッパ、アジアなど様々な国籍を持つ人が生活を共にしています。特にシドニーは国内でも有数の多民族が生活している街で、アジア系から黒人、白人と街を様々な人が行き交いします。
異文化に触れることで自分の視野が広がるなど、様々なメリットを得ることができます。
日本はストレス社会で、時間に追われて生きている人が多いです。日々の生活に四苦八苦して見えないストレスを貯めています。
オーストラリアは自然も豊かで、エアーズロックなど時が止まったかのような大自然を感じられる場所が各地に点在しています。
また愛くるしいコアラやカンガルーなどの動物と触れ合いができるような施設もあります。
オーストラリアに留学することで体と心を休めることができるでしょう。
オーストラリアは銃の規制も厳しく、欧米と比較すると治安が良いです。
また他民族を受け入れる習性がついているため日本人にも寛容です。
海外からの留学生を受け入れる環境が整っており、過ごしやすいのがメリットです。
オーストラリアに留学するメリットに対してデメリットはどのようなものでしょうか?デメリットを細かく見ていきましょう。
多くの場合には現在の職を辞めて留学をします。したがって職歴に空白期間ができてしまいます。
場合によっては帰国後に再就職をすることが困難になるケースもあるでしょう。
留学をして資格を取れたなら一番良いですが、資格を取らなかった場合でもきちんと話すことが大事です。
面接では多くのケースで尋ねられますので、何をやっていたのかをしっかり答えられるようにしておきましょう。
仕事を辞めたり休職をしたりする必要があるので、収入は減ります。
一方で学費はかかり、滞在費用等を考えると貯金を切り崩さないといけません。
ワーキングホリデービザを活用し、働きながら語学留学を行うことも視野に入れておきましょう。
オーストラリアへ社会人留学をする人におすすめのプログラムを紹介します。おすすめするプログラムとその根拠を詳しく見てみましょう。
日本とは違い、オーストラリアでは大学に入って就職した後、更なるキャリアアップのために大学院に通うことも珍しくはありません。これを利用して、オーストラリアの大学や大学院に通って専門的な資格を取ることができます。
英語熟練度を測るIELTSスコアが6.0以上必要なレベルと、大学院の中には大学を卒業してかつ就職をして数年経つことが条件の場合もあります。
大学院に入ることができれば博士の道へ進むことも可能ですし、キャリアの一環としてプラスになることは間違いありません。
大学の場合にもTOEICの資格に挑戦し、合格すると帰国後はキャリアアップに繋がるので再就職にも有利です。
オーストラリアの留学では2週間ほどの短期留学で語学学校に通う方法もおすすめです。会社の有給休暇などを活用し、その間に英語スキルを磨くことができます。
短期でも集中的なプログラムでみっちり英語を鍛えることが可能です。
特に語学学校においてはTOEIC資格取得を目指すコースや、短期留学をしてその補習をオンラインで行う学校もあるなど工夫をするとキャリアップを目指せます。
さらに、短期留学ならホームステイで英語漬けにするのがおすすめです。
朝から晩まで生きた英語に包まれて生活すると、英語が自然と身について来るでしょう。
オーストラリアの社会人留学のプランとしておすすめしたいのが、趣味や専門分野での資格取得を一緒にしてしまう方法です。
オーストラリアは美容先進国でもあり、ネイリストやビューティアドバイザーなどを取得すると世界で通用する資格になるので、帰国後にキャリアップが狙えます。
またバリスタの資格はカフェなどを営業したい人や、カフェなどで働きたい人には最適で、本場のオーストラリアで鍛えた腕は世界のどこへ行っても通用します。
アロマセラピーの資格はオーストラリアで取っておくと、帰国後にキャリアアップが狙えます。
専門学校に通いながら資格取得プログラムが受けられて、自身のスキルを磨き将来的に夢を叶える手助けになるでしょう。
現地で働きながら語学の勉強をできるおすすめの方法が、ワーキングホリデープログラムへの参加です。
仕事は以下のようなものがあります。
挙げるとキリがありません。中には日本人だけを募集している仕事もあり、英語力がそれほど求められないケースもあります。
ワーキングホリデービザは通常1年間取得できますが、特定の仕事を3ヶ月以上続けるともう1年延長できます。その特定の仕事とは以下の5つです。
フルタイムで換算して3ヶ月に達するか、88日間の労働が証明され申請するともう1年オーストラリアに滞在することが認められます。
オーストラリアの社会人留学に必要な費用を算出します。どのくらい見積もっておけば良いのでしょうか?
項目 | 費用の目安 |
出発前にかかるパスポートなどの費用 | 6~15万円 |
学費 | 72~280万円(年) |
居住費 | 50~176万円(年) |
生活費 | 4万3,000~11万5,000円(月) |
交際費 | 5,000~3万円(月) |
渡航費は片道7〜13万です。これに荷物の超過分などがかかります。
パスポートの手数料は20歳以上から発行できる10年間有効なもので16,000円かかります。
ビザは観光ビザで手数料1000円と安く、ワーキングホリデービザだと440豪ドル(約34,000円)かかります。
教育機関に支払う費用は、短期語学留学の場合には1ヶ月6~20万円程度です。
大学の場合には入学金込みで年間でで100~270万円かかります。
大学院の場合には140~280万円かかります。
それ以外に教科書・教材代などが数千円必要です。
居住費としてホームステイなら年間96~176万円が相場で、寮なら年間50~160万円、シェアハウスなら50~100万円かかります。
自分でアパートを借りた場合には、シドニー郊外のワンルームでも月に12万円を越えてきます。日本よりも家賃相場は高めです。
食費は自炊を中心にすると月に2万円程度で済みます。安い大型スーパーなどが多く、日本と相場はあまり変わりません。外食が中心だと9万円程度、ファストフード店なども多くあり、日本と比較すると3割~5割高いです。
テイクアウトやフードコートなどを使用すると食費はいくらか抑えられます。
光熱費は月に5,000円〜1万円、夏の時期になるとクーラーが入り月に1万円以上かかることも。
交通費は月に5,000円ぐらいで、郊外からの移動だと月に1万円程度かかります。
シドニーではオーパルカードというチャージ式のカードだと電車とバス、フェリー、ライトレールに割安で乗れます。これで日曜日にシドニー市内を移動するなら2.8豪ドルでシドニー市内どこにでも行けます。
通信費は月に3,000~5,000円ぐらいです。
観光での移動費はLCCを利用するとシドニー・メルボルン間は約5,000円超です。
カフェやレストランは日本よりやや割高で、カフェで1杯コーヒーを飲んで休憩すると400~500円です。レストランで外食すると1,600~2,000円が相場。
バーで1杯お酒を飲むと700~800円、映画を観に行くのに1,000~1,300円です。この辺りの値段は日本とあまり変わりませんね。
オーストラリアの社会人留学の費用が足りない場合にはどうしたら良いのでしょうか?大きく分けて3つの方法がありますので、それぞれ詳しく見てみましょう。
留学エージェントはどの学校を選んでも同一価格のところなどメリットが大きく、エージェントによって費用が違う点があるので慎重に選ぶと良いです。特に手数料などを取らない場合には、入学金に含まれていると判断すると良いです。
サポート面が充実していることや、選びやすい点、分かりやすさなどが良い留学エージェントの条件です。
スマ留は24時間365日サポート体制があり、国と滞在期間を選ぶだけで料金が分かるので選びやすいです。さらに金額も明瞭なことから多くの留学生に選ばれています。
大学や大学院を留学先に選んだ場合には奨学金制度を受けることができます。
中には返済型不要の給付型の奨学金制度があります。一例を挙げます。
オーストラリアエンデバー奨学金 | |
エンデバー大学院奨学金 | オーストラリアで大学院に進学したい人 |
エンデバー研究フェローシップ | 日本の大学院博士課程修了(博士号取得者)
オーストラリアの大学院で短期研究を行いたい人 |
エンデバーエグゼクティブフェローシップ | オーストラリアの企業や団体で短期研修を行いたい人
企業に所属している経験があり、そこから推薦を受けられる人 |
エンデバー専門技術奨学金 | オーストラリアの専門学校に進学したい人 |
これはオーストラリアの国が行っている奨学金制度です。語学留学に関係する点だと上のエンデバー大学院奨学金・エンデバー専門技術奨学金が相当します。
最終学歴も不問で、審査をして大学院に通ると給付型の奨学金が受けられます。
エンデバー専門技術奨学金では授業料が年間上限1万3,000豪ドル(日本円で約110万円)と生活費として3,000豪ドルが支給されます。
日本国内では自治体によって給付型の奨学金を行っているところがあるので、探してみましょう。
またこちらの記事で、社会人向けの奨学金を紹介していますので、留学をお考えの方や留学費用にお悩みの方は、ぜひこちらもご覧ください。
滞在費をできるだけ抑える方法を考えておかないといけません。具体的には次のような方法があります。
特に滞在が長くなればなるほど滞在費を抑えることが大事です。
ワーキングホリデービザの場合には1年間学校に通いながらオーストラリアで働くことができます。
家賃相場の高いオーストラリアでは、滞在にはシェアハウスを利用するのがおすすめです。家具も揃っており、日本での引っ越しほど面倒ではありません。
もし心配や不安な場合にはホームステイを選び、現地に慣れた頃にシェアハウスを探す手もあります。
オーストラリアの留学はきっとかけがえのない思い出になるでしょう。語学を身に着けるのはもちろん友人などの交流関係の広がりや、視野を広げて国際的に活躍できるスキルを身に着けられます。資金計画をしっかりと立てて、利用できるものは利用し、世界への扉を開けてみましょう。
今回は、オーストラリアに社会人留学するメリットやデメリットなどについてご紹介致しました。
合わせて、社会人留学の概要についてはこちらの記事でまとめておりますので、社会人になってからの海外渡航をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。
オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。