CONTENTS
カナダは高校生の留学先として人気のある国の1つです。
治安がよく親も安心できること、成績の優秀さや語学力の高さに関係なく留学できること、費用の安さなど、カナダ以外の国に留学することと比較してもメリットが多いのです。
高校生でカナダへの留学を考えているのならば、まずはカナダ留学への情報を集め、親御さんに納得してもらう必要があるでしょう。
この記事では短期留学する場合にカナダでできることや、高校生でカナダに留学するメリット、カナダ留学に必要なもの、留学でよくある失敗など、カナダに留学するうえで必要なことを紹介します。
カナダ留学するという夢を叶えるため、少しずつ準備を始めていきましょう!
日本の学校に通いながら、夏休みや冬休みといった長期休みを有効利用して短期留学したいと考える人も多いと思います。限られた時間の中で、どのような経験を積むことができるのかみていきましょう。
長期休暇を使った語学学校への短期留学は、1週間から体験できます。日本とは違い1日中英語漬けの生活の中で、本格的な英語を勉強しましょう。
なにより留学で語学学校に通うことの魅力は、その環境です。世界中の同世代の子どもたちが1つの教室に集まって勉強をします。その刺激的な環境の中で、英語学習に対するモチベーションは自然と高まるでしょう。
また先生がネイティブスピーカーなので、もちろん授業も質問も会話もすべてが英語です。授業形態は先生によってさまざまですが、グループディスカッションなどがある場合には、「聞く力」だけではなく「話す力」も必然的に向上します。
1週間程度の短期間では、正直なところ大幅な語学力アップは難しいかもしれません。しかし英語に対するモチベーション、そして異文化コミュニケーション力は確実にアップします。その経験は、日本に戻った後も大きな財産となって手元に残るでしょう。
語学学校での座学や課題などインプットの多い学習だけでは物足りない…という人は、観光地でのアクティビティをプラスすることをおすすめします!。
英語をアウトプットする実践的な経験を組み合わせれば、英語の上達もいっそう早くなるはず。保育園でのボランティアやカルチャー体験、サマーキャンプなど様々なアクティビティの中から、自分が興味のあるものを組み合わせましょう。
例えば冬休みにカナダへ留学するのならば、自然を楽しむアクティビティとしてスノボやスキーを取り入れてもよいかもしれません。
もちろん日本とは異なる雄大な冬景色を楽しむことができます!
それだけではなく、リフト券の買い方やわからないことへの質問を英語でしなければいけない環境に身を置くことができるので、必然的に英語を実践する場が生まれます。
部屋にこもっているだけではなく、現地在住のカナダ人と触れあうこともとても大切です。
留学を考えるのなら、どのような経験を積みたいのか目的を明確にしましょう。
語学学校に通うことだけが目的でオンオフの時間をハッキリさせたいのならば、1人部屋がある寮に宿泊するのがよいかもしれません。
しかし異文化経験を積みたいという目的が大きい場合は、ホームステイやルームシェアを経験してみるのもよいでしょう。
ルームシェアをすれば、同世代の留学生とのつながりができます。勉強を教えあったり休日に一緒に買い物に行ったりもできるかもしれません。またホームスティならば、第2の家族をカナダにつくることが可能です。
後悔しないよう、宿泊先の選定は日本にいるうちから考えておくとよいです。
「留学など、まだ早い」と親御さんに言われる可能性があります。そこで、高校時代に留学するメリットとは何なのかをみていきましょう。
若いうちは言語の吸収が早いといわれています。カナダ留学ではすべての時間を英語で過ごすので、必然的にネイティブの英語表現や発音が身につきます。
日本で学ぶ”テストのための英語力”と、ホームスティ先や語学学校で学ぶ”活きた英語力”はまったく英語の質が異なります。留学で求められる英語力は、「相手の話していることを理解する」ことと「自分から英語で発信する」ことです。
頭の中で日本語を英語に置き換えてから発信するのではなく、自然と口をついて出る英語の数が飛躍的に増えるでしょう。
若いうちは、環境に対する柔軟性があります。
異文化の中に飛び込んでもそれを受け入れていく力があるのです。
語学学校に入ればカナダ人だけではなく、世界各国から勉強に来ている人たちがいます。異文化の中で生活することで、それまで当たり前だと思っていた自分の常識が変わっていきます。
また親元を離れて過ごすので、身の回りのことは自分でやらなければなりません。分からないことが出てくれば、積極的に質問しなければ疑問はそのままになってしまいます。
日本にいては実感できない文化や考え方の違う環境に身を置くことで、また家族と離れて生活することで、自分自身を大きく成長させることができるでしょう。
学校内での銃乱射事件など、海外で悲しい事件がまれに起きます。留学するうえで、治安の良し悪しは重要です。
カナダは隣国のアメリカと異なり、銃の所持は違法です。そのため凶悪犯罪は少なく治安が良いため、留学先として人気があります。
また海外で生活すると、環境の変化や生活習慣の違いで体調を崩しやすいものです。しかしカナダの気候はおおむね日本と似ていて過ごしやすく、医療先進国で病気になったとしても安心です。
治安の良さや病気になったときの安心感など、自分自身の身の安全を確保できるのがカナダという留学先です。
語学力をどの程度身につけておけばよいのか、費用や持ち物はどのようなものがあるのか、初めての留学は心配がつきません。ここでは高校生のカナダ留学に必要なものをみていきます。
カナダ留学では、特に英語力を指定されることはありません。しかし留学エージェントを使用すればある程度のサポートは受けられますが、現地の語学学校やホームステイ先での日常会話はすべて英語です。
日本語のテキストが配られることも、説明が入ることもありません。そのため、ある程度の英語力が必要です。
必要とされる英語力は、英検ならば準2級程度。これは英語のドラマを観て話の内容が漠然とわかる程度です。
またリスニングに加え、自分が考えていることを相手に伝える力も必要です。自己紹介程度はできるようにしておきましょう。
英語が通じることで、留学期間を充実したものにすることができます。留学で自分自身の成長を望むのならば、日本にいるうちにある程度の英語力をつけておいたほうがよいです。
留学には渡航費の他に、さまざまな費用がかかってきます。留学を考えたのならば、次に留学するための資金を準備しなければなりません。
カナダ留学するためにかかってくる費用には、授業料、入学金、教材費、滞在費、安全サポート代、諸経費などがあります。
最も安価なコース(ホームステイ・1泊2食付)の1週間から4週間までの費用をみていきましょう。
留学期間 | 費用 |
1週間 | 約10万円 |
2週間 | 約15万円 |
3週間 | 約19万円 |
4週間 | 約23万円 |
表にまとめた費用は、あくまで参考です。たとえば留学前でも、オンライン英会話や英会話教室などに通う予定があれば、その金額を考慮しなければなりません。
また留学先でさまざまなアクティビティをしたければ、その分の費用がかかります。渡航費や、人気のあるシーズンならば追加料金も用意が必要です。
自分がなにをしたいのかを具体的に考え、多めに費用を用意しておきましょう。
海外へ出るのなら、必要になるのがパスポートです。パスポートの申請は平日のみで、手元に来るまでに1週間程度かかります。余裕をみて早めに申請をしておきましょう。
ビザに関しては、留学期間が6ヶ月以内ならば特別に申請の必要がない「観光ビザ」です。条件に当てはまる場合、パスポートのみでカナダに滞在できます。
またカナダの高校に通うのならば「学生ビザ」を準備しなくてはなりません。学生ビザは、申請から取得までに1ヶ月程度かかります。「出発予定日までに、学生ビザが間に合わない」と、焦ることのないように気をつけてください。
カナダ留学でよくある失敗を知っておけば、自分自身が同じ失敗を起こさないように気をつけることができます。ここでは3つのよくある失敗例をお伝えします。
英語のテストで良い成績を取るのと、実際にコミュニケーションツールとして英語を使うことはまったく異なります。そのため英語の成績がよいからと自分の英語力を過信していた人が、実際の会話がうまくいかずに落ち込むことがよくあります。
通える機会があるのならば、日本にいるうちに英会話教室に通ってみましょう。英語が上達するのに加えて、外国人と話すときの緊張を緩和することができます。
また、海外のホームドラマや映画などで英語を耳にするのもよい訓練になります。リスニングはすればするほど耳が慣れてきますし、慣れてきたら会話に登場する英語を口ずさんでみてください。
英会話の練習は、留学する際の自信と力になります。
「留学すればなにかが成長する」というのは間違った認識です。価値観が広がったり意識が変わったりするのは、留学先での自分の行動次第です。
「英語が話せないから」と部屋にこもってばかりでは、英語の上達もしなければ外国人との交流もありません。だらだらと過ごすのではなく、目標を決めて積極的な行動を心がけてください。
もしも自信がないのならば、日本にいるうちからアクティビティの予約を入れておくとよいでしょう。集団で行動するようなサマーキャンプや、保育園でのボランティアならば、引っ込み思案ではいられません。
目的を持っているからこそ、達成感と感動を留学から得ることができるのです。
海外で同じ日本人を見つければ、話をしたくなるのは当然です。留学で語学学校に入れば、そこには世界中から来た同世代の人たちがいます。もしかしたら、同じクラスに日本人がいるかもしれません。
ただ、話しやすいからと日本人ばかりと日本語で話をしてしまい、英語力が身につかなかったと後悔することがないように気をつけてください。
また異なる言語で話していれば、他の人は会話に入りにくいものです。日本語を使っていれば、現地での友達はなかなか増えづらいです。
せっかく海外にいるのだから日本人同士で一緒に行動せず、現地でできた友人と行動するよう心がけましょう!。
海外では日本での常識が通じないことがあります。留学前にあらかじめ知っておくべきことをみていきます。
カナダの高校と日本の高校では、システムがだいぶ異なることを頭に入れておくとよいです。
日本では学期が4月から始まり3月に終わりますが、カナダでは9月に始まり翌年の6月に終わります。前期と後期に分けられることが多いですが、統一はしていません。まれに3学期がある学校や、通年開講している学校もあります。
これは日本と異なり、学校制度が統一していないためです。教育制度は州によって変わりますが、どの州も基本的に教育に力を入れています。
カナダでは英語だけではなくフランス語が公用語となっており、州によって英語だけではなくフランス語を授業で使う学校もあります。留学先がどのような言語を使用しているのかは、前もって調べておくとよいでしょう。
また飛び級もあるので、卒業は人によってタイミングが異なります。
留学する前に家族と話し合っておかなければならないのは、留学の種類です。カナダ留学には「経験留学」と「進学留学」の2種類があります。
留学の種類 | 特徴 |
経験留学 | 1学期や1学年のみ高校生活を経験する短期留学。帰国後はカナダでの単位を認めてもらえれば、同じ学年に戻ることができ、認められなければ留年扱いになることも。 |
進学留学 | 日本へ帰国せずにカナダの高校を卒業することを目標とした留学。 |
まずはどちらの留学スタイルを希望するのか考え、家族と話し合いましょう。
経験留学であれば、留学エージェントを活用することで手続きなどを軽減できます。
>スマ留の案内へつなぐ
カナダ留学のデメリットとして挙げられるのが、留学費用の高さです。日本では高校の授業料無償化により、授業料の負担が大幅に軽減されました。
しかしカナダに留学すれば、公立校だとしても学費は自費となります。どれくらい費用がかかるかというと、授業料だけで年間100~150万程度です。
またかかる費用は授業料だけではありません。食費や居住に関わる費用、通学費、教材費など生活費が必要になります。
授業料と生活費を含めると、年間200~300万円程度は準備しておきましょう。高額な費用をかける価値がカナダ留学にあるのか、自分だけではなく家族としっかり話し合いをすることが重要です。
またそれだけの費用がかかっているという自覚があれば、留学先での時間を無駄にせず積極的に活動することができるかもしれません。
さまざまな留学先の中でも、カナダは治安もよく教育に力を入れていて、英語を母国語としない外国人でも留学しやすい環境です。
しかし学費は高く、単位が認められず留年してしまう可能性があることも頭に入れておかなければなりません。また「留学=成長」ではなく、自己の成長は、現地での自分の行動次第です。
メリットとデメリットを考えたうえで、それでも挑戦してみたいなら留学の準備をスタートしましょう。留学経験はこれまでの価値観を覆すような、素敵な経験となるはずです。
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。