昨今では一口に留学といっても、ITスキルを身につけることを目的にしたIT留学をする方も少なくありません。英語とITスキルを同時に学ぶことができる!とはいっても、内容としては日本でも勉強できるものだと思う方も少なくないのではないでしょうか。なぜわざわざ留学をしてITの勉強をする必要があるのでしょうか。
今回の記事では、IT留学をするメリットや、留学先としておすすめの国などをご紹介していきます。まずは、IT留学のメリットなどについてからみていきましょう。
CONTENTS
IT留学とは、海外で語学力を向上させながらITの専門スキルを身につけることができる留学です。エンジニアやデザイナーを目指す方が、就職を有利にするためにIT留学をするケースが多いようです。
IT留学のメリットとして、語学力と専門スキルを身につけることができることや海外に就職できる可能性が上がる、就職先が多くなることなどがあげられます。
IT留学では、日本より優れた開発環境の構築技術やPHPなどの専門スキルと同時に、語学力を向上させることができます。昨今IT業界では人手不足のために海外の企業に一部の業務を委託することも多く、そうした事情から海外の企業に連絡をとる際に語学力が役立ちます。また、海外での就職を目指すのであれば、留学は大きなきっかけになるかもしれません。
一方で、IT留学では日本より優れた専門スキルを学ぶことができるものの、日本でITを学ぶ際に比べて費用が圧倒的に高くなってしまいます。また、日本に比べて海外はネット環境や治安がよくないため、ネット環境の対策や防犯対策が必要になります。
IT留学は費用が非常に高いといわれています。ですが、アジア圏での留学であれば比較的費用が安く済むうえ、アメリカなどにも負けていない、むしろそれ以上ともいわれるほどのIT技術を持つ国もあります。この章では留学先のおすすめとして、フィリピン、インド、フィジーについてご紹介していきます。
フィリピンは、留学費用が安い国として有名です。また、日本との時差が少なく、日本人にとって生活しやすい国といえるでしょう。
フィリピンの授業は一度に受ける人数が少ないことが特徴で、集中して教えてもらえる分、語学力や専門知識が伸びやすいという特徴があります。また、IT留学できるセブ島は観光地としても有名ですので、オフの日には思いっきり羽根を伸ばしてみてもよいかもしれません。
インドのIT業界は驚くほどの急成長をしています。ITを学ぶ環境も非常によく整っており、新たな技術者の育成に積極的です。インドでは基本的に1対1で授業をするため、速く、効率よく学習することができるでしょう。さらにインドのIT留学は、プログラミングやアプリ開発など学べる分野が幅広いというメリットがあります。
フィジーのIT留学では、学校内で母国語の禁止ルールが設けられているスクールも少なくありません。母国語が禁止されているため、自然と英語を使っている時間が増え、英語の上達が速くなるでしょう。また、フィジーは比較的治安がいいといわれていますので、余計な心配はせずに勉強に集中することができるでしょう。
IT留学が終わった後は、現地就職や日本の企業に就職、フリーランスという進路があります。この章では、IT留学後の進路についてご紹介していきます。
IT留学を経験してから、現地にそのまま就職する方もいます。留学中に語学力と専門スキルを身につけているため、現地就職をしても困ることはないでしょう。現地で就職する場合は求方サイトを利用したり、インターンで働いていた企業に就職するケースが多いようです。
日本の企業に就職する場合は、IT留学で学んだ専門スキルや経験をアピールすることが重要です。留学で学んできたスキルが企業にとって必要なスキルであることや、語学力を生かして海外の企業と連携がとれることなどをアピールしていくとよいでしょう。
フリーランスとは、企業には所属せず、自分で案件を獲得して仕事にするという働き方です。昨今広がっているこの働き方は、留学の経験を大きく活かすことができる働き方だといえます。
フリーランスとして働く場合、自身でリサーチしたり、紹介会社を通してもらうことで案件を探します。その場合に日本での仕事だけでなく、海外に関する案件もこなせるようになれば、仕事の幅は大きく広がり、収入をより安定させることもできるでしょう。
また、企業にとどまる必要がないフリーランスであれば、どこにいても仕事をこなすことが可能です。留学をしながら仕事をすることも可能なので、働き方の選択肢はさらに大きく広がることでしょう。
IT留学で効率よく成長するには、大切なことがあります。それは、効率よく成長するポイントを知っておくことです。
現状プログラミングの知識がない方でも、IT留学にいくことは珍しいことではありません。最初は別の職についており、全くITについての知識がなかった方が、IT留学を経て転職することもあるようです。
ですが、それでも知識がない状態で授業を受けるよりは、元から理解できている部分が多ければその分成長は早くなります。とくに学習する分野について経験のない方ほど、事前の予習が必要になるでしょう。
また、IT留学ではたしかに英語力をあげることもできますが、事前に勉強をしておくことが重要です。IT留学の授業は英語でおこなわれます。そのため、基礎的な英語力がないと授業についていけないかもしれません。留学前には最低限必要な英語力を身につけておきましょう。
IT留学を実のあるものにするためには、目標を設定するのが大事なことです。目標がない状態で授業を受けても、身につくことが少なくなります。また、IT留学は英語とITの両方を学ぶため、どちらの勉強も両立することが大切です。英語とIT知識を効率的に学ぶためにも、目標を設定しておきましょう。
IT留学をする際は、留学エージェントを利用することをおすすめします。留学エージェントは、情報量が多かったり、留学に関するサポートを受けられるなどのメリットがあります。
留学エージェントは、留学する国や学校の情報を多く持っています。仕事として現地のことに精通している留学エージェントの情報は、非常に信頼できるものです。留学エージェントを利用することで、自分で調べるよりも早く、確実に役立つ情報を手に入れることができます。
また、留学エージェントは、学校や滞在先への手続き、ビザの手続きなどのサポートをしてくれます。学校やビザの手続きはすべて英語ですすめる必要があります。そのため、英語が苦手な方や手続きに不安がある方は、留学エージェントを利用するメリットがあるといえるでしょう。
IT留学では、英語とITの知識やスキルを身につけることが可能です。そのため、エンジニアやデザイナーを目指している方が多く利用しています。
IT留学では、語学力とIT知識やスキルを身につけることができるメリットがありますが、費用が高いことやIT環境、治安などがよくないというデメリットもあります。IT留学の費用を抑えたい方は、フィリピンやインド、フィジーに留学するのがおすすめです。
フィリピンやインド、フィジーでは、留学費用が安く、知識やスキルを身につけることができます。IT留学をする際は、留学エージェントを利用することがおすすめです。
留学エージェントを利用することで、自分だけではわからない学校や留学先に関する情報を手に入れたり、ビザなどの手続きのサポートを受けることができます。困った際にはぜひ活用してみましょう。