オーストラリアのワーホリには、年齢制限があります。ワーホリにいくことができる年齢は18歳~30歳です。ただし、30歳を過ぎていてもワーホリ以外のビザで働くことはできます。
この記事では、オーストラリアワーホリの年齢制限や就労できるビザ、会社を退職してワーホリにいく際の手続きについてご紹介していきます。また、年齢の引き上げ案についてもご説明していきます。
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この章では、オーストラリアワーホリの年齢制限についてご紹介していきます。ワーホリの年齢制限は、国によって異なっており、アイルランドは、18歳~26歳、フランスは、18歳~29歳です。オーストラリアワーホリの年齢制限は、18歳~30歳です。申請する際に30歳である場合は、ワーホリビザを取得することができます。
30歳というのは、31歳の誕生日がくるまでのため、30歳でワーホリに挑戦したい方は31歳の誕生日がくるまでにビザの申請をしましょう。アイルランドの場合は27歳、フランスでは30歳の誕生日までに申請が必要です。ワーホリビザの期限は、渡航してから1年です。ワーホリビザは、 取得してから1年以内に入国すれば、30歳を超えていても問題ありません。
オーストラリアには、セカンドワーホリビザがあります。セカンドワーホリビザとは、一定条件を満たし滞在期間を延ばすことができるビザです。セカンドワーホリビザの年齢制限は、30歳までです。ですので、セカンドワーホリであっても 40代、50代以上の人はワーキングホリデービザを取得することはできません。
今後、オーストラリアワーホリの年齢制限は引き上げられるかもしれません。この章では、年齢制限の引き上げ案についてご紹介していきます。
ワーホリの年齢制限を35歳に引き上げるという案は、2016年にオーストラリアの移民局によってワーホリのシステムの変更とともに発表されました。引き上げ案という話が出た理由には、税金が高いことや経済の問題によってオーストラリアに渡航する人が減ったことがあげられます。その後オーストラリアワーホリの年齢制限引き上げ案は、アイルランドとカナダが対象に採用されました。そのため、アイルランドとカナダの人は、35歳までワーホリが可能です。
しかし、日本は引き上げ案の対象ではないため、 年齢制限が変わっていません。日本のオーストラリアワーホリの年齢制限が引き上げられる案は、検討されているとオーストラリアの移民局が発表しています。日本のワーホリ年齢を引き上げられることは、30代の方にとってはメリットです。しかし、ワーホリにいける人数には限りがあるため、期間が延びたことによって若い人がワーホリにいく機会が減ってしまうかもしれないとも考えられています。
海外で働く際にワーホリを利用する方も多いでしょう。しかし、オーストラリアのワーホリには、年齢制限があり30歳以上の方はワーホリビザを取得することができません。この章では、ワーホリ以外でオーストラリアに働きにいく方法をご紹介していきます。
学生ビザは、3ヶ月以上学校に通う場合に取得が必要なビザです。学生ビザを取得した場合は、オーストラリアに滞在中働くことができます。働くことのできる時間は、1ヶ月80時間です。学生ビザは、働く時間に制限がありますが、同じ職場で働く期間の制限がありません。さらに、80%以上学校に出席している場合、滞在期間を延ばすことができます。ただし、出席率が80%を下回っていると学生ビザの効果が切れてしまいます。
学校に通いながら働く場合は、出席率に影響しないように注意しましょう。このように学生ビザでも働くことができます。オーストラリアのワーホリは、年齢制限がありますが、学生ビザはありません。
テンポラリーワークビザとは、専門的な知識をもとに、オーストラリアで仕事を助ける目的の場合に発行されます。テンポラリーワークビザを取得することでオーストラリアに働きにいくことができます。このビザには、長期滞在と短期滞在の2種類あります。長期滞在は、働いている人を交換する目的があり、短期滞在は、3ヶ月~6ヶ月の期間働くことできるビザです。このビザを取得することによって30歳を過ぎていてもオーストラリアで働くことができます。
30歳を過ぎてもオーストラリアで働く方法については下記の記事もご覧ください。
オーストラリアワーホリに年齢制限があり、会社を退職してワーホリにいく人もいるでしょう。会社に勤めている人がワーホリにいく場合は、渡航前に済ませておく手続きがあります。この章では、渡航前に済ませておく手続きについてご紹介していきます。
ワーホリにいく際に会社を辞める場合は、事前に退職手続きと業務の引き継ぎが必要な場合があります。退職届を提出する際には、事前に上司などに相談をしてワーホリにいくまでに余裕をもって提出しましょう。上司に相談するのは、退職する2ヶ月前、退職届を提出するのは、1ヶ月前までにしましょう。なかには退職に関しての規定がある場合も多いので、しっかりと確認しておくことをおすすめします。
業務の引継ぎは、次に自分の業務を行う人に業務のすすめ方の指導や引き継ぎの資料を作ることなどがあります。また、退職前には取引先へのあいさつやパソコン内のデータ削除、書類の返却などを行うことが必要です。
ワーホリにいく際に役所で済ませておく手続きは、海外転出届、住民税、年金、保険、マイナンバーについてです。1年以上海外に滞在する場合は、海外転出届を提出することをおすすめします。
海外転出届を提出することによって滞在中の住民税や年金を払う必要がなくなります。しかし、マイナンバーの返却が必要です。年金はカラ期間といい、ワーホリ中の年金を払わずに年金加入期間にしておくことができます。
ワーホリ中の国民健康保険は、加入している状態でも大丈夫です。加入したままの状態では、保険料を払い続ける必要があり、抜ける場合は、海外健康保険に加入する必要があります。このようなこと手続きは、役所でする必要があります。
オーストラリアのワーホリには、年齢制限があります。ワーホリビザを取得できるのは、18歳~30歳です。ワーホリでオーストラリアにいく年齢は、31歳の誕生日がくるまでなので、それまでに申請をしましょう。ワーホリビザを取得して渡航する際に、 31歳になってしまってもビザ取得から1年以内であれば可能です。
また、仮にオーストラリアワーホリの年齢制限を超えてしまってもオーストラリアに働きにいくことはできます。オーストラリアで働くには、ワーホリ以外の学生ビザやテンポラリーワークビザで働くことができます。会社を退職してワーホリにいく際は、退職手続きや役所で手続きをする必要があります。手続きを忘れないようにしましょう。