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タックスリターンでお金が戻る?留学中に関わるオーストラリアの税金を徹底解説!

更新日2022.07.04

タックスリターンでお金が戻る?留学中に関わるオーストラリアの税金を徹底解説!

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スマ留編集部

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消費税や所得税、自動車税など日本にも税金の種類は多くあります。日本でも戸惑ってしまう税金ですが、オーストラリアの税金はどのような制度になっているかご存じでしょうか。

このコラムでは、留学やワーキングホリデーでオーストラリアに滞在したときに、日本人でも大きく関わる消費税と所得税について詳しくご紹介します。オーストラリアの確定申告の方法も紹介していますので、オーストラリアに行きたいと考えている方はぜひ読んでみてください。

1.世界的には安い?オーストラリアの消費税は10%

オーストラリアでかかる消費税は10パーセントです。しかし、これがすべての品にかかってくるわけではありません。オーストラリアでは低所得者に配慮して、生活に直結するような品物や公共料金などには税金がかからない仕組みとなっています。

税金がかからないものとして代表的なのは、食料品や医療費です。また、水道料金や教育費にもお金がかからない仕組みとなっています。

では、どんなものに税金がかかってくるのかというと、例えばスポーツカーなどの高価なぜいたく品やレストランなどでの外食費などになります。このようなものは生活するうえで必ずしも必要とは考えられないため、税金が課せられるのです。

ただ、少し分かりにくいのは、食料品と言っても菓子パンや冷凍食品など、加工した食品などで必ずしも生活に必要とは言えないものは税金の対象となっていることです。

留学やワーキングホリデーでオーストラリアを訪れる方は、ぜひこのことを頭に入れて買い物をするようにしてください。

世界的には安い?オーストラリアの消費税は10%

2.滞在期間によってかわる所得税

オーストラリアではほかの国とは異なり、学生ビザでも週20時間までなら就労が可能となっています。もちろん日本と同じように、働けば給料から所得税が徴収されているのですが、オーストラリアでは税金はどのくらい徴収されているのでしょうか。

オーストラリアの所得税は「居住者」なのか「非居住者」なのかによって税率がかわってきます。「居住者」とはオーストラリアに長期で滞在している人をさします。永住権をもっている人やビジネス・ビザで訪れている人が対象です。また、27週間以上の学生ビザも対象となります。

しかし、学生ビザでも27週以下の人は「非居住者」となります。また、ワーキングホリデービザで訪れている人も「非居住者」となってきます。

税率は非居住者の方が高く37,000豪ドル以下で15%になります。その後は所得に応じて、32.5%、37%、45%と上がっていきます。居住者は18,200豪ドル以下までは所得税は課せられず、その後は19%、32.5%、37%、45%となります。

居住期間や立場、そして所得によってかかる所得税が変わってくることを把握しておきましょう。

3.所得を申告。タックスリターンの申請方法

オーストラリアで少しでも働いた人は年に一度「タックスリターン」といって、日本の確定申告のような手続きをしなくてはなりません。この申請は遅れたり、間違った記載をしてしまったりすると罰金を科せられることがあるため注意しておいてください。

オーストラリアでの税金を決める、タックスリターンに必要な書類は以下の4つとなります

ペイメントサマリー(PAYG)

日本の源泉徴収票のようなものです。仕事を辞める際かタックスリターンが始まる7月14日までに雇用者から渡されます。

タックス・ファイル・ナンバー(TFN)

オーストラリア税務局が発行している納税者番号です。仕事を始めるまえにオンライン上で取得し、雇用主に伝えてください。

銀行口座情報

還付金があった場合に受け取る口座が必要となります。

銀行の利息額

オーストラリアでは利息で増えた分も課税の対象となります。金額はオンライン上でインターネットバンキングにアクセスすれば簡単に調べられます。窓口に行っても教えてくれますよ。

この他にもオーストラリアの国民保険料であるメディケア税の免除をおこなう場合はパスポートやビザが必要となってきます。また、仕事に関連した買い物であれば、必要経費として申請することができますので、領収書をなくさないようにしておいてください。自分の状況に応じて、必要な書類をそろえましょう。

なお、タックスリターンは自分でオンライン申請もできますので利用してみてください。ミスが怖いという方は税理士に依頼してもいいかもしれません。

4.退職金がもらえる!?スーパーアニュエーションとは

オーストラリアの税金についてお話してきましたが、次は退職時にもらえるお金についてご説明します。オーストラリアでは年金にあたるお金を雇用主が、年金運用のための口座に積み立てています。この制度のことをオーストラリアではスーパーアニュエーションと呼んでいます。

この制度は国籍を問わず一か月の収入が450豪ドルを超える18~70歳までのすべての人に適用されお金が積み立てられています。つまり、ワーキングホリデーや学生ビザで就労した場合でも積み立てがなされているのです。

しかし、ワーキングホリデーなどの場合はオーストラリアで年金をもらう可能性は低いため、申請をすればこの積立金を受け取ることができるのです。

申請ができるのは1ヶ月以内に帰国予定の人、オーストラリアを出国した人、ワーキングホリデーや学生ビザの期限が切れている人となります。この制度により給料の9.5%の金額が積み立てられていますので、申請手続きを忘れないようにしましょう。国税局のホームページ上からオンライン申請ができますので、利用してください。郵送での対応もおこなってくれています。

退職金がもらえる!?スーパーアニュエーションとは

5.まとめ

日用品には税金がかからないなど、少しややこしい消費税や、働く際には必ず関わってくる所得税のことなど、オーストラリアの税金についてご紹介してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。

少し難しいオーストラリアの税金制度ですが、うまく活用することで、節約できたりタックスリターンを受けることができたりします。変換してもらうためには申請が必要となってきますので、自分の状況とよく照らし合わせて、必要書類を準備したうえで申請してみてくださいね。

また、帰国時には、それまで積み立てた年金を変換してもらえます。こちらも申請を忘れないように気を付けましょう。

めんどうに感じてしまう部分も多いかもしれませんが、税金対策も留学での体験の1つです。前向きに手続きをおこなってくださいね。

オーストラリア留学ついて

オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。

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