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初めてのオーストラリア留学には、希望と共に不安も大きいのではないでしょうか?どのような準備をしたら良いかや、滞在中の費用はいくらかかるのかなどあると思います。この記事では、オーストラリアへ語学留学をしたい方へ向けて準備の仕方を解説します。万全の準備をしてオーストラリアの語学留学を成功させましょう。
オーストラリア語学留学の準備期間は半年以上を目安にするとよいです。主に2つの理由があります。
ビザの申請で最も時間のかかるワーキングホリデービザの申請で例を挙げると、ビザの申請の前に「ImmiAccount」に登録し、ワーキングホリデービザの申請へ。ワーキングホリデービザの申請は渡航1年前から行えます。渡航予定日が変更になることがあるので、ギリギリではなく、2~3ヶ月の余裕を持たせておくことが理想です。申請そのものはパソコンがあればすぐに行えます。書類の準備等をすることを考えると申請には1週間程度はかかることが多いです。ワーキングホリデービザは発給されるまでおおむね4週間程度かかります。オーストラリアは人気の語学留学先なので、人気のある学校やアクセスのよい学校から埋まっていきます。できるだけいろいろな選択肢から語学学校を選ぶためには、早いうちから探しておくことがおすすめです。ギリギリになると空きがなくなっていきます。学校によって異なりますが、半年前になるとほとんどの学校が予約を受け付けています。
まずは準備の第一段階として留学エージェントに相談し、おおむねの費用を決めて用意しておきましょう。ステップ1として必要な準備を解説します。
留学エージェントを使って簡単に申し込むことができます。留学エージェントのメリットは、シンプルな料金体系とサポート面の充実があることです。加えて英語の基礎的な学習ができる環境などを整って事前に勉強できると、現地に留学してから困りません。スマ留は国と滞在期間だけを入力するだけで概算の料金がすぐに出てくるシンプルさと、24時間365日のサポート体制、オンライン授業などのサービスが充実しています。スマ留を利用してオーストラリア語学留学の門を叩いてみましょう。オーストラリア留学にかかる費用を用意費用に含まれているものは、授業料と入学金、教材費、滞在費、サポート費、諸経費です。滞在費についてはシェアハウスの費用です。費用に含まれていないものは、往復航空券と海外留学保険、ビザです。その他に観光の費用や外食代なども含まれていません。
続いてパスポートを発行します。パスポートの申請には以下の書類等が必要です。
一般旅券発行申請書は5年有効と10年有効の2種類があり、20歳未満は5年有効の書類しか選べません。写真は6ヶ月以内に撮った写真であることが条件です。頭のてっぺんから顎までが32~36mmが必要です。また無帽で無背景、正面を向いていることが条件です。街角の証明写真でも可能ですが、心配であれば写真屋さんに行きオーダーすることをおすすめします。本人確認できる書類は運転免許証やマイナンバーカードなどです。写真が貼ってある公の期間が発行した証明書の場合は、それと健康保険証などが合わせて必要になります。学生証などの場合も同様です。住民票登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請を行います。申請をしたときから土日祝日を除く6日間経ったのちに、再びパスポート申請窓口でパスポートが受け取れます。その時に必要なものは受領証と手数料です。受領証には必要な手数料の収入印紙を貼り付けます。5年有効の申請書は11,000円、10年有効の申請書には16,000円の収入印紙を買い、それを貼り付けます。すでにパスポートを持っている場合には留学期間中に期限が切れないか確認しておきましょう。パスポートの更新は有効期限が1年未満になったら申請可能で、必要書類等は初めての申請のときと変わりません。
同時に日常会話ができる程度の英語の勉強をしましょう。オーストラリアは人気の語学留学先なので、日本人が全くいないことはありません。しかし英語上達をするためには、なるべく英語でいろいろな人とコミュニケーションを取れた方が良いです。クラスメイトとも馴染みやすいですし、現地の生活にもすんなり馴染みやすいです。留学前に鍛えておくならリスニングとスピーキングがおすすめです。英会話が簡単にできるくらいまでなっておかないと授業で「分からないところを聞くことができない」という状態になり、なかなか語学力が上がらないこともあります。留学エージェントには留学前に必要な英語力を上げるサポートもありますので、利用してみましょう。
続いてのステップは滞在形態や語学学校を選ぶことです。そのポイントと留学の準備について解説します。
滞在形態は好みのスタイルに合わせて選べます。それぞれのメリットとデメリットを挙げていますので以下の表を見てみましょう。
メリット | デメリット | |
ホームステイ |
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学生寮 |
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シェアハウス |
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ホームステイの場合にはホストファミリーとの相性が大事です。アクセス面での課題があるので、車の免許などの必要性や学校へのアクセスをしっかりと考える必要があります。ですが英語漬けの生活になるのは短期で英語を習得したい短期留学ではおすすめです。
学生寮だと空きがあるのかということとプライベートな時間が取りにくいことがデメリットです。しかしながら友人が作りやすく、アクセス面も良いので、馴染めると充実した留学になるでしょう。シェアハウスの場合には掃除や料理などを分担して行う必要性があります。異なる文化圏の人間と一緒に生活すると戸惑うこともあるでしょう。しかし慣れるとかけがえのない友人にできるでしょう。
費用面で考えるとホームステイは食事がついて1週間で250豪ドル~280豪ドルが相場です。学生寮は1週間で200豪ドル~240豪ドルが相場です。プラスに食事代がついてきます。シェアハウスの場合には1週間で140豪ドル~180豪ドルが相場です。プラス食事代がついてきます。
現地に着いてからの変更等も受け入れるようなエージェントが多いので、滞在方法は柔軟に選んでみましょう。
オーストラリアと言っても広いです。シドニーは交通手段が充実しており、アクセスのよい学校が多いです。また観光地も近く、観光を兼ねるには良い場所です。日本人には人気があります。メルボルンは気候的に恵まれており、世界一住みやすい街だと言われています。食文化もアジア系の食事、日本食のレストランも多いです。ブリスベンは緑と自然に触れ合うには最適の語学留学先です。ビーチリゾートも充実しています。ゴールドコーストは観光分野に優れており、日本人も沢山留学しています。将来観光の分野に職を求めたい人はこちらがおすすめです。パースは気候が安定しており、過ごしやすい街です。ケアンズは自然との共存のアクティビティが充実しています。学校の特徴も都市によっていろいろあり設備も教師の質も異なります。生徒の年齢層は学校によって変わるので、調べておくと良いでしょう。立地については大抵の語学学校は街中のアクセスの良い場所にあります。
ネットで検索をして探しますが、なるべく早めに手配をすることがおすすめです。なぜなら選択肢が広くいろいろな条件から選べるからです。また直行便の方が一般的に高く、乗り継ぎ便の方が安くなります。直行便で成田からシドニーまではおよそ10時間です。乗り継ぎの場合には1日以上かかることがあります。短期留学のときには時間を取るか費用を取るかで選びましょう。もし航空便が高いときには1日渡航日をずらすだけで数万円違うこともあります。
短期留学で90日以内の滞在なら観光ビザです。ETASと呼ばれる電子入国許可システムを利用すると30秒で手続きが完了します。インターネットにつながっている機器があるのならこれが一番簡単です。費用は20豪ドルです。
3ヶ月以上学校で学びたい場合には学生ビザを申請します。こちらもオンラインで行えます。政府認定校のコースをフルタイム(週25時間以上)で受講することが条件です。その他にも以下の条件がついてきます。
また申請には以下の書類が必要です。
費用は1回目は620豪ドルかかります。2回目以降更新する場合には700豪ドルかかります。申請が受理されるとコース期間に加え、1~2ヶ月の滞在が認められます。オーストラリアに働きながら語学留学を行いたいという方には、ワーキングホリデービザが申請できます。原則オーストラリアで1雇用主の元6ヶ月以上働くことが条件です。申請には以下の条件を満たすことが必要です。
申請には以下の書類等が必要です。
費用は485豪ドルです。申請はパソコンから行いましょう。申請をすると1週間以内にパソコンのメールアドレスにemailが届きます。「Visa Grant Notification〜」というemailが届いたらビザの発給が完了です。条件などによっては時間がかかるケースがあります。(最大で4週間程度)
ここでは留学中に必要になるものの準備について見ていきます。実際にオーストラリアで生活をしていく上で必要になるものを取り上げます。
オーストラリアへ留学中に病気にならないとは限りません。オーストラリアの病院で病気にかかった場合には大抵地域のドクターに診てもらい、それから専門医へというのが手順です。救急車も有料で700豪ドルかかります。誰でも病気や怪我の恐れがあるので、留学保険には加入しておきましょう。クレジットカードには90日間までの海外疾病に対応しているカードがあります。短期留学なら怪我用に海外旅行保険が自動付帯するカードを、予備で持っておくことがおすすめです。
オーストラリアではキャッシュレスが普及しており、クレジットカードでほとんどの支払いが行えます。現金が必要になるケースは路線バスの使用と、市場での買い物くらいです。路線バスは大抵チャージ式のプリペイドカードがあるので、それを利用しておきましょう。ブランドはVISAとMastercardがほとんどの場所で使えるためおすすめで、JCBもアメリカンエクスプレスと提携しており、オーストラリアで使えるカードです。現金の調達のためのキャッシュカードも用意しておきましょう。オーストラリアの銀行で作るのがおすすめで、ワーキングホリデーなどで働くお給料などもその口座に手数料なしで入れることができます。
長期間の滞在になるなら、これらの銀行でデビットカードを作っておくことがおすすめです。短期留学の場合にはクレジットカードのキャッシングサービスを利用する方法もあります。
スマホは手持ちのものがオーストラリアで通用するのか公式WEBサイトから確認しましょう。大都市の場合にはFREEWiFiが使えます。またルームシェアや学生寮の場合にはWi-Fiが完備していることもあります。それ以外の場合には、モバイルWiFiはレンタルで手配します。1日1GBまでなら300円~、無制限なら1日2980円があります。留学期間が長くなる場合には、現地携帯大手3社からのWiFiを契約することがおすすめです。
これらの会社のWEBサイトを覗いて料金を調べてみましょう。オーストラリア現地についてから契約をすることも可能です。
手続き留学期間が1年を超えるなら税金の免除手続きをしましょう。海外転出届けを提出するのがおすすめです。メリットは住民税と国民健康保険の支払いが無くなることです。国民年金は免除か任意支払いか選択できます。海外転出届けの申請方法は住民票がある自治体に行き行う必要があります。必要な書類に関しては各自治体で異なるので、「海外転出届け (住んでいる市町村)」で検索をして調べてください。一般的には以下の書類が必要です。
また次の書類は返納を求められるケースが多いです。
転出予定日の14日前から受け付けています。帰国後は転入届を提出する必要があります。この場合には上記確認書類と戸籍謄本や戸籍抄本の写しが必要です。帰国後14日以内に行う必要があります。短期3ヶ月以下の留学の場合には、デメリットの方が大きいため、特に何もする必要はありません。
さて最後はいよいよ出立です。最終的な手続きや持ち物の確認を行いましょう。
希望した滞在先や語学学校入学の手続きは完了しているか確認しましょう。同時に学校でのスケジュール等も確認しておくと良いです。空港への出迎えなど詳細もしっかりと詰めておきましょう。クレジットカードやWi-Fiなどのチェックも行っておきます。手帳などに記入したり、スマホのスケジュールアプリを使用するなどして管理しておきましょう。
旅行バックに以下の必要な持ち物を入れます。
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入国の際に必要 |
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同上、身分証明書としても必須 |
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往復分あることがベター |
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入国の際に必要 |
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チップやデポジットなどで少額あると良い |
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日本に帰ってきてからも使えるので少額 |
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現地での生活では必須 |
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もしもの時に必要 |
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時差は2時間、オーストラリアの時間に合わせる |
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現地では高額 |
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同じく |
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オーストラリアは季節が反対 |
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化粧品も合わないものが多い |
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現地では高額 |
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必須。現地でのスマホの充電や家電を使う際に必要 |
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無ければ辞書でも良い |
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ノートは日本製の方が優れている |
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サイズ感が合わないものが多い、季節は反対 |
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季節は反対特に寒い時期には必要 |
この他には家電類を持っていく必要があります。オーストラリアには生鮮品等の持ち込みは禁止です。飲食物は持っていかないように注意しましょう。
航空チケットの出発時刻を確認して、数時間前からスケジューリングを立てておきましょう。できることなら家から乗る電車の時刻も調べておくと良いです。もしはじめての海外の場合には空港での搭乗口で迷うこともあります。駅の乗り降りが間違える可能性も考えて、余裕を持って予定を組むことをおすすめします。理想は1時間前に搭乗口カウンターに着くことです。乗り遅れるとチケットの変更などで余計な出費になります。
オーストラリア留学を決意したらそこがスタートラインです。すぐにやるべきことや情報集め等を行って、充実した語学留学をしてみましょう。現地に着くまでの準備はいろいろあるので、抜けないようにこの記事をチェックリストにするのも良いですよ。
海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできるのが、気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリア。 多文化・多民族国家であるゆえ、馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもメリットです。