アメリカにある小さな街、ポートランド。のんびりとした雰囲気を持つことや、個性的な住人やお店が多くみられることが特徴です。その住み心地の良さや語学学校のスタイル、街中での移動のしやすさなどから、留学に最適な街として人気を集めています。成田空港から直行便が運航しているため、日本からおよそ9時間で行けることも魅力でしょう。
そこで、ポートランドの住み心地や魅力、おすすめの留学プランなど、留学情報について紹介します。
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ポートランドは、アメリカの太平洋の海岸線沿いにあるオレゴン州の内陸に位置する街です。全米一住みやすい街として知られており、「バラの町」「ビールの町」「切り株の町」とも呼ばれています。「バラの町」と呼ばれる理由は、街中に全米で最も古いバラ園「国際バラ試験庭園」があることや、毎年「ポートランド・ローズフェスティバル」というお祭りが開催されていることにあります。
国際バラ試験庭園は、戦争によって品種を絶やさないために、ヨーロッパからバラを保護する目的で設立されました。園内では、およそ560種類ものバラをみることができます。ポートランド・ローズフェスティバルは、毎年6月に3週間にわたって開かれる盛大なお祭りです。パレードや花火、コンサートなど、さまざまなイベントが行われます。
「ビールの町」と呼ばれる由来は、ビールの醸造が盛んであるためで、街の各地に醸造所がみられます。中にはポートランドの街でしか飲めないビールもあるといわれているため、成人していれば味わってみるのも良いでしょう。
「切り株の町」という愛称は、ポートランドの開拓当時、木を完全に撤去する財力がなかったため、街中のあちこちに切り株が残ってしまったことに由来しています。しかし、今ではその切り株が立派な木となり、ポートランドを緑豊かな街にしているため、街の人々から感謝の意を込めて「切り株の町」と呼ばれているのです。
ポートランドの魅力は、自転車で移動しやすいことにもあります。ポートランドは街全体がコンパクトなため、自転車での移動が可能で、自転車通勤率が全米でトップクラスです。街中には自転車専用や優先レーンがいたるところに設けられ、駐輪スペースも多くあります。街中を走る路面電車には自転車を収納するスペースもあるため、自転車と組み合わせての移動も可能です。このような環境により、国際運転免許証がない人、現地で車を調達するのが難しい人でも生活しやすいでしょう。
日系企業が多く進出していることも、日本人がポートランドに住みやすい理由です。ポートランドに進出している日系企業は130社以上にも及び、中にはスーパーやレストランを経営している会社もみられます。そのため、日本の食品や日用品、医療品などを購入しやすく、日本食が恋しくなった場合でも食べに行きやすい環境となっています。
ポートランド留学は、のんびりマイペースに留学したい人、ジャズやフレンドリーな雰囲気が好きな人におすすめです。ポートランドは、周囲を自然に囲まれたのどかな街です。
オレゴン州を見守るようにそびえ立つ「マウントフット」や、全米で最も深い湖である「クレーターレイク」などがあります。そのため、ハイキングやスキーを楽しんだり、美しい景観をながめたりと、のんびりした時間が過ごせるでしょう。さらに、ポートランドの街のスローガンは「KEEP PORTLAND WIRED」で、訳すると「変わったままでいよう」となります。
「他の人達と違ってていい」「自分らしさを大切にする」といった風潮があるため、マイペースに過ごしやすいことも魅力となっています。
ポートランドは、ジャズが有名な街です。毎年2月には2週間にわたって「ポートランド・ジャズ・フェスティバル」が開催され、ローカルなミュージシャンから全米で有名なミュージシャンまで、さまざまな人の演奏を楽しめます。街中にもジャズのコンサートが開催されるレストランやカフェがいくつもあるため、ジャズに触れられる機会が多くあるでしょう。
また、フレンドリーな雰囲気がただようことも、ポートランドの魅力です。人々がやさしく親切で、困ったときに手を差し伸べてもらった留学生も少なくないようです。フレンドリーな人が多ければ、コミュニケーションが取りやすいため、語学も上達しやすいことでしょう。
生活費を安く抑えたい人にも、ポートランドへの留学はおすすめです。アメリカでは多くの地域で消費税が必要ですが、ポートランドは消費税が不要な街のため、買い物を安く済ませることができます。物価もさほど高くはなく、ランチに街中の屋台を利用した場合でおよそ8ドル、ディナーで10～14ドルほどが目安です。
コーヒーが有名なポートランドでは、大きなサイズのコーヒーを1.9ドルほどで購入できるお店もあります。6個入りのベーグルが2.5ドルなど、お得に購入できるものもいろいろあるため、上手に買い物をすればより生活費を抑えることができるでしょう。
ポートランドの語学学校には、少人数制のこじんまりとしたタイプのものが多くみられます。そのため、教師やスタッフとの間に距離が感じにくい、顔を覚えやすかったり覚えてもらいやすかったりといったメリットがあります。また、レッスンはグループで受けるスタイルが多いため、生徒同士が仲良くなりやすいといったことも特徴です。
ポートランドには、ヨーロッパや中東、韓国や中国といったアジアからも留学生が来ています。いろいろな国の留学生と触れ合うことで、さまざまな国の文化や考え方などを学べるでしょう。
受け入れる年代層の幅が広いといった特徴もあり、高校生や大学生、社会人だけでなく、小学生や中学生のためのコースを設けている語学学校もみられます。日本において英語の授業は、小学生から必修化されています。そのため、早い時期から英語に親しむことや、授業をスムーズに受けられるようになることを目的に留学をする小中学生も少なくありません。中学生の場合は、海外の高校に進学するために留学をする人もいるようです。
校内での授業はもちろん、校外の活動である「アクティビティ」が充実している語学学校が多いことも魅力です。活動内容は学校によりさまざまですが、放課後に街中でショッピングしたり、映画館や劇場に行ったりといったものがあります。中には、バンクーバーなど別の街へ旅行に出かけるといったアクティビティもみられるため、留学がさらに楽しいものになるでしょう。
留学には、さまざまなプランがあります。たとえば、午前中は語学を学び、午後からは趣味など好きなことを学ぶといったプランが人気です。ポートランドは「バラの町」という愛称があるほどバラが有名な街ですし、ジャズが盛んな街でもあります。そのため、語学プラスガーデニングや、語学プラスジャズといった留学プランも選んでみるのも良いでしょう。
また、ポートランド近郊には農園が多く、中には野菜づくり体験ができるところもあります。農業や家庭菜園に興味がある人や、農業を仕事にしている人は、語学プラス野菜づくりといったプランで留学をすると、野菜づくりの経験はもちろん、農業に関する英語の語彙を増やすことができるでしょう。
親と子どもで一緒に留学をする「親子留学」も、人気の留学プランのひとつです。まだひとりでの留学が難しい子どもに、英語を覚えて欲しい場合などにピッタリの留学プランです。「親子で一緒に英語を習得したい」「新しいことに挑戦したい」という人にも、うれしいプランでしょう。親子留学は、子どもと親が別々に学習や行動をする場合が多い傾向です。
たとえば、子どもがキャンプへ行っている間に、親はお稽古を楽しむことも可能です。そのため、それぞれに充実した時間が過ごせることでしょう。
「KEEP PORTLAND WIRED」をスローガンにかかげるポートランドは、個性的な住人が多い街です。個性的なアーティストも多く、全米最大のアート・クラフトマーケットが毎年開催される場所にもなっています。レストランやホテルなどにも個性的な場所がたくさんみられるため、毎日の暮らしの中でいろいろな発見ができるでしょう。
そんな自由な雰囲気がただようポートランドは、フレンドリーな人が多い、主な移動手段が自転車、消費税がかからないなどから留学生にやさしい街といわれています。
バラが有名であったり、ジャズが盛んであったりするため、語学を学ぶと同時に趣味も楽しめるでしょう。このような魅力があふれるポートランドで、充実した留学生活を送ってみてはいかがでしょうか。
日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 アメリカ留学では、 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。
