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海外の医学部に留学したい方必見!ハンガリーの医学部がおすすめなワケ

更新日2021.05.28

海外の医学部に留学したい方必見!ハンガリーの医学部がおすすめなワケ

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スマ留編集部

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医師になるには大学の医学部卒業が必要不可欠です。日本の大学の医学部を卒業することは一つの選択肢ですが、医師を志す人の中には、さまざまな理由から海外の医学部への留学を考えている人も多いのではないでしょうか?

近年、ハンガリーでは日本からの学生を積極的に募集しており、ハンガリーの大学へ留学する日本人も増えてきています。

ここでは、人気が高くなっているハンガリーの医学部への留学を考えている人へ、人気の理由や入学の条件、卒業後の進路について、詳しく解説します。

合わせて、大学留学の概要についてはこちらの記事でまとめておりますので、海外での進学をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。

 

ハンガリーの医学部に留学する日本人が増えている


海外の医学部と聞いて、多くの人が思い浮かべるのはハーバード大学などをはじめとする米国の医学部ではないでしょうか?ところが、近年はハンガリーなどの東欧の医学部が注目されており、多くの日本人が在籍しています。

人気の理由は、EU内共通の医師免許を取得できること、文化レベルや教育水準が高いことなどです。一方では、物価が安いという留学生にはうれしいメリットもあり、費用面に不安がある学生からも人気といえます。

ハンガリーでは、過去30年以上にわたって留学生を受け入れてきました。2000年後半以降は、日本の医学部に合格できなかった学生が、入学が比較的簡単なハンガリーの医学部に留学するという事例もあり、実績も確かです。2006年には、ハンガリーの4大学の医学部とハンガリー医科大学事務局が共同で受け入れプログラムを開始しました。その後は、さらに多くの日本人学生がハンガリーの医学部へ留学しています。

ハンガリーの医学部を卒業して日本に帰国し、日本で医師国家試験に受かった人が出たことも、日本人留学生の増加につながっています。2014年以降は、名門高校から直接ハンガリーの医学部を受験するケースも増えています。

ハンガリーの医学部に入学するための条件


ハンガリーの医学部へ入学するためには、どのような条件をクリアする必要があるのでしょうか?まず、ハンガリーの医学部への出願は、予備コースもしくは医学部本コースのいずれかを選択します。予備コースには受験はありません。出願の条件は、「心身ともに健康であること」「日本の高校卒と同等の学力を有すること」「世界で医療に携わる志があること」などです。

高校卒業後の進路として医学部への進学を考えている人に、平等に与えられている条件であり、書類と筆記、人物の総合審査で合否が決定します。一方、医学部本コースは、予備コースの出願資格に加えて高い英語の能力が必要です。具体的には、TOEFL(iBTで61点以上、またはPBTで500点以上)、 英語検定準1級程度以上あるいは同等の英語力と、高校卒業程度の理科系3科目(生物・化学・物理)の英語での理解と知識が必要です。

基本的に年齢制限はありませんが、大学によっては「30歳以下が望ましい」としている場合もあります。また、予備コースであっても高い英語力が求められる大学もあるため注意しましょう。希望する大学の条件を個別に確認することが大切です。出願にあたっては、日本の大学の出願と同様、さまざまな書類をそろえることになります。

加えて、パスポートのカラーコピーや英文での推薦状、英文履歴書、健康診断書なども必要になるので、準備は早期に開始することが望ましいでしょう。

ハンガリーの医学部に入学するための試験内容


ハンガリーの医学部へ入学するためには、予備コース、医学部本コースとも、定められた審査をクリアする必要があります。予備コースの試験内容は、書類審査、筆記審査、面接審査の3項目です。書類審査では、出願書類にもとづき、審査が行われます。筆記審査では、英語と生物・科学・物理から2科目を日本語または英語で選択します。面接審査では、モチベーションやコミュニケーション能力、人間性に対する審査が行われます。

デブレツェン大学・ペーチ大学・セゲド大学・センメルワイス大学では、この3項目の総合審査により、合否が決定します。セゲド大学では、上記項目に加えて、TOEFL(iBT)81点、IELTS6.5点、またはTOEIC690点以上のスコアレポートの提出が求められます。

医学部本コースは、1次審査と2次審査が行われます。1次審査は、書類審査と筆記審査、面接審査であり、合格者のみが2次審査に進むことが可能です。大学によって2次審査の内容は異なり、デブレツェン大学・ペーチ大学では、筆記審査と口頭試問がそれぞれ英語で行われます。筆記審査は、生物、化学、物理の3科目です。化学と物理はどちらかを重点科目として選択し、重点科目については問題の比重が大きくなります。口頭試問は、生物と化学または物理に関する質疑応答が行われます。

セゲド大学・センメルワイス大学の2次審査は、決められたテーマの作文と選択問題による筆記審査と、生物、化学に関する質疑応答の口頭試問です。

医学部本コースの受験にあたっては、受験対策として本試験対策講座の受講が薦められています。1次審査は第10回まで設定されていますが、2次審査の試験日は例年4月中旬以降となっており、いずれも東京都内の審査会場で行われます。期日を確認し、余裕を持って対策を進めることが大切です。

ハンガリーの医学部は卒業するのが難しい


ハンガリーの医学部への留学が日本人に人気である理由の一つに、日本の医学部と比較して入学が容易であるということが挙げられます。医学の道を志す人にとって、医学部へ入学することはとても重要であり、多額の費用も必要です。

医師になるための近道として入学が容易であるハンガリーの医学部への留学を考える人も多いでしょう。ところが、ハンガリーの医学部は卒業するのが非常に難しいという側面もあります。卒業できるのは全体の3分の1程度、成績が悪ければ強制退学になることもあるという、とても厳しい水準です。

理由は、日本とハンガリーの教育に対する考え方の違いにあります。日本では、入試時の狭き門をくぐることが大きなハードルとなります。一方、ハンガリーの入学審査は、入学時の学力よりも、6年という長期間に及ぶ努力を支えるモチベーションや人物像を重視しているのです。医学は修了までの道のりが最も険しい学問であると考えられているため、入学したあとが大変という実情もあります。入学してから勉強することがとても多く、1日10時間以上勉強する人も珍しくありません。

ハンガリーの医学部への留学は、入学することが目的では修了までたどり着くことは難しいこともあります。一方、その後の医師としての未来を描ける人にとっては、非常に優れたシステムといえるでしょう。

ハンガリーの医学部を卒業したあとの進路は?


ハンガリーの医学部を卒業したあとは、日本で働く場合と、海外で働く場合で進路が異なります。日本で医師として働きたい場合は、日本の医師国家試験を受験します。

この試験を受けるために、まずは医師国家試験の受験資格を厚生労働大臣から認定されることが必要です。試験に合格すれば医師免許の取得となり、2年間の初期臨床研修に入ります。卒業後、すぐに帰国しない場合でも、将来的に日本で医師として働きたいという希望がある場合は、日本の医師免許を取得することが第一条件です。

一方、海外で医師として働きたい場合は、ハンガリーの国家試験を受けるという選択肢もあります。試験に合格すれば、EUで医師として働くことが可能です。また、EUの医師免許を持っていれば働けるベトナムやインドネシアでは、日本企業が経営する病院もあるため、より現実的な選択肢として考える人も多くなっています。

ほかにも、研修医としてスタートして医師国家試験を受けることができる国もあり、選択肢はさまざまです。医師になった自分が働くフィールドをどこに置くか、明確なビジョンを持つことが大切でしょう。

ハンガリー政府は外貨獲得のため優秀な留学生を求めている


ハンガリーの医学部の人気が高くなっているのには、ハンガリーの政府の働きかけも影響しているといえるでしょう。今後のさらなる発展が期待されているハンガリーは、外貨の獲得に積極的で、海外からの優秀な留学生を求めています。

一方、ハンガリーの医学部は、学費が日本の私立における地方医学部の半分ですむなど、費用面の負担も大きく軽減されるということも特徴です。東欧ならではの物価の安さは、医師を志す多くの日本人学生に希望をもたらしており、大学進学時の選択肢の一つとして認識されてきています。本気で医師を目指す人にとって、ハンガリーの医学部への留学は考えてみるべき選択肢といえるでしょう。

今回の記事では、ハンガリーの大学への入学方法や卒業した後の進路などについてご紹介いたしました。
海外の大学に入学するメリットや編入方法などについてはこちらの記事でまとめておりますので、海外の大学への進学を考えている方は、ぜひ合わせてご覧ください。

 

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