セブらしいお土産についてお話ししましょう。 もちろんセブと言えばドライマンゴーです。しかしそれ以外にも良いものはたくさんあるのです。
私が初めてセブに来たのは10年以上前です。年間10回は往復しているので、100回以上は来ていると思います。
何度も行き来していて一番困るのがお土産でした。
普通のドライマンゴーやクッキーのようなお菓子では面白くありません。自分が貰っても嬉しい、セブらしい物をお土産にしたかったからです。
今回は大自然に囲まれたセブらしいお土産を選んでみました。すべて、セブの人達が実際に使っているものばかりです。どれも気に入っているので順位は付けられませんが、それぞれのエピソードを添えてご紹介しますね。
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モリンガ、通称マルンガイという植物をご存知でしょうか?奇跡の木、薬箱の木と呼ばれ世界で一番栄養価の高い植物と言われています。
モリンガは人間に必要なビタミン、カルシウム、アミノ酸等が豊富に含まれている スーパーフードなのです。
セブにはそこら中に生えているので、この木がそんなにすごい木なのか気が付きませんでした。ヤギや、豚が好んで食べているので、家畜のえさだと思っていたぐらいです。
猫にマタタビを見せた時のように、ヤギやブタが興奮しておいしそうに食べるので私もかじったことがあります。めっちゃ美味しいのかと期待したのですが、味は単に少し苦いだけの普通の葉っぱでした。
モリンガを使った色々な商品があります。モリンガサプリメント、モリンガ粉末、モリンガ石鹸などはいかがでしょうか?
セブと言えばカラマンシーです
。カラマンシーときいて、ピンとくる人は、なかなかのセブ通です。沖縄のシークワーサーを一回り小さくしたような柑橘系の果物です。
和名はヒラミレモン。シークワーサーよりもさらにビタミンCが10倍も豊富というカラマンシーは、セブの生活には欠かせない、ある意味フィリピンで一番人気の果物です。バナナやマンゴーより身近な果物なのです。
カラマンシーはフィリピンではなんにでもついてくる万能フルーツです。レストランではお肉を頼んでも、魚を頼んでも付いてきます。
ウォッカやテキーラのチェイサーやカクテルにも使えますし、そのまま水で薄めてハチミツなどを入れて飲んでも美味しいです。 ビタミンCが豊富なので風邪をひいたときなどにも飲まれています。
フィリピンでは生のカラマンシーを絞って飲むのですが、ピュアカラマンシーのジュースを売っています。レモン汁のように使えるのでとても便利です。喜ばれるお土産だと思います。
パパイヤと言うと果物ですが、フィリピンでは食べる以外に美白のイメージがあります。パパイヤに含まれるビタミンCやカロテン、リコピンの抗酸化作用が黒色化させるチロシナーゼの働きを抑えてくれるからです。
フィリピンでは色白=美人と言う意識が高いので、パパイヤ石鹸が人気なのです。
パパイヤ石鹸は、実を切ったときに出る白い液体を粉上にして精製して作ります。 パパイヤには強い洗浄力があるので洗顔料としてニキビに悩む女性にも人気があるのです。また日焼け後の炎症解消にも効果があると言われています。
そして、何よりもパイヤ石鹸の心地の良い香りは、お肌を綺麗にするだけでなく心にも良い影響をもたらしてくれるのです。
パパイヤ石鹸はフィリピン人に絶大な人気で、そのスーパーや薬局でもあらゆるブランドが出ているので、お気に入りの一品を見つけてみるのもいいかもしれません。
果物の女王と称されるマンゴーは、セブの代表的な果物です。マンゴージャムを試したことがありますか?
日本では高級フルーツであるマンゴーを持って帰りたい人は多いと思いますが、残念ながら、生のフルーツを持って帰るのは、違反です。しかし、加工品であるマンゴージャムなら持って帰えれるのです。
おもったより濃厚で果肉がたくさん詰まっている感じがとても良いです。マンゴーの甘い香りに酸味が加わったクセのないジャムです。私はパンにつけるだけでなく、紅茶やヨーグルト、そしてアイスクリームにもかけても食べています。
さらに、毎日のジュースやスムージーに入れても美味しいです。もいろん、スプーンですくってそのまま食べても美味しいです(笑)。
マンゴーは栄養面でもビタミンCやカルシウムの補給源としてもすぐれています。 最近流行りのベーターカロチンも豊富に含まれているので美容、健康食品としても人気があります。
フィリピンを代表する調味料はバナナケチャップです。フィリピンの料理は何を食べても甘いのですが、秘密はバナナケチャップなのです。
フィリピンではハンバーガーを食べても、バーベキューを食べても、スパゲティミートソース食べても、すべてほんのり甘いのです。はじめは砂糖を入れているのかと思ったのですが、秘密はバナナケチャップだったのです。
酸味がなく甘いケチャップです。ちなみにバナナの味はしません。 「甘い」以外は思ったより癖がないので料理好きの方にはお勧めです。料理の幅が広がり、日本にいたら経験できない味が楽しめます。
日本には無い味なので、料理好きの方に挑戦するフィリピンを代表する調味料です。
セブの田舎に行くと、バケツに入った天然のハチミツが売っています。カップですくって瓶に入れて売ってくれるのですが、さすがにお土産にするわけにはいきません。生のハチミツなので栄養価は高いのですが蜂の巣のかけらなどが混じっているからです。
しかし、[/underline_marker]スーパーでもハチミツは大人気です。[/underline_marker]もちろん生のハチミツではありませんが、ちゃんと精製してあるので安心してお土産にできます。
セブのスーパーにはたくさんの種類のハチミツがあるのですが、日本のようにミツバチが集めてくる花の種類によって分かれていません。ミツバチがセブ中に咲くあちらこちらの花から豪快に集めているのでしょう。
セブでの代表的な食べ方は日本でいうとハチミツレモンです。カラマンシージュースにハチミツを入れて飲むと美味しいだけでなく疲れた時や体調が悪い時に良いそうです。
もちろんパンにかけたり、紅茶や、アイスクリームにもあいますよ。旅行先のハチミツはその土地の花の蜜を集めているので良いお土産だと思います。
セブはカカオの生産でも有名です。カカオ豆を絞って出てきた原液をセブではタブレアと言います。そのまま飲むとメチャクチャ苦いのですが、セブの田舎では朝の健康ドリンクとして飲んでいる地域もあるのです。
カカオはポリフェノールが多く含まれるので、疲労回復や集中力、記憶力を高める効果があります。カカオをたくさん使ったチョコレートはお土産に最適です。セブのチョコレートは、ヨーロッパの有名店に引けを取らない美味しさだと言われているのです。
またカカオの原液をそのまま固めたものがタブレアとして売っています。
普通にタブレアと言うと、今ではセブを代表するチョコレートのブランドですが全く別のものです。お湯で薄めて砂糖やハチミツを入れて甘くして飲むと美味しいです。その他、カカオのタブレット、パウダーもお土産には最適です。
セブと言えばココナッツです。ココナッツは万能の木と言われていて捨てる所がない木なのです。幹は木材として家を建てるときに使います。
葉っぱは屋根を葺く時に使います。ココナッツの実からはジュースだけでなく、オイルや、石鹸が作れ、樹液からはお酒、ビネガーが作れるのです。ココナッツのお土産をご紹介しましょう。
中鎖脂肪酸のココナッツオイルは、コレステロール値を下げる効果やダイエットの効果もあります。
ココナツからオイルが取れるなんて、、、フィリピンに来るまで全く知りませんでした。ココナツからどうやってオイルをとるか知っていますか?
ココナッツの実に入っているジュースをグツグツ煮るのです。何時間も根気よく混ぜながら煮詰めていくとオイルが残るのです。ココナッツオイルはローションとしても売っていますが、 私のお勧めは食用のバージンココナッツオイルです。
セブのフレッシュなココナッツオイルを、マンゴーやバナナにかけて食べると最高に美味しくなるのです。これはフィリピン人が実際にやっている食べ方なのでおすすめです。私はカルパッチョやサラダにもかけて食べています。
イタリア料理でオリーブオイルをかけて食べるような感覚で使ってください。あらゆる料理がセブの味になります。
セブではココナッツ石鹸が人気です。田舎に行くと自家製のココナッツオイルを石鹸にして使っているのです。
ココナッツオイルは単体でも乳液になるほど保湿成分を持っています。さらにラウリン酸を多く含むココナッツオイルは抗殺菌性が高くお肌の老化の原因の一つ、酸化を防ぐ効果が期待できるのです。
ココナッツオイルのラウリン酸はアクネ菌を撃退するので、吹き出物やニキビの予防にもなります。 その他の効能として紫外線防止や、お肌の日焼け止めにもなるのでセブのお土産としてお勧めの一品です。
ココナッツビネガーは、ヤシの木の樹液に糖などを加えてアルコール発酵させてつくります。ココナッツビネガーはGI値が低いことから、血糖値を緩やかに上げる効果をもっています。
またアミノ酸やミネラル酢酸が豊富に含まれているので、 フィリピンでは疲労回復に良いと言われています。強めの酸味ですが、ココナッツのジュースを使っているわけではないのでココナッツの香りはありません。どんな料理にも使いやすいです。
フィリピン料理では、お肉をココナッツビネガーとフィリピンの醤油で甘く煮込むとアドボと言う料理になります。お魚をココナッツビネガーとトマト、生姜、玉ねぎ、唐辛子であえるとキニラウと言う料理になります。
セブ島ではココナッツ酒のことをトゥバと言います。ココナッツビネガーを作る過程で生まれるローカルのお酒です。簡単にできるので田舎に行くとどこででも売っています。ココナッツの樹液から作るので、雨が豊富な雨季に飲むのが美味しいです。
天然のトゥバは日持ちがしません。と言うか置いておくと直ぐにビネガーになってしまうからです。セブでは作ったら直ぐに飲んでしまいます。
お土産用に日持するココナッツ酒が売っています。入れ物もオシャレなのでお酒好きには喜ばれると思います。天然のトゥバはアルコール度数が少なく酸っぱいですが、お土産用は飲みやすくなっています。
甘い香りが特徴のマンゴーワインを飲むと、否応なしに南国リゾートの気持ちにさせてくれます。アルコール度数はそれほど高くないので私は食前酒で楽しんでます。
口当たりがよく飲みやすいので飲みすぎに注意です。パーティーなどでワイワイしながら飲むのがおススメです。フィリピンにはお酒の持ち出し制限があるので気を付けてください。一人3本までになっています。
セブのお土産といえばドライマンゴーですがフィリピン人が食べているのを見たことがありません。ドライにする必要がないので生のマンゴーをかじっています。とても身近な食べ物なのでそのまま食べているのです。
もしくはドライになるまで待っていられないのかもしれませんが、、、
調べてみると生のマンゴーは検疫が必要な農作物でした。海外に持って帰ってもらうには加工するしかなかったのです。皮をむいて干すと日持ちするようになります。ドライマンゴーはお土産にちょうど良かったのです。
日本ではなぜか7Dが有名ですがスーパーに行くといろいろな種類があります。是非、ご自分で選んでみてください。
上記のお土産はSMモールのスーパーかアヤラモールのスーパー、もしくは薬局で買えます。すこしこだわったお土産がほしい方はSMモール内のお土産屋さんKURTURAがおススメです。
QQEnglish代表:藤岡頼光
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。