日本とフィリピンの主要都市を結ぶフィリピン航空。
セブ島へは、成田空港から直行便があります。
そこで、今回はフィリピン航空の特徴と、公式サイトでの航空券の購入方法をご紹介します。
公式Facebookより引用
フィリピン航空は1941年に設立されたアジアでは最も古い航空会社です。
現在では、セブ直行便は週4本、成田空港から就航しています。
その他、日本の各空港からマニラへは毎日運行しているところが多くなりました。 成田空港以外からセブ島へ行く場合は、マニラを経由していくか、韓国など第三国を経由していく方法が挙げられます。
東京(成田)―セブ PR433 水・木・土・日 14:40
セブ-東京(成田) PR434 水・木・土・日 7:35
その他、各空港ーマニラ間の運行スケジュール、注意事項は以下。
現在は 成田・羽田・関空・名古屋・福岡からマニラ行きの便が出ています。
フィリピン入国に関しての案内です。ワクチン接種状況や手続きに関しては、随時変更される可能性があるため、渡航前は必ず最新情報を得るようにしてください。
マニラ乗り継ぎについてのご案内、ラウンジの営業情報です。
フィリピン航空の便情報については、「セブ日本人会のFacebookページ」にて更新されています。
フィリピン航空はANAと提携しいているため、ANAマイルを使って航空券を予約することができます。
ただし、提携航空会社なので 単一の運行便での旅程のみ利用できます(その他の航空会社との組み合わせ不可)。
また、片道のみの利用はできません。
フィリピンはZone3、アジア1に分類されているため、日本からの往復はエコノミー利用で20,000マイルです。その他、燃油サーチャージや空港使用料などが別途かかります。
ANAマイルを使ってフィリピン航空の航空券を取る場合には、ネットから予約はできず、ANAマイレージクラブ・サービスセンターに電話してオペレーターに発券してもらいます。
反対に、 フィリピン航空に乗ってANAのマイルを貯めることも可能です(フィリピン航空も独自のマイルがありますが、ANAマイルを選択した場合)。
クラス 必要マイル数(往復)
エコノミークラス 20,000マイル
ビジネスクラス 40,000マイル
燃油価格も高騰しているため、フィリピン航空からセブの直行便往復を取得する場合、燃油・税金込みで 往復14万円ほどかかります。コロナ前はだいたい6万円前後でしたので、どうしてもセブ島へ行く用事がある方や、ANAマイルが余っている方はこちらの方法がおすすめです!
関空からセブ島行きの様子をレビューします。
セブ島行きの飛行機は、他の成田、セントレアからも同じ機材を使っていますので、機内の様子は基本的に同じです。機内食のみ少し異なります。
セブと日本を結ぶ路線は、A320という機体。 横3+3列で中央にのみ通路がある小型の機体です。セブパシフィック航空とほぼ同じです。白色の座席はビジネス、後方青色の座席からエコノミークラスです。
写真を見てお気づきかと思いますが、JALやANAの国際線ではある映画やゲームを楽しめるモニタはありません。(一部マニラ線にはあります)
事前に「Fly Pal」というアプリをインストールしておくことで、そのアプリを使って機内で映画などを観ることはできますよ。
枕と毛布は無料で提供されます。
また乗ってみて気がつくポイントですが、フィリピン航空の場合はヘッドレストの調整が可能です。写真のヘッドレスト部分の左右を内側に曲げられるので、頭を包み込むような形となり、機内で寝やすいです。
一方セブパシフィック航空は、ヘッドレストがなく背もたれと一体型。頭を支えられず熟睡しづらいです。
ビジネスクラスです。といってもフルフラットにはなりません。
前の席との感覚は広くなっており、座席もフカフカです。
あとはアメニティサービスと機内食の違いでしょうか。航空券が倍になるのにそこまでサービスは過剰によくなるわけではないのが残念。
2019年10月の関空発セブ島行きの機内食です。
2種類から選べます。この日のように和食か洋食、魚か肉、などいくつかのパターンがあります。
和食の「豚の生姜焼き」です。
海外の航空会社なので正直あまり期待できないかなと思っていたのですが、想像以上に豪華で美味しかったです。最中も嬉しいですね。
こちらは洋食「鶏肉のトマト煮」です。
こちらもなかなかレベル高かったです。左上の黄色い包みはデザートのチーズケーキです。
その他、もちろんドリンクサービスもあります。
・ビール・ワイン
・ミネラルウォーター、ジュース、コーラ、スプライトなど
ホットコーヒーや紅茶もあります。
フィリピン航空では、受託手荷物があらかじめ含まれています。
エコノミークラス利用の場合、一人2個、それぞれ23キロまで。
ビジネスクラス利用の場合、一人2個、それぞれ32キロまで。
1つあたりの大きさは 3辺(縦・横・高さ)の合計が158cm以下です。
3辺158cm以上、また3個以上の場合には追加料金が必要です。
■荷物が3個以上の場合(1個につき)
日本発:10,000円
フィリピン発:100USドル
■3辺合計158cm以上の大きさの荷物(1個につき)
300USドル
■エコノミークラスで23kgを超える荷物(1個につき)
100USドル
この情報は日本路線の国際線利用の場合です。その他国際線や国内線の場合は細かい規定があります。
それでは実際にフィリピン航空の公式サイトを使って予約してみましょう。
下記の情報は結構細かいので、使ってみて良くわからない場合は参考にしてください。
「フィリピン航空」で検索し、公式サイトに入るとこのような予約画面が現れます。
特に片道の希望がなければ、このまままずは「出発地」と「目的地」を設定します。
「出発地」は自動で成田が設定されているようですが、必要に応じて変更できます。
「目的地」でセブと入力。CEBでもOKです。
①クリックしてカレンダーを表示させます。
②カレンダーの月が変わり、先の日程の予約をすることができます。
③最初に「往路」の希望日を数字の上でクリックします。次に復路の希望日をクリック。
「お客様」とあるところをクリックします。
例えば大人の人数を選択し、最後に「確認」ボタンをクリックしてください。
例えば大人2人、子供1人と入力しても、最終的に表示されるのは合計人数のみです。
内訳の詳細は表示されないので注意してください。
クリックするとクラスの選択肢が表示されますので、希望するほうを選んでください。
選択して「完了」をクリックすれば、適切なものが「利用クラス」欄に表示されます。
これで入力は完了です。
最後に「フライトの検索」をクリックします。
この間しばらく待ちます。
検索が終わると、選択した旅行日で可能な往復フライトが表示されます。
まずは往路からです。
フライトと値段を確認し、適切なものをクリックすると復路の画面にスライドします。
ちなみに 料金はすべて日本円で表示されていますよ。
上の2つが直行便。
下に並んでいるのはフライトが2つにわかれMNLが加わっているため、マニラで乗り継ぎがあることがわかります。
往路も同じように希望の時間の便とクラスを確認し、選択します。
エコノミーでも数種類ありますが、手荷物やマイルの付与率が異なるだけです。
ちなみに「便名」をクリックすると、利用のターミナルなど詳細が表示されます。
また「座席」をクリックすると、全座席の予約状況を確認できます。
ただ記載されているように、現在はこの画面からは座席の指定はできないようです。
さらに先のステップで指定できますので安心してください。
往復のフライトを選択すると、画面の下部に「お客様の選択」として、これまでの選択がすべて要約されたものが表示されます。
税込価格として最終的な値段を「トータル」で確認します。
これでよければ最後に「継続」をクリックしましょう。
このような画面に切り替わり、予約内容の詳細を確認することができます。
スクロールすると下部に利用規約などに関する記載があります。
ボックスにチェックを入れるまでつぎには進めませんので忘れないようにしましょう。
チェックを入れたのち、「次へ」をクリックします。
これが後に搭乗券に印字されることになりますので、パスポートに記載の通り正しく入力していきます。
また※印は入力必須事項です。
①性別を選択します。
②名、性に分けて適切な空欄に入力します。
③「マブハイマイル」「Etihad Guest」「ANA Mileage Club」の中から該当する方は選択します。選択すると会員番号を入力する欄が現れます。
④食事など特別なリクエストがある場合に、ボックスにチェックを入れます。チェックを入れるとこのような感じで選択肢が現れます。
⑤予約完了後に確認メールが送られてくるので、正確に2度入力します。
⑥電話番号を入力します。日本の国コードは「81」です。
連絡先を入力してからさらにスクロールすると、支払方法の選択が表示されます。
希望するものに1つチェックをいれます。
支払方法の選択後、画面下部のボックスにチェックをいれ、「お支払いに進む」をクリックします。
これをクリックした後は支払方法の変更が不可となり、変更するにはもう一度予約を取りなおさないといけなくなりますので注意しましょう。
支払いを完了する前に、座席表が表示されます。
その見方は座席表に記載がありますが、基本的に青く塗られたシートから選ぶようにしましょう。
復路の座席表は「見る」をクリックすると切り替わります。往路・復路共に好きな座席を選択しましょう。
確認できたら、「すべてのフライトに座席を提出する」をクリックします。
チケットの購入まであと一歩、最終ステップとなります。
①名前はパスポートなどに記載の通りに、スペルなどに間違いがないよう正しく記入してください。
②カードタイプを選択し、番号と有効期限を入力します。
③セキュリティコードはカード裏面にある長い数字のうち、下3ケタの数字です。
④カードに記載の通り、大文字で名前を入力します。
⑤とりあず※印は必ず埋めるように、住所をローマ字で入力します。
最後に「購入する」をクリックして支払いが完了します。
注意書きにもあるように、支払いに少し時間がかかるため、勘違いして何度もクリックすると複数の請求が上がる可能性がありますので注意しましょう。
成田空港、そしてフィリピン航空のビジネスクラスを利用する場合、 フィリピン航空のラウンジはありませんが、その代わりアメリカン航空のアドミラルズクラブというラウンジが利用できます。
営業時間は7時半から21時までです。
こちらがラウンジの入り口です。ビジネスクラスを利用する際は、是非利用してみてください。
中の様子です。さすが航空会社のラウンジだけあってとても広く落ち着いた雰囲気です。
テーブルからソファー席、くつろげるリクライニング席からビジネス利用に重宝するパソコン席まで揃っています。
ソフトドリンクだけではなく、アルコールや軽食も一通り揃っています。
ビジネスクラスで豪華な機内食がでるので食べ過ぎ注意ですが、どれも美味しそうですね!
最近ではLCC(格安航空会社)が主流になりつつありますが、LCCが不安な方や年配の方、ビジネス利用の場合はやはり一般航空会社の方が使い勝手はいいかと思います。
LCCに比べたら割高ですが、急な予定変更や対応はやはり一般航空会社に軍配が上がります。特に 仕事でスケジュールが不安定な方や、翌日必ず帰国しないとまずい!という人は、フィリピン航空を使った方がいいです。
またLCC特にセブパシフィック航空の場合、頻繁に時刻の変更があります。チケットを購入した後でも直前で時刻変更が起こることはよくあります。
英語のメールが送られてきますが、そういったものが不安という方はフィリピン航空をおすすめします。
ぜひフィリピン航空を使ってフィリピンへ留学、旅行をしてみてください。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。