残念なことに世界にはまだまだ治安が悪いところが多いです。特に最近はテロなどが起きて物騒ですよね。日本で暮らして過ごして行く分には問題ないかもしれませんが、海外旅行へ行ったり、留学へ行ったりする方も多いかもしれません。
特にこの記事を読んでくださっている方は、まさにこれから留学を考えている人なのではないでしょうか?
最近は留学生の事件も多いですね。もちろん気をつけていても遭遇してしまうこともありますが、ただ大体の場合は気をつけていれば、あらかじめ知っていれば防げる事件ばかりです。
今回は、 フィリピンセブ島での留学に的を絞って、実際に日本人留学生が遭遇してしまった事件をご紹介したいと思います。
この事件や事故に関しては、語学学校入学時にオリエンテーションなどで一部ご紹介することが多いです。それほどこういった事件に皆さんは合いやすく、また陥りやすいということです。
日本人は言い方が悪いですが、平和ボケしている人も多いですし、簡単に人を信用する人も多いです。また、外国人の友達を作りたいために特に疑わずに家へついていったりと…大変危険ですね。事件や事故に遭って痛い目を見るのは自分自身です。
フィリピンは本当にいい国なんです。私も本当に大好きな国のうちの一つです。ただ、それでも事件は起こっています。フィリピン人は人懐っこくて陽気で一緒にいて楽しいです。ただし、日本人のお人好しに漬け込んだ事件が多く起こっています。
どうかこの記事を読んで、事件を回避して楽しい留学生活を送れることを祈っています。
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一番多いのはやはり、スリやひったくり、置き引きです。特に日本人の皆さんは、ポケットに物を入れて歩いていたり、ファスナーのついていない鞄を持っていたり、レストランや空港などで荷物を置いたままどこかへ行く…なんてこと多いのではないでしょうか?
そういえば友人から聞いた話ですと、とある人がセブの空港についてベンチに荷物を置いていたら、全て置き引きされてなくなっていたなんて話を聞いたことがあります。着いて早々、財布やパスポート、スーツケースなど全ての持ち物がなくなったそうです…。
多少のものは保険がおりるとはいえ、大事なものがなくなるのは痛手です。でもこれも、フィリピン人が悪い!なんて言えないです。明らかにその人がだらしないでしょう。
セブでもスリや置き引きは日常茶飯事です。フィリピン人ではなくても、セブ島留学には他の多くの国籍の人も留学に来ます。 部屋に財布を出しっぱなし、高価なものを置きっ放しにしておくと、すぐに取られます。
ポケットにスマホと財布は入れない(特に後ろポケット)。ファイスナーのある鞄を使用する。こうすることによって被害は大幅に削減されます。特に後ろポケットに入れたままタクシー乗って、いつのまにか落ちてタクシーの中に!ということも多いです。
タクシー会社に電話しても、まず出てこないでしょう。かならず所持品はファスナーのある鞄に入れるようにしましょう!また、リュックサックなどは後ろで見えないため、避けた方が無難です。人混みのあるところでは前に持ちましょう。
荷物はどんな場所でも置きっ放しにしない。セブでの空港はもちろん、レストランやカフェ、フードコートでもです。特に1人の場合トイレに立つときは必ず荷物は持ちましょう。
また、学校内でも不用意に置きっ放しはダメです。日本人経営のところは日本人も多く、置きっ放しにしている人が多いですが、それが習慣づくと絶対にレストランやカフェでもやってしまうので、常に注意しておきましょう。
大きなものより小物が狙われやすいので、せめて机に残すなら大きなもので。テラス席の場合は特に何も置いて行かないでください。
たとえバッチメイトでも油断は禁物。 貴重品は絶対に鍵のかかっているロッカーやスーツケースの中に常に保管をしましょう。留学中は特に長期の方はお金を多く持っているのではないでしょうか?必ず貴重品は鍵のかかるところで保管してください。
留学中の強盗で一番多いのが、バイクタクシー強盗です。これはどういったことか、詳しく説明します。
バイクタクシーとは、普通のバイクで、後ろに乗って好きな目的地へと運んでくれる乗り物です。渋滞が多いセブにとってバイクはかなり重宝します。ただ、注意して欲しいのは、バイクタクシーは個人でやっています。免許や届け出もありません。タクシーとは違います。
なので、どれがただのバイクで、どれがバイクタクシーなのか見分けはつきません。また、運転免許さえも持っていない人も多いのが事実。かなり無茶な運転をされる場合もあります。
そして一番怖いのが、拳銃を持ったバイクタクシーを装った強盗です。うっかり強盗のバイクタクシーに乗ったら最後、人気のないところへ連れて行かれて金品を要求されます。
これは実際に起きた事件です。とある留学生がバイクタクシーに乗車。だが、人気のないところへ連れられて金品を要求された。パニクった留学生はフィリピンのお金、100ペソ(約260円)を渡しました。この額に怒った強盗が持っていた拳銃で留学生の足を撃って逃走しました。
この事件はどの語学学校でも注意点として例を挙げられるところが多いです。そもそも、この留学生の学校でもバイクタクシーには乗ってはいけないと、必ず初日のオリエンテーションで注意がしてあったはずです。なのに「自分は大丈夫」と思ってしまったんですね。。。幸い命に別条はなかったものの、拳銃で撃たれた衝撃は一生心に残ってしまうことでしょう。セブではこういった事件も少なからず起こっているのが実情です。
バイクタクシーは、強盗以外にも様々な事件事故を起こす要素を持っています。多いのが、転倒による事故。そしてバイクのマフラーによるやけどです。
バイクタクシー乗車時は、日本の海外旅行保険は一切適応外です。
転倒して病院に運ばれて多額のお金がかかっても、やけどして跡が残っても、一銭もおりてきません。また、強盗にあって撃たれてもおそらく保険金は下りないと思います。
それだけバイクタクシーは事件や事故が多く、推奨されていない乗り物ということです。これに乗る際は全て自己責任ということになります。なのでどんなことがあってもバイクタクシーには乗らないようにしましょう。
今回なぜお金を出したのに拳銃で撃たれてしまったのか?皆さん、100ペソっていくらだと思いますか?日本円で260円ぐらいです。そんなお金、もらって嬉しいですか?例え物価が違うフィリピンでさえ、100ペソは1食分の金額です。
これは逆上されてもおかしくはないでしょう…。解決策としては、 財布に入っている有り金全て渡すことです。最低1000ペソ(約2,600円)以上は渡したいところです。持っていなかったとしても、財布の中を見せてないことを示しましょう。
トランプ詐欺はあまり聞きなれない言葉だと思いますが、これもセブ島に来ている留学生に実際に起こった事件です。
とある留学生は、街中で話しかけられたフィリピン人と仲良くなり、そのフィリピン人の家へと連れてこられた。そこでトランプをするが、トランプの勝ち方を教えてあげるといい、勝ち方を伝授される。
その後、友人が来るからそいつをカモにしてお金を巻き上げようと持ちかけられ、最初は勝ち続けます。ですが、最終的には大負けをし、多額のお金を取られる羽目になります。足りない分はATMで引き落としをし、それでも足りない分はクレジットカードで高額な買い物をさせられます。
だいたいこういった手口です。手持ちのお金だけではなく、ATMから引き出し、それでも足りない場合はクレジットカードで高額な買い物をさせられてしまいます。もしカード類をもっていなかったら、何をされるかわかりません。こういった手口に気をつけてください。
これは子どもの頃よく言われていた言葉ですね。知らない人にはついていってはいけません。日本では当たり前なのに、どうして海外で知らない人についていってしまうのでしょうか?
よくされたから、困っていたから、仲良くなりたかったからなどという言い訳はダメです。仲良くなりたいのであれば、学校の先生となればOK。道ゆくフィリピン人、 特に日本語を話せる人は要注意です。
外でお話しするぶんには構いません。人が大勢いるファーストフードやレストランなどでお話ししましょう。場所を変えて家に来ないか?などと言われたら、用事があるといって帰りましょう。
最近ではドゥテルテ大統領のお陰でドラッグの話は滅多に聞かなくなりました。しかしながら以前まではフィリピンではドラックや麻薬が出回っていました。フィリピンではドラック使用は認められていません。もちろん語学学校側で分かれば、ドラック使用者は即退学処分です。
特に多い手口としては、学校から出て来たところを声かけられます。そしてドラック使用を勧めてきます。そうして使用しているところを写真取られてこれを学校にバラすと言うのです。
バレたら即退学です。これを証拠にお金をゆるってきます。決してドラックや麻薬には手をださないようにしましょう。
学校から出て来る、しかも日本人はわかりやすいのですぐにこの学校の生徒だってことがバレます。彼らは基本的にお人好しな日本人を狙っています。気をつけましょう。
これはセブシティにいるときよりも、マクタン島の学校に滞在している時に多いかもしれません。それはタクシーでのボッタクリです。基本的にどのタクシーもメーターを使用しますが、まれにメーターを使用しないタクシーもいます。
特にマクタン島、リゾートエリアに多いです。それは何もわからない観光客を狙っているからです。私たちは留学生でも観光客と同じに見られるので、よく遭遇します。
メーターで200ペソ(約520円)で行けるところを1,000ペソ(約2,600円)かかると言ったり、一台で1,000ペソだと思ったら、1人1,000ペソだった!なんてすごいボッタクリする人もいます。1,000ペソでも2,600円ほどなのでそこまで構えるほどではありませんが、気をつけてください。
タクシーに乗り込んだ際、挨拶してみましょう。なるべくならビサヤ語がいいです。それだけでもある程度ボッタクリは防げます。
メーターを使ってくれない場合は、そのタクシーを使うことをやめましょう。即降りましょう。そして次のタクシーを待つべきです。どうしてもそのタクシーに乗って帰りたい場合(雨でタクシーが捕まらない、場所的に捕まらない)は、値段交渉をしましょう。案外どんどん下げてくれます。
女性グループだとぼったくられる可能性も高くなるので、ガタイの良い男性を一人いれましょう!これだけでも効果があります。
ちなみに、ぼったくられるのはほぼ日本人です。怒らせると怖いと分かっている韓国人(とくにガタイの良い男性)には、めったにぼったくりをしません。
*以下の内容は毎回こうなるという事ではなく、あくまで可能性としてあるので念頭に入れておきましょうという内容です。
・セブから日本への帰国時にターミナルフィーを750peso支払わなければ行けないが、1000ペソを渡したらこちらから何も言わないと返金してくれなかった。
→ 解決策:750ペソぴったりで渡す。もしくはしっかりと返してもらうように請求する。
・マクタンで犬の真横を通り過ぎようとしたら、噛まれた。狂犬病の犬かどうか区別がつかないため、その後病院に行き注射を打たなければいけなくなった。
→ 解決策:現地の人達はガンガン触っているが、犬や猫を含めた動物には近づかないこと。またズボンをはいていくこと。狂犬病ではないケースがほとんどだが、一度でも噛まれると念のため病院で注射を受けなければいけなくなる。
時間も費用もかかるし、何より精神的にダメージを受ける。野良犬の場合はその犬が狂犬病を持っているかどうか、再び探し出す事自体が難しいため、特定は困難。
一般的に狂犬病の犬は目つきがおかしかったり、よだれをたらしていたり、暗いところを好んだりすると言われているが、発症し初めの時は一般の犬と変わらない性格の場合もあるため、やはり近づかないことが一番。
フィリピンは銃社会です。気をしっかりと引き締め、リスクの高い行動は避けるようにしましょう。
そうするとほぼ事件に巻き込まれる可能性はありません。私もしょっちゅうフィリピンにいますが、危ない目や詐欺、強盗にあったことはありません。スリもありません。
もし万が一、強盗に遭ってしまった場合はお金や荷物よりも命が優先です。
拳銃を突きつけられたら大人しく全てを差し出しましょう。
現金は戻りませんが、荷物などは海外旅行保険である程度まかなうことができます。荷物の全てを失うのは嫌ですが、仕方ありません。
上でも書きましたが、荷物の全てを失うのは嫌ですよね。私もそうです。なので普段出歩くときは荷物は最低限にしておきましょう。お財布の中も常に最小限にしておくべきです。
クレジットカードは一枚だけ入れて他は鍵のスーツケースに保管などしておくといいと思います。
大きなリュックに、タブレットやパソコン、カメラなど入れて毎日持ち歩かずに小さいボディバックに財布と携帯ぐらいにしておいた方がいいです。大きなリュックはたまにモールやスーパーなどでは持ち込みできない場合があります。
その場合はカウンターに預けますが、セキュリティなんてあったもんじゃありません。 荷物は常に最小限を心がけましょう。
また、出歩くときは華美な格好は避けましょう。男性であれば高そうな時計、アクセサリーを身につけないようにしましょう。女性であれば南国ですがセブシティは都会です。薄着のみで出歩いたり、ネックレスやピアス、指輪など高価そうに見えるものは身につけないようにしましょう。
特に指輪やピアスは、高額なものだと最悪の場合切り落としてまで持って行く人がいます。。。本当に気をつけてください。
フィリピン人と喧嘩はタブーです。体も小さくて力もなさそうなので大丈夫!勝てる!と思うかもしれませんが、危険です。
口喧嘩でも同様です。その場では勝って満足かもしれませんが、根に持って翌日拳銃を持ってきたり、仲間数人を連れてこられたらたまりません。
ここはフィリピン。どんなことがあっても現地人にかなわないのでおとなしくしましょう。
今回挙げた事件や事故は、実際にフィリピンで起こっていることです。ただし、少しでも気を引き締めて注意していれば防げるものばかりです。 フィリピンのお国柄、治安、銃社会であることをしっかりと理解し、危険な乗り物や危険なエリアには近づかない。
語学学校で推奨している地域内にいるぶんには安全です。しっかりとオリエンテーションの話を聞き、危ないエリアを把握し、安全な範囲のみで行動するようにしましょう。
しっかりと分別をし、良い留学ライフを送ってください!
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。