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母の友人がカナダで結婚したことを機に、高校3年生の頃に家族で遊びに行くことになりました。 学生の頃から英語は大好きで、テストの点数も良かったので、今回カナダで自分の能力が試せるととても楽しみにしていました。 ところが…、実際はうまく自分の気持ちを表現できずコミュニケーションをとるのに本当に苦労したんです。 母の友人夫婦には5歳の男の子と3歳の女の子がいたのですが、滞在中彼らの話す言葉を聞き取るのに精一杯でした。その時に、文法だけ知った気になっていても英語は話せないことに気づきました。
このことがきっかけで、ちゃんと現地の人と英語で会話したいという思いが強くなり、26歳の頃にようやくカナダへ行きリベンジを果たしました。 今回ワーホリという手段を選んだのも、暮らしながら現地で働いてみたいと思ったからです。
一番の決め手は、高3の時のリベンジを果たすため。アメリカにも興味はあったのですが、アメリカにはそもそもワーホリ制度がなかったので断念しました。当時のエージェントからカナダは多民族国家だということを聞き、現地の人だけではなく他国の人とコミュニケーションが取れると思ったことも決めてのひとつです。
やっぱり、現地で働きながら暮らすことができるというのが最大の魅力です。 暮らして、学んで、働ける。 語学留学だけでは得られない知識が身につきます。
カナダは世界第2位の敷地面積を誇る、広大な自然と都市部が融合した国です。その中でも私が滞在したトロントは、まず人の温かさが魅力です。ホームステイ先のマザーはフィリピン人、ファザーはアイルランド人でした。学校が始まる前日にステイ先に到着したのですが、なんとその日に学校までの経路を一緒に電車に乗って案内してくれたのです!乗り換えはここを通る、トークン(電車のチケット代わりとなるコイン)はここで買えるなど、電車内でも1駅ごとに説明をしてくれたり、とっても優しいfamilyでした。もちろん街の全ての人がこうだとは言えませんが、少なくとも滞在した1年間で私は現地の人にたくさん助けられました。
また、多民族国家なのでいろんな国の料理が楽しめることも魅力の一つです。チャイナタウンやコリアンタウンはもちろん、リトル・イタリー、グリークタウンなど様々なエスニックタウンに分かれています。トロントの伝統料理といえばプーティンですが、私は一時期ハマり過ぎて体重が大変なことになりました…。(笑)海外の食事あるあるです!
やはり通っていた語学学校のあったEglintonは好きな街です。 ホームステイ期間後にそこでルームシェアをしていたこともあり、学校終わりには近くの映画館や図書館に寄ったり、大好きなTim Hortonsでお茶をしたりなど…かなりお世話になりました。
また、ワーホリ後半に6ヶ月以上ずっと住んでいたQueen ST Westも思い出がたくさんある場所です。近くのチャイナタウンにあるTim Hortonsで働いていたこともあり、周辺のスーパーで買い物をしたり、休日はケンジントンマーケットやコリアンタウンに出かけてみんなでお酒を飲むのが日課でした。イートンセンターも近く、食品以外の買い物も1ヵ所で済むので、ほぼ毎日通っていました。
他にも、個人的に大好きな場所は、Union駅近くのハーバーフロント。 解放感のあるカフェでお茶したり、オンタリオ湖の港で開催されるイベントがあったりと、とても賑やかで、だけどどこか落ち着く場所です。空港も近く飛行機も見ることができます!
1年の滞在なので、話せるボキャブラリーは少ないですが、渡航して半年ほどで簡単な英会話はできるようになりました。買い物やファストフード店での注文にもだんだん慣れていきます!
会話力はほぼ皆無でした。(記述ばかりしていたので・・・。)読んで読解する能力はあったほうだと思います。
先にも述べた通り、読解力はあったのですが会話力が皆無だったので、留学中はとにかくアウトプットを鍛えました。語学学校でも会話は絶対英語と決め、とにかく声に出して話す練習もしました。 海外に来てるのだから当たり前ですが、自分をどんな環境下に置くかが大きいなと感じます。 私は後半、カナダ企業のフランチャイズ店で働いていたこともあり、リスニング力と会話力はすごく上達しました。
1番は、現地の人と友達になることです。現地の人とコミュニケーションをとるには必ず英語を使わなくてはならないので、話していくうちに自然と英語力がアップしていきます!同時に、日本人の友達を作ることも大切だと私は感じました。留学中は楽しいことばかりではありません。でも、日本人の友達がいれば、辛いときや困ったときに母国語で助け合うことができるので、とても安心できるんです。
あとは、恥ずかしがらずにとにかく発すること。間違っていても、単語だけでもいいので、とにかく話すことが大切だと思います!
留学して日本を離れることで、改めて自国の安心感と家族のありがたみに気づきました。また、日本を出なきゃ出会えなかった異国の友達ができ、新たな自分を発見することができました。
たくさんあって選びきれませんが…、 特に印象に残っていることは、ホームステイ先のfamilyと同時期にステイしていた留学生とワールドカップを家で観戦したことです(ちなみにフランスが優勝しました)! みんなでテレビを囲んで1つのスポーツに夢中になって一緒に踊り、スポーツは世界共通だと感じた一瞬でした。2つ目は、ナイアガラフォールズに3度行けたこと。1度目はfamilyと、2度目は学校の友達と、3度目は帰国前にボーイフレンドと行きました。 あの広大な景色は何度見ても感動します。冬には流れる滝が凍り、とても幻想的でした!
2021年5月現在、カナダではビザの発給について条件が設けられています。
ワーホリビザを発給するには、事前に現地での仕事先が決まっていることを証明するジョブオファーを取得している、かつ隔離後すぐに就労開始できることが条件となっています。
つまり、現地での仕事先が決まっていないとワーホリビザの発給が行われません。
そんな中、今人気を集めている留学スタイルがCo-opプログラムです。
Co-opプログラムとは、カナダで学生ビザで就労することができるプログラムで、学校で学んだ専門的な知識やスキルを有給インターンシップを通して実践することができます。
現状カナダワーホリビザの審査が休止されていますが、このプログラムを使えば学生ビザでフルタイムで働くことが可能です。また、現地でのインターンシップ体験は帰国後の就職活動に役立てることもできます。
Co-opプログラムの詳細についてはこちらの記事でまとめておりますので、ご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。