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カナダへの留学も決まり、いよいよ出発というときに最も気になるのが日本から何を持っていけばいいのかということではないでしょうか。
留学先でのストレスを減らすためにも現地ではなるべく日本での生活のルーティーンを崩したくはないですよね。しかし、あまりにも多くの荷物を持っていくとその分費用もかさんでしまいますし、帰国時に処分したり配送する負担も大きくなってしまいます。
この記事では、「これさえあれば何とか留学生活を乗り切れる」というようなカナダ留学の際に必要な最小限の持ち物についてご紹介していきます。
カナダ留学に絶対必要なもの |
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まずはカナダに留学に行く際に絶対に必要な、忘れてはならない5つの持ち物からご紹介していきます。これがないとせっかくの留学ができない、ということにもなりかねないので余裕を持って事前にしっかりと準備をしておきましょう。
パスポートはカナダに限らずどの国に留学するにおいても「命の次に大切なもの」と言われるほど重要な持ち物です。まだパスポートを持っていないという人は、申請をしてから発行までに最低でも8日以上はかかってしまうため、早めに申請をするようにしましょう。
また既にパスポートを持っているという人であっても、有効期限がギリギリという人は注意が必要です。早めに確認して更新しておきましょう。
現地で盗難にあってしまった場合などにも活用できるため、パスポートが発行できたら紛失に備えてコピーもとっておくとよいでしょう。
eTAとはelectronic Travel Authorizationの略で、電子渡航認証のことです。このeTAは、カナダへの入国ビザの取得が免除されている国籍の旅行者が空路でカナダに入国する際には必ず全員必要です。
カナダ政府の公式サイトからオンラインの申請書を送り、7カナダドルをクレジットカードやデビットカードで支払うことにより申請が完了し、通常であれば数分の内にメールでeTAが発行されます。
手順は簡単ですが、6ヶ月以上の長期留学やワーキングホリデーの場合は別途でビザの申請も必要になるので注意してください。またアメリカ経由でカナダに入国する場合はESTAも必要になるので事前に申請するのを忘れないようにしましょう。
長期間の留学であっても最初にカナダに入国する際には、原則は往復分の航空券を用意しておく必要があります。セミフレックスの航空券などもあり、往路だけ日付を指定して復路は帰国する際に変更することもできますので自分のニーズに併せた航空券を持参しましょう。
Eチケットで入国する場合は日本いる間に印刷しコピーも持っていくようにしましょう。学生やワーキングホリデーとして入国する場合、基本的には片道の航空券でも入国することはできますが、入国審査の際に帰りの航空券のことを聞かれる可能性も高いので答えられるようにしておきましょう。
お金については観光の旅行に行くときと同じでまずはある程度の金額のカナダドルを現金で用意しておくとよいでしょう。
同時にカナダはカード社会なので、クレジットカードも必要不可欠になってきます。チップの支払いなどもクレジットカードで簡単にできますし、コンタクトレスのカードであれば交通機関やスーパー、レストランで利用する際も手間が省けて非常に便利です。留学先から学費など多額の振り込みなどが必要になった場合にも活用できるので1枚は必ず持っていきましょう。
カードはVisaやMasterなどの大手を選ぶとよいでしょう。大手のクレジットカード会社であれば海外での利用に対して保険が付帯する場合もあるので安心です。
カナダでは医療費が日本よりかなり高額です。少し風邪を引いた、虫歯があった、といったようなささいな理由で病院を利用したところ後から高額の請求が来て困ってしまったという声も留学経験者の中ではよく聞きます。
しかし海外旅行保険に入っていれば、通訳のサポートまでしてくれて非常に安心です。また留学生用の長期の海外旅行保険の多くはこのような傷病だけではなく、盗難や器物の破損など様々なケースを想定してサービスがついているので留学中も安心です。
せっかく保険に加入していても、保険証書が手元にないとお金が戻って来なくなってしまうこともあるので原本を留学先に持っていくのを忘れないようにしましょう。最近ではPDFのデータなどで保険証書を送ってくれる場合もありますので、保険会社に事前に確認をとっておきましょう。
留学の種類や留学に行く時期によって必要になってくる持ち物が変わります。押さえておきたい3つの持ち物を紹介していきますので自分の留学に合った持ち物はなんなのか確認していきましょう。
短期間の旅行用の観光ビザであれば現地に到着した時にもらえますが、学生ビザやワーキングホリデービザは事前に用意して持ち込む必要があります。
留学することが決まったら実際に渡航する日のかなり前から日本の大使館などでビザを申請しておく必要があります。思ったよりもビザ許可書をもらえるまでに時間がかかったということもありますので、スケジュールには余裕をもっておくようにしましょう。
現地調達もできますが、シャツや下着は最低限の枚数は持っていくようにしましょう。ただし冬に留学する場合は、カナダの冬の寒さはかなり厳しいので、ジャケット等に関しては現地で購入した方が機能的なものが見つかりやすいことも覚えておきましょう。
現地の学生などにおすすめのブランドを聞いてみるのもいいでしょう。
入国時に滞在先などを聞かれることがあります。落ち着いた環境に着くまではいつでもネットにつながるとは限りませんから、念のため寮や学校のキャンパスの住所や電話番号などが記載された資料をプリントアウトしておいて持参するのがよいでしょう。
ここからはカナダへの留学を考えている人であれば共通して持っていくと助かる便利な持ち物を4つ紹介していきます。
カナダ留学に持っていくと便利なもの |
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風邪などを引いた場合に薬局で市販の風邪薬や鎮痛薬を購入したくなると思います。似たような効果のある薬は現地でも売っていますが、日本人向けに作られているわけではないので効果がきつすぎる場合があります。
普段から好んで使用している常備薬などがあるのであれば事前に渡航前の段階で日本のドラックストアなどで購入しておくのがおすすめです。
また処方薬を常用している場合には、現地で調達できるよう英語の診断書も発行してもらっておく必要もあります。留学が決まった段階でかかりつけの医師などに早めに相談しておきましょう。
化粧品や洗顔剤、スキンケア商品に関しては日本製のものの方が品質が良い場合があります。持ち込んでおけば現地での余計な出費の節約もできるので、渡航前に日本でまとめ買いをしておくのがおすすめです。
品質の違い以外にも、特に留学直後は日本とは異なる水質や気温湿度、さらには環境が変わったストレスで肌のトラブルも大きくなりやすいものです。基礎化粧品やシャンプー、コンディショナーなどは日本から持参し、徐々に様子を見ながら現地のものを使用していくようにしましょう。
スマホやPC・タブレット、デジカメなどの電子機器は留学中の必需品とも言えます。日々の生活に欠かせないだけではなく学校関係の人と連絡をとったりエッセイの提出やオンラインの教科書の閲覧にも欠かせないものとなってきますので必ず持参しましょう。
この時忘れてはいけないのが充電器も含めて持っていくということです。今使っているものがそのままカナダでも使えるのか、変圧器などが必要になってくるのか事前にリサーチしておきましょう。
スマホのSIMカードは日本で事前に購入することもできますが、現地でも空港や街中のお店で簡単に調達することができます。
一般的な日本食などは日本食スーパーなどの大出カナダの都市でも売っている可能性があるので、地域限定のお土産などを持っていくと学校や寮などで新しい友人を作る際などに便利でしょう。
グッズは留学へ出発する時にに日本カルチャーで流行っているものを選ぶと現地の人にも喜ばれます。小さいものでおすすめなのは折り紙です。そもそも折り紙自体海外では珍しく、折り紙を折ってみせると手品のように驚かれます。さらに、着物のように世界でも知られている日本文化を感じられる折り紙は、まさに日本ならではの身近な芸術品です。
日本文化特有のものを持っていく場合には、それを正しく理解してもらえるように英語で説明できるようにしておくとよいでしょう。
ここまではずっとカナダ留学に必要な持ち物や便利な持ち物について見てきましたが、最後に必要のない持ち物についても確認しておきましょう。
不必要に荷物を多く持って行ってしまうと留学中に邪魔になってしまったり帰国時に持って帰るのが大変になってしまいます。
実はあまり必要がないもの |
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意外と知られていませんが、カナダは日本と同じコンセントのタイプなのでコンセントの挿し口に関しては新しいものを特別に用意する必要はありません。
スマホやパソコンの充電は、ほとんど国際対応で変圧器も必要ないですが、ドライヤーやヘアアイロンなどは日本の製品の電圧が低く変圧器等が必要な場合もあるので確認はしておくようにしましょう。
歯ブラシやバスセット、洗濯用品、生理用品などの消耗品は現地でも調達することができます。カナダにも100均のようなお店はあるのでこれらを日本からカナダに送ることでかなりの重さや費用がかかってしまうのであれば現地調達するほうがコスパがいいと言えます。
しかし製品の品質については日本の方が高い場合も多く慣れ親しんだ製品を利用したほうが心身のストレスが少ないということであれば日本から準備していく必要があります。
ネットにつながる辞書やガイドは持ち込まなくても問題はありません。インターネットが繋がる環境があれば同じ情報を得ることができるため、スーツケースの中でかさばってしまう辞書やガイドブックは日本においていきましょう。観光ガイドは現地で聞いた方が早くよりユニークな情報が集められますよ。
ここまで場面や目的別にカナダ留学に必要な持ち物を確認してきましたが、最後にリストでもう一度必要なものを重要度順に確認・比較してみましょう。
持ち物リスト | 重要度 |
パスポート | ◎ |
航空券 | ◎ |
お金(通貨、クレジットカード) | ◎ |
保険証書 | ◎ |
ビザ許可証 | 〇 |
時期に合わせた衣類 | 〇 |
滞在先の資料 | 〇 |
常備薬 | △ |
基礎化粧品・コスメ類 | △ |
電子機器類 | △ |
お土産 | △ |
変換プラグ・変圧器 | × |
消耗品 | × |
辞書・ガイドブック | × |
カナダへの留学が決まったらまず準備しなければならないのがパスポートや航空券、ビザなどこれがないと入国・滞在できないと考えられる重要な書類です。これらの事務的な手続きが終わってから、衣服や生活雑貨などより具体的な持ち物について考えるようにしましょう。
同時に準備することも多くなってくるので、持ち物リストのように表などを作って何から着手すればいいのか優先順位がわかるようにしておくとよいでしょう。
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。