みなさんは、「留学ローン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。留学ローンは、費用が足りずに留学ができない方の助けとなってくれます。
この記事では、留学ローンの概要や借りる際の条件、ローンの種類などについてご紹介していきます。また、ローンの返済が厳しそうという方向けに、返済が不要な給付型奨学金についても解説します。留学ローンを検討している方は、参考にしてみてください。
CONTENTS
留学には、高額な費用がかかります。そのため、経済事情によっては留学したくても費用がネックで厳しいという方も少なくありません。そんなときにおすすめなのが、留学ローンです。
留学ローンとは、特定の団体から留学にかかる費用を借りることができ、教育ローンともいわれているローンの一種です。費用を借りことによって、留学における費用面の問題をある程度解決することができます。次の章では、留学ローンの一例をご紹介していきます。
留学ローンには、さまざまな種類があります。この章では、留学ローンの種類を3つほどご紹介します。留学ローンを借りる際の参考にしてみてください。
日本政策金融公庫教育ローンは、国が貸付をおこなっている留学ローンです。返済猶予が長く、学校に通っている間は利子だけの返済もできるのが特徴です。留学で借りることのできる金額は、450万円までです。
三菱東京UFJ銀行教育ローンは、銀行からお金を借りる留学ローンです。この留学ローンは20歳以上の方が対象となっており、社会人でも借りることができます。借りられる金額は、最大500万円(医歯薬系学部・研究科の場合は1,000万円)です。
日本学生機構第二種奨学金は、学生が対象の留学ローンです。1ヶ月に借りられる金額上限は、学校の種類によって異なりますが最大15万円です。
留学ローンの上限金額などは変動することもあるため、借りる際は事前にホームページなどをしっかり確認しておきましょう。
留学ローンを借りる際には、注意することがあります。この章では、留学ローンを借りる際に注意する点についてご紹介していきます。
留学ローンを借りる際の注意する点は「借りられる金額で留学費を賄い切れるか」「お金の使い道には制限があること」「ローンを返済できる見込みがあるか」の3点です。
留学をする際は、ローンで借りられる金額で本当に留学費用を賄い切れるかを確認しましょう。留学費用を賄い切ることができない場合は、留学ローンを借りても留学することができません。
留学ローンによっては、用途に制約があるケースがあります。例をあげると「学費には使えても、生活費などで使うことができない」というものがあります。留学ローンを借りる際は、借りられるお金の使用可能用途をよく確認する必要があります。
留学ローンは返済する必要があります。そのため、返済の見込みがない場合は借りることができません。奨学金の返済の見込みが薄く、留学ローンを借りるのが難しい場合は給付型奨学金を受けるのも1つの手です。次の章では、給付型奨学金についてご紹介していきます。
給付型奨学金は返済する必要がないタイプの留学ローンであり、「日本学生機構」などで利用することができます。返済が不要とされている分、奨学金を受けるための条件が返済型の留学ローンに比べて厳しいのが特徴です。
給付型奨学金を受けるには、収入や資産が一定水準以内である必要があります。支給額は収入や資産状況に応じて変動します。また、授業の成績が優秀であり、進学先で優秀な成績を収める見込みがある必要があります。
留学ローンでは、国や支援団体から留学費用を借りることができます。留学ローンを借りることができる団体の例をあげると、日本政策金融公庫教育ローン、三菱東京UFJ銀行教育ローン、日本学生機構などがあります。
留学ローンを借りる際は、借りられる金額や使用可能用途、返済できる見込みがあるかなどに注意しましょう。
留学ローンの返済が厳しいという場合は給付型奨学金を利用するのも1つの手です。しかし借りる際の条件は、厳しくなります。