オーストラリアではワーホリビザを発行しており、毎年多くの人々がワーホリビザを利用してオーストラリアを訪れます。オーストラリアにワーホリしにくる人のなかには、現地で仕事をするという方も多いです。
この記事では、オーストラリアでのワーホリの仕事についてご紹介していきます。ワーホリの基本情報やワーホリに必要な英語の目安などを解説していきます。また、英文履歴書の書き方などについても触れているので、ワーホリで働くことに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
オーストラリアにはワーホリ制度があり、ビザの発行をおこなっています。ワーホリビザとは、18~30歳の人を対象にワーホリ協定国間で発行されているビザです。
オーストラリアのワーホリビザでは、最大1年間国内に滞在することができます。期間中は、4ヶ月までの就学が認められているため、ワーホリビザを使ってオーストラリアに留学するという方も多くいるようです。
このビザの最大の特徴は、比較的ゆるい制限で就労できる点です。通常、観光ビザや学生ビザなどでは就労が禁止されていたり、許可されていても時間や期限の制限が厳しいです。
一方、オーストラリアのワーホリビザでは「同一の雇用主のもとで働ける期間は6か月」という制限しかありません。そのため、オーストラリアにワーホリで仕事をしにくるというケースも多く見られます。海外で生活費を稼ぎながら暮らすということができるため、海外での生活に興味があるかたはワーホリしてみてはいかがでしょうか。
また、特定の条件を満たすことによって、セカンドビザやサードビザを取得できるようになります。これらのビザを取得すれば、オーストラリアの滞在期間を延ばすこともできます。
ワーホリで仕事をする最大のメリットは英語力の向上です。現地で仕事をすることは、語学学校で勉強をするよりも実践的な英語を学べるチャンスとなります。仕事先で、外国人の友達を作るチャンスもあるかもしれません。
また、オーストラリアは物価が高い分、給料平均が日本よりもかなり高いです。職種や地域にもよりますが、最低賃金だけでも2倍以上の差がでるケースもあります。そのため、オーストラリアのワーホリで仕事をした方が、日本にいるより稼げるというケースもあるかもしれません。
オーストラリアのワーホリで仕事をするとなると、それ相応の英語力が必要になってきます。簡単な日常会話をおこなえて意思疎通ができるようになるのは、TOEICのスコアでいうと500点前後からとされています。留学であればこのラインの英語力があれば大丈夫かもしれませんが、現地で仕事をするとなるとさらに高い英語力が求められてきます。
ホテルやカフェなどの接客業の場合は客との会話があるため、TOIECで少なくとも600点~700点は必要になってきます。一方、農場などのあまり会話のない職場で働く場合は、英語力が低くても問題なく働けることが多いです。
このように、働く場所によって必要な英語力は異なってくるため、自分の英語力に合わせた職場を選ぶ必要があります。
オーストラリアでのワーホリの仕事をしようかと考えている方のなかには「英語に自信がなくて、本当に仕事ができるか不安」という方もいるかもしれません。そんな、英語が苦手な日本人におすすめの仕事は日本食レストランのキッチンです。
日本人レストランでは日本人従業員の割合が多く、英語が必要な場面がほかの職に比べて少ないです。そのため、英語があまり得意でないという方でも雇用されやすいです。
英語力が低くても安心して働ける反面、デメリットもあります。日本食レストンの仕事はほかの仕事に比べて時給が低い傾向があるようです。また日本人の多い環境で働くため、仕事をするなかでの英語力の向上もあまり見込めません。そのためオーストラリアでの生活である程度英語力に自信がついたら、日本食レストラン以外の仕事を探してみるのもいいかもしれません。
オーストラリアでのワーホリで仕事をする場合の、仕事の探し方についてご紹介していきます。仕事を探す方法は、多く分けて2つあります。
求人サイトから、自分の希望する職を探す方法です。求人サイトには、日系サイトとローカルサイトがあります。ローカルサイトの方が求人の種類は多いですが、すべて英語表記です。そのため、英語が苦手な場合は自分の希望する職を探すのが難しいかもしれません。
留学生や同じワーホリにきている人から紹介してもらう方法です。ワーホリ中に現地の友達ができた場合、その友達を頼ってみるのもいいかもしれません。
また、店舗によっては店頭に求人張り紙がある場合もあります。街の散策ついでに、店頭をチェックしてみてはいかがでしょうか。
日本の場合と同様に、オーストラリアでのワーホリの仕事をする際にも履歴書を書く必要があります。この章では、英文履歴書の作り方やポイントについてご紹介していきます。
日本では、履歴書は市販品を購入してそこに必要事項を書くというのが一般的です。しかし、英文履歴書を書く場合は履歴書を自分で作る必要があります。具体的にはパソコンを使い、デザインやフォーマットなどを自分で考えて、それに必定事項を書きこみ履歴書として使うという形となります。
デザインやフォーマットを考えるのが難しいという場合は、インターネット上に履歴書のテンプレートがある場合もあるので、そちらを使ってみるのも1つの手です。
英文履歴書には、日本と大きく異なる点があり、性別や国籍、年齢などの一部の個人情報が不要とされていいます。また、日本国内の学校が海外でも広く知られているということはほとんどありません。そのため、学歴を書く際は卒業した学校の名前ではなく、先行した分野やそこでなにを学んだかなどをしっかり書きましょう。
これら以外は、日本の履歴書と大差はありません。文字の詰め込みすぎや、余白の空きすぎに注意し、見やすい履歴書を書くのが魅力的な履歴書のコツです。
しかし、英文で履歴書を書くというのはなかなか難しいことです。無理に難しい言い回しを使おうとしたり、スペルミスや文法ミスが頻発するケースがあるかもしれません。オーストラリアに知人がいるのであれば、履歴書を書き終わったら一度チェックしてもらいましょう。
ワーホリビザを取得すれば、働きながら国内で生活することができます。しかし、オーストラリアのワーホリで仕事をするとなれば、最低限日常会話に困らない程度の英語力は必要になります。
そのため英語に自信がない方は、オーストラリアへのワーホリを断念してしまうこともあるかもしれません。しかしなかには、日本食レストランや農場などの英語があまりできなくても働ける職場もあります。英語力が向上するまでは、それらの職場で働くのも1つの手です。
英文履歴書を書く際は、日本のものとはルールが違うことがあります。書き方の違いをしっかり理解したうえで、採用担当者の興味を引けるような履歴書を作れるようにしましょう。