多くの方は留学をしたいと思ったときに「留学をしたいけど、どれくらい費用がかかるんだろう」と疑問に思うのではないでしょうか。留学にかかる費用が不透明なままだと、資金をいくら用意すればいいのかもわからずに、結局計画倒れで終わってしまうこともあるかもしれません。
留学を成功させためにもこの記事では、留学プランを立てる際の注意点や、留学費用の内訳、そして留学資金の貯め方と抑え方について解説しています。留学を希望する方は、ぜひ参考にしてみてください。
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留学プランを考える際は、まず留学に使える資金がいくらあるかをしっかり把握してから留学プランを立てましょう。留学にはさまざまな費用があります。プランを立てているうちに必要な留学費用はどんどん増えていくかもしれません。その際に、留学につかえる資金を把握せずにプランを立てようとすると、資金不足で計画倒れで終わってしまうおそれがあります。
留学資金をしっかりと把握したら留学のプランを立てていく段階に移っていきます。しかい、プランを立てる際には注意点があります。
第1に、費用の目安だけで留学のプランを立てないようにしましょう。この記事だけでなく、インターネット上にはさまざまな記事で目安となる留学費用が紹介されています。これらのサイトは、おおまかな留学プランを立てる際の参考としてはとても役立ちます。
しかし、留学費用はさまざまな要因で変動する可能性があるのです。学校側の事情や留学先の社会情勢の変動、為替レートの変動などあげればキリがありません。
そのため、正確な現時点の留学費用をしっかり確認しないと、留学費用が想定外に増えて留学資金内に収まらなくなってしまうおそれもあります。大使館や学校の公式ホームページをしっかり確認したり、留学エージェントを活用したりして、正確な留学費用を割り出したうえで留学プランを立てましょう。
第2に、資金ギリギリの留学を計画しないようにしましょう。留学になんとしてもいきたいという方のなかには、資金ぎりぎりの留学プランを立てる方もいるかもしれません。しかし、資金ギリギリの留学というのはとてもリスクが高いです。
なぜなら、留学中は予想外の出費が発生する場合があるからです。例えば治療費です。留学中、事故や病気をした場合に海外保険を利用しますが、ときには保険が適用されないケースもあるかもしれません。
また、さまざまな事情でやむを得ず滞在期間が延びてしまうケースもあります。一例をあげると、悪天候が原因で飛行機が全便欠航になってしまうなどのケースです。このときに、留学資金がギリギリだと追加の滞在費を支払えなくなってしまうおそれがあるのです。
留学中は、どのようなトラブルがおこるかわかりません。万が一の事態を考慮して、留学資金に余裕を持たせられるプランを立てるように心がけましょう。
留学費用の内訳がわかっていないと、留学資金がいくら必要なのかの把握は難しいです。この章では、留学にかかる費用の内訳をご紹介しますので参考にしてみてください。内訳は、「留学前」と「留学中」に分けてご紹介していきます。
・パスポート取得
パスポートには、有効期限が5年のものと、10年のものがあります。20歳以上の方はどちらのパスポートも取得できますが、20歳未満の方は5年パスポートしか取得できません。
20歳以上の方のパスポート取得手数料は、10年パスポートで約1万5千円、5年のものは、約1万円となります。
・ビザ取得
ビザ取得にかかる料金は、国やビザの種類によって異なります。また、留学する国によってはビザ取得のために、日本にある大使館を訪問しなくてはならないケースがあるため、その際に交通費が発生します。
・海外保険、留学保険
留学中の思わぬ事故や病気に備えて、海外保険や留学保険に加入しましょう。保険料金は留学期間や保険プランによって差があります。また留学先によっては、学校や国指定の保険に加入を求められるケースもあります。
・入学金
入学にかかる費用として入学金や事務手数料があります。学校によって金額が異なるため、学校の公式ホームページで確認しましょう。
・往復航空券
航空券の料金は、フライトの時期や航空会社によって違ってきます。各社の航空券料金を比較できるサイトもあるので、活用してみてはいかがでしょうか。
・授業料
留学期間や選択するコースなどによって料金が大きく変動するため、学校のホームページなどでしっかり確認しておきましょう。
・滞在費、食費
滞在方法は、ホームステイ、学生寮、シェアハウスがあります。留学資金や生活スタイルにあった方法を選びましょう。
食費については、留学先の物価が大きく影響してきます。また、ホームステイでは料金に食費が含まれているケースが多いようです。
・交通費
通学の交通費は、滞在場所の立地で異なります。学校の近くにある滞在先を選択すると、交通費を抑えることができるでしょう。
・通信費
海外の通信会社のSIMやインターネットを契約する方は、通信費が発生します。また、滞在先によっては、通信環境が無料だったり有料だったりするそうです。滞在先でインターネットが使える場合、利用するにはいくら料金を払う必要があるかを、代表者に確認するようにしましょう。
・教材費
受講するコースによっては、途中で追加教材を買わなければならないかもしれません。教材費を抑える方法として、書店で中古品を探して定価より安く購入したり、レンタルサービスを利用する人もいるようです。
また、この他にも留学先で観光を楽しみたい方は観光費、友達を作って交流を深めたい場合は交際費なども必要です。なにか現地で買いたいものがある場合や、お土産を買って帰国する場合はそのための費用も必要になってくるので、資金に余裕を持たせた費用計算をしましょう。
ここでは、留学資金のやりくりについてふれていきます。留学資金の貯め方と、留学費用の抑え方の順にまとめてみました。
・リゾートバイト
夏休みには旅館や海の家、冬休みにはスキー場などで働く方が多いそうです。短期間に集中してかせぐこともできるため、学業との両立をさせやすいのが学生の方にとっては長所といえます。また、住み込みタイプのリゾートバイトであれば生活費を抑えることもできるため、留学のための資金をさらに貯めやすくなるかもしれません。
・留学現地でのバイト
留学資金を留学中にかせぐという手段もあり、国によっては学生ビザでアルバイトが許可されるケースがあります。ただし職場や就労時間などの制限があるので、大きな金額をかせぐことは難しいでしょう。
・奨学金制度
留学生向けの奨学金制度を利用すると、授業料が減額となります。大学留学や大学院留学では、奨学金制度がある学校が多いそうです。また、国や自治体が運営する奨学金制度もあるそうです。
・交換留学
留学にはいくつか種類があり、大きく「私費留学」と「交換留学」に分けられます。私費留学では基本的に留学費用がすべて自己負担となります。いっぽう、交換留学では授業料が減額されたり、免除されたりするそうです。
留学資金があまり多くない場合、留学費用が安い国を検討するのも1つの手です。ほかのメジャーな留学先にはない魅力があるかもしれません。ここでは、比較的留学費用が安い国をあげていきます。
各国の、1年間留学する際の授業料、滞在費、生活費などのトータル費用をご紹介してきますので、あくまで目安となりますが参考にしてみてください。
・フィリピン
フィリピンは、アジア圏のなかで人気上昇中の留学先です。人が集まるセブ地域では、年間180万円から210万円程度かかるそうです。その他の安い地域では年間100万円から120万円程度というケースもみられます。
日本や欧米に比べて物価が安いうえに、語学学校の教育レベルが安定しているため、金額と質のバランスがとれた留学先といえます。
・マレーシア
マレーシアも、アジア圏の英語留学先として注目されている国です。マレーシアは、マレー系や中国系などの民族が入り混じった多民族国家です。各民族で母国語が異なり、他民族とのミュニケーションには、英語が広く使われています。
マレーシアの留学費用は、家賃が高い都心部を避ければ、比較的安価に留学することができます。安く済ませられれば150万円前後での留学も可能です。その反面、都心部は留学費用が高くなりやすく200万円~250万円になるケースもあります。マレーシアでの留学費用を抑えたい場合は、滞在先に注意しましょう。
・フィジー
フィジーは、オーストラリアの西側にある島々の国で、人気のリゾート地です。かつてイギリス領だったため、英語が日常的に話されています。
あまり知名度が高くないフィジーですが、費用を抑えるにはうってつけの場所です。年間費用は100万円から150万円程度となるそうです。
留学プランを練る際には、まず留学に使える資金を決めるといいでしょう。留学では、さまざまな費用がかかります。留学資金内に収まらないプランを立ててしまうと、計画倒れになってしまいかねません。そうならないためにも、留学資金をしっかり把握し、その金額で実現可能なプランを考える必要があるのです。
留学資金にあったプランにするためには、留学費用の内訳を正確に把握する必要があります。留学費用を割り出す際は、各種ホームページや留学エージェントなどを活用し正確な費用を割り出しましょう。
また留学資金があまりない場合は、費用が安くすむ国を選んだり、奨学金制度や交換留学制度を利用したりする方法があります。
留学資金を貯める方法については、短期間で集中的にかせぐリゾートバイトが人気のようです。また、ワーキングホリデーなどを活用して、留学中に資金をかせぐ手段もあります。留学資金をうまくやりくりして、留学を成功させましょう。
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