語学留学やワーホリ、旅行など様々な目的で世界中から大勢の人が訪れるカナダ・バンクーバー。
治安もよく日本人の留学先として最適なバンクーバーは、カナダの留学先として1番人気を誇ります。
そんなバンクーバーに1年間留学した際にかかるおおよその金額は、300~500万円です。
この記事ではバンクーバー留学のメリットから費用の内訳、費用を抑えるコツなどについて詳しく解説していきます。バンクーバー留学をと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
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まずはバンクーバーに留学するメリットを3つ取り上げます。これがわかるとなぜバンクーバーの語学留学が人気が高いか良く理解できます。
バンクーバーにはダウンタウンを中心に、100校以上の語学学校があります。この数は北米でもトップクラス。
100校ある語学学校は切磋琢磨しており、授業のレベルもそれだけ高いです。
また選択肢が多いことで、自分の条件に合う学校を選びやすいです。
短期間の集中型なら私立の小規模の語学学校がおすすめ。小規模の語学学校は、マンツーマンに近い形で集中的なプログラムを組んでいます。
したがって短期間で英語が身に付きます。
長期間なら大人数で複合的な授業カリキュラムを、長期的視野で行っている学校が良いです。なぜならいろいろな変化のある授業のほうが飽きないからです。
バンクーバーには日系企業も多く、多数の日本の駐在員が暮らしています。当然日本の食材を取り扱っているスーパーが多いです。日本の食材が手軽に手に入り和食も作れます。
普段慣れている生活用品を使えることや日本での生活とあまり変わることなく、日々を過ごすことができます。
バンクーバーには日本人の語学留学生が多いです。日本人同士での情報交換の場がたくさんあります。学校での過ごしかたや生活のしかたなどの細かい生活の情報、行っておくべきおすすめの場所の情報が手に入りやすいです。
ホームステイの場合でも、語学留学を受け入れることに慣れている人が多いために、友好的に迎えられることでしょう。
それについて発展している文化がバンクーバーには存在しています。
ホームシックは語学留学の大きなストレス要因です。しかし日本食が手軽に作れて、日本人にも出会えるバンクーバー語学留学では、特にその心配はないでしょう。
スリや置き引きなどは日本と同じ感覚ではいけません。カフェなどでもバックを置いて席を取ると、すぐにバックを持っていかれます。また裏道を通ることや夜道のひとり歩きは避けましょう。
しかし、危険とされるエリア以外は比較的治安も良く、街は落ち着いた雰囲気です。閑静な住宅街に、車で郊外へ20分ほど離れたら味わうことができる豊かな自然。バンクーバーは語学留学だけでなく、観光としても十分に堪能できます。
気候はやや雨が多いですが、温暖で暮らしやすいです。夏場も25℃いくかいかないかで、湿度も日本よりはるかに低く、カラッとしています。冬ややや寒い傾向ですが、それでも気候的に安定しており、真冬日になることは年に数日。四季がしっかりありますが、夏は涼しく、冬は暖かい気候です。
留学期間 | 費用相場 |
1週間 | 約30万円 |
4週間 | 約50万円 |
3ヶ月 | 約100万円~150万円 |
半年間 | 約150万円~300万円 |
1年間 | 約300万円~500万円 |
期間別にバンクーバーの留学費用を簡単にまとめた表です。渡航費でかなりかかるので、短いほど割高になる傾向ですね。それぞれの期間の費用と語学習得のレベルを詳しく解説します。
1週間の語学留学の場合には、学費や生活費、渡航費用などを含めた合計金額は15~30万円程度です。1週間の留学では英語のマスターとまでは言わないまでも、留学の気分だけは味わうことができます。
例えば今後長期留学を考えている場合に、踏み台として、とりあえずバンクーバーで語学留学に慣れておくことは良いですね。
いろいろな方法がありますが、徹底的に英語を鍛えたいなら、ホームステイがおすすめです。できるだけ短期間で英語と接する機会を設けたいからです。
また短期間のカリキュラムを掲げている郊外の私立語学学校などは、英語をみっちり鍛えることができます。
1ヶ月の語学留学の場合には、学費や生活費、渡航費用などを含めて、34万~70万円程度は見積もっておく必要があります。1ヶ月どのような生活を送るかに寄りますが、授業時間の多めな濃い内容の授業カリキュラムにしているなら、リスニングや日常会話は英語でできるレベルになるでしょう。
1ヶ月程度の語学留学は、今後別の場所で語学留学をする場合の下地となります。英語圏で生活することに慣れるには最適の期間です。もしくは日本で英語教室で習っても良いです。その英語が習得できる土台が海外で作れます。
1ヶ月程度の留学に向いている語学学校があります。短期間のプログラムで、英語の能力をみっちり鍛えることができるような学校なら、1ヶ月の留学でも十分かもしれません。
3ヶ月の語学留学の場合には、学費や生活費、渡航費用なども含めて、86万~180万円程度かかります。学校の選択やホームステイにするかなどの生活状況により、英語習得は差が出ますが、慣用句も英語でできるようにはなるでしょう。日常的な会話はほぼ英語で行えるレベルになります。
3ヶ月ぐらいを超えるようになると、どのように快適に生活をすることができるかを考えるほうが良いです。ホームステイやルームシェアなら気の合う相手と過ごすことに重点を置きましょう。また自分のパーソナルスペースも大事にして、長く一緒にいられるようにつとめると良いですね。
半年間の語学留学の場合には、学費や生活費、渡航費用などを含め、166~350万円程度かかります。日本人同士で生活をするなどの方法を取らない限り、ほぼ英語の会話はマスターできるようになるでしょう。
帰国後は習得した英語を生かせる仕事にも就くことができるでしょう。語学学校のカリキュラムにもよりますが、通訳等の仕事も十分にこなせるスキルは身につくはずです。
半年の語学留学なら、アルバイトにも就けるワーキングホリデービザや学生ビザが必要です。現地での就労をしながら英語を身に付けることができます。
1年間の語学留学の場合には、学費や生活費、渡航費用などを含めて325~686万円程度かかります。1年間も留学をすると、会話はもちろん英語表現も完璧にマスターできるでしょう。また英語翻訳もすることも可能になります。
帰国後は英語を生かして通訳や翻訳家などで活躍もできますね。1年間の留学では半年間の留学と同様にビザが必要になります。1年間もの間留学すると、生活費や遊興費などがかかるので、アルバイトをしながら語学を学ぶと良いです。
1年間だと最低でも300万円程度のお金がかかります。カナダ人の友人もできるでしょうし、同じ語学留学の学友とも友達になれます。より楽しく充実した生活を考えることが1年間の語学留学を成功させる秘訣ですね。
バンクーバーでの留学費用内訳 |
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上記がバンクーバーでの留学費用の内訳です。より詳しく個別に解説していきます。
学費は選択する学校にもよりますが、1年間でおよそ120~240万円かかります。
授業以外にもアクティビティを充実している学校もあり、そのために別途費用がかかる場合があります。
短期留学の場合には、なるべく少人数で集中的に授業をしてくれる学校が良いです。
半年や1年間の留学になる場合には、アクティビティが充実している学校だとメリットが多いですね。学業の障壁になる飽きることがないです。1日1日楽しく授業を受けることができます。
また幅広い交遊関係を持つ目的の人には、アクティビティが充実している学校を選ぶと良いですよ。
家賃などの滞在費用は、生活の水準と比例します。寮の場合には1年で50~250万円でこれは地域などによって格段に差があります。
街中へでかけ積極的にカナダ文化を体感したい希望を持っている場合には、家賃が高くなりますが、ある程度街中の寮を選択すると良いです。
ルームシェアの場合には、50~100万円で、これも立地や部屋の広さによって家賃が異なります。ただ日本人同士のルームシェアの場合には、英語習得率が下がる可能性が高いです。生活の快適さを求めるか、英語力を高めることに重点をおくか考えて決めましょう。
ホームステイの場合には、75~175万円ぐらいかかります。朝晩の2食がついても最低75万円ぐらいかかることを理解しましょう。より純粋に英語を味わえるホームステイのほうが英語力を高めることができます。理由は生きた英語を浴びるように感じられるからです。ただ寮生活でも日本語を使わないことを決めて生活すると、同じように英語での会話力向上に繋がります。
バンクーバーへの渡航費用は、ハイシーズンの夏は最低でも片道15万円かかります。観光に人気のないオフシーズンの冬の場合、片道8万円前後で航空券が購入可能です。
どの航空会社を利用するかによっても異なります。頻繁に金額が変わるので、渡航する日程を決めたら安いときを見計らって航空券を確保しておきましょう。早割などを利用するとより安く渡航費用を抑えることができます。
1年以内であれば観光ビザ、6ヶ月以上だと学生ビザが必要になります。ワーホリビザは約13,000円、学生ビザは約6,000円の費用がかかります。
滞在日数が6ヶ月以内の観光の場合ならビザは不要です。しかし語学留学の場合には観光ではないので、しっかりビザを申請するようにしましょう。
ビザの申請と共に行わないといけないのが、海外旅行保険の手続きです。1年間で平均26~36万円かかります。カナダではメディケアと言い、医療費が無料ですが、国民健康保険に加入できない旅行者はこの恩恵を受けることができません。
保険に入っていない人は最低100ドル、大けがをしてERにかかると500ドル程度の請求が来ます。しかもそれにプラスして薬代もかかります。任意で海外旅行保険に入っておくと良いです。
クレジットカードに付帯されている保険も利用できますが、おそらく請求額にビックリするほどでしょう。怪我をすると恐ろしいほどの請求が来て、語学留学を断念することにもなり兼ねません。
ワーホリビザを取得すると、バンクーバーの国民健康保険に加入できるメリットがあります。
食費や光熱費、交際費などを合わせると年120~144万円は見積もっておきましょう。
外食はファストフード店で8カナダドル程度(約640円)、中級のレストランでも20カナダドル(約1,600円)と割高になるので、寮やホームステイ以外でも自炊をおすすめします。食費を抑えることができるなら1年で60万円程度で足ります。
電気代やガス代、水道代、通信費は、アパートの契約に含まれていることが多く、引き継ぎ制度が確立しています。ただこのような物件は若干値段が高めです。ルームシェアなどをする場合にも、街中では6万円程度家賃を含めてかかります。
近年バンクーバーは中国系の移民が多く、不動産投資によって物価は上昇中です。留学の時期によっては、これ以上にお金がかかる可能性もあります。
バンクーバーでの充実した生活を送るために、少しでも留学費用を抑えてみましょう。いくつかのテクニックがありますので知っておくと良いですね。
観光でも人気のバンクーバー。渡航費用も夏のオンシーズンと冬のオフシーズンでは約2倍の差がでます。したがって、留学する期間にもよりますが、オフシーズンを利用して航空券を取るのが良いです。
また渡航する時期が決まっているなら、早割を利用してより安く航空券を取ることができるとかなり変わってきます。早割だと航空会社が決まっていませんが、片道4万円台のチケットもあります。上手に利用して渡航費用を抑えてみましょう。
食費を抑えるために、T&TやNo Frillsなどの格安スーパーを利用するのも手です。また英語に慣れるには実戦で生きた英語のやり取りをすることが良いですね。格安スーパーの情報を獲得できるアプリの活用も積極的にしましょう。
おすすめは「Flipp」というアプリ。バンクーバー現地のスーパーが数多く登録してあり、項目ごとの検索も可能です。このようなアプリを十分に活用し、自炊をして食費を抑えてみましょうね。
バンクーバーでは低価格で購入できるバーゲンセールのような時期があります。この時期に必要な日用品等を買いだめしておくことがおすすめです。
バンクーバーの飲食店では「Happy Hour」という時間を設けています。この時間帯では価格が、牡蠣が1ドルだとか、20ドルもあればお腹いっぱいに焼き肉が食べられるなど、コスパが良いです。
外食するなら「Happy Hour」の時間を狙ってみてはいかがでしょうか。お店ごとに違うので、現地の人に確認するのが良いですね。
バンクーバーの語学留学のメリットは、学校の選択肢が多いことと治安や気候が良いことです。観光地としても人気のバンクーバーですから日本人も多いのも安心ですね。語学留学の文化が確立しており、土地柄非常に日本人にもなじみやすいはずです。
期間によって費用が変わります。必要な費用はしっかり貯金して、現地で困ることが無いようにしましょう。留学の期間によって費用が変わるので、予算によって期間を選んでも良いかもしれません。
バンクーバーでの留学費用の内訳は、ビザや保険、渡航費に宿泊費、生活費に学費があります。事前にしっかりと押さえておきましょうね。加えて費用を節約する術を身に付けておくと良いでしょう。
バンクーバーで過ごす日々はきっと、生きた英語を浴びる時間として記憶に残ります。今後のキャリアアップや人生の貴重な経験になることでしょう。
この記事のポイント |
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Q&AまとめQ&A
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。