カナダは人気の留学先として、多くの留学生が選ぶ国です。そのなかで、とくに人気が高い街がトロントやバンクーバーのような有名な都市です。しかし、カナダの首都であるオタワは留学先としてあまり知名度が高くありません。
オタワには、カナダ内でレベルが高いといわれているオタワ大学があり、現地の生徒だけでなく留学生も多く在籍しています。この記事では、あまり知られていないオタワ大学留学について解説していきます。オタワ大学の特徴、留学費用、オタワの魅力などをご紹介するので、参考にしてみてください。
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オタワ大学は世界的に知名度が高い学校ではありませんが、カナダ国内でレベルが高い大学だということをご存知ですか。この章では、オタワ大学の基本的な情報をご紹介していきます。
オタワ大学は150年以上前に設立した州立大学です。長い歴史があるこの大学には、膨大な量の本や資料を管理している図書館があります。そして、オタワ大学はカナダで3番目に規模が大きい大学で、3万人以上の生徒が在籍しています。そのうえ、数百ものプログラムが用意されており、学生は広い選択肢のなかから自分にあった講義を選べるのです。
そしてオタワ大学ならではの特徴は、英語とフランス語どちらの言語でも受けられる講義が多い点です。オタワ大学の講義のうち、約7割が両言語で受講できます。なぜなら、オタワはカナダのなかでもフランス語を話す人の割合が多い地域だからです。
オタワ大学への留学では、英語だけでなくフランス語にふれる機会が多いので、ちょっとしたフランス語の表現も学べるのも大きな魅力でしょう。また、第2外国語としてフランス語を勉強したことがある方は、2つの言語に磨きをかけられるチャンスかもしれません。
オタワ大学があるオタワという都市は、カナダの首都です。トロントやバンクーバーのほうがよく知られている都市であるため、オタワが首都であるのは意外に感じるかもしれません。
オタワには、首都機能の重用な役割を担っている、カナダ国会議事堂があります。この建物はネオ・ゴシックという建築様式で、カナダ入植時代の雰囲気を感じられます。また、世界遺産に登録されているリドー運河も、オタワを代表する観光スポットです。運河沿いには、当時のヨーロッパの面影を残す建物がみられます。オタワへ留学する際には、観光にいってみてはいかがでしょうか。
そして、オタワのほかの特徴としては、日常生活のなかで英語とフランス語の両言語が飛び交う点があげられます。留学先で2つの言語を学べることは、オタワ留学ならではの魅力の1つです。現地では、英語だけでなく、フランス語のちょっとしたあいさつなどを覚えてみてはいかがでしょうか。
この章では、オタワ大学に留学する際に必要な手続きをご紹介します。必要な書類をそろえるのに時間がかかることもあるので、締め切り期限に間に合うよう余裕をもって準備すると安心でしょう。
オタワ大学の出願期間は基本的に年に2回あります。詳細な期間は、オタワ大学のホームページなどを確認してみてください。出願期限までに、あらかじめ大学から入学願書を取り寄せておきましょう。
出願申請料の支払いは、指定口座への振り込みや送金小切手を利用するなどの方法があるようです。口座振り込みの場合は明細書のコピーを、送金小切手を利用する場合は小切手をほかの書類と一緒に提出します。
高校卒業後や大学卒業後にオタワ大学に入学する際には、最終学歴の成績証明書と卒業証明書を提出します。大学に在籍中の場合は、在学証明書と卒業見込み証明書が必要です。どの書類も、英文に翻訳されていなくてはなりません。
留学生は、オタワ大学が入学条件として定める英語力がある証明として、TOEFL iBTまたはIELTSのスコア表を提出しなくてはなりません。目安として、TOEFL iBTは90点前後、IELTSは7点前後が入学基準となります。これは満点の7~8割ほどのスコアであるため、日常的に英語を利用するのに困らない程度の英語力が必要です。
大学から取り寄せた出願書類のなかに、大学寮や提携ホームステイ先などの手配を依頼する書類があります。希望する滞在方法を書いて提出しましょう。
この章では、オタワ大学に留学する際に必要な手続きをご紹介してきましたが、条件が変更されることもあるようです。オタワ大学への留学を検討する際には、大学の公式ホームページを確認し、最新の情報を得るようにしましょう。
オタワ大学に1年間留学する場合、総額で350万円程度が相場といわれています。この費用の内訳をみていきましょう。
留学費用の半分以上を占めるのが学費です。専攻する学部によって差はありますが、オタワ大学の1年間の学費は、200万円から250万円程度が目安といわれています。
オタワの1年間の滞在費は、学生寮に住む場合、100万円前後が相場といわれています。滞在費を抑えたい場合には、外食を控えて自炊を心掛けたり、複数人で1つの部屋をシェアしたりするといいでしょう。
留学前にかかる費用として、出発時期や利用する航空会社によって価格が異なりますが、カナダへの渡航費は10万円から20万円程度が目安です。
大学留学をする場合、基本的に学生ビザの取得が必要です。カナダの学生ビザを取得するためには、約1万5千円の申請料金がかかります。
留学中に病気になったり、トラブルが発生したりしたときに備えて保険に加入する必要があります。留学保険は契約プランによって異なりますが、日本の保険会社と契約する場合、1年間で20万円から30万円程度かかるようです。
保険の料金を抑えたいのであれば、日本の会社よりも安く済ませやすい現地の会社が販売する留学保険に加入するのも1つの手です。しかし、日本の留学保険に比べて保証内容があまり充実してないことがある上に、英語で契約をしなければならないため手間が多いかもしれないので、加入前によく検討しておきましょう。
オタワはカナダの首都で、入植当時の雰囲気が残る歴史ある街です。そして、オタワ大学も150年以上の歴史がある大学で、国内で3番目に規模が大きい学校といわれています。
また、カナダのなかでもフランス語を話す人の割合が多いのもオタワの特徴です。そのため、オタワ大学の授業の多くは、英語とフランス語両方で開講されています。英語だけでなく、フランス語にふれる機会があるのもオタワ大学ならではの魅力の1つでしょう。
オタワ大学に入学を希望する際には、年に2回の出願締め切りに間に合うように必要書類をそろえましょう。提出書類をなかには、英文に翻訳する必要があるものがあるので、余裕をもって手配することをおすすめします。
オタワ大学の留学費用は、専攻コースや滞在スタイルによって差はありますが、1年間で350万円程度が相場といわれています。やり方によっては安くすませることも可能なので、留学前によく計画しておきましょう。
もちろん費用は留学する期間によって異なります。留学期間による費用の違いや、費用の抑え方についてはこちらの記事でまとめておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。