アイルランドの首都・ダブリンにはどんなイメージがありますか。「ダブリン城」という観光スポットがありますが、ダブリンについて詳しいことは知らない方もいらっしゃるかもしれません。
ダブリンは、知名度は高くありませんが、留学先として魅力的なポイントが多い街です。しかし、「ダブリンってどんな都市なのかな?」「イギリスみたいに留学費用が高いのでは?」と疑問に感じるのではないでしょうか。ここでご紹介するダブリンの特徴や費用を参考に、ダブリンを留学先として検討してみてはいかがでしょうか。
ダブリン留学の特徴の1つが、留学生の国籍です。せっかく海外に留学するなら、普段接する機会が少ない地域の人と交流してみたいと思うのではないでしょうか。ダブリンはヨーロッパ出身の学生が多く、アジア人の割合は少ないといわれています。
一般的に、留学先として人気のアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国は、アジア人の学生が多い傾向にあります。そのため、日本人を含めてアジア人の友人でグループを形成してしまうケースも多いようです。その点で、ダブリン留学ではヨーロッパ諸国の生徒と交流するチャンスが多いでしょう。
そして、ダブリンを留学先として選ぶと、観光がたくさん楽しめるというメリットが得られます。ダブリンにはダブリン城をはじめ、200年以上の歴史をもつ図書館があるトリニティー・カレッジなど、アイルランドを代表する観光スポットが集まっています。また、テンプル・バー地区には数多くの酒場があり、アイルランドの「パブ文化」を楽しめます。
ダブリン留学の費用は同じヨーロッパにあるイギリスより、比較的安いといわれています。学校の授業料や滞在スタイルによりますが、ダブリン留学の費用は1年間で200万円から300万円が相場です。ここからは、具体的にどんな費用が発生するのかを解説していきます。
ダブリンにある語学学校の授業料の相場は、1年間で200万円から300万円程度です。しかし、実際の料金は、授業時間の長さやカリキュラム内容によって大きく差がでます。
ダブリンの滞在費については、学生寮やシェアハウスに住む場合、家賃が年間60万円から80万円が相場で、1か月では5万円から6万円となります。建物の立地や古さなどで家賃相場は異なりますが、街の中心部に近い物件では家賃が高くなります。また、個室がある物件は、相場より高額なケースが多いようです。
学生寮やシェアハウスに滞在する場合、食費や通信費といった生活費が別で発生します。すべて含めると、1年間で約50万円から60万円程度が目安で、1か月あたり約4万円から5万円です。
滞在方法をホームステイにする場合、基本的に家賃と生活費が料金に含まれています。ダブリンのホームステイの相場金額は、1か月あたり10万円から13万円だそうです。
また、ホームステイ先によっては、長期間滞在することで家賃が割引されるケースもあるそうです。なぜなら、家に留学生がいない期間をなくすことで収入が安定するというメリットがあり、その代わりに料金を少し安くしようという理由があるからです。
これら以外の留学にかかる費用には、航空券、海外保険、学生ビザなどがあります。時期や航空会社によって差はありますが、日本からダブリンまでの往復航空券の相場金額は、12万円から16万円程度です。海外保険料は、1か月で1万円から3万円程度が相場となっていますが、補償内容によって差があるようです。
アイルランドの学生ビザについては、留学期間が3か月以上の方は取得が必須です。学生ビザ取得にかかる手数料は、3万円から4万円程度です。
この章では、ダブリン留学で費用を少しでも抑える方法を2つご紹介します。1つ目の方法は、「学割」を利用することです。ダブリン留学で語学学校や大学に通う場合、所定の機関で申請を行えば、公的な学生証が発行されます。その学生証があると、ダブリンのいたるところでお得なサービスが受けられるのです。
日本でも一般的ですが、ダブリンでは公共交通機関の学割を利用すると、料金が3割引になります。また、ダブリン内の飲食店や映画館などの娯楽施設でも、学割が適用されることがあります。さらに、携帯電話会社や旅行会社のなかにも、学割プランを提供しているところもあるそうです。
ダブリン留学で現地に到着したら、さっそく学生証をつくり、学割を最大限利用しながら節約してみてはいかがでしょうか。
2つ目の方法は、滞在方法としてホームステイを選択することです。一般的に、ホームステイの料金は、シェアハウスや学生寮に比べて割高です。しかし、基本的にホームステイの料金は食費や光熱費を含んでいるため、結果的にホームステイ以外の滞在方法より安くすむケースが多いのです。
シェアハウスや学生寮の家賃は、たしかにホームステイに比べて安いですが、自炊を毎日続けて食費を管理する必要があります。勉強が忙しくて外食してしまったり、食材を買いに行くための交通費が高くなったりするなら、月々の滞在費が固定されたホームステイのほうが安心ではないでしょうか。
ホームステイの料金はホストファミリーによってさまざまですが、一般的に、街の中心部や学校に近い立地では、家賃が高くなる傾向にあります。しかし、家賃が安くても、通学時間が長すぎてしまっては、体力を消耗してしまいますし、勉強にあてる時間も少なくなってしまいます。家賃と通学時間のバランスを意識しながら、ホームステイ先を検討してみるといいでしょう。
ホームステイは、料金に家賃、食費、光熱費などが含まれているため、家賃が安い学生寮やシェアハウスに比べて、費用を安く抑えられるメリットがあります。しかし、留学費用を計算しやすく安定しているという金銭面のメリット以外にも、ダブリン留学でホームステイがおすすめの理由が2つあります。
1つ目の理由は、ホームステイでは家に帰ってからも、英語を勉強できる点です。学生寮やシェアハウスでは、基本的に個人の生活リズムを尊重する雰囲気があるため、食事以外の時間は個室で過ごす時間が多くなるでしょう。
しかし、ホームステイでは、食事が終わってもリビングで家族団らんの時間があります。そういった時間で、英語コミュニケーションの練習ができるのです。せっかく海外留学をするのなら、留学期間を最大限利用できるホームステイで、英語力をアップさせてみませんか。
そして、2つ目の理由は、ホームステイではアイルランド文化を学べる点です。日本人にとって、アイルランド文化はあまり馴染みがないことでしょう。アイルランドの人々がどういうものを食べるのか、生活のなかでどんな風習があるのかということを知らない方が多いのではないでしょうか。
ホームステイでは、このような疑問が多いアイルランド文化を体験できます。アイルランドの家庭で生活を共にして文化や考え方を学び、より深く理解することで、留学で得られることも多くなるでしょう。
ダブリン留学の特徴は、ヨーロッパからの留学生が多く、日本ではあまり接する機会がないヨーロッパ人と交流するチャンスがたくさんあることです。また、ダブリンにはアイルランドの有名な観光地が集まっているため、留学中に観光を楽しめることも魅力的なポイントです。
ダブリン留学の費用は、1年間で200万円から300万円くらいが相場とされていて、留学先の学校や滞在方法の選択によって差がでてきます。ダブリン留学中に費用を節安するためには、公的な学生証を取得して学割を利用したり、家賃が安い地域で滞在先を探したりする方法があります。
滞在方法について、学生寮やシェアハウスは家賃が安いですが、自炊を続けなくては生活費が高くなってしまいます。そこで、家賃や生活費が一緒になっているシェアハウスを利用することで、結果的に滞在費用が安くなるケースも多いようです。
アイルランドは、緑豊かな大自然やヨーロッパの古くからの文化であるケルトのカルチャーを感じることができる国です。 人口の40%が25歳未満の若者と、とてもフレッシュでエキサイティングな国でもあります。 ヨーロッパに位置するが、物価は他ヨーロッパ国に比べて安いです。 また、休日を使って近隣ヨーロッパの国々へ気軽に旅行ができるところも魅力です。 教育に対してもヨーロッパトップレベルの水準で、大学進学希望者数も多いです。