海外への留学先として、イギリスを候補に挙げている人も多いのではないでしょうか?イギリスは観光地としても人気がありますが、大学や語学学校も充実していることもあり、毎年多くの留学生がイギリスを訪れています。
そんなイギリスで滞在する方法として、ホームステイを考えている方もいるでしょう。
このコラムでは、イギリスでホームステイをするメリットや注意点についてご紹介します。イギリス留学をお考えの方は、ぜひご参考ください。
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ホームステイとは、ホストファミリーという現地の一般家庭でともに生活し滞在することをいいます。ホームステイ先は基本的に、エージェントや学校の紹介などによって選ぶことができるでしょう。ここではまず、イギリスでホームステイをする利点について紹介します。
イギリスでは英語が使用されているため、ご飯を食べるときやホストファミリーと会話をするときなどはもちろんすべて英語になります。イギリスの人は日本人に対して好意的なことが多く、うまく英語をしゃべることができなくても受け入れてもらえることが多いようです。
海外では、クリスマスなどの行事を華やかに過ごすことが多いようです。イギリスも例外ではなく、クリスマスは華やかになり、家の中でも「ヤドリギ」を飾りつけるそうです。またイースターなど、日本ではあまり浸透していない行事にも触れることができるでしょう。
イギリスにはロンドンを中心に、たくさんの露店が並ぶ「マーケット」があります。食料品はもちろん、なかには古着を扱うマーケットやイギリスならではのアンティーク品を並べるマーケットもあり、観光にも人気です。ファッションの買い物などに、ホストファミリーと一緒に出かけるのもよいでしょう。
ホームステイする際には、家庭のルールを守ってお互いに気持ちよく過ごせるように配慮することが大切です。ホームステイのルールは国によっても、ある程度決まっていることがあります。イギリスでホームステイをする場合は、どのようなことに気をつける必要があるのでしょうか?
イギリスのほとんどの家庭はドラム式の洗濯機を使用しています。また、乾燥させるときは自然乾燥ではなく乾燥機を使うことが多いようです。家庭にもよるかもしれませんが、外に洗濯物を干さないのには、人目に触れないように配慮するという意味があります。
また、洗濯の回数についても、事前にホストファミリーに確認をとりましょう。家庭によっては週に1回などと制限していることもあります。
イギリスの料理はまずいという印象をもっている人も多いのはないでしょうか?たしかにイギリスの料理は日本人の口には合わないといわれることがあります。全体的な特徴として「野菜が柔らかい」「味がうすい」などが挙げられるようです。
ホームステイ先の料理が口に合わなかった場合は、素直に申し出てもよいでしょう。
イギリスを含めた欧米の人は、あまり入浴をしない傾向があります。毎日は入浴しないということもよくあるので、ホストファミリーにルールを確認しておきましょう。とくにシャワーだけで済ませる人は多いので、留学中はお湯を張っての入浴はできないことがあるかもしれません。
イギリスでホームステイをするときには、いくつかの注意点があります。日本にいてはあまりなじみのない注意点もあるかもしれないので、ファミリーに悪い誤解などをされないように事前に知っておきましょう。
ホストファミリーは、客ではなく家族として留学生を受け入れています。ホテルのような感覚で滞在していては、ファミリーと円満な関係を築けないかもしれません。積極的に家事などを手伝うようにしましょう。
食事や家事のことなど、自分が疑問を感じた点は直接ファミリーに聞くようにしましょう。ルールがあればそれに従う必要がありますが、食事も含めて生活に支障をきたしそうな場合は申し出ることが必要です。
ただ、申し出る場合は「不満がある」ということだけでなく「もっとこうしてほしい」など、どのように解決してほしいのかもあわせていうようにするとよいです。
イギリスではタブーとされている習慣のひとつに「裏ピース」があります。裏ピースはイギリスでは侮辱の意味を示すため、やってはいけません。また、中指をたてるしぐさもタブーとされています。
ホームステイをするときは、学校からどのくらいの距離に家があるのかということも検討する必要があります。学校からの距離は、交通費などにも影響してくるからです。ここではイギリスでホームステイをするときに気をつけるべき、費用について紹介します。
ロンドンは「ゾーン制」で交通機関の仕組みが整っています。ゾーン制とは、地域によってエリアが「ゾーン1」「ゾーン2」などと決められており、そのゾーン内では一定料金で移動ができるという制度です。
ロンドンでは地下鉄がおもな交通手段として発達していますが、その際にホームステイ先がどのゾーンにあるのかを確認しておくと交通費をおさえることができるでしょう。異なるゾーンに移動するときは交通費が高くなってしまうので、学校とホームステイ先が同じゾーン内にすることをおすすめします。
イギリスにホームステイで滞在した場合、1年の長期留学ではおよそ160万円(家賃、光熱費、食費、交通費込み)かかります。しかし場合によっては倍以上かかる場合もあり、家庭や立地によって変わります。エージェントのプログラムなどの場合は、ホームステイの費用が含まれていることもあるので、確認するようにしましょう。
イギリスでホームステイをするときには、行事を楽しむことができるほか、ホストファミリーと出かけたり、常に英語に触れたりできるなどのメリットがあります。しかしホストファミリーによって、ルールが決められていることがあるので注意が必要です。
たとえば洗濯は週に1回、外に干さない、入浴時にはお湯をためないといったことがあります。滞在時にはファミリーにルールを確認して守るようにし、もし疑問に感じる点があれば素直に申し出るようにしましょう。
ホームステイの費用は年間およそ160万円以上となっています。しかしゾーンなどを考慮し、交通費を節約するなどして出費をおさえることが可能です。
また、イギリスにホームステイで留学を考えている方は、エージェントの利用をおすすめします。エージェントは留学に関する相談にのってくれるので、検討している方はぜひ利用してみましょう。
歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリスは、古い伝統も守りながらも、 常に流行の発信地としてファッション・アート・音楽・考え方や技術などを生み出し世界中に発信している国としても有名です。 英語教育にも長い歴史をもち、語学学校の質や教育レベルも世界的に高いです。 イギリス留学では、英語発祥の地として、上品なクイーンズイングリッシュを学ぶことができることが魅力。 多国籍国家でもあるため、国際色豊かで留学生でも住みやすい雰囲気があります。 ヨーロッパ各国へ小旅行を楽しむこともできる、ヨーロッパの魅力たっぷりの国です。