メニューボタン

イギリス留学するなら知っておきたい!イギリスのチップ事情を解説!

更新日2025.05.13

イギリス留学するなら知っておきたい!イギリスのチップ事情を解説!

post by

スマ留編集部

記事一覧を見る
"Make The World Your Stage ."をビジョンに、世界11カ国への英語留学を年間9,000人以上の留学生をサポート。これまでの留学サポートの実績で得られた情報をもとに、皆さんが安心して海外留学を楽しめる役立つコンテンツを配信中!

イギリスで観光や生活する際に、日本にはないチップ文化に戸惑うかたが多いのではないでしょうか。イギリスではチップ文化が一般的で、レストランのサービス料金や、ホテルで荷物を運んでもらうお礼としてチップを渡します。

この記事では、「そもそもチップって何?」という基本的なことから、どんな場面でチップが必要なのか、さらにチップとして渡す金額の相場について解説していきます。

イギリスに行く方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

イギリスのチップ文化とは|基本知識を押さえよう

イギリスにもチップの文化はある

日本人にはあまりなじみがない「チップ」ですが、 イギリスではチップ文化が一般的にあるようです。ここでは、「チップとは?」という基本的な知識についてご紹介します。

イギリスとアメリカのチップ文化の違い

アメリカでも、ヨーロッパの人々が移住したことでチップ文化が根付いています。しかし、 じつは、ヨーロッパはアメリカほどチップの重要度は高くないとも考えられています

たとえば、ロンドンのレストランでは食事料金に対してチップは10から15パーセント程度が相場ですが、アメリカのレストランでは20パーセント程度が相場とされているそうです。その理由は、アメリカはロンドンほど飲食店の従業員の賃金が低く、チップ収入を頼りにしている部分が多いためといわれています。

イギリスでチップを払わないとどうなるか

「もしチップを払わなかったらどう思われるんだろう…」と不安になる人も多いかもしれませんが、イギリスではチップを払わないことで社会的に非難されることはほとんどありません。

ただし、高級レストランや長期滞在するホテルなど、スタッフと繰り返し接する場面では、チップが丁寧な心づかいとして受け取られることも。例えば、ポーターやルームサービスへの£1〜2のチップはスマートな印象を与えることがあります。

チップに関するよくある誤解

日本人がイギリスのチップ文化について持ちやすい誤解を解消しておきましょう。

全ての場面でチップが必要?

カフェやファストフード、テイクアウトのお店では基本的にチップは不要です。レストランでもサービス料込みなら追加チップは不要。

チップって高額じゃないと失礼?

£1〜2の気持ち程度で十分です。気持ちを表すことが大切で、金額の大小よりもタイミングと態度が重視されます。

「サービス料が入っていても、断らずにチップを払うもの?」

サービス料が含まれていれば、追加でチップを払う義務はありません。納得できないサービスの場合は、その旨を伝えて支払いを調整することも可能です。

 

 

場所別チップ相場|実際にいくら払えばいい?

イギリスのチップの相場はどれくらい?場所別の相場
チップと一言でいっても、どれくらいの金額を支払えばいいか分からないかたが多いでしょう。ここでは、イギリスのチップ相場について、場所ごとに分けてご紹介していきます。

レストラン

イギリスのレストランでは、一般的に 食事料金の10から15パーセント程度のチップを支払うそうです。50ポンドの食事をした場合には、5ポンドから7ポンド程度のチップを支払うことになります。

高級レストランでのチップマナー

高級レストランでは、より丁寧なチップ対応が求められます。サービス料が含まれていない場合、15%前後が標準的であり、サービスに特に満足した場合は20%を渡すこともあります。レシートに「Service not included」と記載されているかを確認し、含まれていない場合に限りチップを追加しましょう。逆に、サービス料がすでに含まれていれば原則追加は不要ですが、気持ちとして£5〜10を別途渡す人もいます。

カジュアルレストランでのチップ相場

パブやカフェなど、カジュアルな飲食店ではチップは控えめで構いません。サービス料が含まれていない場合は10%程度が目安で、会計が少額であればお釣りを切り上げるだけでも十分です。たとえば£8.50の会計なら£9を渡す、といった形です。気持ちよく対応してもらえた場合に、£1ほどを追加で渡すのも喜ばれるでしょう。

グループでの食事時のチップ計算方法

5人以上のグループで外食する場合、多くのレストランでは12.5%のサービス料が自動的に加算されることがあります。レシートに「Gratuity」や「Service Charge」と記載されているかどうかを確認し、すでに含まれていれば追加チップは不要です。サービス料が含まれていない場合は、会計の合計金額に対して10〜15%のチップを計算し、それを人数で分担するのがスマートな対応です。

タクシー

タクシーを利用する際に、運転手が大きな荷物をトランクに積んでくれたら、チップを支払ったほうがいいでしょう。チップはタクシー料金の10から15パーセント程度の料金が相場だといわれています。

ロンドンのブラックキャブの場合

ロンドンでよく見かけるブラックキャブでは、チップ文化がやや定着しており、メーター料金の10%ほどを目安に渡すのが一般的です。とはいえ、短距離の乗車や金額が小さい場合には、1〜2ポンド程度を上乗せするだけでも十分とされています。最近ではキャッシュレス化が進み、カードで支払う際にはチップを加えるかどうか選べる画面が表示されることも多く、「£1追加」「10%追加」などのオプションから選ぶ形式になっています。どちらを選んでもマナー的に失礼になることはないため、状況に応じて判断しましょう。

Uberなどの配車アプリでのチップ

UberやBoltなどの配車アプリを利用する場合、チップの支払いは基本的にアプリ内で完結します。乗車が終了したあとに、アプリの画面上で「チップを追加する」という選択肢が表示され、5%、10%、カスタム金額などから選べる仕組みになっています。現金でのやりとりは不要ですが、もし特別に良いサービスを受けたと感じた場合は、直接現金を手渡しても問題ありません。また、アプリ上での評価システムとチップの有無は必ずしも連動していないものの、チップを渡すことで運転手の評価にもポジティブな印象を与えやすいとされています。

ホテル

イギリスのホテルに滞在する際、スタッフへのチップは必須ではないものの、サービスの質や滞在スタイルに応じて渡すのがスマートなマナーとされています。代表的なスタッフには、ベルボーイ、ハウスキーピング、そしてコンシェルジュが挙げられ、それぞれに適した相場や渡し方のコツがあります。

ベルボーイへのチップ

ベルボーイには荷物を部屋まで運んでもらった際に、1〜2ポンドを目安に渡すのが一般的です。スーツケースが複数ある場合や高級ホテルに宿泊している場合は、気持ち多めに渡すのが自然で、スマートに感謝の気持ちを示すことができます。チップを渡すタイミングとしては、部屋に到着して荷物を置いてもらった直後がベストで、「Thank you very much, here you go」などと一言添えると丁寧な印象になります。

ハウスキーピングへのチップ

ハウスキーピングへのチップは、特に長期滞在の場合に意識しておきたいポイントです。1日あたり1〜2ポンドが目安で、枕元やデスクの上など、スタッフにわかりやすい場所に置いておくのが基本です。より丁寧な印象を与えたい場合は、「Thank you!」などの短いメッセージをメモに添えると、心温まるやりとりになります。なお、毎日清掃が入る場合は日ごとに少額を渡すのが理想的です。

コンシェルジュへのチップ

コンシェルジュに関しては、レストランの予約やチケットの手配など、特別なリクエストに応えてもらった際にチップを渡すのが一般的です。相場としては5〜10ポンド程度が目安ですが、単なる周辺情報の案内などではチップは不要です。まとめて複数のお願いをした場合や、滞在中に何度もお世話になった際は、チェックアウトの際に一括で渡す方法もあります。タイミングとしては、お願いが完了した直後や、最後の挨拶の際に「Thank you for your help during my stay」などと伝えると、印象がより良くなります。

美容院・マッサージ店・スパでのチップ情報

美容院やスパなどのサービスを利用する際にも、チップの習慣があります。 美容院では通常10〜15%、マッサージやスパでは10〜20%が相場です。施術後に「サービスがよかったので」と伝えてチップを渡すのが一般的で、複数のスタッフが関わる場合は、受付でまとめて渡すとスマートです。

パブ・バーでのチップ情報

イギリスのパブでは、カウンターで注文して自分で運ぶスタイルが基本のため、通常チップは不要です。ただし、スタッフがテーブルまで運んでくれるサービス付きのバーやレストランバーでは、10%程度のチップが望ましいとされています。また、伝統的な方法として、バーテンダーに「次の1杯はあなたに(One for yourself)」と声をかけて1杯分のチップを渡す文化もあります。

ナローボート乗船時のチップ情報

イギリスならではの観光体験であるナローボートに参加する場合、ツアー料金の10%ほどがチップの目安となります。ガイド付きのプライベートツアーでサービスの質が高かった場合は、£10〜20程度をチーム全体にまとめて渡すこともあります。チップはツアー終了時にキャプテンやクルーに手渡すのが一般的です。

 

チップの支払い方法|現金とカード両方のケースを解説

カードでも支払い可能!?チップの払い方について
チップを支払う際にコインやお札を渡すイメージがあるかもしれませんが、じつはクレジットカードでもチップ支払いができることをご存じですか。
ここでは、イギリスでのチップの渡しかたについて解説します。

現金でのチップの渡しかた

テーブルに座ったまま会計を済ませるテーブルチェックのレストランでは、食事料金の支払いが完了してから、テーブルにチップを置いて席を立ちます。いっぽう、ホテルで部屋まで荷物を運んでもらった際には、お礼の言葉と一緒にチップを手渡すのが一般的です。

タクシーのチップを現金で渡す場合には、チップを含めた乗車料金の金額を運転手に渡し、「お釣り不要」と伝えて、お釣り分の金額を受け取ってもらう方法もあります。また、乗車料金の支払いを終えて降車の際にチップを手渡ししても問題ないそうです。

カードでのチップの渡しかた

ここでは、レストランで食事をした際に、カードでチップを渡す方法をご説明します。食事を終え店員にテーブルチェックをお願いし、明細をもらいます。記載された食事料金にチップを加えた全体の金額を店員に伝えることで、その金額がクレジットカードで支払われるのです。

お店によっては、明細にチップ料金を客が書き加える欄があるそうです。その際には、ペンで支払いたいチップ料金を書きます。

どちらのパターンでも、クレジットカード支払い完了後のレシートを見て、過不足なく正しい金額が支払われたか確認するといいでしょう。

チップ支払いに役立つ英語フレーズ

イギリスでチップを渡す際、ほんの一言添えるだけで印象が大きく変わります。ここでは、チップ支払い時に使える実用的な英語フレーズと、それぞれの場面に適した使い方・発音のコツをご紹介します。

まず、現金で支払う場合によく使われるのが「Please keep the change.(お釣りは取っておいてください)」という表現です。レストランやタクシーなどで端数をチップとして残したい時にぴったりのフレーズで、「プリーズ キープ ザ チェインジ」と、”change” の “ge” を柔らかく発音するのが自然に聞こえるポイントです。

カード払い時にチップを加えたい場合は、「I’d like to add 10% tip.(10%のチップを追加したいです)」と言えばスムーズです。丁寧に伝えたいときは「Could you please add 10% as a tip?」と尋ねても良いでしょう。また、そもそもサービス料が含まれているか確認したい場合には、「Is service included?(サービス料は含まれていますか?)」というフレーズが便利です。特にイギリスではサービスチャージが会計に含まれていることがあるため、確認してからチップを渡すか決めるのが賢明です。

ホテルや観光など、スタッフへの感謝を一言で伝えたいときには「Thank you so much for your help.(いろいろとありがとうございました)」や「I really appreciate it.(本当に感謝しています)」といった表現がよく使われます。特に「Thank you, I really appreciate your service.」という一文は丁寧で好印象を与えやすく、どんなシーンにもマッチします。

こうした短いフレーズを覚えておくことで、英語に不慣れな方でも自信を持ってチップを渡すことができ、相手との良好なコミュニケーションにもつながります。

 

イギリスでチップが必要ないケース

イギリスにはチップ文化が根付いていますが、ときにはチップが必要でないケースもあります。ここでは、チップが不要と考えられている場面をいくつかご紹介します。

もともとサービス料が含まれている場合

レストランによっては、メニューに記載されている料金に、あらかじめサービス料(チップ)を含まれていることもあります。サービス料は英語で「service charge」といいます。

お店の看板やメニュー、伝票に「Service charge is included」という内容の文言があったら、チップは不要となります。逆に、 「Service charge is not included」という内容が記載されていたら、サービス料としてのチップが必要となります。どちらのケースか分かりにくかったら、店員に聞いてみるのもいいでしょう。

スーパーやコンビニのレジ、セルフ形式のカフェ

レジで会計を済ませるだけの買い物の際には、チップは不要です。また、飲食店でもレジやカウンターで注文した飲み物や軽食を受け取るセルフ形式のカフェなどは、チップは不要だそうです。

公共交通機関(バス・地下鉄)

イギリスの公共交通機関、たとえばバスや地下鉄、列車などを利用する際には、 基本的にチップを渡す必要はありません。バスの運転手や駅員、切符販売スタッフといった職種に対しては、サービスの一環として業務をこなしているため、チップ文化の対象外とされています。そのため、わざわざチップを渡そうとする必要はなく、むしろ不自然に受け取られることもあるでしょう。

ただし、まれに例外的なケースとして、大きな荷物を運ぶのを手伝ってくれたり、特別な対応をしてくれた駅員に対して、感謝の気持ちを込めて小額のチップやお礼を渡すことはあります。こういった場合でも、必須ではなくあくまで気持ちとしての対応になります。多くの場合は、「Thank you for your help.」と一言添えるだけでも十分感謝の意は伝わります。

サービスが不十分だった場合の対応

イギリスでは、サービスの質に不満を感じた場合でも、あえてチップを支払わない、もしくは通常より少なめにするという対応が一般的です。無理に満額のチップを払う必要はなく、特にレストランやホテルなどでサービスが明らかに行き届いていないと感じた場合は、その気持ちをチップの額で表しても問題ありません。

ただし、イギリスではストレートにクレームを伝えるよりも、丁寧かつ控えめに対応するのがマナーとされています。たとえば、サービスに不満がある場合でも、声を荒げるのではなく「I noticed the service was a bit slow today.(今日は少しサービスが遅かったように感じました)」など、やんわりと伝えるのが一般的です。また、より正式なフィードバックを伝えたいときは、店舗やホテルのアンケートフォームや公式メールを使うのも効果的です。

適切な伝え方を選ぶことで、相手を不快にさせることなく自分の意見を伝えることができ、結果的にサービスの改善にもつながります。気になる点があれば遠慮せず、しかし丁寧に対応する姿勢が、イギリス流のスマートなクレーム対応といえるでしょう。

まとめ

普段チップを渡す習慣がない日本人ですが、イギリスではチップ文化が一般的となっています。レストランで配ぜんサービスを受けるときや、ホテルで荷物を部屋まで運んでもらったときなどで、チップが必要となります。

イギリスでのチップの相場は、 レストランでは食事料金の10から15パーセントが目安となります。チップは現金で渡すことが多いでしょうが、クレジットカードでチップを支払うこともできるレストランもあるそうです。

しかし、イギリスでもときにはチップが不要なケースもあります。それは買い物でのレジ会計や、セルフ形式での飲食店です。また、チップが必要と思われるレストランのなかには、あらかじめ料理の値段にチップ料金が含まれていることもあります。

 

イギリス留学ついて

歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリスは、古い伝統も守りながらも、 常に流行の発信地としてファッション・アート・音楽・考え方や技術などを生み出し世界中に発信している国としても有名です。 英語教育にも長い歴史をもち、語学学校の質や教育レベルも世界的に高いです。 イギリス留学では、英語発祥の地として、上品なクイーンズイングリッシュを学ぶことができることが魅力。 多国籍国家でもあるため、国際色豊かで留学生でも住みやすい雰囲気があります。 ヨーロッパ各国へ小旅行を楽しむこともできる、ヨーロッパの魅力たっぷりの国です。

イギリス留学についてもっと知る

無料オンライン相談も実施中!

スマ留TOPへ

無料オンライン相談も実施中!